1H- imidazo [4,5-c] quinolinone compounds专利检索-·····与杂环邻位或迫位稠合的专利检索查询-专利查询网 (2024)

说明书全文

発明の背景
本発明は、イミダゾキノリノン類、その塩およびプロドラッグ、それらの製造方法、タンパク質または脂質キナーゼ依存性疾患および特にホスファチジルイノシトール−3−キナーゼ(PI3K)依存性疾患の処置におけるその使用、医薬製剤の製造における、当該化合物単独での、または、少なくとも1個のさらなる治療剤と組み合わせたおよび場合により薬学的に許容される担体と組み合わせた使用、タンパク質または脂質キナーゼ依存性疾患および特にPI3K依存性疾患の処置のための該医薬製剤、および温血動物、特にヒトに該イミダゾキノリノン類投与することを含む、該疾患の処置方法に関する。 本発明はまた、本発明のイミダゾキノリノンを、単独でまたは少なくとも1個のさらなる治療剤と組み合わせて、および場合により薬学的に許容される担体と組み合わせて含む、医薬製剤にも関する。

発明の要約
ホスファチジルイノシトール−3−キナーゼ類スーパーファミリーは、4種のPI3K関連脂質またはタンパク質キナーゼを含む。 クラスI、IIおよびIIIは基質特異性により区別される脂質キナーゼであり、クラスIV PI3K(別称PIKK)はタンパク質キナーゼである。 クラスIホスファチジルイノシトール−3−キナーゼ類は、ホスフェートをイノシトール脂質類のD−3'位置へ移動させ、ホスホイノシトール−3−ホスフェート(PIP)、ホスホイノシトール−3,4−ジホスフェート(PIP )およびホスホイノシトール−3,4,5−トリホスフェート(PIP )を生じさせ、続いて、これがしばしば原形質膜で、プレクストリン−相同性、FYVE、Phoxおよび他のリン脂質結合ドメインを含むタンパク質を、種々のシグナリング複合体をドッキングさせることによりシグナリングカスケードとして働く脂質キナーゼファミリーを含む((Vanhaesebroeck et al., Annu. Rev. Biochem 70:535 (2001); Katso et al., Annu. Rev. Cell Dev. Biol. 17:615 (2001))。2個のクラスI PI3Kの中で、クラスIA PI3Kは、p85α、p55α、p50α、p85βまたはp55γであり得る制御サブユニットと構成的に結合している触媒的p110サブユニット(α、β、δアイソフォーム)から成るヘテロダイマーである。クラスIBサブクラスのファミリーメンバーは一つであり、2個の制御サブユニット、p101またはp84の1個と結合している触媒的p110γサブユニットから成るヘテロダイマーである(Fruman et al., Annu Rev. Biochem. 67:481 (1998); Suire et al., Curr. Biol. 15:566 (2005))。p85/55/50サブユニットのモジュラードメインは、受容体および細胞質チロシンキナーゼを活性化させる特定の連続的事象で、ホスホチロシン残基と結合し、クラスIA PI3Kの活性化および局在化をもたらすSrc相同性(SH2)ドメインを含む。クラスIB PI3Kは、ペプチドおよび非ペプチドリガンドの種々のレパートリーと結合するGタンパク質共役受容体により直接活性化される(Stephens et al., Cell 89:105 (1997)); Katso et al., Annu. Rev. Cell Dev. Biol. 17:615-675 (2001))。 結果として、クラスI PI3Kの得られたリン脂質生成物は、上流受容体と、増殖、生存、走化性、細胞輸送、運動性、代謝、炎症性およびアレルギー性応答、転写および翻訳を含む下流細胞活動を結びつける(Cantley et al., Cell 64:281 (1991); EscobedoおよびWilliams, Nature 335:85 (1988); Fantl et al., Cell 69:413 (1992))。

多くの場合、PIP2およびPIP3は、ウイルス癌遺伝子v−Aktのヒトホモログの産物であるAktを原形質膜に集め、そこで、それは増殖および生存に重要な多くの細胞内シグナリング経路の節点として働く(Fantl et al., Cell 69:413-423(1992); Bader et al., Nature Rev. Cancer 5:921 (2005); Vivanco and Sawyer, Nature Rev. Cancer 2:489 (2002))。 しばしばAkt活性化を介する生存を増加させるPI3Kの異常制御は、ヒト癌における最も一般的な事象の一つであり、複数のレベルで起こることが示されている。 イノシトール環の3'位でホスホイノシチド類を脱ホスホリル化し、それによりPI3K活性に拮抗する腫瘍抑制遺伝子PTENは、種々の腫瘍で機能的に消失する。 他の腫瘍では、p110αアイソフォーム、PIK3CA、およびAktのための遺伝子が増幅され、その遺伝子産物のタンパク質発現増加が数種のヒト癌で証明されている。 さらに、p85−p110複合体の情報制御に働くp85αの変異および転座がヒト癌で記載されている。 また、下流シグナリング経路を活性化するPIK3CAにおける体性ミスセンス(somatic missense)変異が、広範なヒト癌においてかなりの頻度で記載されている(Kang at al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA 102:802 (2005); Samuels et al., Science 304:554 (2004); Samuels et al., Cancer Cell 7:561-573 (2005))。 これらの観察は、ホスホイノシトール−3キナーゼおよびこのシグナリング経路の上流および下流要素の脱制御が、ヒト癌および増殖性疾患に関連する最も一般的な脱制御の一つであることを示す(Parsons et al., Nature 436:792 (2005); Hennessey at el., Nature Rev. Drug Disc. 4:988-1004 (2005))。

The mammalian target of rapamycin(mTOR)は、クラスIV PI3Kのメンバーである。 mTORは、栄養素シグナルならびに細胞増殖、増殖、生存、オートファジー、種々のタイプの分化および代謝を含む広範囲の細胞機能を制御する他の種々の刺激を伝達するシグナリングネットワークを集合させる。 哺乳動物細胞において、mTORタンパク質は、mTORC1およびmTORC2と呼ばれる二つの異なる物体で複合体化することが判っている。 mTORC1複合体、すなわち、猛禽類と関連するmTORは多くの研究の対象となっている。 栄養素および増殖因子インプットを統合し、それにより、主として4EBP1またはRPS6のようなタンパク質合成レギュレーターを介して、細胞増殖制御を担うのは、mTORC1である。 mTORC1制御は活性化のためにPI3KおよびAkt活性化を必要とし、これは、mTORC1がPI3K経路のエフェクターであることを意味する。 mTORは、mTOR複合体2(mTORC2)として会合したとき、S473(Akt1番号付け)のリン酸化によるAktの活性化を担うことが示されている(Sarbassov et al., Science 307:7098 (2005))。 mTORC2は、それ故に、Aktの上流アクティベーターであると見なされる。 興味深いことに、mTORは、それ故に、Aktの上流および下流の両方で重要であると見なされ得る。 mTOR触媒阻害は、それ故に、上流および下流エフェクターの両方に対処することにより、PI3K−Akt経路の極めて強な遮断を扱う独特な方法を表すはずである。 mTORキナーゼ活性の制御不全との分子関連が確立されたまたは関連する可能性のある症候群は、例えば、“K. Inoki et al. ; Disregulation of the TSC-mTOR pathway in human disease, Nature Genetics, vol 37, 19-24”; “DM Sabatini; mTOR and cancer: insights into a complex relationship, Nature Reviews, vol. 6, 729-734”; and in “BT Hennessy et al. ; Exploiting the PI3K/Akt pathway for cancer drug discovery, Nature Reviews, vol. 4, 988-1004”に記載されており、次の通りである:
・ 臓器または組織移植拒絶反応(例えば心臓、、複合心肺、肝臓、腎臓、膵臓、皮膚または膜移植のレシピエントの、例えば処置のため;骨髄移植のような移植片対宿主病);
再狭窄・ 結節性硬化症・ リンパ血管筋腫症・ 網膜色素変性症(Retinitis pigmentosis)
・ 脳脊髄炎、インスリン依存性真性糖尿病、狼瘡、皮膚筋炎、関節炎およびリウマチ性疾患を含む自己免疫性疾患・ ステロイド耐性急性リンパ芽球性白血病・ 強皮症、肺線維症、腎臓線維症、嚢胞性線維症を含む線維性疾患・ 肺高血圧・ 免疫調節・ 多発性硬化症・ VHL症候群・ カーニー複合体・ 家族性腺腫性ポリポーシス・ 若年性ポリポーシス症候群・ バート・ホッグ・デューケ(Birt-Hogg-Duke)症候群・ 家族性肥大型心筋症・ ウォルフ・パーキンソン・ホワイト症候群・ パーキンソン、ハンチントン、アルツハイマーおよびタウ変異が原因の認知症、脊髄小脳失調症3型、SOD1変異が原因の運動神経疾患、ニューロンセロイド脂褐素症/バッテン病(小児科神経変性)のような神経変性障害・ 滲出型および乾燥型黄斑変性症・ ダノン病のような筋肉疲労(アトロフィー、カヘキシー)およびミオパシー・ M. tuberculosis、A群連鎖球菌、HSVタイプI、HIV感染症を含む細菌およびウイルス感染症・ 神経線維腫症1型を含む神経線維腫症・ ポイツ・ジェガース症候群またはさらにその何れかの組合せ。

mTORC1に対する阻害活性を有する化合物は、免疫調節におよび進行腎臓細胞癌腫または結節性硬化症(Tubero-Sclerosis)(TSC)生殖細胞系変異関連障害のような増殖性疾患の処置に効果を示す。

mTOR Ser/Thrキナーゼ活性またはクラスI PI3キナーゼ活性の触媒的阻害および特にクラスI PI3−キナーゼおよびmTORキナーゼのデュアル阻害は、PI3K/Akt/mTOR経路依存性疾患の処置に有用であり得る。
デュアルPI3キナーゼ/mTOR阻害剤の悪性神経膠腫に対する効果は、最近記載されている(Cancer Cell 9, 341 - 349)。

上記の点から、クラスIおよび/またはIV PI3Kの阻害剤は増殖性疾患および他の障害に価値があると考えられる。
WO2003/097641、WO2005/054237、WO2005/054238およびWO2006/122806は、タンパク質キナーゼ依存性疾患処置に使用するためのイミダゾキノリン類を記載する。
WO2008/103636は、デュアル脂質キナーゼおよびmTor阻害剤としてイミダゾキノリン類を記載する。

本発明により、以下に示す式(I)のイミダゾキノリノン誘導体は、有益な薬理学的特性を有し、例えば、PI4K(ホスファチジルイノシトール4−キナーゼ)および/またはPI3キナーゼ類(ホスファチジルイノシトール3−キナーゼ類)のような脂質またはタンパク質キナーゼ類を阻害し、例えば、PI3Kアルファ、PI3Kベータ、PI3Kデルタ、PI3KガンマおよびmTORを含むPI3Kスーパーファミリー、または、その個々のキナーゼメンバーの1個以上を阻害することが判明した。 クラスIV PI3Kは、PI3−キナーゼ関連タンパク質キナーゼ(PIKK)とも呼ばれ、DNA−PK、ATM、ATR、hSMG−1およびmTORを含む。 特に、好ましくは以下に示す式(I)のイミダゾキノリノン類は、生化学および/または細胞アッセイにおいて、PIKKファミリーの範囲外の受容体チロシンキナーゼ類および/またはSer/Thrキナーゼ類のような、他のタンパク質キナーゼ類に対して、クラスI−IV PI3Kの1個以上に高い程度の選択性を示す。 加えて、式(I)のイミダゾキノリノン類は、好ましくは生理学的pHで有利な溶解性および/または膜透過性を示す。 それ故に、式(I)の化合物は、例えば、PI3キナーゼに依存する疾患、特に増殖性疾患、例えば腫瘍疾患、白血病、および骨髄増殖性障害、例えば真性多血症、本態性血小板血症、および骨髄化生を伴う骨髄線維症、および基底細胞癌腫、扁平上皮細胞癌腫および光線性角化症を含む増殖性皮膚疾患の処置に使用するのに特に適する。

発明の記載
第一の面において、本発明は、式(I)

〔式中、


XはOまたはSであり;


YはCHまたはNであり;


は置換または非置換ピリジルであり;


素または低級アルキルであり;


は置換または非置換アリールまたはヘテロシクリルであり;


、R

およびR

は水素である。 〕


の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、水和物またはプロドラッグを提供する。

本発明はまた、タンパク質および/または脂質キナーゼ依存性疾患および特にPI3Kスーパーファミリー(特にクラスI PI3Kおよび/またはmTOR)依存性疾患の処置における式(I)の化合物の使用;タンパク質および/または脂質キナーゼ依存性疾患および特にPI3Kスーパーファミリー(特にクラスI PI3Kおよび/またはmTOR)依存性疾患の処置用医薬製剤の製造のための式(I)の化合物の使用;温血動物、特にヒトに式(I)のイミダゾキノリノン化合物を投与することを含む、タンパク質および/または脂質キナーゼ依存性疾患および特にPI3Kスーパーファミリー(特にクラスI PI3Kおよび/またはmTOR)依存性疾患の処置方法;特にタンパク質および/または脂質キナーゼ依存性疾患および特にPI3Kスーパーファミリー(特にクラスI PI3Kおよび/またはmTOR)依存性疾患の処置のための、式(I)のイミダゾキノリノン化合物を含む医薬製剤;新規式(I)のイミダゾキノリノン化合物の製造方法;タンパク質および/または脂質キナーゼ依存性疾患および特にPI3Kスーパーファミリー(特にクラスI PI3Kおよび/またはmTOR)依存性疾患の処置用医薬製剤の製造方法、およびその製造のための新規中間体にも関する。 好ましくは、PI3Kスーパーファミリー依存性疾患は、クラスI PI3Kおよび/またはmTOR依存性疾患である。

本発明は、以下の用語集および末尾の実施例を含む、下の記載を参照して、より完全に認識され得る。 ここで使用する用語“含む”、“含み”および“含んでなる”は、開放的な、非限定的意味でここで使用する。

ここに記載する何らかの式は、該構造式に記載された構造を有する化合物ならびにある種の変異体または変形を表すことを意図する。 特に、ここに記載する何らかの式の化合物は、不斉中心を有する可能性があり、それ故に、種々の立体異性形態、例えば異なる鏡像体形態で存在し得る。 少なくとも1個の不斉炭素原子が式(I)の化合物に存在するとき、かかる化合物は、光学活性形態または光学異性体混合物の形態、例えばラセミ混合物の形態で存在し得る。 それ故に、不斉炭素原子は(R)−、(S)−または(R,S)−立体配置、好ましくは(R)−または(S)−立体配置で存在し得る。 全ての光学異性体およびラセミ混合物を含むそれらの混合物が本発明の一部である。 それ故に、ここに記載する何らかの式は、ラセミ体、1個以上の鏡像体形態、1個以上のジアステレオマー形態、1個以上のアトロプ異性体形態、およびそれらの混合物を表すことを意図する。 さらに、ある種の構造は、幾何異性体(例えばcisおよびtrans異性体)、互変異性体、またはアトロプ異性体として存在し得る。 例えば、二重結合または環の置換基はcis−(=Z−)またはtrans(=E−)形態で存在し得る。 本発明の化合物は、それ故に、異性体混合物または好ましくは純粋異性体、好ましくは鏡像体純粋ジアステレオマーまたは純粋鏡像体として存在する。

ここに記載する何らかの式は、かかる化合物の水和物、溶媒和物、および多形、およびそれらの混合物を表すことを意図する。

ここに記載する何らかの式はまた化合物の非標識形態ならびに同位体標識形態も意図する。 同位体標識化合物は、1個以上の原子が選択した原子質量または質量数を有する原子で置き換えられている以外、ここに記載した式で示される構造を有する。 本発明の化合物に取り込み得る同位体の例は、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素、および塩素の同位体、例えばそれぞれ H、 H、 11 C、 13 C、 14 C、 15 N、 31 P、 32 P、 18 F、 35 S、 36 Cl、 125 Iである。 種々の同位体標識された本発明の化合物、例えば放射性同位体、例えば H、 13 C、および14 Cが取り込まれたものである。 かかる同位体標識化合物は、代謝試験(好ましくは14 Cを用いる)、反応動態試験(例えば Hまたは Hを用いる)、薬剤または基質分布アッセイを含む検出または造影技術、例えば陽電子放出断層撮影(PET)または単光子放出コンピュータ断層撮影(SPECT)、または患者の放射線療法に有用である。 特に、 18 Fまたは標識化合物は、PETまたはSPECTに特に好ましいことがある。 さらに、重い同位体、例えば重水素(すなわち、 H)での置換は、大きな代謝安定性に起因するある種の治療利益、例えばインビボ半減期の延長または必要投与量の減少を提供し得る。 本発明の同位体標識化合物およびそのプロドラッグは、一般に、非同位体標識反応材の代わりに容易に入手できる同位体標識反応材を使用して、以下に記載するスキームまたは実施例および製造法に開示した方法を行うことにより、製造できる。

ここに記載する何らかの式について記載するとき、特定の可変基についての可能な基の一連からの特定の部分の選択は、どこかに記載する当該可変基についての部分を基底することを意図しない。 言い換えると、1回以上可変基が出てくるとき、具体的一覧からの基の選択は、当該式におけるどこかの同じ可変基についての基の選択と無関係である(その点で、上または下に好ましいとして特徴付けられる1個以上から最大全ての態様を、より特定された定義に置き換え、それぞれ、本発明のより好ましい態様を導き得る)。

複数表現(例えば化合物群、塩類、医薬製剤、疾患など)が使用されているとき、これは、単数(例えば一つの化合物、一つの塩、一つの医薬製剤、一つの疾患など)を含む。 “化合物”は、(例えば医薬製剤)における、1個以上の式(I)の化合物(またはその塩)の存在を除外しない。

塩は、好ましくは塩形成基を担持するとき、式(I)の化合物の薬学的に許容される塩である。
式(I)の化合物の塩は、好ましくは薬学的に許容される塩である;塩形成に必要な酸/塩基は当分野で一般的に知られている。

式(I)の化合物における塩形成基は、塩基性または酸性特性を有する基またはラジカルである。 少なくとも1個の塩基性基または少なくとも1個の塩基性ラジカル、例えば、アミノ;ペプチド結合を形成しない第二級アミノ基またはピリジル基を有する化合物は、、例えば、無機酸、例えば塩酸、硫酸またはリン酸;または適当な有機カルボン酸またはスルホン酸、例えば、脂肪族モノ−またはジ−カルボン酸、例えばトリフルオロ酢酸、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、ヒドロキシマレイン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸またはシュウ酸;またはアミノ酸、例えばアルギニンまたはリシン;芳香族性カルボン酸、例えば安息香酸;2−フェノキシ−安息香酸;2−アセトキシ−安息香酸;サリチル酸;4−アミノサリチル酸;芳香族性−脂肪族カルボン酸、例えばマンデル酸または桂皮酸;ヘテロ芳香族性カルボン酸、例えばニコチン酸またはイソニコチン酸;脂肪族スルホン酸、例えばメタン−、エタン−または2−ヒドロキシエタンスルホン酸;または芳香族性スルホン酸、例えば、ベンゼン−、p−トルエン−またはナフタレン−2−スルホン酸と酸付加塩を形成し得る。 数個の塩基性基が存在するとき、一または多酸付加塩が形成され得る。

酸性基、カルボキシ基またはフェノール性ヒドロキシ基を有する式(I)の化合物は、金属またはアンモニウム塩、例えばアルカリ金属またはアルカリ土類金属塩、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩またはカルシウム塩;またはアンモニアまたは適当な有機アミン類、例えば第3級モノアミン類、例えば、トリエチルアミンまたはトリ(2−ヒドロキシエチル)−アミン、またはヘテロ環式塩基、例えば、N−エチル−ピペリジンまたはN,N'−ジメチルピペラジンとアンモニウム塩を形成し得る。 塩の混合物が可能である。
酸性基および塩基性基の両方を有する式(I)の化合物は分子内塩を形成できる。

単離または精製目的で、あるいは中間体としてさらに使用される化合物の場合、薬学的に許容されない塩、例えば、ピクリン酸塩の使用も可能である。 しかしながら、薬学的に許容される、非毒性塩のみが治療目的に使用でき、それ故に、そのような塩が好ましい。

遊離形と、中間体として、例えば、新規化合物の精製またはその同定のために使用できる塩を含む塩の形の新規化合物の密接な関係から、遊離化合物に関する上のおよび下の全ての記載は、適切であり、好都合である限り、対応する塩も含むと解釈すべきである。

本発明の化合物はまた溶媒和物および水和物を形成でき、そして、そのようなものとして、式(I)の化合物についての全ての記載は、それ故に、適切であり、好都合である限り、式(I)の化合物の対応する溶媒和物および/または水和物にも関連すると解釈すべきである。

発明はまた、インビボで式(I)の化合物自体に変換される式(I)の化合物のプロドラッグにも関する。 それ故に、適切であり、好都合である限り、式(I)の化合物に関する全ての記載は、式(I)の化合物の対応するプロドラッグにも該当すると解釈すべきである。

上および下に使用する一般的用語は、好ましくは、特にことわらない限り、本明細書の文脈で以下の意味を有する:
接頭辞“低級”は、1個の炭素原子から最大7個(7個を含む)の炭素原子、特に1個の炭素原子から最大4個(4個を含む)の炭素原子を含む基を意味し、当該基は直鎖であるか、または1個所または複数個所分枝した分枝鎖である。
ハロまたはハロゲンは、好ましくはフルオロ、クロロ、ブロモまたはヨード、最も好ましくはフルオロ、クロロまたはブロモである。

アルキルは、好ましくは1〜12個の炭素原子(C 1−12アルキル)を有し、直鎖であるか1個所以上分枝している;特にアルキルは、低級アルキル、特にC −C アルキルである。 例えば、アルキルはメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル、n−ウンデシル、n−ドデシルを含み、特に優先されるのはメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチルおよびイソブチルである。 低級アルキルは、例えば、C −C アルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシルまたはn−ヘプチルを表し、低級アルキルは、特にC −C アルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチルにより表され、特に好ましいのはメチル、エチルまたはプロピルである。

アルキル、特に低級アルキルは、非置換であるか、または好ましくは、下の“置換”の下に記載するものから独立して選択される1個以上の置換基で置換されている。 例示的置換基は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、ハロゲン、アミノおよびニトロを含むが、これらに限定されない。 置換アルキルの例は、ハロ−アルキル、例えばハロメチル、例えばフルオロメチル、例えばトリフルオロメチルである。 置換アルキルの他の例は、ヒドロキシメチルまたはヒドロキシエチルである。 置換アルキルのさらなる例は、アルコキシアルキル、例えばメトキシエチルまたはメトキシプロピルである。 アルコキシアルキルは、例えばベンジルオキシエチルまたはベンジルオキシプロピルとなるようにさらに置換されていてよい。

アルキルは、“シクロアルキル”として定義されている通り環状であってよい。 シクロアルキルはまたアルキルの置換基であり得る。 シクロアルキル−低級アルキルは、好ましくは、下に定義する非置換または置換シクロアルキルで(好ましくは末端を)置換された低級アルキルである。 アルキルの置換基としてのシクロアルキルの例は、アルカンジイル−シクロアルキル、例えばアルカンジイル−シクロ低級アルキル、例えばアルカンジイル−シクロプロピル、例えば−CH −シクロプロピルである。

アリール−低級アルキルは、好ましくは、下に定義する非置換または置換アリールで(好ましくは末端または1位を)置換された低級アルキルである。 アリール−低級アルキルは、特にフェニル−低級アルキル、例えばベンジル(すなわちフェニルメチル)またはフェニルエチル、特に1−フェニルエチルである。

ヘテロシクリル−低級アルキルは、好ましくは、下に定義する非置換または置換ヘテロシクリルで(好ましくは末端を)置換された低級アルキルである。

“アルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシアルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシ−カルボニルアルキル、アルキルスルホニル、アルキルスルホンアミド、アルキルスルフィニル、アルキルアミノ、ハロゲンアルキル”のような他の基の各アルキル部分は、接頭辞'低級'を含み、上に記載した“アルキル”の定義と同じ意味を有し、その置換を含む。

例えば、アリール−低級アルコキシは、好ましくは、下に定義する非置換または置換アリールで(好ましくはアルキル部分の末端を)置換された低級アルコキシである。 アリール−低級アルコキシは、特にフェニル−低級アルコキシ、例えばフェニルメトキシ(すなわちベンズオキシ)またはフェニルエトキシである。

アルコキシアルコキシは、例えば、メトキシエトキシ、またはメトキシプロポキシであり、そして、例えばアリール、例えばフェニルメトキシエトキシ(別称ベンジルオキシ−エトキシ)またはフェニルメトキシプロポキシ(別称ベンジルオキシ−プロポキシ)となるような、例えばフェニルでのさらなる置換を含み得る。

アルカンジイルは、直鎖または分枝鎖二価アルキル基である。 好ましくは、直鎖または分枝鎖C 1−12アルカンジイル、特に好ましくは直鎖または分枝鎖C 1−6アルカンジイル;例えば、メタンジイル(−CH −)、1,2−エタンジイル(−CH −CH −)、1,1−エタンジイル((−CH(CH )−)、1,1−、1,2−、1,3−プロパンジイルおよび1,1−、1,2−、1,3−、1,4−ブタンジイルを含み、特に優先されるのはメタンジイル、1,1−エタンジイル、1,2−エタンジイル、1,3−プロパンジイル、1,4−ブタンジイルを示す。

アルケニルは、好ましくは1個以上の二重結合を有する部分であり、好ましくは2−12個の炭素原子を有する;それは直鎖であるか1個所以上分枝している(炭素原子数の点から可能である限り)。 好ましいのはC −C アルケニル、特にC −C アルケニル、例えばアリルまたはクロチルである。 例えば、−CH=CH−、−CH=C(CH )−、−CH=CH−CH −、−C(CH )=CH−CH −、−CH=C(CH )−CH −、−CH=CH−C(CH )H−、−CH=CH−CH=CH−、−C(CH )=CH−CH=CH−、−CH=C(CH )−CH=CH−。 アルケニルは置換されていなくても、下の“置換”の下に記載した1個以上、より具体的に3個までの置換基で置換されていてよい。 置換基、例えばアミノまたはヒドロキシ(自由に解離できる水素を伴う)は、好ましくは二重結合に関与する炭素原子に結合すべきではなく、そしてまた十分に安定ではない他の置換基を好ましくは除外する。 非置換アルケニル、特に、C −C アルケニルが好ましい。

アルキニルは、好ましくは1個以上の三重結合を有する部分であり、好ましくは2−12個の炭素原子を有する;それは直鎖であるか1個所以上分枝している(炭素原子数の点から可能である限り)。 好ましいのはC −C アルキニル、特にC −C アルキニル、例えばエチニルまたはプロピン−2−イルである。 アルキニルは置換されていなくても、下の“置換”の下に記載した1個以上、より具体的に3個までの置換基で置換されていてよい。 置換基、例えばアミノまたはヒドロキシ(自由に解離できる水素を伴う)は、好ましくは三重結合に関与する炭素原子に結合すべきではなく、そしてまた十分に安定ではない他の置換基を好ましくは除外する。 非置換アルキニル、特に、C −C アルキニルが好ましい。

シクロアルキルは、炭素環あたり3〜12個の環原子を有する飽和の、単環式、縮合多環式、またはスピロ多環式の、炭素環である。 シクロアルキルは、好ましくはC −C 10シクロアルキルであり、シクロ低級アルキル、特にシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルまたはシクロヘプチルを含む;シクロアルキルは、非置換であるか、または下に“置換”の下に定義する置換基からなる群から独立して選択される1個以上の置換基、特に1−3個の置換基で置換されている。

シクロアルケニルは、好ましくはC −C 10シクロアルケニル、特にシクロペンテニル、シクロヘキセニルまたはシクロヘプテニル;シクロアルケニルは、非置換であるか、または下に“置換”の下に定義する置換基からなる群から独立して選択される1個以上の置換基、特に1−3個の置換基で置換されている。

アリールは、好ましくは、16個を超えない炭素原子、特に10個を超えない炭素原子、例えば6〜16個、好ましくは6〜10個の環炭素原子の環系を有する不飽和炭素環式芳香環系であり、好ましくは単環または二環であり、そして非置換であるか、または好ましくは下に“置換”の下に定義する通りに置換されている。 例えば、アリールは、フェニルまたはナフチル、好ましくはフェニルから選択され、好ましくはいずれの場合も非置換であるか、または、“置換”の下に記載する置換基で、特にハロ、特にフルオロ、クロロ、ブロモまたはヨード、特にフルオロ;ハロ−低級アルキル、特にフルオロアルキル、特にトリフルオロメチル;ヒドロキシル;アミノ、モノまたはジ置換アミノ、特にアルキル置換アミノ、ヒドロキシアルキル置換アミノまたはアルコキシアルキル置換アミノ、例えばジメチルアミノ、2−ヒドロキシエチルアミノまたは2−メトキシエチルアミノ;環状アミノ、例えばアジリジニル、アゼチジニルまたはピロリジニル;アミノ−低級アルキル、例えば、アミノメチル、2−アミノエチルまたは3−アミノプロピル;アルキルアミノ−低級アルキル、例えばメチルアミノメチル、エチルアミノメチル、メチルアミノエチルまたはエチルアミノエチル;ジアルキルアミノ−低級アルキル、例えばジメチルアミノメチル、ジメチルアミノエチル、メチルエチルアミノメチル、メチルエチルアミノエチル、ジエチルアミノメチルまたはジエチルアミノエチル;シクロアルキルアミノアルキル、例えばシクロプロピルアミノメチル、シクロプロピルアミノエチル、シクロブチルアミノメチル、シクロブチルアミノエチル、シクロペンチルアミノメチルまたはシクロペンチルアミノエチル;ジシクロアルキルアミノアルキル、例えばジシクロプロピルアミノメチル、ジシクロプロピルアミノエチル、シクロプロピルシクロブチルアミノメチルまたはシクロプロピルシクロブチルアミノエチル;アルキルシクロアルキルアミノアルキル、例えばシクロプロピルメチルアミノメチル、シクロプロピルメチルアミノエチル、シクロプロピルエチルアミノメチルまたはシクロプロピルエチルアミノエチル;低級アルコキシ、例えば、メトキシ、エトキシまたはプロピルオキシ;ヒドロキシ−低級アルキル、例えば、ヒドロキシメチルまたは2−ヒドロキシエチル;ヒドロキシ低級アルコキシ、例えばヒドロキシエトキシ;アルコキシ低級アルコキシ、例えばメトキシエトキシまたはエトキシエトキシ;低級アルキル、例えば、メチル、エチルまたはイソプロピル;シアノ;シアノ−低級アルキル、例えば、2−シアノエチル、2−シアノプロピル、2−シアノ−2−メチルプロピルまたは3−シアノプロピル;アミジノ;N−ヒドロキシアミジノ;アミジノ−低級アルキル、例えば、2−アミジノ−エチル;またはN−ヒドロキシアミジノ−低級アルキル、例えば、2−(N−ヒドロキシアミジノ)−エチル;ニトロ;カルボン酸;置換スルホニル、例えばアルキル置換スルホニル、例えばメタンスルホニル;スルホンアミド、例えばN−メチルスルホンアミドまたはピロリジン−1−スルホニル;低級アルキルスルホニルアミノ、例えばメチルスルホニルアミノ;低級アルキルスルホニルアルカンジイルアミノ、例えばメチルスルホニルメチルアミノ;アシルアミノ、例えばアセチルアミノ、アシル低級アルキルアミノ、例えばアセチルメチルアミノ;[1,3]ジオキソロ;置換[1,3]ジオキソロ、例えば2,2−ジフルオロ−[1,3]ジオキソロ;アルコキシカルボニル、例えば低級アルコキシカルボニル、例えばメトキシカルボニル;カルバモイル;置換カルバモイル、例えばアルキル置換カルバモイル、例えばメチルカルバモイルから選択される基で置換されている。 アリール基はまた、置換または非置換ヘテロ環好ましくは4−7員環、例えば1H−テトラゾリル(特に1H−テトラゾール−5−イル)、ピラゾール、イミダゾール、トリアゾール、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペラジニル、メチルピペラジニル、エチルピペラジニル、トリアゾロニルまたはメチルイミダゾリルで置換されていてよい。 アリール基はまた、下に定義するヘテロシクリル低級アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリール低級アルキルで置換されていてよい。

好ましい非置換または置換アリールはフェニル;ヒドロキシフェニル、例えば、2−、3−または4−ヒドロキシフェニル;メトキシフェニル、例えば、2−、3−または4−メトキシフェニルまたは3,4−ジメトキシフェニル;エトキシフェニル、例えば、2−、3−または4−エトキシフェニルまたは3,4−ジエトキシフェニル;メトキシエトキシ−フェニル、例えば3−メトキシ−4−エトキシフェニルまたは4−メトキシ−3−エトキシフェニル、または他の低級アルコキシフェニル、例えば3−メトキシ−4−(2−メトキシエトキシ)−フェニル;ヒドロキシアルコキシフェニル、例えば2−ヒドロキシエトキシ−フェニル;ヒドロキシアルコキシフェニル、例えば3−メトキシ−4−ヒドロキシフェニル;ハロ−ヒドロキシ−フェニル、例えばフルオロ−ヒドロキシ−フェニル、例えば3−フルオロ−5−ヒドロキシ−フェニル;ヒドロキシ−ハロアルキル−フェニル、例えばヒドロキシ−フルオロアルキル−フェニル、例えば3−ヒドロキシ−5−トリフルオロメチル−フェニル;2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソロ、ベンゼンスルホンアミド、例えば3−N−メチルベンゼンスルホンアミド、3−(ピロリジン−1−スルホニル)−フェニルまたはN−(3−フェニル)−メタンスルホンアミド;アルキル−スルホニルフェニル、例えば3−メタンスルホニルフェニル;ベンズアミド例えば3−または4−ベンズアミド、3−または4−N−メチル−ベンズアミドまたは2−、3−または4−N,N−ジメチル−ベンズアミド;ピラゾール−フェニル、例えば4−ピラゾール−フェニルから選択される。

ヘテロシクリルは、結合する環において、不飽和(=環内に可能な最大数の共役二重結合を担持する、例えばヘテロアリール、例えばピラゾリル、ピリジル、ピリミジニル)、飽和または部分的飽和であるヘテロ環基であり、好ましくは単環式または本発明のより広い面で二環式環であり;3−16個の環原子、より好ましくは4−10個の環原子を有し、少なくとも式(I)の分子の基に結合する環において1個以上、好ましくは1−4個の環原子、特に1個または2個の環原子が窒素、酸素および硫黄から成る群から選択されるヘテロ原子であり;結合する環は、好ましくは4−12個の環原子、特に4−7個の環原子、例えば6−10個の環原子、特にヘテロアリールについては、例えば6個の、9個のまたは10個の環原子を有する。 ヘテロシクリルは、非置換であるか、下に“置換”の下に定義される置換基からなる群から独立して選択される1個以上、特に1〜4個の置換基で置換されていてよく;特にオキシラニル、アジリニル、1,2−オキサチオラニル、イミダゾリル、チエニル、フリル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロチオフェン、インドリル、1−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドリル、2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドリル、アゼチジニル、ピラニル、チオピラニル、イソベンゾフラニル、ベンゾフラニル、クロメニル、2H−ピロリル、ピロリル、ピロリニル、ピロリジニル、イミダゾリル、イミダゾリジニル、ベンゾイミダゾリル、ピラゾリル、ピラゾリジニル、チアゾリル、イソチアゾリル、ジチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピペリジル、ピペラジニル、ピリダジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、インドーリジニル、イソインドリル、3H−インドリル、クマリル、インダゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、プリニル、4H−キノリジニル、イソキノリル、キノリル、テトラヒドロキノリル、テトラヒドロイソキノリル、デカヒドロキノリル、オクタヒドロイソキノリル、ベンゾフラニル、ジベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、フタラジニル、ナフチリジニル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル、キノキサリル、キナゾリニル、キナゾリニル、シンノリニル、プテリジニル、フラザニル、クロメニル、イソクロマニルおよびクロマニルからなる群から選択されるヘテロシクリル基であり;これらのヘテロ環基の各々は非置換であるか、または“置換”の下に記載した置換基から、特にハロ、特にフルオロ、クロロ、ブロモまたはヨード、より具体的にフルオロまたはクロロ、特にフルオロ;ハロ−低級アルキル、特にフルオロアルキル、特にトリフルオロメチル;ヒドロキシル;アミノ、モノまたはジ置換アミノ、特にアルキル置換アミノ、ヒドロキシアルキル置換アミノまたはアルコキシアルキル置換アミノ、例えばジメチルアミノ、2−ヒドロキシエチルアミノまたは2−メトキシエチルアミノ;環状アミノ、例えばアジリジニル、アゼチジニルまたはピロリジニル;アミノ−低級アルキル、例えば、アミノメチル、2−アミノエチルまたは3−アミノプロピル;アルキルアミノ−低級アルキル、例えばメチルアミノメチル、エチルアミノメチル、メチルアミノエチルまたはエチルアミノエチル;ジアルキルアミノ−低級アルキル、例えばジメチルアミノメチル、ジメチルアミノエチル、メチルエチルアミノメチル、メチルエチルアミノエチル、ジエチルアミノメチルまたはジエチルアミノエチル;シクロアルキルアミノアルキル、例えばシクロプロピルアミノメチル、シクロプロピルアミノエチル、シクロブチルアミノメチル、シクロブチルアミノエチル、シクロペンチルアミノメチルまたはシクロペンチルアミノエチル;ジシクロアルキルアミノアルキル、例えばジシクロプロピルアミノメチル、ジシクロプロピルアミノエチル、シクロプロピルシクロブチルアミノメチルまたはシクロプロピルシクロブチルアミノエチル;アルキルシクロアルキルアミノアルキル、例えばシクロプロピルメチルアミノメチル、シクロプロピルメチルアミノエチル、シクロプロピルエチルアミノメチルまたはシクロプロピルエチルアミノエチル;低級アルコキシ、例えば、メトキシ、エトキシまたはプロピルオキシ;ヒドロキシ−低級アルキル、例えば、ヒドロキシメチルまたは2−ヒドロキシエチル;ヒドロキシ低級アルコキシ、例えばヒドロキシエトキシ;アルコキシ低級アルコキシ、例えばメトキシエトキシまたはエトキシエトキシ;低級アルキル、例えば、メチル、エチルまたはイソプロピル;シアノ;シアノ−低級アルキル、例えば、2−シアノエチル、2−シアノプロピル、2−シアノ−2−メチルプロピルまたは3−シアノプロピル;アミジノ;N−ヒドロキシアミジノ;アミジノ−低級アルキル、例えば、2−アミジノ−エチル;またはN−ヒドロキシアミジノ−低級アルキル、例えば、2−(N−ヒドロキシアミジノ)−エチル;ニトロ;カルボン酸;置換スルホニル、例えばアルキル置換スルホニル、例えばメタンスルホニル;スルホンアミド、例えばN−メチルスルホンアミドまたはピロリジン−1−スルホニル;アルキルスルホニルアミノ、例えばメチルスルホニルアミノ;アルキルスルホニルアルキルアミノ、例えばメチルスルホニルメチルアミノ;アシルアミノ、例えばアセチルアミノ;アシルアルキルアミノ、例えばアセチルメチルアミノ;[1,3]ジオキソロ;置換[1,3]ジオキソロ、例えば2,2−ジフルオロ−[1,3]ジオキソロ;アルコキシカルボニル、例えば低級アルコキシカルボニル、例えばメトキシカルボニル;カルバモイル;置換カルバモイル、例えばアルキル置換カルバモイル、例えばメチルカルバモイルからなる群から選択される1個または2個の基で置換されていてる。 ヘテロ環基はまた、他の置換または非置換ヘテロ環好ましくは4−7員環、例えば1H−テトラゾリル(特に1H−テトラゾール−5−イル)、ピラゾール、イミダゾール、トリアゾール、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペラジニル、メチルピペラジニル、エチルピペラジニル、トリアゾロニルまたはメチルイミダゾリルで置換されていてよい。 ヘテロ環基はまた、ここに定義するヘテロシクリル低級アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリール低級アルキルで置換されていてもよい。

非常に好ましいヘテロ環基はピリジル、ピリミジニル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル、キノリルを含み、その各々は置換されていなくても、置換されていてもよい。

具体的に好ましい非置換または置換ヘテロシクリルはピリジル;アルキルピリジル、特に低級アルキルピリジル、例えばメチルピリジル、例えば、2−、3−または4−メチルピリジル、特に2−メチルピリジルまたは3−メチルピリジル;アルコキシピリジル、特に低級アルコキシピリジル、例えばメトキシピリジル、例えば、2−、3−または4−メトキシピリジル、特に2−メトキシピリジルまたは3−メトキシピリジルまたはジ−メトキシピリジル、例えば2,3−ジメトキシピリジル、またはエトキシピリジル、例えば、2−、3−または4−エトキシピリジル特に2−エトキシピリジルまたは3−エトキシピリジルまたはジ−エトキシピリジル例えば2,3−ジエトキシピリジル、またはプロピルオキシピリジル、例えば、2−または3−プロピルオキシピリジルまたはイソプロピルオキシピリジル、例えば、2−または3−イソプロピルオキシピリジル;シクロアルキルオキシピリジル、例えば2−または3−シクロブチルオキシピリジル;シクロアルキルアルコキシピリジル、例えばシクロプロピルメトキシ−ピリジル、例えば2または3−シクロプロピルメトキシ−ピリジル;メトキシメチルピリジル、例えば2または3−メトキシメチルピリジル;アルコキシアルコキシピリジル、特にメトキシエトキシピリジル、例えば2または3−メトキシエトキシピリジル;ベンジルオキシアルコキシピリジル、特にベンジルオキシエトキシピリジルまたはベンジルオキシプロポキシピリジル、例えば2−ベンジルオキシエトキシピリジルまたは3−ベンジルオキシプロポキシピリジル;ヒドロキシアルキルピリジル、例えば2または3−(2−ヒドロキシエチル)−ピリジル;アルキル−スルホニルピリジル、例えばメタンスルホニルピリジル、特に3−メタンスルホニルピリジル;ヒドロキシアルコキシピリジル、例えば2−(2−ヒドロキシエトキシ)−ピリジルまたは2−(3−ヒドロキシプロポキシ)−ピリジル;ヒドロキシアルキルピリジル、例えばヒドロキシメチルピリジル、特に2−(ヒドロキシメチル)−ピリジル;アルコキシカルボニルピリジル、例えばメトキシカルボニルピリジル、特に2−メトキシカルボニル−ピリジル;アミノピリジル、例えば2−または3−アミノピリジル;アルキルアミノピリジル、特に低級アルキルアミノピリジル、例えば2−、3−または4−メチルアミノピリジル、特に2−または3−メチルアミノピリジル、2−、3−または4−エチルアミノピリジル、特に2−または3−エチルアミノピリジル、例えば2−または3−(1−または2−プロピル)アミノピリジル;ジアルキルアミノピリジル、特にジ−低級アルキルアミノピリジル、例えば2−、3−または4−ジメチルアミノピリジル、特に2−ジメチルアミノピリジル;シクロアミノピリジル、例えばアゼチジニルピリジル、特に2−アゼチジン−1−イル−ピリジルまたはピロリジニルピリジル、特に2−ピロリジン−2−イルピリジル;ヒドロキシアルキルアミノピリジル、例えば2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−ピリジル;アミノ−ハロ低級アルキル−ピリジル、例えばアミノ−トリフルオロメチル−ピリジル、特に2−アミノ−3−トリフルオロメチル−ピリジル;ハロアルキルピリジニル、特にハロ低級アルキルピリジル、特に、2−、3−または4−トリフルオロメチルピリジル、最も具体的には2−トリフルオロメチルピリジル;ハロピリジル、特にフルオロピリジル、特に2−フルオロピリジル;ハロ−アルコキシ−ピリジル、例えばフルオロ−メトキシ−ピリジル、例えば3−フルオロ−2−メトキシ−ピリジル;カルバモイルピリジル、特に2−(カルバモイル)ピリジル;アルキル置換カルバモイル、例えばメチルカルバモイル、特に2−(メチルカルバモイル)ピリジル;ピリミジニル;低級アルキルアミノピリミジニル、例えば2−または4−メチルアミノピリミジニルまたは2−または4−エチルアミノピリミジニル;ジ−低級アルキルアミノピリミジニル、例えば2−または4−メチルエチルアミノピリミジニル、2−または4−ジメチルアミノピリミジニル、特に2−ジメチルアミノピリミジニル;アルコキシピリミジニル、特にメトキシピリミジニルまたはエトキシピリミジニル、例えば2−メトキシピリミジニルまたは2−エトキシピリミジニル;1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル;1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル;ピラジニル;ピラゾリル;置換ピラゾリル、例えばヒドロキシアルキルピラゾリル、特に1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−ピラゾリルまたは1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾリル;キノリニル;2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル;1−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルから選択される。

“置換”は、ある部分について使用されている限り、関連する部分における1個以上の水素原子、特に最大5個の水素原子、より具体的に最大3個の水素原子が、互いに独立して、好ましくは、次のものから成る群から独立して選択される対応する数の置換基で置換されていることを意味する:低級アルキル、例えば、メチル、エチル、イソプロピルまたはプロピル;ハロ、例えば、F、Cl、BrまたはI;ハロ−低級アルキル、例えば、フルオロアルキル、例えばトリフルオロメチル;ヒドロキシ;カルボキシ;低級アルコキシ、例えば、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシまたはイソプロピルオキシ;アリール−低級アルキル、例えばフェニル−低級アルキル;アリール−低級アルコキシ、例えばフェニル−低級アルコキシ;低級アルカノイルオキシ;低級アルカノイル;ヒドロキシ−低級アルキル、例えば、ヒドロキシメチルまたは2−ヒドロキシエチル;ヒドロキシ低級アルコキシ、例えばヒドロキシエトキシ;アミノ;モノ−またはジ置換アミノ;環状アミノ、例えばアジリジニル、アゼチジニルまたはピロリジニル;アミノ−低級アルキル、例えば、アミノメチル、2−アミノエチルまたは3−アミノプロピル;アルキルアミノ−低級アルカンジイル;ジアルキルアミノ−低級アルカンジイル;N−低級アルキルアミノ;N,N−ジ−低級アルキルアミノ;アミノ低級アルコキシ;低級アルカノイルアミノ;低級アルカノイル−低級アルキル−アミノ;ベンゾイルアミノ;カルバモイル−低級アルコキシ;N−低級アルキルカルバモイル−低級アルコキシまたはN,N−ジ−低級アルキルカルバモイル−低級アルコキシ;アミジノ;N−ヒドロキシ−アミジノ;ヒドロキシルアミン;アルコキシアミノ;ニトロ;グアニジノ;アミジノ−低級アルキル、例えば、2−アミジノエチル;N−ヒドロキシアミジノ−低級アルキル、例えば、N−ヒドロキシ−アミジノ−メチルまたは−2−エチル;カルボキシ;低級アルコキシカルボニル;フェニル−低級アルコキシカルボニル、例えば、ベンジルオキシカルボニル;低級アルカノイル;スルホ;低級アルカンスルホニル、例えば、メタンスルホニル(CH −S(O) −);スルホンアミド(NH −S(O) −);ジオキソロ;ホスホノ(−P(=O)(OH) );ヒドロキシ−低級アルコキシホスホリルまたはジ−低級アルコキシホスホリル;カルバモイル;モノ−またはジ−低級アルキルカルバモイル;スルファモイル;スルファミド;モノ−またはジ−低級アルキルアミノスルホニル;低級アルカンスルホニルアミノ;低級アルカンスルホニル−低級アルキル−アミノ;シアノ;シアノ−低級アルキル、例えば、シアノメチル、2−シアノエチルまたは3−シアノプロピル;アリール(例えば、フェニル)(ここで、アリールは非置換であるか、または上に定義した置換基のいずれかで置換されていてよく、特に非置換であるか、最大4個の置換基、好ましくは最大2個の置換基で置換されたフェニルであり、ここで、置換基は、同一または異なり、ハロ、(例えば、ClまたはF)シアノ、シアノ低級アルキル、(例えば、シアノメチル、シアノエチルおよびシアノプロピル)低級アルキル、低級アルコキシ、アミノ−低級アルキルスルファニル、チオール−低級アルキル、アミノ−低級アルキル、またはアミノ−低級アルコキシからなる群から選択され、ここで、該アミノ基はいずれの場合も、モノ−またはジ置換されていてよく、例えば、−(C −C ) NR ;または−O−(C −C ) NR であり、
式中、
mは0または1であり;そしてR およびR は同一でも異なってもよく、H;低級アルキル、例えば、メチル、エチルまたはプロピル;低級シクロアルキル、例えば、シクロプロピルであるか、またはR およびR は、N原子と一体となって、1−4個の窒素、酸素または硫黄原子を含む3−8員ヘテロ環式環、例えば、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジノ、モルホリニル、イミダゾリニル、ピペラジニルまたは低級アルキル−ピペラジニルである)。

“置換”はまた、アミノ−カルボニル−低級アルキル、例えば、R N−C(O)−CH −を含み、ここで、R およびR は上に定義した通りである。 “置換”はまた、ヘテロシクリル、ヘテロシクリル−低級アルキル、ヘテロシクリル−低級アルコキシまたはヘテロシクリル−低級アルカンスルファニルを含み、ここで、いずれの場合もヘテロシクリルは1−4個の窒素、酸素または硫黄原子を含む置換または非置換3−8員ヘテロ環式環、例えば、イミダゾリル、イミダゾリニル、ピロリジニル、モルホリニル、アゼチジニル、ピリジル、ピラゾリル、ピペリジノ、ピペリジル、ピペラジニルまたは低級アルキル−ピペラジニルである。 “置換”はまたC −C 10シクロアルキル、例えば、シクロプロピルまたはシクロヘキシル;ヒドロキシC −C シクロアルキル、例えば、ヒドロキシ−シクロヘキシル;4個または6個の環原子および1−4個のO、NおよびSから選択される環ヘテロ原子を有するヘテロアリール、特にフリル、1,4−オキサジニル、またはピリジルも含む。 “置換”はまた−NR を含み、ここで、R およびR は同一でも異なってもよく、H;低級アルキル、例えば、メチル、エチルまたはプロピル;低級シクロアルキル、例えば、シクロプロピルであるか;またはR およびR は、N原子と一体となって、1−4個の窒素、酸素または硫黄原子を含む3−8員ヘテロ環式環、例えば、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジノ、モルホリニル、イミダゾリニル、ピペラジニルまたは低級アルキル−ピペラジニルを形成する。

疑いを避けるため、置換基は、化学的に可能である位置にのみ結合し、当業者は(経験的にまたは理論的に)過度の労力なしに、どの置換が可能であり、どれが不可能であるか決定できる。 例えば、遊離水素を伴うアミノ基またはヒドロキシ基は、不飽和結合、例えば、オレフィン様結合を有する炭素原子に結合したとき、不安定であり得る。

用語“処置”または“治療”は、該疾患、特に下に記載する疾患の緩和的、治癒的、症状軽減的、症状減少的、キナーゼ制御的および/またはキナーゼ阻害的処置を含むが、これらに限定されない、予防または好ましくは治療を意味する。

下でまたは上で用語“使用”が(動詞または名詞として)記載されているとき(式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩に関連して)、これは、各々、適切であり、好都合である限り、そして特にことわらない限り本発明の下の耐由生の任意の1個以上を含む:タンパク質または脂質キナーゼ依存性疾患および特にPI3K依存性疾患の処置における使用、タンパク質または脂質キナーゼ依存性疾患および特にPI3K依存性疾患の処置に使用するための医薬組成物の製造における使用、タンパク質または脂質キナーゼ依存性疾患および特にPI3K依存性疾患の処置における1個以上の式(I)の化合物の使用方法、タンパク質または脂質キナーゼ依存性疾患の処置のための1個以上の式(I)の化合物を含む医薬製剤の使用、およびタンパク質または脂質キナーゼ依存性疾患の処置に使用するための1個以上の式(I)の化合物。 特に、処置する疾患、故に、式(I)の化合物の“使用”のために好ましいのは、ここに記載するタンパク質または脂質キナーゼ依存性(“依存性”はまた単に“もっぱら依存する”だけでなく、“支持される”も含む)疾患、特にここに記載する増殖性疾患、より具体的に1個以上のタンパク質または脂質キナーゼ類、例えばPI4K(ホスファチジルイノシトール4−キナーゼ)および/またはPI3キナーゼ類(ホスファチジルイノシトール3−キナーゼ)に依存するこれらのまたは他の疾患の任意の1個以上、例えば、PI3Kアルファ、PI3Kベータ、PI3Kデルタ、PI3KガンマおよびmTORを含むPI3Kスーパーファミリー、またはVps34(クラスIII PI3K)を含むその個々のキナーゼメンバーの1個以上、DNA−PK、ATM、ATR、hSMG−1およびmTORを含むPI3−キナーゼ関連タンパク質キナーゼファミリー(PIKK、クラスIV PI3K)、またはこれらの2個以上の任意の組合せ、またはこれらの任意の1個以上の変異体から選択され、そして、式(I)の化合物は、それ故に、脂質またはタンパク質キナーゼ依存性疾患、特に上におよび下に記載したキナーゼ類の1個以上に依存する疾患の処置に使用でき、ここで、(特に異常に高度に発現された、構成的活性化および/または変異キナーゼ類またはそれらの基質の脱リン酸化不全の場合)該キナーゼ依存性疾患は、該キナーゼ類の1個以上またはそれらが関与する経路の活性に依存性である。

式(I)の化合物は価値ある薬理学的特性を有し、脂質および/またはタンパク質キナーゼ依存性疾患の処置に、例えば、増殖性疾患の処置剤として、有用である。

以下の詳細な記載および態様において(これらは独立して、集合的にまたは任意の組合せまたは下位の組み合わせで解釈されるべきである)、本発明は、置換基がここに定義するものである、例えば、遊離塩基形態または酸付加塩形態の式(I)の化合物に関する。

発明の詳細な記載
式(I)に関して、以下の詳細な記載を提供する。


上に示した通り、R は、非置換であるか、または、例えば“置換”の下に記載した群により、置換されているピリジルである。

ピリジルが、好ましくは1個、2個または3個の置換基で置換されているとき、該置換基は、例えば、独立してハロ、非置換または置換アルキル、非置換または置換アルケニル、非置換または置換アルキニル、非置換または置換低級アルコキシ、非置換または置換アルコキシ低級アルキル、非置換または置換低級アルコキシ低級アルコキシ、非置換または置換シクロアルキル、非置換または置換シクロアルケニル、非置換または置換カルバモイル低級アルキル、低級モノ−およびジ−アルキルカルバモイル低級アルキル、非置換または置換シクロアミノカルボニル低級アルキル、非置換または置換ヘテロシクリルカルボニル低級アルキル、非置換または置換ヒドロキシル低級アルキル、非置換または置換カルボキシ低級アルキル、ハロ−低級アルキル、ヒドロキシカルボニル−低級アルキル、非置換または置換ピラジニル、ヒドロキシル、アミノ、モノ−またはジ−低級アルキル置換アミノ、非置換または置換ピペラジニル、N−低級アルキル−N−低級アルコキシ低級アルキル置換アミノ、低級アルコキシ低級アルキルカルボニルアミノ、オキソ−ピペラジニル、非置換または置換シクロアミノ、N−低級アルキル−N−ヒドロキシ低級アルキル置換アミノから選択してよい。

他の態様において、ピリジルが好ましくは1個、2個または3個の置換基で置換されているとき、該置換基は、例えば、独立してハロ、非置換または置換アルキル、非置換または置換アルケニル、非置換または置換アルキニル、非置換または置換低級アルコキシ、非置換または置換アルコキシ低級アルキル、非置換または置換低級アルコキシ低級アルコキシ、非置換または置換シクロアルキル、非置換または置換シクロアルケニル、非置換または置換カルバモイル低級アルキル、低級モノ−およびジ−アルキルカルバモイル低級アルキル、非置換または置換シクロアミノカルボニル低級アルキル、非置換または置換ヘテロシクリルカルボニル低級アルキル、非置換または置換ヒドロキシル低級アルキル、非置換または置換カルボキシ低級アルキル、ハロ−低級アルキル、ヒドロキシカルボニル−低級アルキル、非置換または置換ピラジニル、ヒドロキシル、アミノ、モノ−またはジ−低級アルキル置換アミノ、非置換または置換ピペラジニルから選択してよい。

好ましい置換基は、ハロ、非置換または置換アルキル、非置換または置換低級アルコキシ、非置換または置換低級アルコキシ低級アルコキシ、アミノ、モノ−またはジ−低級アルキル置換アミノ、N−低級アルキル−N−低級アルコキシ低級アルキル置換アミノ、低級アルコキシ低級アルキルカルボニルアミノ、非置換または置換ピペラジニル、オキソ−ピペラジニル、シクロアミノ、ハロ置換シクロアミノ、ヒドロキシ置換シクロアミノ、アルコキシ置換シクロアミノ、N−低級アルキル−N−ヒドロキシ低級アルキル置換アミノから独立して選択される。

他の態様において、好ましいピリジル置換基は、ハロ、非置換または置換アルキル、非置換または置換低級アルコキシ、非置換または置換低級アルコキシ低級アルコキシ、モノ−またはジ−低級アルキル置換アミノ、非置換または置換ピペラジニルから独立して選択される。

置換基(モノ置換であるならば)または複数置換基の少なくとも1個(2個または3個の置換基が存在するならば)が、ピリジル環に、ピリジル環を残りの分子に結合させる環炭素原子に対してアルファ位置に存在するのが好ましい(すなわち、アルファ位置は、本文シノイミダゾキノリノン部分に結合するピリジル環炭素原子に隣接するピリジル環上の位置である)。 残りの分子(すなわちイミダゾキノリノン部分)に結合するピリジル環原子は炭素原子である。 それ故に、好ましい置換ピリジル基は、アルファ置換ピリジル、好ましくは炭素環原子上でアルファ置換されている。 疑いを避けるため、アルファ位置の環原子は、炭素または窒素環原子であり得る。 好ましいピリジルはピリジン−2−イルまたはピリジン−3−イルであり得る。

本発明の一態様は、R が:

であり、曲線は、分子の残りに結合する位置を示し、


10が独立して水素、ハロ、非置換または置換アルキル、非置換または置換低級アルコキシ、非置換または置換低級アルコキシ低級アルコキシ、アミノ、モノ−またはジ−低級アルキル置換アミノ、N−低級アルキル−N−低級アルコキシ低級アルキル置換アミノ、低級アルコキシ低級アルキルカルボニルアミノ、非置換または置換ピペラジニル、オキソ−ピペラジニル、シクロアミノ、ハロ置換シクロアミノ、ヒドロキシ置換シクロアミノ、アルコキシ置換シクロアミノ、N−低級アルキル−N−ヒドロキシ低級アルキル置換アミノから選択される式(I)の化合物を含む。

好ましくは、R 10が独立して水素、ハロ、非置換または置換アルキル、非置換または置換低級アルコキシから選択される。
より好ましくは、R 10が独立して水素、ハロ、非置換低級アルキル、非置換低級アルコキシから選択される。
より好ましくは、R 10が独立して水素、フルオロ、低級アルキル、例えばメチルまたはエチル、低級アルコキシ、例えばメトキシまたはエトキシから選択される。
非常に好ましくは、R 10が独立して水素、フルオロ、メチルおよびメトキシから選択される。
最も好ましくは、R 10がメチルである。

11が独立して水素、ハロ、非置換または置換アルキル、非置換または置換低級アルコキシ、非置換または置換低級アルコキシ低級アルコキシ、アミノ、モノ−またはジ−低級アルキル置換アミノ、N−低級アルキル−N−低級アルコキシ低級アルキル置換アミノ、低級アルコキシ低級アルキルカルボニルアミノ、非置換または置換ピペラジニル、オキソ−ピペラジニル、シクロアミノ、ハロ置換シクロアミノ、ヒドロキシ置換シクロアミノ、アルコキシ置換シクロアミノ、N−低級アルキル−N−ヒドロキシ低級アルキル置換アミノから選択される。

好ましくは、R 11が独立して水素、ハロ、非置換低級アルキル、置換低級アルキル、例えばヒドロキシ低級アルキル、非置換低級アルコキシ、非置換低級アルコキシ低級アルコキシ、アミノ、モノ−またはジ−低級アルキル置換アミノ、非置換または置換ピペラジニル、N−低級アルキル−N−低級アルコキシ低級アルキル置換アミノ、低級アルコキシ低級アルキルカルボニルアミノ、置換オキソ−ピペラジニル、シクロアミノ、ハロ置換シクロアミノ、ヒドロキシ置換シクロアミノ、アルコキシ置換シクロアミノ、N−低級アルキル−N−ヒドロキシ低級アルキル置換アミノから選択される。

より好ましくは、R 11が独立して水素、フルオロ、低級アルキル、例えばメチルまたはエチル、ヒドロキシ低級アルキル、例えばヒドロキシプロピル、低級アルコキシ、例えばメトキシまたはエトキシ、低級アルコキシ低級アルコキシ、例えばメトキシエトキシまたはエトキシメトキシまたはエトキシエトキシ、アミノ、ジ−低級アルキル置換アミノ、例えばジ−メチルアミノ、アルキル置換ピペラジニル、例えばメチルまたはエチル置換ピペラジニル、アルキル置換オキソ−ピペラジニル、例えばメチルまたはエチル置換オキソ−ピペラジニル、N−低級アルキル−N−低級アルコキシ低級アルキル置換アミノ、例えばN−メチル−N−メトキシエチルアミノまたはN−メチル−N−メトキシメチルアミノ、低級アルコキシ低級アルキルカルボニルアミノ、例えばメトキシメチルカルボニルアミノまたはメトキシエチルカルボニルアミノ、シクロアミノ、例えばアゼチジニルまたはピロリジニル、ハロ置換シクロアミノ、例えばフルオロ置換アゼチジニルまたはフルオロ置換ピロリジニル、ヒドロキシ置換シクロアミノ、例えばヒドロキシアゼチジニルまたはヒドロキシピロリジニル、アルコキシ置換シクロアミノ、例えばメトキシアゼチジニルまたはメトキシピロリジニル、N−低級アルキル−N−ヒドロキシ低級アルキル置換アミノ、例えばN−ヒドロキシ(hyroxy)エチル−N−メトキシアミノから選択される。

非常に好ましくは、R 11が独立して水素、フルオロ、メチル、メトキシ、メトキシエトキシ、ピペラジニル、1−メチルピペラジニル、アミノ、N−エチル−N−メチルアミノ、N−(メチル)−N−(メトキシエチル)アミノ、ジメチルアミノ、4−メチル−3−オキソ−ピペラジン−1−イル、アゼチジン−1−イル、3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル、3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル、ピロリジニル、3−ヒドロキシピロリジニル、3−メトキシピロリジニル、3,3,4,4−テトラフルオロピロリジニル、トリフルオロメチル、2−ヒドロキシプロパン−2−イル、N−ヒドロキシ(hyroxy)エチル−N−メトキシアミノから選択される。

12が独立して水素、ハロ、非置換または置換アルキル、非置換または置換低級アルコキシ、非置換または置換低級アルコキシ低級アルコキシ、アミノ、モノ−またはジ−低級アルキル置換アミノ、N−低級アルキル−N−低級アルコキシ低級アルキル置換アミノ、低級アルコキシ低級アルキルカルボニルアミノ、非置換または置換ピペラジニル、オキソ−ピペラジニル、シクロアミノ、ハロ置換シクロアミノ、ヒドロキシ置換シクロアミノ、アルコキシ置換シクロアミノ、N−低級アルキル−N−ヒドロキシ低級アルキル置換アミノから選択される。

好ましくは、R 12が独立して水素、ハロ、非置換または置換アルキル、非置換または置換低級アルコキシから選択される。
より好ましくは、R 12が独立して水素、ハロ、非置換低級アルキル、非置換低級アルコキシから選択される。
より好ましくは、R 12が独立して水素、フルオロ、クロロ(choro)、低級アルキル、例えばメチルまたはエチル、低級アルコキシ、例えばメトキシまたはエトキシから選択される。
非常に好ましくは、R 12が独立して水素、フルオロ、クロロ(choro)、メチルおよびメトキシから選択される。

13が独立して水素、ハロ、非置換または置換アルキル、非置換または置換低級アルコキシ、非置換または置換低級アルコキシ低級アルコキシ、アミノ、モノ−またはジ−低級アルキル置換アミノ、N−低級アルキル−N−低級アルコキシ低級アルキル置換アミノ、低級アルコキシ低級アルキルカルボニルアミノ、非置換または置換ピペラジニル、オキソ−ピペラジニル、シクロアミノ、ハロ置換シクロアミノ、ヒドロキシ置換シクロアミノ、アルコキシ置換シクロアミノ、N−低級アルキル−N−ヒドロキシ低級アルキル置換アミノから選択される。

好ましくは、R 13が独立して水素、ハロ、非置換または置換アルキル、非置換または置換低級アルコキシから選択される。
より好ましくは、R 13が独立して水素、ハロ、非置換低級アルキル、非置換低級アルコキシから選択される。
より好ましくは、R 13が独立して水素、フルオロ、低級アルキル、例えばメチルまたはエチル、低級アルコキシ、例えばメトキシまたはエトキシから選択される。
非常に好ましくは、R 13が独立して水素、フルオロ、メチルおよびメトキシから選択される。
最も好ましくは、R 13が水素またはメチルである。

14が独立して水素、ハロ、非置換または置換アルキル、非置換または置換低級アルコキシ、非置換または置換低級アルコキシ低級アルコキシ、アミノ、モノ−またはジ−低級アルキル置換アミノ、N−低級アルキル−N−低級アルコキシ低級アルキル置換アミノ、低級アルコキシ低級アルキルカルボニルアミノ、非置換または置換ピペラジニル、オキソ−ピペラジニル、シクロアミノ、ハロ置換シクロアミノ、ヒドロキシ置換シクロアミノ、アルコキシ置換シクロアミノ、N−低級アルキル−N−ヒドロキシ低級アルキル置換アミノから選択される。

好ましくは、R 14が独立して水素、ハロ、非置換または置換アルキル、非置換または置換低級アルコキシから選択される。
より好ましくは、R 14が独立して水素、ハロ、非置換低級アルキル、非置換低級アルコキシから選択される。
より好ましくは、R 14が独立して水素、フルオロ、低級アルキル、例えばメチルまたはエチル、低級アルコキシ、例えばメトキシまたはエトキシから選択される。
非常に好ましくは、R 14が独立して水素、フルオロ、メチルおよびメトキシから選択される。
最も好ましくは、R 14が水素またはメチルである。

本発明の一態様において、上に記載する式(B)に関して、R 11およびR 12が水素であり、R 13が水素でないとき、好ましくは、R 13は上に記載されている基、最も好ましくは、低級アルキル、特にメチルまたは低級アルコキシ(alkyoxy)、特にメトキシであるのが好ましい。

他の態様において、本発明は、R が:

であり、曲線は、分子の残りに結合する位置を示し、


10が独立して水素、ハロ、非置換または置換アルキル、非置換または置換低級アルコキシ、非置換または置換低級アルコキシ低級アルコキシ、モノ−またはジ−低級アルキル置換アミノ、非置換または置換ピペラジニルから選択される式(I)の化合物を含む。

好ましくは、R 10が独立して水素、ハロ、非置換または置換アルキル、非置換または置換低級アルコキシから選択される。
より好ましくは、R 10が独立して水素、ハロ、非置換低級アルキル、非置換低級アルコキシから選択される。
より好ましくは、R 10が独立して水素、フルオロ、低級アルキル、例えばメチルまたはエチル、低級アルコキシ、例えばメトキシまたはエトキシから選択される。
非常に好ましくは、R 10が独立して水素、フルオロ、メチルおよびメトキシから選択される。
最も好ましくは、R 10がメチルである。

11が独立して水素、ハロ、非置換または置換アルキル、非置換または置換低級アルコキシ、非置換または置換低級アルコキシ低級アルコキシ、モノ−またはジ−低級アルキル置換アミノ、非置換または置換ピペラジニルから選択される。
好ましくは、R 11が独立して水素、ハロ、非置換低級アルキル、非置換低級アルコキシ、非置換低級アルコキシ低級アルコキシ、モノ−またはジ−低級アルキル置換アミノ、非置換または置換ピペラジニルから選択される。
より好ましくは、R 11が独立して水素、フルオロ、低級アルキル、例えばメチルまたはエチル、低級アルコキシ、例えばメトキシまたはエトキシ、低級アルコキシ低級アルコキシ、例えばメトキシエトキシまたはエトキシメトキシまたはエトキシエトキシ、アルキル置換ピペラジニル、例えばメチルまたはエチル置換ピペラジニルから選択される。
非常に好ましくは、R 11が独立して水素、フルオロ、メチル、メトキシ、メトキシエトキシ、1−メチルピペラジニルから選択される。

12が独立して水素、ハロ、非置換または置換アルキル、非置換または置換低級アルコキシ、非置換または置換低級アルコキシ低級アルコキシ、モノ−またはジ−低級アルキル置換アミノ、非置換または置換ピペラジニルから選択される。
好ましくは、R 12が独立して水素、ハロ、非置換または置換アルキル、非置換または置換低級アルコキシから選択される。
より好ましくは、R 12が独立して水素、ハロ、非置換低級アルキル、非置換低級アルコキシから選択される。
より好ましくは、R 12が独立して水素、フルオロ、低級アルキル、例えばメチルまたはエチル、低級アルコキシ、例えばメトキシまたはエトキシから選択される。
非常に好ましくは、R 12が独立して水素、フルオロ、メチルおよびメトキシから選択される。

13が独立して水素、ハロ、非置換または置換アルキル、非置換または置換低級アルコキシ、非置換または置換低級アルコキシ低級アルコキシ、モノ−またはジ−低級アルキル置換アミノ、非置換または置換ピペラジニルから選択される。
好ましくは、R 13が独立して水素、ハロ、非置換または置換アルキル、非置換または置換低級アルコキシから選択される。
より好ましくは、R 13が独立して水素、ハロ、非置換低級アルキル、非置換低級アルコキシから選択される。
より好ましくは、R 13が独立して水素、フルオロ、低級アルキル、例えばメチルまたはエチル、低級アルコキシ、例えばメトキシまたはエトキシから選択される。
非常に好ましくは、R 13が独立して水素、フルオロ、メチルおよびメトキシから選択される。
最も好ましくは、R 13がメチルである。

本発明の一態様において、上に記載する式(B)に関して、R 11およびR 12が水素であり、R 13が水素でないとき、好ましくはR 13は上に記載されている基、最も好ましくは、低級アルキル、特にメチルまたは低級アルコキシ(alkyoxy)、特にメトキシであるのが好ましい。

他の態様において、本発明は、R が基:

であり、曲線は、分子の残りに結合する位置を示し、そしてR

14が独立して水素、ハロ、非置換または置換アルキル、非置換または置換低級アルコキシ、非置換または置換低級アルコキシ低級アルコキシ、アミノ、モノ−またはジ−低級アルキル置換アミノ、N−低級アルキル−N−低級アルコキシ低級アルキル置換アミノ、低級アルコキシ低級アルキルカルボニルアミノ、非置換または置換ピペラジニル、オキソ−ピペラジニル、シクロアミノ、ハロ置換シクロアミノ、ヒドロキシ置換シクロアミノ、アルコキシ置換シクロアミノ、N−低級アルキル−N−ヒドロキシ低級アルキル置換アミノから選択される式(I)の化合物を含む。

好ましくは、R 14が独立して水素、ハロ、非置換または置換アルキル、非置換または置換低級アルコキシから選択される。
より好ましくは、R 14が独立して水素、ハロ、非置換低級アルキル、非置換低級アルコキシから選択される。
より好ましくは、R 14が独立して水素、フルオロ、低級アルキル、例えばメチルまたはエチル、低級アルコキシ、例えばメトキシまたはエトキシから選択される。
非常に好ましくは、R 14が独立して水素、フルオロ、メチルおよびメトキシから選択される。
最も好ましくは、R 14が水素またはメチルである。

非常に好ましくは、R はピリジン−3−イル、2−メチル−ピリジン−3−イル、3−メチル−ピリジン−2−イル、4−メチル−ピリジン−3−イル、2,6−ジメチル−ピリジン−3−イル、2−フルオロ−ピリジン−3−イル、6−フルオロ−2−メチル−ピリジン−3−イル、2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル、6−メトキシ−2−メチル−ピリジン−3−イル、2−メトキシ−6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル、2−メトキシ−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ピリジン−3−イル、6−(N−メチル−N−エチルアミノ)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(メトキシエトキシ)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(N−メチル−N−メトキシエチルアミノ)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−フルオロ−4−メチル−ピリジン−3−イル、5−メチル−ピリジン−3−イル、2−クロロ−6−メトキシ−ピリジン−3−イル、2−メチル−6−ジメチルアミノ−ピリジン−3−イル、2−メチル−6−[N−メトキシメチルカルボニル]−アミノ−ピリジン−3−イル、2−メチル−6−(4−メチル−3−オキソ−ピペラジン−1−イル)−ピリジン−3−イル、6−アゼチジニル−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−ピロリジニル−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(3,3−ジフルオロ−アゼチジニル)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミノ]−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(3−ヒドロキシピロリジニル)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−((S)−3−ヒドロキシピロリジニル)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−((R)−3−ヒドロキシピロリジニル)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(3−メトキシピロリジニル)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(3−ヒドロキシ−アゼチジニル)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−アミノ−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(2−ヒドロキシプロプ−2−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−トリフルオロメチル−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(3,3,4,4−テトラフルオロピロリジニル)−2−メチル−ピリジン−3−イルからなる群から選択される。

他の態様において、R は6−(N−メチル−N−エチルアミノ)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(メトキシエトキシ)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(N−メチル−N−メトキシエチルアミノ)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−フルオロ−4−メチル−ピリジン−3−イル、5−メチル−ピリジン−3−イル、2−クロロ−6−メトキシ−ピリジン−3−イル、2−メチル−6−ジメチルアミノ−ピリジン−3−イル、2−メチル−6−[N−メトキシメチルカルボニル]−アミノ−ピリジン−3−イル、2−メチル−6−(4−メチル−3−オキソ−ピペラジン−1−イル)−ピリジン−3−イル、6−アゼチジニル−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−ピロリジニル−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(3,3−ジフルオロ−アゼチジニル)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミノ]−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(3−ヒドロキシピロリジニル)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−((S)−3−ヒドロキシピロリジニル)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−((R)−3−ヒドロキシピロリジニル)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(3−メトキシピロリジニル)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(3−ヒドロキシ−アゼチジニル)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−アミノ−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(2−ヒドロキシプロプ−2−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−トリフルオロメチル−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(3,3,4,4−テトラフルオロピロリジニル)−2−メチル−ピリジン−3−イルからなる群から選択される。

他の態様において、R ピリジン−3−イル、2−メチル−ピリジン−3−イル、3−メチル−ピリジン−2−イル、4−メチル−ピリジン−3−イル、2,6−ジメチル−ピリジン−3−イル、2−フルオロ−ピリジン−3−イル、6−フルオロ−2−メチル−ピリジン−3−イル、2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル、6−メトキシ−2−メチル−ピリジン−3−イル、2−メトキシ−6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル、2−メトキシ−6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル、2−メトキシ−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ピリジン−3−イルからなる群から選択される。


は好ましくは水素またはC −C アルキルから選択される。 最も好ましくはR は水素、メチルおよびエチルから選択される。
は非常に好ましくはメチルである。


は、上に定義した非置換または置換アリールまたは非置換または置換ヘテロシクリル(cycyl)であり、その各々は、置換されているとき、“置換”の下に定義した置換基からなる群から独立して選択される1個以上、特に1−3個の置換基で置換されている。

が非置換または置換アリールであるとき、それは好ましくはC −C 10アリールであり、それは、非置換であるか、または“置換”の下に定義した置換基からなる群から独立して選択される1個以上、特に1−3個の置換基で置換されている。

がアリール基(特にC −C 10アリール、より具体的にフェニル)であるとき、それは、非置換であるか、または“置換”の下に定義した置換基からなる群から独立して選択される1個以上、特に1−3個の置換基で置換されている。

基がアリール基(特にC −C 10アリール、より具体的にフェニル)であるとき、置換されているとき、置換基はハロ、特にフルオロ、クロロ、ブロモまたはヨード、特にフルオロ;ハロ−低級アルキル、特にフルオロアルキル、特にトリフルオロメチル;ヒドロキシル;アミノ;モノまたはジ置換アミノ、特にアルキル置換アミノまたはヒドロキシアルキル置換アミノ、例えばジメチルアミノまたは2−ヒドロキシエチルアミノ;環状アミノ、例えばアジリジニルまたはアゼチジニル;アミノ−低級アルキル、例えば、アミノメチル、2−アミノエチルまたは3−アミノプロピル;低級アルコキシ、例えば、メトキシまたはエトキシ;ヒドロキシ−低級アルキル、例えば、ヒドロキシメチルまたは2−ヒドロキシエチル;ヒドロキシ低級アルコキシ、例えばヒドロキシエトキシ;低級アルキル、例えば、メチル、エチルまたはイソプロピル;シアノ;シアノ−低級アルキル、例えば、2−シアノエチルまたは3−シアノプロピル;アミジノ;N−ヒドロキシアミジノ;ヒドロキシアミノ;アルコキシアミノ;ニトロ;アミジノ−低級アルキル、例えば、2−アミジノ−エチル;またはN−ヒドロキシアミジノ−低級アルキル、例えば、2−(N−ヒドロキシアミジノ)−エチル;置換フェニルまたは(特に1−または2−)ナフチル;スルホニル;置換スルホニル、例えばアルキル置換スルホニル、例えばメタンスルホニル;スルホンアミド、例えばN−メチルスルホンアミドまたはピロリジン−1−スルホニル;[1,3]ジオキソロ;置換[1,3]ジオキソロ、例えば2,2−ジフルオロ−[1,3]ジオキソロ;アルコキシカルボニル、例えば低級アルコキシカルボニル、例えばメトキシカルボニル;カルバモイル;置換カルバモイル、例えばアルキル置換カルバモイル、例えばメチルカルバモイル;ヘテロ環、例えばピラゾール;ヘテロシクリル低級アルキル;ヘテロアリールまたはヘテロアリール低級アルキルからなる群から選択され得る。

の好ましい非置換または置換アリールは、フェニル;ヒドロキシフェニル、例えば、2−、3−または4−ヒドロキシフェニル;メトキシフェニル、例えば、2−、3−または4−メトキシフェニルまたは3,4−ジメトキシフェニル;エトキシフェニル、例えば、2−、3−または4−エトキシフェニルまたは3,4−ジエトキシフェニル;メトキシエトキシ−フェニル、例えば3−メトキシ−4−エトキシフェニルまたは4−メトキシ−3−エトキシフェニル、他の低級アルコキシフェニル、例えば3−メトキシ−4−(2−メトキシエトキシ)−フェニル、ヒドロキシアルコキシフェニル、例えば3−メトキシ−4−ヒドロキシフェニル;ハロ−ヒドロキシ−フェニル、例えばフルオロ−ヒドロキシ−フェニル、例えば3−フルオロ−5−ヒドロキシ−フェニル;ヒドロキシ−ハロアルキル−フェニル、例えばヒドロキシ−フルオロアルキル−フェニル、例えば3−ヒドロキシ−5−トリフルオロメチル−フェニル;2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソロ;ベンゼンスルホンアミド、例えばN−メチルベンゼンスルホンアミド;3−(ピロリジン−1−スルホニル)−フェニル、N−(フェン−3−イル)−メタンスルホンアミドまたはN−メチル−N−フェン−3−イル−メタンスルホンアミド;アルキル−スルホニルフェニル、例えば3−メタンスルホニルフェニル;ベンズアミド例えば2−、3−または4−ベンズアミド、2−、3−または4−N−メチル−ベンズアミドまたは2−、3−または4−N,N−ジメチル−ベンズアミド;ピラゾール−フェニル、例えば4−(ピラゾール)−フェニルあるいは(1H−ピラゾール−1−イル)−フェニル、特に4−(1H−ピラゾール−1−イル)−フェニル;イミダゾール−フェニル、特に(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル、特に4−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニルから選択される。

基がヘテロシクリルまたは好ましくはヘテロアリールであるとき、該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、インドリル、2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル、1−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル、2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル、ピリジル(例えばピリジン−2−イル、ピリジン−3−イルまたはピリジン−4−イル)、ピリミジニル(特にピリミジン−5−イル)、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル、1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル、ピラゾリル、ピラゾール−4−イル、ピラジニル、キノリル、キノル−3−イル、1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オン−6−イル、3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル、3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−イル、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルからなる群から選択され、これらのヘテロ環基の各々は、非置換であるか、または“置換”の下に定義した置換基、特にハロ、特にフルオロ、クロロ、ブロモまたはヨード、より具体的にフルオロまたはクロロ;ハロ−低級アルキル、特にフルオロアルキル、特にトリフルオロメチル;ヒドロキシル;アミノ、モノまたはジ置換アミノ、特にアルキル置換アミノまたはヒドロキシアルキル置換アミノ、例えばメチルアミノ、エチルアミノ、ジメチルアミノ、イソプロピルアミノまたは2−ヒドロキシエチルアミノ;環状アミノ、例えばアジリジニルまたはアゼチジニル;アミノ−低級アルキル、例えば、アミノメチル、2−アミノエチルまたは3−アミノプロピル;低級アルコキシ、例えば、メトキシまたはエトキシまたはイソプロポキシ;ジ−低級アルコキシ低級アルキルを含む低級アルコキシ低級アルキル、例えば2−メトキシエチル、ジメトキシ−メチル、メトキシメチル、エトキシメチル;ヒドロキシ−低級アルキル、例えば、ヒドロキシメチルまたは2−ヒドロキシエチルまたは2−ヒドロキシプロプ−2−イル;ヒドロキシ低級アルコキシ、例えばヒドロキシエトキシ;低級アルコキシ低級アルコキシ、例えば2−メトキシエトキシ;低級アルキル、例えば、メチル、エチルまたはイソプロピル;シクロアルキル;置換シクロアルキル、例えばシアノ置換シクロアルキル例えば1−シアノシクロブト−1−イル;シアノ;シアノ−低級アルキル、例えば、2−シアノエチル、3−シアノプロピル、および2−シアノプロプ−2−イル;アミジノ;N−ヒドロキシアミジノ;アミジノ−低級アルキル、例えば、2−アミジノ−エチル;またはN−ヒドロキシアミジノ−低級アルキル、例えば、2−(N−ヒドロキシアミジノ)−エチル;置換フェニルまたは(特に1−または2−)ナフチル;スルホニル;置換スルホニル、例えばアルキル置換スルホニル、例えばメタンスルホニル;スルホンアミド、例えばN−メチルスルホンアミドまたはピロリジン−1−スルホニル;[1,3]ジオキソロ;置換[1,3]ジオキソロ、例えば2,2−ジフルオロ−[1,3]ジオキソロ;アルコキシカルボニル、例えば低級アルコキシカルボニル、例えばメトキシカルボニル;カルバモイル;置換カルバモイル、例えばアルキル置換カルバモイル、例えばメチルカルバモイル;アミノカルボニルアルキル、例えばアミノカルボニル低級アルキル、例えばアミノカルボニルメチル;N−モノ置換アミノカルボニルアルキル、例えばN−低級アルキルアミノカルボニル低級アルキル、例えばメチルアミノカルボニルメチル;N−ジ置換アミノカルボニルアルキル、例えばN−ジ−低級アルキルアミノカルボニル低級アルキル、例えばジメチルアミノカルボニルメチル、または他のN−ジ置換アミノカルボニルアルキル、例えば4−モルホリンカルボニルメチル;アミノ低級アルコキシ;N−低級アルキルアミノ低級アルコキシ;N,N−ジ−低級アルキルアミノ低級アルコキシ、例えばN,N−ジ−メチルアミノ低級アルコキシ、例えばN,N−ジメチルアミノプロポキシ、N,N−ジメチルアミノエトキシ、N,N−ジメチルアミノメトキシ、特に3−N,N−ジメチルアミノプロポキシから選択される1個または2個の基で置換されている。 ヘテロ環基はまた他のヘテロ環、例えば上に定義した3H−テトラゾリル(特に3H−テトラゾール−5−イル)、ピラゾール、ヘテロシクリル低級アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリール低級アルキルで置換されていてよい。

一つの態様において、R について好ましいヘテロ環基はピリジル、ピリミジニル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル、1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、キノリルを含み、その各々は置換されていなくても、上に示した通り置換されていてもよい。

他の態様において、R について好ましいヘテロ環基はピリジル、ピリミジニル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル、キノリルを含み、その各々は置換されていなくても、上に示した通り置換されていてもよい。

一つの態様において、R は非置換ピリド−3−イルまたは“置換”の下に記載したものから独立して選択される1個または2個の置換基で、または、他の態様において、置換ヘテロシクリルまたはヘテロアリールに関して記載したものから独立して選択される1個または2個の置換基置換されているピリド−3−イルである。
一つの態様において、R は該置換ピリド−3−イルである。

基がヘテロシクリルまたは好ましくはヘテロアリールであるとき、該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールはインドリル、2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル、1−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル、2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル、ピリジル(例えばピリジン−2−イル、ピリジン−3−イルまたはピリジン−4−イル)、ピリミジニル(特にピリミジン−5−イル)、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル、1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル、ピラゾリル、ピラゾール−4−イル、ピラジニル、キノリル、キノル−3−イル、1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オン−6−イル、3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル、3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−イルから成る群から選択してよく、これらのヘテロ環基は、非置換であるか、または“置換”の下に定義した置換基、特にハロ、特にフルオロ、クロロ、ブロモまたはヨード、より具体的にフルオロまたはクロロ;ハロ−低級アルキル、特にフルオロアルキル、特にトリフルオロメチル;ヒドロキシル;アミノ、モノまたはジ置換アミノ、特にアルキル置換アミノまたはヒドロキシアルキル置換アミノ、例えばメチルアミノ、ジメチルアミノまたは2−ヒドロキシエチルアミノ;環状アミノ、例えばアジリジニルまたはアゼチジニル;アミノ−低級アルキル、例えば、アミノメチル、2−アミノエチルまたは3−アミノプロピル;低級アルコキシ、例えば、メトキシまたはエトキシ;低級アルコキシ低級アルキル、例えば2−メトキシエチル;ヒドロキシ−低級アルキル、例えば、ヒドロキシメチルまたは2−ヒドロキシエチル;ヒドロキシ低級アルコキシ、例えばヒドロキシエトキシ;低級アルキル、例えば、メチル、エチルまたはイソプロピル;シアノ;シアノ−低級アルキル、例えば、2−シアノエチルおよび3−シアノプロピル;アミジノ;N−ヒドロキシアミジノ;アミジノ−低級アルキル、例えば、2−アミジノ−エチル;またはN−ヒドロキシアミジノ−低級アルキル、例えば、2−(N−ヒドロキシアミジノ)−エチル;置換フェニルまたは(特に1−または2−)ナフチル;スルホニル;置換スルホニル、例えばアルキル置換スルホニル、例えばメタンスルホニル;スルホンアミド、例えばN−メチルスルホンアミドまたはピロリジン−1−スルホニル;[1,3]ジオキソロ;置換[1,3]ジオキソロ、例えば2,2−ジフルオロ−[1,3]ジオキソロ;アルコキシカルボニル、例えば低級アルコキシカルボニル、例えばメトキシカルボニル;カルバモイル;置換カルバモイル、例えばアルキル置換カルバモイル、例えばメチルカルバモイル;アミノカルボニルアルキル、例えばアミノカルボニル低級アルキル、例えばアミノカルボニルメチル;N−モノ置換アミノカルボニルアルキル、例えばN−低級アルキルアミノカルボニル低級アルキル、例えばメチルアミノカルボニルメチル;N−ジ置換アミノカルボニルアルキル、例えばN−ジ−低級アルキルアミノカルボニル低級アルキル、例えばジメチルアミノカルボニルメチル、または他のN−ジ置換アミノカルボニルアルキル、例えば4−モルホリンカルボニルメチル;アミノ低級アルコキシ;N−低級アルキルアミノ低級アルコキシ;N,N−ジ−低級アルキルアミノ低級アルコキシ、例えばN,N−ジ−メチルアミノ低級アルコキシ、例えばN,N−ジメチルアミノプロポキシ、N,N−ジメチルアミノエトキシ、N,N−ジメチルアミノメトキシ、特に3−N,N−ジメチルアミノプロポキシから選択される1個または2個の基で置換されている。 ヘテロ環基はまた他のヘテロ環、例えばここに定義した3H−テトラゾリル(特に3H−テトラゾール−5−イル)、ピラゾール、ヘテロシクリル低級アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリール低級アルキルで置換されていてもよい。

についての非常に好ましいヘテロ環基は、ピリジル、ピリミジニル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル、キノリルを含み、その各々は置換されていなくても、上に示した通り置換されていてもよい。

についての具体的に好ましい非置換または置換ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、次のものから選択される:
ピリジル、特にピリジン−3−イル;
アルキルピリジル、特に低級アルキルピリジル、例えばメチルピリジル、例えば、2−、3−または4−メチルピリジル、特に2−メチルピリジルまたは3−メチルピリジル、特に2−メチルピリド−5−イルまたは3−メチルピリド−5−イル;
アルコキシピリジル、特に低級アルコキシピリジル、例えばメトキシピリジル、例えば、2−、3−または4−メトキシピリジル、特に2−メトキシピリジルまたは3−メトキシピリジル(特に2−メトキシ(methox)ピリジン−5−イル、3−メトキシ(methox)ピリジン−5−イル);エトキシピリジル、例えば、2−、3−または4−エトキシピリジル特に2−エトキシピリジルまたは3−エトキシピリジル(特に3−エトキシピリジン−5−イル、2−エトキシピリジン−5−イル、2−エトキシピリジン−4−イル);プロポキシピリジル、例えばn−プロポキシピリジルまたはイソプロポキシピリジル(特に6−(n−プロポキシ)ピリド−3−イルまたは3−(イソプロポキシ)ピリジン−5−イル);
シクロアルキルアルコキシピリジル、例えばシクロプロピルメトキシ−ピリジル、特に2−シクロプロピルメトキシ−ピリジル(特に2−シクロプロピルメトキシ−ピリド−5−イル);
アルコキシアルキルピリジル例えばエトキシメチルピリジル、2−メトキシメチルピリジル(特に2−メトキシメチルピリド−5−イル);
アルコキシアルコキシピリジル、特にメトキシエトキシピリジル、例えば3−(2−メトキシエトキシ)ピリジルまたは2−(2−メトキシエトキシ)ピリジル(特に3−(2−メトキシエトキシ)ピリド−5−イルまたは2−(2−メトキシエトキシ)ピリド−5−イル);
ベンジルオキシアルコキシピリジル、特にベンジルオキシエトキシピリジルまたはベンジルオキシプロポキシピリジル、例えば2−ベンジルオキシエトキシピリジルまたは3−ベンジルオキシプロポキシピリジル(特に2−ベンジルオキシエトキシピリド−5−イルまたは3−ベンジルオキシプロポキシピリド−5−イル);
ヒドロキシアルキルピリジル、例えばヒドロキシメチルピリジルまたは(ヒドロキシプロプ−2−イル)ピリジル、特に2−(ヒドロキシメチル)−ピリジルまたは3−(2−ヒドロキシプロプ−2−イル)ピリジル(特に2−ヒドロキシメチルピリド−5−イルまたは3−(2−ヒドロキシプロプ−2−イル)ピリド−5−イル);
アルキル−スルホニルピリジル、例えばメタンスルホニルピリジル、特に3−メタンスルホニルピリジル(特に3−メタンスルホニルピリド−5−イル);
ヒドロキシアルコキシピリジル、例えば2−(2−ヒドロキシエトキシ)−ピリジルまたは2−(3−ヒドロキシプロポキシ)−ピリジル(特に2−(2−ヒドロキシエトキシ)−ピリド−5−イルまたは2−(3−ヒドロキシプロポキシ)−ピリド−5−イル);
アルコキシカルボニルピリジル、例えばメトキシカルボニルピリジル、特に2−メトキシカルボニル−ピリジル(特に2−メトキシカルボニル−ピリド−5−イル);
アミノピリジル、例えば2−または3−アミノピリジル(特に2−アミノピリジン−5−イルまたは3−アミノピリド−5−イル);
アルキルアミノピリジル、例えば低級アルキルアミノピリジル、特にメチルアミノピリジル、より具体的に2−メチルアミノピリジルまたは3−メチルアミノピリジル(特に2−メチルアミノピリド−5−イルまたは3−メチルアミノピリド−5−イル)または(イソプロピルアミノ)ピリジル、より具体的に3−(イソプロピルアミノ)ピリジル(特に3−(イソプロピルアミノ)ピリド−5−イル);
ジアルキルアミノピリジル、特にジ−低級アルキルアミノピリジル、例えば2−、3−または4−ジメチルアミノピリジル、特に2−ジメチルアミノピリジル(特に2−ジメチルアミノピリド−5−イル);
シクロアミノピリジル、例えばアゼチジニルピリジル、特に2−アゼチジン−1−イル−ピリジニルまたは3−アゼチジン−1−イル−ピリジニル(特に2−アゼチジン−1−イル−ピリジン−5−イルまたは3−アゼチジン−1−イル−ピリジン−5−イル);
(シアノ低級アルキル)−ピリジニル、例えば(2−シアノプロプ−2−イル)−ピリジニル、特に3−(2−シアノプロプ−2−イル)−ピリジニル(特に3−(2−シアノプロプ−2−イル)−ピリジン−5−イル);

(シアノシクロ低級アルキル)−ピリジニル、例えば(1−シアノシクロブト−1−イル)−ピリジニル、特に3−(1−シアノシクロブト−1−イル)−ピリジニル(特に3−(1−シアノシクロブト−1−イル)−ピリジン−5−イル);
ヒドロキシアルキルアミノピリジル、例えば2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−ピリジル(特に2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−ピリド−5−イル);
アミノ−ハロ低級アルキル−ピリジル、例えばアミノ−トリフルオロメチル−ピリジル、特に2−アミノ−3−トリフルオロメチル−ピリジル(特に2−アミノ−3−トリフルオロメチル−ピリド−5−イル);
ハロアルキルピリジニル、特にハロ低級アルキルピリジル、特に、2−、3−または4−トリフルオロメチルピリジル、最も具体的には2−トリフルオロメチルピリジル(特に2−トリフルオロメチルピリド−5−イル);
ハロピリジル、特にフルオロピリジル、特に2−フルオロピリジル(特に2−フルオロピリド−3−イルまたは2−フルオロピリド−4−イルまたは2−フルオロピリド−5−イル);
ハロ−アルコキシ−ピリジル、例えばフルオロ−メトキシ−ピリジル、例えば3−フルオロ−2−メトキシ−ピリジル(特に3−フルオロ−2−メトキシ−ピリド−5−イル);
カルバモイルピリジル、特に2−(カルバモイル)ピリジル(特に2−(カルバモイル)ピリド−5−イル);
アルキル置換カルバモイル、例えばメチルカルバモイル、特に2−(メチルカルバモイル)ピリジル(特に2−(メチルカルバモイル)ピリド−5−イル);
ピペラジニルピリジル、例えば1−ピペラジニルピリジル、特に2−(1−ピペラジニル)ピリジル(特に2−(1−ピペラジニル)ピリド−5−イル);
N−アルキルピペラジニルピリジル、例えばN−低級アルキルピペラジニルピリジル、例えばN−メチルピペラジニルピリジル、特に2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ピリジル(特に2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ピリド−5−イル);
アルキルスルホンアミドピリジル、例えば低級アルキルスルホンアミドピリジル、特にメチルスルホンアミドピリジル、例えば3−(メチルスルホンアミド)ピリジル(特に3−(メチルスルホンアミド)−ピリジン−5−イル);
ジアルキルスルホンアミドピリジル、例えばジ低級アルキルスルホンアミドピリジル、特にジメチルスルホンアミドピリジル、例えば3−(ジメチルスルホンアミド)ピリジル(特に3−(ジメチルスルホンアミド)−ピリジン−5−イル);
(アルキルスルホンアミド)(アルキル)ピリジル、例えば(低級アルキルスルホンアミド)(低級アルキル)ピリジル、特に(メチルスルホンアミド)(メチル)ピリジル、例えば3−(メチルスルホンアミド)(メチル)ピリジル(特に3−(メチルスルホンアミド)−2−メチルピリジン−5−イル);
ジアルキルスルホンアミド(アルキル)ピリジル、例えばジ低級アルキルスルホンアミド(低級アルキル)ピリジル、特にジメチルスルホンアミド(メチル)ピリジル、例えば3−(ジメチルスルホンアミド)(2−メチル)ピリジル(特に3−(ジメチルスルホンアミド)−(2−メチル)−ピリジン−5−イル);
3H−テトラゾール−5−イルピリジル、例えば2−(3H−テトラゾール−5−イル)ピリジル(特に2−(3H−テトラゾール−5−イル)ピリド−5−イル);
(アルコキシ)(アルキルカルボニルアミノ)ピリジル、例えば(低級アルコキシ)(低級アルキルカルボニルアミノ)ピリジル、例えば(メトキシ)(メチルカルボニルアミノ)ピリジルまたは(エトキシ)(メチルカルボニルアミノ)ピリジル、特に2−(メトキシ)−3−(メチルカルボニルアミノ)ピリジルまたは2−(エトキシ)−3−(メチルカルボニルアミノ)ピリジル(特に2−(メトキシ)−3−(メチルカルボニルアミノ)ピリド−5−イルまたは2−(エトキシ)−3−(メチルカルボニルアミノ)ピリド−5−イル);
(アルコキシ)(アルキルカルボニル−N−アルキルアミノ)ピリジル、例えば(低級アルコキシ)(低級アルキルカルボニル−N−低級アルキルアミノ)ピリジル、例えば(メトキシ)(メチルカルボニル−N−メチルアミノ)ピリジルまたは(エトキシ)(メチルカルボニル−N−メチルアミノ)ピリジル、特に2−(メトキシ)−3−(メチルカルボニル−N−メチルアミノ)ピリジルまたは2−(エトキシ)−3−(メチルカルボニル−N−メチルアミノ)ピリジル(特に2−(メトキシ)−3−(メチルカルボニル−N−メチルアミノ)ピリド−5−イルまたは2−(エトキシ)−3−(メチルカルボニル−N−メチルアミノ)ピリド−5−イル);

(アルコキシ)(ニトロ)ピリジル、例えば(低級アルコキシ)(ニトロ)ピリジル、例えば(メトキシ)(ニトロ)ピリジル、特に2−(メトキシ)−3−(ニトロ)−ピリジル(特に2−(メトキシ)−3−(ニトロ)−ピリド−5−イル);
(アルコキシ)(アミノ)ピリジル、例えば(低級アルコキシ)(アミノ)ピリジル、例えば(メトキシ)(アミノ)ピリジル、特に2−(メトキシ)−3−(アミノ)−ピリジル(特に2−(メトキシ)−3−(アミノ)−ピリド−5−イル);
(アルコキシ)(アルキルアミノカルボニル)ピリジル、例えば(低級アルコキシ)(低級アルキルアミノカルボニル)ピリジル、例えば(メトキシ)(メチルアミノカルボニル)ピリジル、特に2−(メトキシ)−3−(メチルアミノカルボニル)ピリジル(特に2−(メトキシ)−3−(メチルアミノカルボニル)ピリド−5−イル;
(アルコキシ)(ヒドロキシカルボニル)ピリジル、例えば(低級アルコキシ)(ヒドロキシカルボニル)ピリジル、例えば(メトキシ)(ヒドロキシカルボニル)ピリジル、特に2−(メトキシ)−3−(ヒドロキシカルボニル)ピリジル(特に2−(メトキシ)−3−(ヒドロキシカルボニル)ピリド−5−イル;
N,N−ジ−低級アルキルアミノ低級アルコキシ、例えば(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ピリジル、例えば2−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ピリジル)(特に2−(3−N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ピリジン−5−イル);
(アルキル)(アルコキシ)ピリジル、例えば(低級アルキル)(低級アルコキシ)ピリジル、例えば(メチル)(メトキシ)ピリジルまたは(メチル)(エトキシ)ピリジルまたは(メチル)(イソプロポキシ)ピリジル、特に2−(メチル)−3−(メトキシ)ピリジルまたは2−(メチル)−3−(エトキシ)ピリジルまたは2−(メチル)−3−(イソプロポキシ)ピリジル(特に2−(メチル)−3−(メトキシ)ピリド−5−イルまたは2−(メチル)−3−(エトキシ)ピリド−5−イルまたは2−(メチル)−3−(イソプロポキシ)ピリド−5−イル);
(ジアルコキシ−アルキル)(アルコキシ)ピリジル、例えば(ジ−低級アルコキシ−低級アルキル)(低級アルコキシ)ピリジル例えば(ジメトキシ−メチル)(メトキシ)ピリジル、特に2−(ジメトキシ−メチル)−3−(メトキシ)ピリジル(特に2−(ジメトキシ−メチル)−3−(メトキシ)ピリド−5−イル);
(アルコキシアルキル)(アルコキシ)ピリジル、例えば(低級アルコキシ低級アルキル)(低級アルコキシ)ピリジル、例えば(メトキシ−メチル)(メトキシ)ピリジルまたは(メトキシ−メチル)(エトキシ)ピリジルまたは(メトキシ−メチル)(イソプロポキシ)ピリジル、特に2−(メトキシ−メチル)−3−(メトキシ)ピリジルまたは2−(メトキシ−メチル)−3−(エトキシ)ピリジルまたは2−(メトキシ−メチル)−3−(イソプロポキシ)ピリジル(特に2−(メトキシ−メチル)−3−(メトキシ)ピリド−5−イルまたは2−(メトキシ−メチル)−3−(エトキシ)ピリド−5−イルまたは2−(メトキシ−メチル)−3−(イソプロポキシ)ピリド−5−イル);
(ヒドロキシアルキル)(アルキルアミノ)ピリジル、例えば(ヒドロキシ低級アルキル)(低級アルキルアミノ)ピリジル、例えば(ヒドロキシメチル)(エチルアミノ)ピリジルまたは(ヒドロキシメチル)(メチルアミノ)ピリジル、特に2−(ヒドロキシメチル)−3−(エチルアミノ)ピリジルまたは2−(ヒドロキシメチル)−3−(メチルアミノ)ピリジル(特に2−(ヒドロキシメチル)−3−(エチルアミノ)ピリド−5−イルまたは2−(ヒドロキシメチル)−3−(メチルアミノ)ピリド−5−イル);
(アルキル)(アルキルアミノ)ピリジル、例えば(低級アルキル)(低級アルキルアミノ)ピリジル、例えば(メチル)(メチルアミノ)ピリジルまたは(メチル)(エチルアミノ)ピリジル、特に2−(メチル)−3−(メチルアミノ)ピリジルまたは2−(メチル)−3−(エチルアミノ)ピリジル(特に2−(メチル)−3−(メチルアミノ)ピリド−5−イルまたは2−(メチル)−3−(エチルアミノ)ピリド−5−イル);

(ハロ)(アルキルアミノ)ピリジル、例えば(フルオロ)(低級アルキルアミノ)ピリジル、例えば(フルオロ)(メチルアミノ)ピリジルまたは(クロロ)(メチルアミノ)ピリジル、特に3−(フルオロ)−2−(メチルアミノ)ピリジルまたは3−(クロロ)−2−(メチルアミノ)ピリジル(特に3−(フルオロ(fluro))−2−(メチルアミノ)ピリド−5−イルまたは3−(クロロ)−2−(メチルアミノ)ピリド−5−イル);
(ハロアルキル)(アルキルアミノ)ピリジル、例えば(フルオロ−低級アルキル)(低級アルキルアミノ)ピリジル、例えば(トリフルオロメチル)(メチルアミノ)ピリジルまたは(トリフルオロメチル)(エチルアミノ)ピリジル、特に3−(トリフルオロメチル)−2−(メチルアミノ)ピリジルまたは3−(トリフルオロメチル)−2−(エチルアミノ)ピリジル(特に3−(トリフルオロ(fluro)メチル)−2−(メチルアミノ)ピリド−5−イルまたは3−(トリフルオロ(fluro)メチル)−2−(エチルアミノ)ピリド−5−イル);
(ハロアルキル)(アミノ)ピリジル、例えば(フルオロ−低級アルキル)(アミノ)ピリジル、例えば(トリフルオロメチル)(アミノ)ピリジル、特に3−(トリフルオロメチル)−2−(アミノ)ピリジル(特に3−(トリフルオロ(fluro)メチル)−2−(アミノ)ピリド−5−イル);
(ヒドロキシアルキル)(アルコキシ)ピリジル、例えば(ヒドロキシ低級アルキル)(低級アルコキシ)ピリジル、例えば(ヒドロキシメチル)(メトキシ)ピリジル、特に2−(ヒドロキシメチル)−3−(メトキシ)ピリジル(特に2−(ヒドロキシメチル)−3−(メトキシ)ピリド−5−イル);
(ヒドロキシアルキル)(アミノ)ピリジル、例えば(ヒドロキシ低級アルキル)(アミノ)ピリジル、例えば(ヒドロキシメチル)(アミノ)ピリジル、特に3−(ヒドロキシメチル)−2−(アミノ)ピリジル(特に3−(ヒドロキシメチル)−2−(アミノ)ピリド−5−イル);
(アルコキシアルキル)(アミノ)ピリジル、例えば(低級アルコキシ低級アルキル)(アミノ)ピリジル、例えば(メトキシメチル)(アミノ)ピリジルまたは(エトキシメチル)(アミノ)ピリジル、特に3−(メトキシメチル)−2−(アミノ)ピリジルまたは3−(エトキシメチル)−2−(アミノ)ピリジル(特に3−(メトキシメチル)−2−(アミノ)ピリド−5−イルまたは3−(エトキシメチル)−2−(アミノ)ピリド−5−イル);
(アルキル)(アルコキシアルコキシ)ピリジル、例えば(低級アルキル)(低級アルコキシ低級アルコキシ)ピリジル、例えば(メチル)(メトキシエトキシ)ピリジル、特に2−(メチル)−3−(2−メトキシエトキシ)ピリジル(特に2−(メチル)−3−(2−メトキシエトキシ)ピリド−5−イル);
(アルコキシアルキル)(アルキルアミノ)ピリジル、例えば(低級アルコキシ低級アルキル)(低級アルキルアミノ)ピリジル、例えば(エトキシメチル)(エチルアミノ)ピリジルまたは(メトキシメチル)(メチルアミノ)ピリジル、特に3−(エトキシメチル)−2−(エチルアミノ)ピリジルまたは3−(メトキシメチル)−2−(メチルアミノ)ピリジル(特に3−(エトキシメチル)−2−(エチルアミノ)ピリド−5−イルまたは3−(メトキシメチル)−2−(メチルアミノ)ピリド−5−イル);
(アミノ)(アルキルアミノカルボニル)ピリジル、例えば(アミノ)(低級アルキルアミノカルボニル)ピリジル、例えば(アミノ)(メチルアミノカルボニル)ピリジル、特に2−(アミノ)−3−(メチルアミノカルボニル)ピリジル(特に2−(アミノ)−3−(メチルアミノカルボニル)ピリド−5−イル);
ピリミジニル、特にピリミジン−5−イル;
低級アルキルアミノピリミジニル、例えば2−または4−メチルアミノピリミジニルまたは2−または4−エチルアミノピリミジニル、特に2−メチルアミノピリミジニルまたは2−エチルアミノピリミジニル(特に2−メチルアミノピリミジン−5−イルまたは2−エチルアミノピリミジン−5−イル);
ジ−低級アルキルアミノピリミジニル、例えば2−または4−ジメチルアミノピリミジニル、特に2−ジメチルアミノピリミジニル(特に2−ジメチルアミノピリミジン−5−イル);

アルコキシピリミジニル、特にメトキシピリミジニルまたはエトキシピリミジニル、例えば2−メトキシピリミジニルまたは2−エトキシピリミジニル(特に2−メトキシピリミジン−5−イルまたは2−エトキシピリミジン−5−イル);
ジ−低級アルコキシピリミジニル、例えば2,4−ジメトキシピリミジニルまたは2,4−ジエトキシピリミジニル、特に2,4−ジメトキシピリミジニル(特に2,4−ジメトキシピリミジン−5−イル);
(アルキルアミノ)(アルコキシ)ピリミジニル、例えば(低級アルキルアミノ)(低級アルコキシ)ピリミジニル、例えば(エチルアミノ)(メトキシ)ピリミジニルまたは(メチルアミノ)(メトキシ)ピリミジニル、特に2−(エチルアミノ)−4−(メトキシ)ピリミジニル(特に2−(エチルアミノ)−4−(メトキシ)ピリミジン−5−イル);
1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル(特に1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル);1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル(特に1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル);ピラジニル;ピラゾリル、例えばピラゾール−4−イル;置換ピラゾリル、例えばヒドロキシアルキルピラゾリル、特に1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−ピラゾリル(特に1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)または1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾリル(特に1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール−4−イル);キノリニル(特にキノリン−3−イル);2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル;1−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル;1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オン−6−イル(特に1,3−ジメチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オン−6−イル、1−エチル−3−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オン−6−イルまたは1−(2−メトキシエチル)−3−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オン−6−イル;3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル、例えば(3−メチル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル、(2−メチル)−(3−メチル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル、(2−メトキシ)−(3−メチル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル、(2−ジメチルアミノ)−(3−メチル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル;3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−イル、例えば(3−メチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−イル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル(特にイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)。

他の態様において、R についての具体的に好ましい非置換または置換ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、次のものから選択される:ピリジル、特にピリジン−3−イル;アルキルピリジル、特に低級アルキルピリジル、例えばメチルピリジル、例えば、2−、3−または4−メチルピリジル、特に2−メチルピリジルまたは3−メチルピリジル、特に2−メチルピリド−5−イルまたは3−メチルピリド−5−イル;アルコキシピリジル、特に低級アルコキシピリジル、例えばメトキシピリジル、例えば、2−、3−または4−メトキシピリジル、特に2−メトキシピリジルまたは3−メトキシピリジル(特に2−メトキシ(methox)ピリジン−5−イル、3−メトキシ(methox)ピリジン−5−イル);エトキシピリジル、例えば、2−、3−または4−エトキシピリジル特に2−エトキシピリジルまたは3−エトキシピリジル(特に3−エトキシピリジン−5−イル、2−エトキシピリジン−5−イル、2−エトキシピリジン−4−イル);プロポキシピリジル、例えばn−プロポキシピリジルまたはイソプロポキシピリジル(特に6−(n−プロポキシ)ピリド−3−イルまたは3−(イソプロポキシ)ピリジン−5−イル);シクロアルキルアルコキシピリジル、例えばシクロプロピルメトキシ−ピリジル、特に2−シクロプロピルメトキシ−ピリジル(特に2−シクロプロピルメトキシ−ピリド−5−イル);アルコキシアルキルピリジル例えばエトキシメチルピリジル、2−メトキシメチルピリジル(特に2−メトキシメチルピリド−5−イル);アルコキシアルコキシピリジル、特にメトキシエトキシピリジル、例えば3−(2−メトキシエトキシ)ピリジルまたは2−(2−メトキシエトキシ)ピリジル(特に3−(2−メトキシエトキシ)ピリド−5−イルまたは2−(2−メトキシエトキシ)ピリド−5−イル);ベンジルオキシアルコキシピリジル、特にベンジルオキシエトキシピリジルまたはベンジルオキシプロポキシピリジル、例えば2−ベンジルオキシエトキシピリジルまたは3−ベンジルオキシプロポキシピリジル(特に2−ベンジルオキシエトキシピリド−5−イルまたは3−ベンジルオキシプロポキシピリド−5−イル);ヒドロキシアルキルピリジル、例えばヒドロキシメチルピリジル、特に2−(ヒドロキシメチル)−ピリジル(特に2−ヒドロキシメチルピリド−5−イル);アルキル−スルホニルピリジル、例えばメタンスルホニルピリジル、特に3−メタンスルホニルピリジル(特に3−メタンスルホニルピリド−5−イル);ヒドロキシアルコキシピリジル、例えば2−(2−ヒドロキシエトキシ)−ピリジルまたは2−(3−ヒドロキシプロポキシ)−ピリジル(特に2−(2−ヒドロキシエトキシ)−ピリド−5−イルまたは2−(3−ヒドロキシプロポキシ)−ピリド−5−イル);アルコキシカルボニルピリジル、例えばメトキシカルボニルピリジル、特に2−メトキシカルボニル−ピリジル(特に2−メトキシカルボニル−ピリド−5−イル);アミノピリジル、例えば2−または3−アミノピリジル(特に2−アミノピリジン−5−イルまたは3−アミノピリド−5−イル);アルキルアミノピリジル、例えば低級アルキルアミノピリジル、特にメチルアミノピリジル、より具体的に2−メチルアミノピリジル(特に2−メチルアミノピリド−5−イル);ジアルキルアミノピリジル、特にジ−低級アルキルアミノピリジル、例えば2−、3−または4−ジメチルアミノピリジル、特に2−ジメチルアミノピリジル(特に2−ジメチルアミノピリド−5−イル);シクロアミノピリジル、例えばアゼチジニルピリジル、特に2−アゼチジン−1−イル−ピリジニル(特に2−アゼチジン−1−イル−ピリジン−5−イル);ヒドロキシアルキルアミノピリジル、例えば2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−ピリジル(特に2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−ピリド−5−イル);アミノ−ハロ低級アルキル−ピリジル、例えばアミノ−トリフルオロメチル−ピリジル、特に2−アミノ−3−トリフルオロメチル−ピリジル(特に2−アミノ−3−トリフルオロメチル−ピリド−5−イル);ハロアルキルピリジニル、特にハロ低級アルキルピリジル、特に、2−、3−または4−トリフルオロメチルピリジル、最も具体的には2−トリフルオロメチルピリジル(特に2−トリフルオロメチルピリド−5−イル);

ハロピリジル、特にフルオロピリジル、特に2−フルオロピリジル(特に2−フルオロピリド−3−イルまたは2−フルオロピリド−4−イル);ハロ−アルコキシ−ピリジル、例えばフルオロ−メトキシ−ピリジル、例えば3−フルオロ−2−メトキシ−ピリジル(特に3−フルオロ−2−メトキシ−ピリド−5−イル);カルバモイルピリジル、特に2−(カルバモイル)ピリジル(特に2−(カルバモイル)ピリド−5−イル);アルキル置換カルバモイル、例えばメチルカルバモイル、特に2−(メチルカルバモイル)ピリジル(特に2−(メチルカルバモイル)ピリド−5−イル);ピペラジニルピリジル、例えば1−ピペラジニルピリジル、特に2−(1−ピペラジニル)ピリジル(特に2−(1−ピペラジニル)ピリド−5−イル);N−アルキルピペラジニルピリジル、例えばN−低級アルキルピペラジニルピリジル、例えばN−メチルピペラジニルピリジル、特に2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ピリジル(特に2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ピリド−5−イル);アルキルスルホンアミドピリジル、例えば低級アルキルスルホンアミドピリジル、特にメチルスルホンアミドピリジル、例えば3−(メチルスルホンアミド)ピリジル(特に3−(メチルスルホンアミド)−ピリジン−5−イル);ジアルキルスルホンアミドピリジル、例えばジ低級アルキルスルホンアミドピリジル、特にジメチルスルホンアミドピリジル、例えば3−(ジメチルスルホンアミド)ピリジル(特に3−(ジメチルスルホンアミド)−ピリジン−5−イル);(アルキルスルホンアミド)(アルキル)ピリジル、例えば(低級アルキルスルホンアミド)(低級アルキル)ピリジル、特に(メチルスルホンアミド)(メチル)ピリジル、例えば3−(メチルスルホンアミド)(メチル)ピリジル(特に3−(メチルスルホンアミド)−2−メチルピリジン−5−イル);ジアルキルスルホンアミド(アルキル)ピリジル、例えばジ低級アルキルスルホンアミド(低級アルキル)ピリジル、特にジメチルスルホンアミド(メチル)ピリジル、例えば3−(ジメチルスルホンアミド)(2−メチル)ピリジル(特に3−(ジメチルスルホンアミド)−(2−メチル)−ピリジン−5−イル);3H−テトラゾール−5−イルピリジル、例えば2−(3H−テトラゾール−5−イル)ピリジル(特に2−(3H−テトラゾール−5−イル)ピリド−5−イル);(アルコキシ)(アルキルカルボニルアミノ)ピリジル、例えば(低級アルコキシ)(低級アルキルカルボニルアミノ)ピリジル、例えば(メトキシ)(メチルカルボニルアミノ)ピリジルまたは(エトキシ)(メチルカルボニルアミノ)ピリジル、特に2−(メトキシ)−3−(メチルカルボニルアミノ)ピリジルまたは2−(エトキシ)−3−(メチルカルボニルアミノ)ピリジル(特に2−(メトキシ)−3−(メチルカルボニルアミノ)ピリド−5−イルまたは2−(エトキシ)−3−(メチルカルボニルアミノ)ピリド−5−イル);(アルコキシ)(アルキルカルボニル−N−アルキルアミノ)ピリジル、例えば(低級アルコキシ)(低級アルキルカルボニル−N−低級アルキルアミノ)ピリジル、例えば(メトキシ)(メチルカルボニル−N−メチルアミノ)ピリジルまたは(エトキシ)(メチルカルボニル−N−メチルアミノ)ピリジル、特に2−(メトキシ)−3−(メチルカルボニル−N−メチルアミノ)ピリジルまたは2−(エトキシ)−3−(メチルカルボニル−N−メチルアミノ)ピリジル(特に2−(メトキシ)−3−(メチルカルボニル−N−メチルアミノ)ピリド−5−イルまたは2−(エトキシ)−3−(メチルカルボニル−N−メチルアミノ)ピリド−5−イル);(アルコキシ)(ニトロ)ピリジル、例えば(低級アルコキシ)(ニトロ)ピリジル、例えば(メトキシ)(ニトロ)ピリジル、特に2−(メトキシ)−3−(ニトロ)−ピリジル(特に2−(メトキシ)−3−(ニトロ)−ピリド−5−イル);(アルコキシ)(アミノ)ピリジル、例えば(低級アルコキシ)(アミノ)ピリジル、例えば(メトキシ)(アミノ)ピリジル、特に2−(メトキシ)−3−(アミノ)−ピリジル(特に2−(メトキシ)−3−(アミノ)−ピリド−5−イル);(アルコキシ)(アルキルアミノカルボニル)ピリジル、例えば(低級アルコキシ)(低級アルキルアミノカルボニル)ピリジル、例えば(メトキシ)(メチルアミノカルボニル)ピリジル、特に2−(メトキシ)−3−(メチルアミノカルボニル)ピリジル(特に2−(メトキシ)−3−(メチルアミノカルボニル)ピリド−5−イル;(アルコキシ)(ヒドロキシカルボニル)ピリジル、例えば(低級アルコキシ)(ヒドロキシカルボニル)ピリジル、例えば(メトキシ)(ヒドロキシカルボニル)ピリジル、特に2−(メトキシ)−3−(ヒドロキシカルボニル)ピリジル(特に2−(メトキシ)−3−(ヒドロキシカルボニル)ピリド−5−イル;

(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ピリジル、例えば2−(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ピリジル)(特に2−(3−N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ピリジン−5−イル)、ピリミジニル、特にピリミジン−5−イル;低級アルキルアミノピリミジニル、例えば2−または4−メチルアミノピリミジニル、特に2−メチルアミノピリミジニル(特に2−メチルアミノピリミジン−5−イル);ジ−低級アルキルアミノピリミジニル、例えば2−または4−ジメチルアミノピリミジニル、特に2−ジメチルアミノピリミジニル(特に2−ジメチルアミノピリミジン−5−イル);アルコキシピリミジニル、特にメトキシピリミジニルまたはエトキシピリミジニル、例えば2−メトキシピリミジニルまたは2−エトキシピリミジニル(特に2−メトキシピリミジン−5−イルまたは2−エトキシピリミジン−5−イル);1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル(特に1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル);1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル(特に1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル);ピラジニル;ピラゾリル、例えばピラゾール−4−イル;置換ピラゾリル、例えばヒドロキシアルキルピラゾリル、特に1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−ピラゾリル(特に1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)または1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾリル(特に1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール−4−イル);キノリニル(特にキノリン−3−イル);2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル;1−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル;1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オン−6−イル(特に1,3−ジメチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オン−6−イル、1−エチル−3−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オン−6−イルまたは1−(2−メトキシエチル)−3−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オン−6−イル;3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル、例えば(3−メチル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル、(2−メチル)−(3−メチル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル、(2−メトキシ)−(3−メチル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル、(2−ジメチルアミノ)−(3−メチル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル;3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−イル、例えば(3−メチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−イル。

一つの態様において、R はピリジニルから選択され、および/または以下の置換ピリジル基から選択される:2−メチルピリジル、3−メチルピリジル、2−メトキシ(methox)ピリジニル、3−メトキシ(methox)ピリジニル、3−エトキシピリジニル、2−エトキシピリジニル、2−エトキシピリジニル、6−(n−プロポキシ)ピリジル、3−(イソプロポキシ)ピリジニル)、2−シクロプロピルメトキシ−ピリジル、2−メトキシメチルピリジル、3−(2−メトキシエトキシ)ピリジル、2−(2−メトキシエトキシ)ピリジル、2−ベンジルオキシエトキシピリジル、3−ベンジルオキシプロポキシピリジル、2−ヒドロキシメチルピリジル、3−(2−ヒドロキシプロプ−2−イル)ピリジル、3−メタンスルホニルピリジル、2−(2−ヒドロキシエトキシ)−ピリジル、2−(3−ヒドロキシプロポキシ)−ピリジル、2−メトキシカルボニル−ピリジル、2−アミノピリジニル、3−アミノピリジル、2−メチルアミノピリジル、3−メチルアミノピリジル、3−(イソプロピルアミノ)ピリジル、2−ジメチルアミノピリジル、2−アゼチジン−1−イル−ピリジニル、3−アゼチジン−1−イル−ピリジニル、3−(2−シアノプロプ−2−イル)−ピリジニル、3−(1−シアノシクロブト−1−イル)−ピリジニル、2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−ピリジル、2−アミノ−3−トリフルオロメチル−ピリジル、2−トリフルオロメチルピリジル、2−フルオロピリジル、3−フルオロ−2−メトキシ−ピリジル、2−(カルバモイル)ピリジル、2−(メチルカルバモイル)ピリジル、2−(1−ピペラジニル)ピリジル、2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ピリジル、3−(メチルスルホンアミド)−ピリジニル、3−(ジメチルスルホンアミド)−ピリジニル、3−(メチルスルホンアミド)−2−メチルピリジニル、3−(ジメチルスルホンアミド)−(2−メチル)−ピリジニル、2−(3H−テトラゾール−5−イル)ピリジル、2−(メトキシ)−3−(メチルカルボニルアミノ)ピリジル、2−(エトキシ)−3−(メチルカルボニルアミノ)ピリジル、2−(メトキシ)−3−(メチルカルボニル−N−メチルアミノ)ピリジル、2−(エトキシ)−3−(メチルカルボニル−N−メチルアミノ)ピリジル、2−(メトキシ)−3−(ニトロ)−ピリジル、2−(メトキシ)−3−(アミノ)−ピリジル、2−(メトキシ)−3−(メチルアミノカルボニル)ピリジル、2−(メトキシ)−3−(ヒドロキシカルボニル)ピリジル、2−(3−N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ピリジニル、2−(メチル)−3−(メトキシ)ピリジル、2−(ジメトキシ−メチル)−3−(メトキシ)ピリジル、2−(メトキシ−メチル)−3−(メトキシ)ピリジル、2−(メトキシ−メチル)−3−(エトキシ)ピリジル、2−(メトキシ−メチル)−3−(イソプロポキシ)ピリジル、2−(ヒドロキシメチル)−3−(エチルアミノ)ピリジル、2−(ヒドロキシメチル)−3−(メチルアミノ)ピリジル、2−(メチル)−3−(メチルアミノ)ピリジル、2−(メチル)−3−(エチルアミノ)ピリジル、3−(フルオロ(fluro))−2−(メチルアミノ)ピリジル、3−(クロロ)−2−(メチルアミノ)ピリジル、3−(トリフルオロ(fluro)メチル)−2−(メチルアミノ)ピリジル、3−(トリフルオロ(fluro)メチル)−2−(エチルアミノ)ピリジル、3−(トリフルオロ(fluro)メチル)−2−(アミノ)ピリジル、2−(ヒドロキシメチル)−3−(メトキシ)ピリジル、3−(ヒドロキシメチル)−2−(アミノ)ピリジル、3−(メトキシメチル)−2−(アミノ)ピリジル、3−(エトキシメチル)−2−(アミノ)ピリジル、2−(メチル)−3−(2−メトキシエトキシ)ピリジル、3−(エトキシメチル)−2−(エチルアミノ)ピリジル、3−(メトキシメチル)−2−(メチルアミノ)ピリジル、2−(アミノ)−3−(メチルアミノカルボニル)ピリジル。

他の態様において、R は、上記ピリジルおよび/または置換ピリジル基、および/または以下のピリミジニル基から選択される:
ピリミジニルおよび/または2−メチルアミノピリミジニル、2−エチルアミノピリミジニル、2−ジメチルアミノピリミジニル、2−メトキシピリミジニル、2−エトキシピリミジニル、2,4−ジメトキシピリミジニル、2−(エチルアミノ)−4−(メトキシ)ピリミジニル。

他の態様において、R は、上記ピリジルおよび/または置換ピリジル基、および/または上記ピリミジニルおよび/または置換ピリミジニル基から選択され、および/または以下の基から選択される:
1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル、1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル、ピラジニル、ピラゾリル、1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−ピラゾリル、1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾリル、キノリニル、2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドリル、1−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドリル、1,3−ジメチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オニル、1−エチル−3−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オニル、1−(2−メトキシエチル)−3−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オニル、(3−メチル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジニル、(2−メチル)−(3−メチル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジニル、(2−メトキシ)−(3−メチル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジニル、(2−ジメチルアミノ)−(3−メチル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジニル、(3−メチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジニルおよびイミダゾ[1,2−a]ピリジニル。

さらなる態様において、R はピリジン−3−イルから選択され、および/または以下の置換ピリジル基から選択される:2−メチルピリド−5−イル、3−メチルピリド−5−イル、2−メトキシ(methox)ピリジン−5−イル、3−メトキシ(methox)ピリジン−5−イル、3−エトキシピリジン−5−イル、2−エトキシピリジン−5−イル、2−エトキシピリジン−4−イル、6−(n−プロポキシ)ピリド−3−イル、3−(イソプロポキシ)ピリジン−5−イル)、2−シクロプロピルメトキシ−ピリド−5−イル、2−メトキシメチルピリド−5−イル、3−(2−メトキシエトキシ)ピリド−5−イル、2−(2−メトキシエトキシ)ピリド−5−イル、2−ベンジルオキシエトキシピリド−5−イル、3−ベンジルオキシプロポキシピリド−5−イル、2−ヒドロキシメチルピリド−5−イル、3−(2−ヒドロキシプロプ−2−イル)ピリド−5−イル、3−メタンスルホニルピリド−5−イル、2−(2−ヒドロキシエトキシ)−ピリド−5−イル、2−(3−ヒドロキシプロポキシ)−ピリド−5−イル、2−メトキシカルボニル−ピリド−5−イル、2−アミノピリジン−5−イル、3−アミノピリド−5−イル、2−メチルアミノピリド−5−イル、3−メチルアミノピリド−5−イル、3−(イソプロピルアミノ)ピリド−5−イル、2−ジメチルアミノピリド−5−イル、2−アゼチジン−1−イル−ピリジン−5−イル、3−アゼチジン−1−イル−ピリジン−5−イル、3−(2−シアノプロプ−2−イル)−ピリジン−5−イル、3−(1−シアノシクロブト−1−イル)−ピリジン−5−イル、2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−ピリド−5−イル、2−アミノ−3−トリフルオロメチル−ピリド−5−イル、2−トリフルオロメチルピリド−5−イル、2−フルオロピリド−3−イル、2−フルオロピリド−4−イル、3−フルオロ−2−メトキシ−ピリド−5−イル、2−(カルバモイル)ピリド−5−イル、2−(メチルカルバモイル)ピリド−5−イル、2−(1−ピペラジニル)ピリド−5−イル、2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ピリド−5−イル、3−(メチルスルホンアミド)−ピリジン−5−イル、3−(ジメチルスルホンアミド)−ピリジン−5−イル、3−(メチルスルホンアミド)−2−メチルピリジン−5−イル、3−(ジメチルスルホンアミド)−(2−メチル)−ピリジン−5−イル、2−(3H−テトラゾール−5−イル)ピリド−5−イル、2−(メトキシ)−3−(メチルカルボニルアミノ)ピリド−5−イル、2−(エトキシ)−3−(メチルカルボニルアミノ)ピリド−5−イル、2−(メトキシ)−3−(メチルカルボニル−N−メチルアミノ)ピリド−5−イル、2−(エトキシ)−3−(メチルカルボニル−N−メチルアミノ)ピリド−5−イル、2−(メトキシ)−3−(ニトロ)−ピリド−5−イル、2−(メトキシ)−3−(アミノ)−ピリド−5−イル、2−(メトキシ)−3−(メチルアミノカルボニル)ピリド−5−イル、2−(メトキシ)−3−(ヒドロキシカルボニル)ピリド−5−イル、2−(3−N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ピリジン−5−イル、2−(メチル)−3−(メトキシ)ピリド−5−イル、2−(ジメトキシ−メチル)−3−(メトキシ)ピリド−5−イル、2−(メトキシ−メチル)−3−(メトキシ)ピリド−5−イル、2−(メトキシ−メチル)−3−(エトキシ)ピリド−5−イル、2−(メトキシ−メチル)−3−(イソプロポキシ)ピリド−5−イル、2−(ヒドロキシメチル)−3−(エチルアミノ)ピリド−5−イル、2−(ヒドロキシメチル)−3−(メチルアミノ)ピリド−5−イル、2−(メチル)−3−(メチルアミノ)ピリド−5−イル、2−(メチル)−3−(エチルアミノ)ピリド−5−イル、3−(フルオロ(fluro))−2−(メチルアミノ)ピリド−5−イル、3−(クロロ)−2−(メチルアミノ)ピリド−5−イル、3−(トリフルオロ(fluro)メチル)−2−(メチルアミノ)ピリド−5−イル、3−(トリフルオロ(fluro)メチル)−2−(エチルアミノ)ピリド−5−イル、3−(トリフルオロ(fluro)メチル)−2−(アミノ)ピリド−5−イル、2−(ヒドロキシメチル)−3−(メトキシ)ピリド−5−イル、3−(ヒドロキシメチル)−2−(アミノ)ピリド−5−イル、3−(メトキシメチル)−2−(アミノ)ピリド−5−イル、3−(エトキシメチル)−2−(アミノ)ピリド−5−イル、2−(メチル)−3−(2−メトキシエトキシ)ピリド−5−イル、3−(エトキシメチル)−2−(エチルアミノ)ピリド−5−イル、3−(メトキシメチル)−2−(メチルアミノ)ピリド−5−イル、2−(アミノ)−3−(メチルアミノカルボニル)ピリド−5−イル。

さらに別の態様において、R は上記ピリド−3−イルおよび/または置換ピリジル基、および/または以下のピリミジニル基から選択される:
ピリミジン−5−イルおよび/または2−メチルアミノピリミジン−5−イル、2−エチルアミノピリミジン−5−イル、2−ジメチルアミノピリミジン−5−イル、2−メトキシピリミジン−5−イル、2−エトキシピリミジン−5−イル、2,4−ジメトキシピリミジン−5−イル、2−(エチルアミノ)−4−(メトキシ)ピリミジン−5−イル。

さらに別の態様において、R は上記ピリド−3−イルおよび/または置換ピリジル基、および/または上記ピリミジン−5−イルおよび/または置換ピリミジニル基から選択され、および/または以下の基から選択される:
1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル、1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル、ピラジニル、ピラゾール−4−イル、1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール−4−イル、キノリン−3−イル、2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル、1−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル、1,3−ジメチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オン−6−イル、1−エチル−3−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オン−6−イル、1−(2−メトキシエチル)−3−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オン−6−イル、(3−メチル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル、(2−メチル)−(3−メチル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル、(2−メトキシ)−(3−メチル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル、(2−ジメチルアミノ)−(3−メチル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル、(3−メチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−イルおよびイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル。

ここに記載した好ましい式(I)の化合物の群の中で、上に記載した一般的な定義からの置換基の定義を合理的に使用して、例えば、より一般的な定義をより具体的な定義に置き換えるか、または、特に、好ましいとして特徴付けられる定義に置き換えてよい。

本発明の式(I)の化合物の好ましい群はXがOであるものである。
本発明の式(I)の化合物の他の好ましい群は、YがCHであるものである。
本発明の式(I)の化合物の他の好ましい群はXがOまたはSであり、YがCHであるものである。
本発明の式(I)の化合物の他の好ましい群はXがOであり、そしてYがCHであるものである。

本発明の式(I)の化合物の別の群はYがNであるものである。
本発明の式(I)の化合物の別の群はXがOまたはSであり、YがNであるものである。
本発明の式(I)の化合物のさらに別の群は、XがOであり、YがNであるものである。

本発明の一態様は:
XがOまたはSであり;
YがCHまたはNであり;
が非置換ピリジルであるか、または1個、2個または3個の置換基(好ましくは1個または2個の置換基)で置換されたピリジルであり、その少なくとも1個がアルファ位にあり、該置換基が独立してハロ;低級アルキル;低級アルコキシ;低級アルコキシ低級アルコキシ;アミノ;モノ−またはジ−低級アルキル置換アミノ;N−低級アルキル−N−低級アルコキシ低級アルキル置換アミノ、低級アルコキシ低級アルキルカルボニルアミノ、非置換ピペラジニル、低級アルキル置換ピペラジニル、オキソ−ピペラジニル、シクロアミノ、ハロ置換シクロアミノ、ヒドロキシ置換シクロアミノ、アルコキシ置換シクロアミノ、N−低級アルキル−N−ヒドロキシ低級アルキル置換アミノから選択され;
が水素または低級アルキルであり;
が非置換フェニルであるか、またはハロ;ハロ−低級アルキル;ヒドロキシル;アミノ;モノまたはジ置換アミノ;環状アミノ;アミノ−低級アルキル;低級アルコキシ;ヒドロキシ−低級アルキル;ヒドロキシ低級アルコキシ;低級アルキル;シアノ;シアノ−低級アルキル;アミジノ;N−ヒドロキシアミジノ;アミジノ−低級アルキル;またはN−ヒドロキシアミジノ−低級アルキル;スルホニル;アルキル置換スルホニル;スルホンアミド;ピロリジンスルホニル;[1,3]ジオキソロ;ハロ置換[1,3]ジオキソロ;アルコキシカルボニル;カルバモイル;置換カルバモイル;ヘテロ環;ヘテロシクリル低級アルキル;ヘテロアリールまたはヘテロアリール低級アルキルからなる群から独立して選択される1個または2個の基で置換されているフェニルであるか;またはR がインドリル、2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル、1−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル、2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル、ピリジル、ピリミジニル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル、1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル、ピラゾリル、ピラゾール−4−イル、ピラジニル、キノリル、キノル−3−イル、1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オン−6−イル、3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル、3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−イル、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルであり、この各々は、非置換であるか、またはハロ;ハロ−低級アルキル;ヒドロキシル;アミノ;モノまたはジ置換アミノ(ここで、置換基は独立してアルキルおよびヒドロキシアルキルから選択される);環状アミノ;アミノ−低級アルキル;低級アルコキシ;低級アルコキシ低級アルキル;ジ−低級アルコキシ低級アルキル;ヒドロキシ−低級アルキル;ヒドロキシ低級アルコキシ;低級アルコキシ低級アルコキシ;低級アルキル;シクロアルキル;シアノ−シクロアルキル;シアノ;シアノ−低級アルキル;アミジノ;N−ヒドロキシアミジノ;アミジノ−低級アルキル;またはN−ヒドロキシアミジノ−低級アルキル;スルホニル;アルキル置換スルホニル;スルホンアミド;ピロリジン−1−スルホニル;[1,3]ジオキソロ;ハロ置換[1,3]ジオキソロ;アルコキシカルボニル;カルバモイル;アミノカルボニルアルキル;N−モノ置換アミノカルボニルアルキル;N−ジ置換アミノカルボニルアルキル;3H−テトラゾリル、ピラゾール、ヘテロシクリル低級アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリール低級アルキルからなる群から独立して選択される1個または2個の基で置換されている式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物または水和物を含む。

本発明のさらなる態様は:
XがOまたはS(好ましくはO)であり;
YがCHまたはN(好ましくはCH)であり;
が非置換ピリジニル(例えばピリジン−3−イル)または2−メチル−ピリジン−3−イル、3−メチル−ピリジン−2−イル、4−メチル−ピリジン−3−イル、2,6−ジメチル−ピリジン−3−イル、2−フルオロ−ピリジン−3−イル、6−フルオロ−2−メチル−ピリジン−3−イル、2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル、6−メトキシ−2−メチル−ピリジン−3−イル、2−メトキシ−6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル、2−メトキシ−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ピリジン−3−イル、6−(N−メチル−N−エチルアミノ)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(メトキシエトキシ)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(N−メチル−N−メトキシエチルアミノ)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−フルオロ−4−メチル−ピリジン−3−イル、5−メチル−ピリジン−3−イル、2−クロロ−6−メトキシ−ピリジン−3−イル、2−メチル−6−ジメチルアミノ−ピリジン−3−イル、2−メチル−6−[N−メトキシメチルカルボニル]−アミノ−ピリジン−3−イル、2−メチル−6−(4−メチル−3−オキソ−ピペラジン−1−イル)−ピリジン−3−イル、6−アゼチジニル−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−ピロリジニル−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(3,3−ジフルオロ−アゼチジニル)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミノ]−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(3−ヒドロキシピロリジニル)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−((S)−3−ヒドロキシピロリジニル)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−((R)−3−ヒドロキシピロリジニル)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(3−メトキシピロリジニル)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(3−ヒドロキシ−アゼチジニル)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−アミノ−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(2−ヒドロキシプロプ−2−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−トリフルオロメチル−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(3,3,4,4−テトラフルオロピロリジニル)−2−メチル−ピリジン−3−イルであり;
が水素または低級アルキルであり;
がフェニル;ヒドロキシフェニル;メトキシフェニル;3,4−ジメトキシフェニル;エトキシフェニル;3,4−ジエトキシフェニル;メトキシエトキシ−フェニル;3−メトキシ−4−(2−メトキシエトキシ)−フェニル;3−メトキシ−4−ヒドロキシフェニル;フルオロ−ヒドロキシ−フェニル;ヒドロキシ−フルオロアルキル−フェニル;2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソロ;ベンゼンスルホンアミド;N−(フェン−3−イル)−メタンスルホンアミド;N−メチル−N−フェン−3−イル−メタンスルホンアミド;3−メタンスルホニルフェニル;3−または4−ベンズアミド;3−または4−N−メチル−ベンズアミド;3−または4−N,N−ジメチル−ベンズアミド;ピラゾール−フェニル;イミダゾール−フェニル;ピリジル;アルキルピリジル;アルコキシピリジル;シクロアルキルアルコキシピリジル;アルコキシアルキルピリジル;アルコキシアルコキシピリジル、ベンジルオキシアルコキシピリジル、ヒドロキシアルキルピリジル;アルキル−スルホニルピリジル;ヒドロキシアルコキシピリジル;アルコキシカルボニルピリジル;アミノピリジル;アルキルアミノピリジル;ジアルキルアミノピリジル;シクロアミノピリジル;(シアノ低級アルキル)−ピリジニル;(シアノシクロ低級アルキル)−ピリジニル;ヒドロキシアルキルアミノピリジル;アミノ−ハロ低級アルキル−ピリジル;ハロアルキルピリジニル;ハロピリジル;ハロ−アルコキシ−ピリジル;カルバモイルピリジル;アルキル置換カルバモイル;ピペラジニルピリジル;N−アルキルピペラジニルピリジル;アルキルスルホンアミドピリジル;ジアルキルスルホンアミド(アルキル)ピリジル;(アルキルスルホンアミド)(アルキル)ピリジル;ジアルキルスルホンアミド(アルキル)ピリジル;3H−テトラゾール−5−イルピリジル;(アルコキシ)(アルキルカルボニルアミノ)ピリジル;(アルコキシ)(アルキルカルボニル−N−アルキルアミノ)ピリジル;(アルコキシ)(ニトロ)ピリジル;(アルコキシ)(アミノ)ピリジル;(アルコキシ)(アルキルアミノカルボニル)ピリジル;(アルコキシ)(ヒドロキシカルボニル)ピリジル;(N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ピリジル;(アルキル)(アルコキシ)ピリジル;(ジアルコキシ−アルキル)(アルコキシ)ピリジル;(アルコキシアルキル)(アルコキシ)ピリジル;(ヒドロキシアルキル)(アルキルアミノ)ピリジル;(アルキル)(アルキルアミノ)ピリジル;(ハロ)(アルキルアミノ)ピリジル;(ハロアルキル)(アルキルアミノ)ピリジル;(ハロアルキル)(アミノ)ピリジル;(ヒドロキシアルキル)(アルコキシ)ピリジル;(ヒドロキシアルキル)(アミノ)ピリジル;(アルコキシアルキル)(アミノ)ピリジル;(アルキル)(アルコキシアルコキシ)ピリジル;(アルコキシアルキル)(アルキルアミノ)ピリジル;(アミノ)(アルキルアミノカルボニル)ピリジル;ピリミジニル;低級アルキルアミノピリミジニル;ジ−低級アルキルアミノピリミジニル;アルコキシピリミジニル;ジ−低級アルコキシピリミジニル;(アルキルアミノ)(アルコキシ)ピリミジニル;1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル;1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル;キノリニル;2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル;1−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル;イミダゾ[1,2−a]ピリジニルから選択される式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物または水和物を含む。

本発明のさらなる態様は:
XがOまたはSであり;
YがCHまたはNであり;
が非置換ピリジルであるか、または1個、2個または3個の置換基(好ましくは1個または2個の置換基)で置換されたピリジルであり、その少なくとも1個がアルファ位にあり、該置換基が独立してハロ;低級アルキル;低級アルコキシ;低級アルコキシ低級アルコキシ;アミノ;モノ−またはジ−低級アルキル置換アミノ;N−低級アルキル−N−低級アルコキシ低級アルキル置換アミノ、低級アルコキシ低級アルキルカルボニルアミノ、非置換ピペラジニル、低級アルキル置換ピペラジニル、オキソ−ピペラジニル、シクロアミノ、ハロ置換シクロアミノ、ヒドロキシ置換シクロアミノ、アルコキシ置換シクロアミノ、N−低級アルキル−N−ヒドロキシ低級アルキル置換アミノから選択され;
が水素または低級アルキルであり;
が非置換フェニルであるか、またはからなる群から独立して選択される1個または2個の基で置換されているフェニルであり低級アルコキシ;カルバモイル;モノ−またはジ−低級アルキル置換カルバモイル;またはR がキノリニル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル、1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルであるかまたはR がピリジルまたはピリミジニルであり、この各々は、非置換であるか、またはハロ;低級アルキル;ハロ−低級アルキル;アミノ;シクロアミノ;モノ−またはジ−低級アルキル置換アミノ;低級アルコキシ;ヒドロキシ−低級アルキル;N,N−ジ−低級アルキルアミノ低級アルコキシ、低級アルコキシ−低級アルコキシ;低級アルコキシ低級アルキル;ジ−低級アルコキシ−低級アルキル;シアノ低級アルキル;シアノシクロ低級アルキル;低級アルキルアミノカルボニルからなる群から独立して選択される1個または2個の基で置換されている式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物または水和物を含む。

本発明のさらなる態様は:
XがOまたはS(好ましくはO)であり;
YがCHまたはN(好ましくはCH)であり;
が非置換ピリジニル(例えばピリジン−3−イル)または2−メチル−ピリジン−3−イル、3−メチル−ピリジン−2−イル、4−メチル−ピリジン−3−イル、2,6−ジメチル−ピリジン−3−イル、2−フルオロ−ピリジン−3−イル、6−フルオロ−2−メチル−ピリジン−3−イル、2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル、6−メトキシ−2−メチル−ピリジン−3−イル、2−メトキシ−6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル、2−メトキシ−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ピリジン−3−イル、6−(N−メチル−N−エチルアミノ)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(メトキシエトキシ)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(N−メチル−N−メトキシエチルアミノ)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−フルオロ−4−メチル−ピリジン−3−イル、5−メチル−ピリジン−3−イル、2−クロロ−6−メトキシ−ピリジン−3−イル、2−メチル−6−ジメチルアミノ−ピリジン−3−イル、2−メチル−6−[N−メトキシメチルカルボニル]−アミノ−ピリジン−3−イル、2−メチル−6−(4−メチル−3−オキソ−ピペラジン−1−イル)−ピリジン−3−イル、6−アゼチジニル−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−ピロリジニル−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(3,3−ジフルオロ−アゼチジニル)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミノ]−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(3−ヒドロキシピロリジニル)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−((S)−3−ヒドロキシピロリジニル)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−((R)−3−ヒドロキシピロリジニル)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(3−メトキシピロリジニル)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(3−ヒドロキシ−アゼチジニル)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−アミノ−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(2−ヒドロキシプロプ−2−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−トリフルオロメチル−2−メチル−ピリジン−3−イル、6−(3,3,4,4−テトラフルオロピロリジニル)−2−メチル−ピリジン−3−イルであり;
が水素または低級アルキルであり;
が3,4−ジメトキシフェニル、4−ベンズアミド、4−N−メチル−ベンズアミド、2−メトキシ(methox)ピリジン−5−イル、2−エトキシピリジン−5−イル、3−エトキシピリジン−5−イル、2−メトキシ(methox)ピリジン−4−イル、3−(イソプロポキシ)ピリジン−5−イル、2−ヒドロキシメチルピリド−5−イル、3−(2−ヒドロキシプロプ−2−イル)ピリド−5−イル、2−アミノピリジン−5−イル、3−アミノピリジン−5−イル、2−ジメチルアミノピリド−5−イル、2−アミノ−3−トリフルオロメチル−ピリド−5−イル、2−(3−N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ピリジン−5−イル、3−(2−メトキシエトキシ)ピリド−5−イル、2−メチルアミノピリド−5−イル、3−メチルアミノピリド−5−イル、3−(イソプロピルアミノ)ピリド−5−イル、3−アゼチジン−1−イル−ピリジン−5−イル、3−(2−シアノプロプ−2−イル)−ピリジン−5−イル、3−(1−シアノシクロブト−1−イル)−ピリジン−5−イル、2−フルオロピリド−5−イル、2−(メチル)−3−(メトキシ)ピリド−5−イル、2−(メチル)−3−(エトキシ)ピリド−5−イル、2−(メチル)−3−(イソプロポキシ)ピリド−5−イル、2−(ジメトキシ−メチル)−3−(メトキシ)ピリド−5−イル、2−(メトキシ−メチル)−3−(メトキシ)ピリド−5−イル、2−(メトキシ−メチル)−3−(エトキシ)ピリド−5−イル、2−(メトキシ−メチル)−3−(イソプロポキシ)ピリド−5−イル、2−(ヒドロキシメチル)−3−(エチルアミノ)ピリド−5−イル、2−(ヒドロキシメチル)−3−(メチルアミノ)ピリド−5−イル、2−(メチル)−3−(メチルアミノ)ピリド−5−イル、2−(メチル)−3−(エチルアミノ)ピリド−5−イル、3−(フルオロ(fluro))−2−(メチルアミノ)ピリド−5−イル、3−(クロロ)−2−(メチルアミノ)ピリド−5−イル、3−(トリフルオロ(fluro)メチル)−2−(メチルアミノ)ピリド−5−イル、3−(トリフルオロ(fluro)メチル)−2−(エチルアミノ)ピリド−5−イル、3−(トリフルオロ(fluro)メチル)−2−(アミノ)ピリド−5−イル、2−(ヒドロキシメチル)−3−(メトキシ)ピリド−5−イル、3−(ヒドロキシメチル)−2−(アミノ)ピリド−5−イル、3−(メトキシメチル)−2−(アミノ)ピリド−5−イル、3−(エトキシメチル)−2−(アミノ)ピリド−5−イル、2−(メチル)−3−(2−メトキシエトキシ)ピリド−5−イル、3−(エトキシメチル)−2−(エチルアミノ)ピリド−5−イル、3−(メトキシメチル)−2−(メチルアミノ)ピリド−5−イル、2−(アミノ)−3−(メチルアミノカルボニル)ピリド−5−イル、2−メチルアミノピリミジン−5−イル、2−エチルアミノピリミジン−5−イル、2−ジメチルアミノピリミジン−5−イル、2−エトキシピリミジン−5−イル、2,4−ジメトキシピリミジン−5−イル、2−(エチルアミノ)−4−(メトキシ)ピリミジン−5−イル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル、1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル、キノリン−3−イル、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルから選択される式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物または水和物を含む。

本発明のさらなる態様は:
XがOまたはSであり;
YがCHまたはNであり;
が非置換ピリジルであるか、または1個、2個または3個の置換基(好ましくは1個または2個の置換基)で置換されたピリジルであり、その少なくとも1個がアルファ位にあり、該置換基は独立してハロ;低級アルキル;低級アルコキシ;低級アルコキシ低級アルコキシ;モノ−またはジ−低級アルキル置換アミノ;非置換ピペラジニルまたは低級アルキル置換ピペラジニルから選択され;
が水素または低級アルキルであり;
が非置換フェニルであるか、またはからなる群から独立して選択される1個または2個の基で置換されているフェニルでありハロ;ハロ−低級アルキル;ヒドロキシル;アミノ;モノまたはジ置換アミノ;環状アミノ;アミノ−低級アルキル;低級アルコキシ;ヒドロキシ−低級アルキル;ヒドロキシ低級アルコキシ;低級アルキル;シアノ;シアノ−低級アルキル;アミジノ;N−ヒドロキシアミジノ;アミジノ−低級アルキル;またはN−ヒドロキシアミジノ−低級アルキル;スルホニル;アルキル置換スルホニル;スルホンアミド;ピロリジンスルホニル;[1,3]ジオキソロ;ハロ置換[1,3]ジオキソロ;アルコキシカルボニル;カルバモイル;置換カルバモイル;ヘテロ環;ヘテロシクリル低級アルキル;ヘテロアリールまたはヘテロアリール低級アルキルであるか;またはR はインドリル、2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル、1−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル、2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル、ピリジル、ピリミジニル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル、1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル、ピラゾリル、ピラゾール−4−イル、ピラジニル、キノリル、キノル−3−イル、1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オン−6−イル、3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル、3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−イルであり、この各々は、非置換であるか、またはハロ;ハロ−低級アルキル;ヒドロキシル;アミノ;モノまたはジ置換アミノ;環状アミノ;アミノ−低級アルキル;低級アルコキシ;低級アルコキシ低級アルキル;ヒドロキシ−低級アルキル;ヒドロキシ低級アルコキシ;低級アルキル;シアノ;シアノ−低級アルキル;アミジノ;N−ヒドロキシアミジノ;アミジノ−低級アルキル;またはN−ヒドロキシアミジノ−低級アルキル;スルホニル;アルキル置換スルホニル;スルホンアミド;ピロリジン−1−スルホニル;[1,3]ジオキソロ;ハロ置換[1,3]ジオキソロ;アルコキシカルボニル;カルバモイル;アミノカルボニルアルキル;N−モノ置換アミノカルボニルアルキル;N−ジ置換アミノカルボニルアルキル;3H−テトラゾリル、ピラゾール、ヘテロシクリル低級アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリール低級アルキルからなる群から独立して選択される1個または2個の基で置換されているである式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物または水和物を含む。

本発明のさらなる態様は:
XがOまたはS(好ましくはO)であり;
YがCHまたはN(好ましくはCH)であり;
が非置換ピリジニルまたは2−メチル−ピリジン−3−イル、3−メチル−ピリジン−2−イル、4−メチル−ピリジン−3−イル、2,6−ジメチル−ピリジン−3−イル、2−フルオロ−ピリジン−3−イル、6−フルオロ−2−メチル−ピリジン−3−イル、2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル、6−メトキシ−2−メチル−ピリジン−3−イル、2−メトキシ−6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル、2−メトキシ−6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル、2−メトキシ−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ピリジン−3−イルであり;
が水素または低級アルキルであり;
がフェニル;ヒドロキシフェニル;メトキシフェニル;3,4−ジメトキシフェニル;エトキシフェニル;3,4−ジエトキシフェニル;メトキシエトキシ−フェニル;3−メトキシ−4−(2−メトキシエトキシ)−フェニル;3−メトキシ−4−ヒドロキシフェニル;フルオロ−ヒドロキシ−フェニル;ヒドロキシ−フルオロアルキル−フェニル;2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソロ;ベンゼンスルホンアミド;N−(フェン−3−イル)−メタンスルホンアミド;N−メチル−N−フェン−3−イル−メタンスルホンアミド;3−メタンスルホニルフェニル;3−または4−ベンズアミド;3−または4−N−メチル−ベンズアミド;3−または4−N,N−ジメチル−ベンズアミド;ピラゾール−フェニル;イミダゾール−フェニル;ピリジル;アルキルピリジル;アルコキシピリジル;シクロアルキルアルコキシピリジル;アルコキシアルキルピリジル;アルコキシアルコキシピリジル、ベンジルオキシアルコキシピリジル、ヒドロキシアルキルピリジル;アルキル−スルホニルピリジル;ヒドロキシアルコキシピリジル;アルコキシカルボニルピリジル;アミノピリジル;アルキルアミノピリジル;ジアルキルアミノピリジル;シクロアミノピリジル;ヒドロキシアルキルアミノピリジル;アミノ−ハロ低級アルキル−ピリジル;ハロアルキルピリジニル;ハロピリジル;ハロ−アルコキシ−ピリジル;カルバモイルピリジル;アルキル置換カルバモイル;ピペラジニルピリジル;N−アルキルピペラジニルピリジル;アルキルスルホンアミドピリジル;ジアルキルスルホンアミド(アルキル)ピリジル;(アルコキシ)(アルキルカルボニルアミノ)ピリジル;(アルコキシ)(アルキルカルボニル−N−アルキルアミノ)ピリジル;(アルコキシ)(アミノ)ピリジル;(アルコキシ)(アルキルアミノカルボニル)ピリジル;(アルコキシ)(ヒドロキシカルボニル)ピリジル;ピリミジニル;ジ−低級アルキルアミノピリミジニル;アルコキシピリミジニル;1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル;1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル;キノリニル;2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル;1−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルから選択される式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物または水和物を含む。

本発明のさらなる態様は:
XがOまたはSであり;
YがCHまたはNであり;
が非置換ピリジルであるか、または1個、2個または3個の置換基(好ましくは1個または2個の置換基)で置換されたピリジルであり、その少なくとも1個がアルファ位にあり、該置換基は独立してハロ;低級アルキル;低級アルコキシ;低級アルコキシ低級アルコキシ;モノ−またはジ−低級アルキル置換アミノ;非置換ピペラジニルまたは低級アルキル置換ピペラジニルから選択され;
が水素または低級アルキルであり;
が非置換フェニルであるか、またはからなる群から独立して選択される1個または2個の基で置換されているフェニルであり低級アルコキシ;カルバモイル;モノ−またはジ−低級アルキル置換カルバモイル;またはR がピリジル、ピリミジニル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イルであり、この各々は、非置換であるか、またはハロ−低級アルキル;アミノ;モノ−またはジ−低級アルキル置換アミノ;低級アルコキシ;ヒドロキシ−低級アルキル;N,N−ジ−低級アルキルアミノ低級アルコキシからなる群から独立して選択される1個または2個の基で置換されている式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物または水和物を含む。

本発明のさらなる態様は:
XがOまたはS(好ましくはO)であり;
YがCHまたはN(好ましくはCH)であり;
が非置換ピリジニルまたは2−メチル−ピリジン−3−イル、3−メチル−ピリジン−2−イル、4−メチル−ピリジン−3−イル、2,6−ジメチル−ピリジン−3−イル、2−フルオロ−ピリジン−3−イル、6−フルオロ−2−メチル−ピリジン−3−イル、2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル、6−メトキシ−2−メチル−ピリジン−3−イル、2−メトキシ−6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル、2−メトキシ−6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル、2−メトキシ−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ピリジン−3−イルであり;
が水素または低級アルキルであり;
が3,4−ジメトキシフェニル、4−ベンズアミド、4−N−メチル−ベンズアミド、2−メトキシ(methox)ピリジン−5−イル、2−エトキシピリジン−5−イル、2−ヒドロキシメチルピリド−5−イル、2−アミノピリジン−5−イル、2−ジメチルアミノピリド−5−イル、2−アミノ−3−トリフルオロメチル−ピリド−5−イル、2−(3−N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ピリジン−5−イル、2−メチルアミノピリミジン−5−イル、2−エトキシピリミジン−5−イル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル、キノリン−3−イルから選択される式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物または水和物を含む。

最も好ましいのは、下の“実施例”に例示されている式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物または水和物である。

本発明は、さらに、式(I)の化合物を投与することを含むタンパク質キナーゼ依存性疾患の処置方法に関し、ここで、処置する疾患は、増殖性疾患、好ましくは良性または特に悪性腫瘍、より好ましくは脳、腎臓、肝臓、副腎、膀胱、乳房、胃、胃腫瘍、卵巣、結腸、直腸、前立腺、膵臓、肺、膣または甲状腺の癌、肉腫、神経膠芽腫、多発性骨髄腫または消化器癌、特に結腸癌腫または結腸直腸腺腫または頭頚部腫瘍、上皮過増殖、乾癬、前立腺肥大、新生物、上皮特性の新生物、リンパ腫、乳癌腫または白血病であり、そして増殖性疾患、例えば腫瘍疾患、白血病および骨髄増殖性障害、例えば真性多血症、本態性血小板血症、および骨髄化生を伴う骨髄線維症、基底細胞癌腫、扁平上皮細胞癌腫および光線性角化症を含む。

他の疾患はカウデン症候群、Lhermitte-Dudos病およびBannayan-Zonana症候群またはPI3K/PKB経路が異常に活性化されている疾患を含む。

最も好ましいのは、下の“実施例”に例示されている式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物または水和物の本発明に従う使用である。

記載したタンパク質または脂質キナーゼ活性、特にmTOR Ser/Thrキナーゼ活性および/またはクラスI PI3キナーゼ類活性を阻害する式(I)の化合物は、それ故、タンパク質または脂質キナーゼ依存性疾患、特にクラスIおよび/またはクラスIV PI3キナーゼ類、例えば、PI3Kアルファ、PI3Kベータ、PI3Kデルタ、PI3Kガンマおよび/またはmTOR、または他のPI3−キナーゼ類、例えばDNA−PK、ATM、ATR、hSMG−1およびVps34を含む個々のそのキナーゼメンバーの1個以上または記載するキナーゼ類の何れかの2種以上の組合せに依存する疾患の処置に有用であり得る。

タンパク質または脂質キナーゼ依存性疾患は、特に増殖性疾患、良性または特に悪性腫瘍、脳、腎臓、肝臓、副腎、膀胱、乳房、胃(特に胃腫瘍)、卵巣、結腸、直腸、前立腺、膵臓、肺、膣、甲状腺の癌腫、肉腫、神経膠芽腫、多発性骨髄腫または消化器癌、特に結腸癌腫または結腸直腸腺腫、または頭頚部腫瘍、他の疾患、例えばカウデン症候群、Lhermitte-Duclos病およびBannayan-Zonana症候群、またはPI3K/PKB経路が異常に活性化されている疾患、上皮過増殖、特に乾癬、前立腺肥大、新生物、特に上皮特性のもの、好ましくは乳癌腫または扁平上皮細胞癌腫、または白血病である。 本化合物は、望ましくは、腫瘍を寛解させ、腫瘍転移の形成および(微小転移も)転移の増殖を抑制する。 加えて、それらは上皮過増殖、例えば、乾癬;前立腺肥大;新生物、特に上皮特性のもの、例えば、乳癌腫;および白血病;および基底細胞癌腫、扁平上皮細胞癌腫および光線性角化症の処置に使用し得る。 式(I)の化合物を、数種の、または、特に、個々の脂質キナーゼ類および/または(さらに)セリン/スレオニンタンパク質キナーゼ類が関与する限り、免疫系の疾患の処置に使用することも可能である。

式(I)の化合物は以下の方法に従い製造できる:
式(I)の化合物を、TFAで、非希釈で(neat)または溶媒、例えばポリハロゲン化アルカン、例えばジクロロメタンの存在下、0℃〜40℃の温度で、例えば保護基を脱離、例えばtert−ブチルオキシカルボニル(boc)基を脱離する;官能基置換、例えば強塩基、例えば金属水素化物、例えば水素化ナトリウムで、非プロトン性溶媒、THFまたはジメチルホルムアミド中処理し、アルキル(akyl)ハライド、例えばヨウ化メチルを、−20℃〜40℃の温度で添加することによるアルコキシ基を形成するためのヒドロキシル基の例えばアルキル化;または官能基修飾、例えばローソン試薬で、環状(cycly)エーテル溶媒、例えばジオキサン中、60℃〜120℃の温度または還流で処理することによるカルボニルのチオカルボニルへの変換のような既知の化学反応により式(I)の化合物に変換する。

Y=CHである式(I)の化合物を、式(II)

〔式中、


Halはハロゲン、好ましくは臭素を意味し;


X、R

、R

、R

、R

およびR

は上で定義した通りである。 〕


の化合物を;

: 式(III)


−B(OH)

(III)


のボロン酸、または、例えば式IIIa

〔式中、R

は式(I)の化合物について定義した通りである。 〕


のボロン酸エステルと、塩基および触媒の存在下適当な溶媒中で反応させて;式(I)の化合物を得る;


ここで、上記出発化合物(II)、(IIa)、(III)、(IIIa)および(IIIb)もまた必要であれば保護された形態の官能基を有して存在してよくおよび/または塩形成基が存在し、塩形態での反応が可能である限り塩の形で存在してよく;


式(I)の化合物の被保護誘導体における任意の保護基を場合により除去してよく;そして望むならば、得られる式(I)の化合物を異なる式(I)の化合物、またはそのN−オキシドに変換するか、得られる式(I)の化合物の塩を遊離化合物または異なる塩に変換するか、または得られる遊離の式(I)の化合物を塩に変換し;および/または得られる異性体混合物の式(I)の化合物を個々の異性体に変換する。

好ましい方法条件をさらに詳述する以下の記載において、X、R 、R 、R 、R 、R およびR は、特にことわらない限り、式(I)の化合物についてここで記載した意味を有する。

のHから、R について上に定義したH以外の置換基への変換は、式(I)または(II)の化合物を、強塩基存在下、適当な溶媒で処理し、続いてハロゲン化されている反応材Hal−R (ここで、Halはハロゲン、好ましくはヨウ素または臭素を意味する)、例えばヨウ化メチルを添加することにより達成できる。

式(II)の化合物は、式(IV)

〔式中、R

、R

、R

およびR

は式(I)の化合物について記載した通りであり、そしてHalはハロゲン、好ましくは臭素を意味する。 〕


の化合物と、ホスゲンまたはクロロギ酸トリクロロメチルを、適当な溶媒中、塩基の存在下で反応させることにより製造する。

式(IV)の化合物は、式(V)

〔式中、置換基および記号は式(I)の化合物について定義した通りであり、そしてHalはハロゲン、好ましくは臭素を意味する。 〕


の化合物を、適当な触媒、例えば、骨格ベースの触媒、例えばRaney−Niの存在下、水素を、適当な溶媒、例えば、アルコールおよびまたはシクロアルキルエーテル、例えばメタノールおよび/またはテトラヒドロフラン中;例えば0℃〜50℃、例えば、RTの好ましい温度で用いて還元することにより製造する。

式(V)の化合物は、好ましくは式(VI)

〔式中、Qはハロ、特にクロロであり;


Halはハロゲン、好ましくは臭素を意味し;


他の部分および記号は式(I)の化合物について示した意味を有する。 〕


の化合物を、式(VII)


−NH

(VII)


〔式中、R

は式(I)の化合物について定義した通りである。 〕


の化合物と、塩基、例えば第3級アミン、例えば1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジンの存在下、適当な溶媒;好ましくは極性非プロトン性溶媒、例えばジメチルアセトアミド中、20℃および120℃の好ましい温度で、反応混合物の温度、例えば、20℃〜70℃で反応させて製造する。

式(VI)の化合物は、式(VIII)

〔式中、部分および記号は式(I)の化合物について示した意味を有し、そしてHalはハロゲン、好ましくは臭素を意味する。 〕


の化合物と、無機酸ハロゲニド、特にPOCl

(好ましくは溶媒なし)を、例えば、100℃〜150℃の高温でまたは還流下反応させることにより製造できる。

式(VIII)の化合物は当分野で既知であり、当分野で既知の方法に従い合成できおよび/または市販されている。 例えば、それは、式(IX)

〔式中、部分および記号は式(I)の化合物について示した意味を有し(xは好ましくは0である)、そしてHalはハロゲン、好ましくは臭素を意味する。 〕


の化合物を、硝酸(水性)と、50℃〜100℃、例えば、85℃の好ましい温度で反応させることにより合成できる。

式(VIII)の化合物は、別法として、式(X)

〔式中、部分および記号は式(I)の化合物について示した意味を有し、そしてHalはハロゲン、好ましくは臭素を意味する。 〕


の化合物を、炭酸の無水物、特に酢酸無水物と、好ましくはカルボン酸のアルカリ金属塩、例えば、酢酸カリウムの存在下、50℃〜150℃、例えば、約100−140℃の好ましい温度で反応させることにより製造できる。

式(X)の化合物は、例えば、式(XI)

〔式中、Halはハロゲン、好ましくは臭素を意味する。 〕


の化合物を、ニトロメタンを、アルカリ金属水酸化物、特に水酸化ナトリウムの存在下、約0℃〜60℃、例えば、0℃〜RTの好ましい温度で反応させ;生成物を、約0℃に冷却下、濃HClに注ぎ、式(XI)の化合物およびさらに濃HClを添加し、さらに、0℃〜RTの好ましい温度で反応をさせて、対応する式(X)の化合物を得ることにより、対応する式(X)の化合物に変換することにより得ることができる。

Y=Nである式(I)の化合物は、式(XII)

〔式中、R

、R

、R

、R

およびR

は上に定義した通りであり、そしてRは非置換または置換低級アルキル、例えばエチルである。 〕


の化合物を、塩基、例えばアルカリ金属水酸化物、例えば水酸化リチウムで、溶媒、例えば湿シクロアルキル(aklyl)エーテル、例えばジオキサン/水中、20℃〜100℃、好ましくは30℃〜60℃の温度で処理することによるエステル基の鹸化;


反応混合物を酸、例えば鉱酸、例えば塩酸で中和し、蒸発乾固した後に得た遊離させた中間体を、ジフェニルホスホリル(phosporyl)アジドで、非プロトン性溶媒、例えば極性非プロトン性および/または極性プロトン性(protic)溶媒、例えばトルエン/N−メチルピロリジノン中、塩基、例えば第3級アミン、例えばトリエチルアミンの存在下、60℃〜120℃、例えば80℃〜110℃で処理することによるアシルアジド中間体のインサイチュ形成を介してクルチウス(Cursius)転位により式(I)の化合物に変換し;イソシアナート中間体は、本反応条件下で自然に環化して、式(I)の化合物を形成する二段階により製造する。

式(XII)の化合物は、好ましくは式(XIII)

〔式中、


Qはハロ、特にクロロであり;


他の部分は式(I)の化合物で示した意味を有し、そしてRは非置換または置換低級アルキル、例えばエチルである。 〕


の化合物と、式(VII)


−NH

(VII)


〔式中、R

は式(I)の化合物について定義した通りである。 〕


の化合物を、塩基、例えば第3級アミン、例えば1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジンの存在下、適当な溶媒;好ましくは極性非プロトン性溶媒、例えばジメチルアセトアミド中、20℃〜120℃の好ましい温度で、反応混合物の温度、例えば、20℃〜70℃で反応させることにより製造する。

式(XIII)の化合物は、好ましくは式(XIV)

〔式中、部分は式(I)の化合物で示した意味を有し、そしてRは非置換または置換低級アルキル、例えばエチルである。 〕


の化合物と、無機酸ハロゲニド、特にPOCl

(好ましくは溶媒なし)を、例えば、100℃〜150℃の高温または還流下に反応させることにより製造する。

式(XIV)の化合物は、好ましくは式(XV)

〔式中、部分は式(I)の化合物で示した意味を有する。 〕


の化合物と、式(XVI)

〔式中、RおよびR'は独立して非置換または置換アルキルから選択されるか、例えば両方ともエチルである。 〕


の化合物を;溶媒中および加圧条件下、例えば、150℃〜300℃、例えば220℃〜250℃での反応を可能にする封管でキシレン中で反応させることにより製造する。

式(XV)の化合物は当分野で既知であり、そして式(XVII)

〔式中、部分は式(I)の化合物で示した意味を有する。 〕


の化合物を、式(XVI)の化合物と、適当な触媒、例えば、骨格ベースの触媒、例えばRaney−Niの存在下、水素で、適当な溶媒、例えば、アルコールおよびまたはシクロアルキルエーテル、例えばメタノールおよび/またはテトラヒドロフラン中;例えば0℃〜50℃、例えば、RTの好ましい温度で還元することにより製造できる。

式(XVII)の化合物は当分野で既知であり、そして式(XVIII)

の化合物と、式III


−B(OH)

(III)


のボロン酸、または、例えば式(IIIa)

〔式中、R

は式(I)の化合物について定義した通りである。 〕


のボロン酸エステルを、塩基および触媒の存在下、適当な溶媒中で反応させることにより製造できる。

他の出発物質は当分野で既知であり、当分野で既知の方法に従い、例えば、上にまたは実施例に記載した方法に準じて、製造できるか、または市販されている。

本発明はまた、新規出発物質、中間体およびそれらの製造方法に関する。 使用する出発物質および選択する反応条件は、好ましくは好ましいとして記載される化合物をもたらすものである。

他の出発物質は当分野で既知であり、当分野で既知の方法に従い、例えば、上にまたは実施例に記載した方法に準じて、製造でき、または市販されている。

本発明はまた、新規出発物質、中間体およびそれらの製造方法に関する。 使用する出発物質および選択する反応条件は、好ましいとして記載される化合物をもたらすものである。

少なくとも1個の塩形成基を有する式(I)の化合物の塩は、それ自体既知の方法により製造できる。 例えば、酸基を有する式(I)の化合物の塩は、例えば、本化合物を金属化合物、例えば適当な有機カルボン酸のアルカリ金属塩、例えば、2−エチルヘキサン酸のナトリウム塩;有機アルカリ金属またはアルカリ土類金属化合物、例えば対応する水酸化物、炭酸塩または炭酸水素塩、例えばナトリウムまたはカリウムの水酸化物、炭酸塩または炭酸水素塩;対応するカルシウム化合物またはアンモニアまたは適当な有機アミンを反応させることにより製造でき、化学量論量または僅かに過剰の塩形成剤を好ましくは使用する。 式(I)の化合物の酸付加塩は慣用法で、例えば、本化合物を酸または適当なアニオン交換試薬で処理することにより得る。 酸および塩基性塩形成基、例えば、遊離カルボキシ基および遊離アミノ基を含む式(I)の化合物の分子内塩は、例えば、塩、例えば酸付加塩の、例えば、弱塩基、またはイオン交換体での処理による中和により形成し得る。

塩を慣用法で遊離化合物に変換できる;金属およびアンモニウム塩は、例えば、適当な酸での処理により変換でき;そして酸付加塩は、例えば、適当な塩基性剤での処理により変換できる。

本発明に従い得られる異性体混合物を、それ自体既知の方法で、個々の異性体に分割できる;ジアステレオ異性体は、例えば、多相溶媒混合物への分配、再結晶化および/または、例えば、シリカゲルでのクロマトグラフィー分離または、例えば、逆相カラムでの中速液体クロマトグラフィーにより分離でき;そしてラセミ体は、例えば、光学的に純粋な塩形成試薬との塩形成およびそれにより得られるジアステレオ異性体混合物の、例えば、分別結晶、または光学活性カラム材でのクロマトグラフィーによる分離により分離できる。

中間体および最終生成物を、標準法に従い、例えば、クロマトグラフィー法、分配法、再結晶などを使用して、後処理し、精製できる。

付加的製造工程
所望により行う付加的工程において、反応に関与すべきではない出発化合物の官能基は、非保護形態で存在でき、または、例えば、1個以上の保護基で保護されていてよい。 保護基は、その後、既知の方法の一つに従い完全にまたは一部除去される。

保護基、およびそららを挿入および除去する方法は、例えば、Protective Groups in Organic Chemistry, Plenum Press, London, NY (1973); Methoden der organischen Chemie, Houben-Weyl, 4 th Edition, Vol. 15/1, Georg-Thieme-Verlag, Stuttgart (1974); and Theodora W. Greene, Protective Groups in Organic Synthesis, John Wiley & Sons, NY (1981)に記載されている。 保護基の特徴は、容易に、すなわち、望ましくない副次反応が起こることなく、例えば、加溶媒分解、還元、光分解あるいは生理学的条件下で除去できることである。

しかしながら、式(I)の最終産物は、他の式(I)の最終産物の製造のための出発物質における保護基としても使用できる置換基を含み得る。 それ故に、本明細書内で、文脈から他の解釈が可能ではない限り、特定の所望の式(I)の最終産物の構成要素ではない容易に除去できる基のみを、“保護基”と呼ぶ。

一般的方法条件
以下を、一般に上におよび下に記載する全ての方法に適用するが、上におよび下に具体的に記載する反応条件が好ましい:
全ての上に記載する反応工程は、それ自体既知の反応条件下、好ましくは具体的に記載する条件下、溶媒または希釈剤、好ましくは使用する反応材に対して不活性であり、それらを溶解する溶媒または希釈剤の非存在下、または伝統的に、存在下、触媒、縮合剤または中和剤、例えば、イオン交換体、例えば、例えば、H 形態の、カチオン交換体の非存在下または存在下;反応および/または反応材の性質によって、低温、常温または高温、例えば、約−100℃〜190℃;好ましくは約−80℃〜約150℃、例えば、−80℃〜−60℃、RT、−20℃〜40℃の範囲の温度でまたは還流温度で;大気圧下または密閉容器中、適当であれば加圧下および/または不活性雰囲気中、例えば、アルゴンまたは窒素雰囲気下に行うことができる。

反応の全段階で、形成される異性体混合物を、個々の異性体、例えば、ジアステレオ異性体または鏡像体に;または任意の所望の異性体混合物、例えば、ラセミ体またはジアステレオ異性体混合物に、例えば、“付加的製造工程”の下に記載する方法に準じて分割できる。

何らかの特定の反応に適切な溶媒を選択し得る溶媒は具体的に記載のもの、または、方法の記載において特にことわらない限り、例えば、水;エステル類、例えば低級アルキル−低級アルカノエート類、例えば、酢酸エチル;エーテル類、例えば脂肪族エーテル類、例えば、ジエチルエーテル;または環状エーテル類、例えば、テトラヒドロフランまたはジオキサン;液体芳香族性炭化水素類、例えばベンゼンまたはトルエン;アルコール類、例えばメタノール、エタノールまたは1−または2−プロパノール;ニトリル類、例えばアセトニトリル;ハロゲン化炭化水素s、例えば塩化メチレンまたはクロロホルム;酸アミド類、例えばジメチルホルムアミドまたはジメチルアセトアミド;塩基、例えばヘテロ環式窒素塩基、例えば、ピリジンまたはN−メチルピロリジン−2−オン;カルボン酸無水物、例えば低級アルカン酸無水物、例えば、酢酸無水物;環状、直鎖または分枝鎖炭化水素類、例えばシクロヘキサン、ヘキサンまたはイソペンタン;またはこのような溶媒の混合物、例えば、水性溶液を含む。 かかる溶媒混合物はまた、例えば、クロマトグラフィーまたは分配による後処理にも使用し得る。

本化合物は、その塩を含み、水和物の形でも得ることができ、またはそれらの結晶は、例えば、結晶化に使用した溶媒を含み得る。 異なる結晶形態が存在し得る。

本発明は、方法の任意の段階で中間体として得られる化合物を出発物質として使用して、残りの方法を行うか、または出発物質が反応条件下で製造されるか、または誘導体の形、例えば、保護された形または塩の形で使用されるか、または本発明の方法により得られる化合物を本方法条件で製造し、さらにインサイチュで処理する方法の形態にも関する。 本発明の方法において、出発物質は、好ましくは最初に特に価値があると記載した新規式(I)の化合物をもたらすように誌由生する。 実施例に記載するものに準じる反応条件が特に優先される。

医薬組成物
本発明は、式(I)の化合物を含む医薬組成物、脂質またはタンパク質キナーゼ依存性疾患、特に上に記載した好ましい疾患の治療的(本発明のより広い面でまた予防的)処置のための、または処置方法におけるその使用、該使用のための化合物および、特に該使用のための医薬製剤の使用にも関する。

本発明はまた、インビボで式(I)の化合物自体に変換する式(I)の化合物のプロドラッグにも関する。 それ故に、式(I)の化合物に関する記載は、適当であり、好都合である限り、対応する式(I)の化合物のプロドラッグにも関する。 薬理学的に許容される本発明の化合物を、例えば、有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩を活性成分として、相当量の1個以上の無機または有機、固体または液体、薬学的に許容される担体と共にまたは混合して含む医薬組成物の製造のためにも、使用し得る。

本発明はまた、タンパク質キナーゼ活性の阻害に応答する疾患の処置または本発明の広い面で、予防(=防止)のために、該阻害に有効である量の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩を、少なくとも1個の薬学的に許容される担体と共に含む、温血動物、特にヒト(または温血動物、特にヒト由来の細胞または細胞株、例えば、リンパ球)に投与するのに適当な医薬組成物にも関する。

本発明の医薬組成物は、有効量の薬理学的活性成分を、単独でまたは相当量の薬学的に許容される担体と共に含む、温血動物(特にヒト)への経腸、例えば経鼻;直腸または経口;または非経腸、例えば筋肉内または静脈内;または局所、例えば経皮投与陽である。 活性成分の量は温血動物種、体重、年齢および個々の状態、個々の薬物動態学的データ、処置する疾患および投与方式による。

本発明はまた、特に記載した疾患の一つのために、処置を必要とする、温血動物、例えば、ヒトに(記載の疾患に対する)予防的または特に治療的有効量の本発明の式(I)の化合物を投与することを含む、脂質またはタンパク質キナーゼの阻害に応答する疾患の処置方法にも関する。

体重約70kgの温血動物、例えば、ヒトに投与すべき式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩の投与量は、好ましくは約3mg〜約10g、より好ましくは約10mg〜約1.5g、最も好ましくは約100mg〜約1000mg/人/日であり、好ましくは例えば、同じ量であってよい1〜3回に分ける。 通常、小児は成体の半量を投与する。

医薬組成物は、約1%から約95%、好ましくは約20%〜約90%の活性成分を含む。 本発明の医薬組成物は、例えば、単位投与形、例えばアンプル、バイアル、坐薬、糖衣錠、錠剤またはカプセルの形であり得る。

本発明の医薬組成物は、それ自体既知の方法で、例えば、慣用の溶解、凍結乾燥、混合、造粒または糖衣工程により製造する。

活性成分の溶液、およびまた懸濁液、および特に等張水性溶液または懸濁液を好ましくは使用し、例えば、活性成分を単独でまたは担体、例えば、マンニトールと共に含む凍結乾燥組成物の場合、かかる溶液または懸濁液を使用前に製造することが可能である。 医薬組成物は滅菌してよくおよび/または添加剤、例えば、防腐剤、安定化剤、湿潤剤および/または乳化剤、可溶化剤、浸透圧調整用塩塩および/または緩衝剤を含んでよく;そしてそれ自体既知の方法で、例えば、慣用の溶解または凍結乾燥法で製造する。 該溶液または懸濁液は増粘物質、例えばナトリウムカルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、デキストラン、ポリビニルピロリドンまたはゼラチンを含み得る。

油中懸濁液は、油成分として、注射目的に慣用の植物油、合成油または半合成油を含む。 特に酸成分として8−22個の炭素原子、特に12−22個の炭素原子を有する長鎖脂肪酸、例えば、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸、マーガリン酸、ステアリン酸、アラキドン(arachidic)酸、ベヘン酸または対応する不飽和酸、例えば、オレイン酸、エライジン酸、エルカ酸、ブラシジン(brasidic)酸またはリノレイン酸を、望むならば抗酸化剤、例えば、ビタミンE、β−カロテンまたは3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシトルエンと共に含む液体脂肪酸エステル類をこのようなものとして特記し得る。 これらの脂肪酸エステル類のアルコール成分は、最大6個の炭素原子を有し、モノ−またはポリ−ヒドロキシ、例えば、モノ−、ジ−またはトリ−ヒドロキシ;アルコール、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノールまたはペンタノール;またはその異性体であるが、特にグリコールおよびグリセロールである。 それ故に、以下の脂肪酸エステル類の例を特に記載する:オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、“Labrafil M 2375”(ポリオキシエチレングリセロールトリオレアート、Gattefosse, Paris)、“Miglyol 812”(C −C 12の鎖長の飽和脂肪酸のトリグリセリド、Huels AG, Germany)だけでなく、特に植物油、例えば綿実油、アーモンド油、オリーブ油、ヒマシ油、ゴマ油、ダイズ油およびより具体的に落花生油

注射用組成物は、慣用法で滅菌条件下製造する;同様のことを、該組成物のアンプルまたはバイアルへの注入および容器の密封にも適用する。

経口投与用医薬組成物は、活性成分と固体担体を合わせ、望むならば得られた混合物を造粒し、混合物を、望むならばまたは必要に応じて、さらに適当な添加剤添加後、錠剤、糖衣錠コアまたはカプセルに加工することにより得ることができる。 活性成分を定量拡散または放出することを可能にする可塑性担体にそれらを入れることも可能である。

適当な担体は、特に増量剤、例えば糖類、例えば、ラクトース、サッカロース、マンニトールまたはソルビトール;セルロース製剤および/またはリン酸カルシウム類、例えば、リン酸三カルシウムまたはリン酸水素カルシウム;および結合剤、例えば、コーン、小麦、コメまたはポテトデンプンを使用する、例えばデンプンペースト、ゼラチン、トラガカント、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロースおよび/またはポリビニルピロリドン;および/または、望むならば、崩壊剤、例えば上記デンプン類;および/またはカルボキシメチルデンプン、架橋ポリビニルピロリドン、寒天、アルギン酸またはその塩、例えばアルギン酸ナトリウムである。 添加剤は、特に流動調節剤および滑剤、例えば、ケイ酸、タルク、ステアリン酸またはその塩、例えばステアリン酸マグネシウムまたはカルシウム;および/またはポリエチレングリコールである。 糖衣錠コアは、適当な、場合により腸溶性のコーティングを施し、それは、とりわけ、アラビアゴム、タルク、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコールおよび/または二酸化チタンを含み得る濃縮糖溶液;または適当な有機溶媒中のコーティング溶液、または、腸溶性コーティングのために、適当なセルロース製剤、例えばエチルセルロースフタレートまたはヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレートの溶液を使用する。 カプセルは、ゼラチンから成る乾燥充填カプセルおよびゼラチンと可塑剤、例えばグリセロールまたはソルビトールから成る軟密閉カプセルである。 乾燥充填カプセルは、顆粒の形の活性成分を、例えば、増量剤、例えばラクトース;結合剤、例えばデンプン類;および/または流動促進剤、例えばタルクまたはステアリン酸マグネシウム;および望むならば安定化剤と共に含む。 軟カプセルにおいて、活性成分は好ましくは適当な油性添加剤、例えば脂肪油、パラフィン油または液体ポリエチレングリコール類に溶解または懸濁され、安定化剤および/または抗細菌剤を添加することも可能である。 染料または色素を、錠剤または糖衣錠コーティングまたはカプセルケースに、例えば、同定目的でまたは活性成分の異なる投与量を示すために添加することも可能である。

局所投与用医薬組成物は、活性成分と液体担体(例えば水性液体担体)を合わせ、活性西部を、さらなる任意の製剤成分、例えば溶媒/可溶化剤、ゲル化剤、油、安定化剤、緩衝剤および防腐剤と共に熔解または分散して、例えば溶液、ローション、クリーム、ゲルまたは軟膏を提供することにより得ることができる。

組合せ
式(I)の化合物を、互いにまたは他の治療剤、特に他の抗増殖剤と組合せ使用してもよい。 かかる抗増殖剤は、アロマターゼ阻害剤;抗エストロゲン;トポイソメラーゼI阻害剤;トポイソメラーゼII阻害剤;微小管活性化剤;アルキル化剤;ヒストンデアセチラーゼ阻害剤;細胞分化過程を誘発する化合物;シクロオキシゲナーゼ阻害剤;MMP阻害剤;mTOR阻害剤;抗新生物代謝拮抗剤;プラチン化合物;タンパク質または脂質キナーゼ活性を標的/減少させる化合物およびさらなる抗血管形成化合物;タンパク質または脂質ホスファターゼの活性を標的、減少または阻害する化合物;ゴナドレリンアゴニスト;抗アンドロゲン;メチオニンアミノペプチダーゼ阻害剤;ビスホスホネート類;生物学的応答修飾剤;抗増殖性抗体;ヘパラナーゼ阻害剤;Ras発癌性アイソフォームの阻害剤;テロメラーゼ阻害剤;プロテアソーム阻害剤;血液学的悪性腫瘍の処置に使用される薬剤;Flt−3の活性を標的、減少または阻害する化合物;Hsp90阻害剤;テモゾロミド(TEMODAL (登録商標) );およびロイコボリンを含むが、これらに限定されない。

ここで使用する用語“アロマターゼ阻害剤”は、エストロゲン産生、すなわち、それぞれ基質アンドロステンジオンおよびテストステロンからエストロンおよびエストラジオールへの変換を阻害する化合物に関する。 本用語は、ステロイド、特にアタメスタン、エキセメスタンおよびフォルメスタン;および、特に、非ステロイド、特にアミノグルテチミド、ログレチミド、ピリドグルテチミド、トリロスタン、テストラクトン、ケトコナゾール、ボロゾール、ファドロゾール、アナストロゾールおよびレトロゾールを含むが、これらに限定されない。 エキセメスタンは、例えば、商品名AROMASINの下に市販されている形で、例えば、投与できる。 フォルメスタンは、例えば、商品名LENTARONの下に市販されている形で、例えば、投与できる。 ファドロゾールは、例えば、商品名AFEMAの下に市販されている形で、例えば、投与できる。 アナストロゾールは、例えば、商品名ARIMIDEXの下に市販されている形で、例えば、投与できる。 レトロゾールは、例えば、商品名フェマーラまたはFEMARの下に市販されている形で、例えば、投与できる。 アミノグルテチミドは、例えば、商品名ORIMETENの下に市販されている形で、例えば、投与できる。 アロマターゼ阻害剤である化学療法剤を含む本発明の組合せは、ホルモン受容体陽性腫瘍、例えば、乳房腫瘍の処置に特に有用である。

ここで使用する用語“抗エストロゲン”は、エストロゲン受容体レベルでエストロゲンの作用に拮抗する化合物を意味する。 本用語は、タモキシフェン、フルベストラント、ラロキシフェンおよびラロキシフェンヒドロクロライドを含むが、これらに限定されない。 タモキシフェンは、例えば、商品名NOLVADEXの下に市販されている形で、例えば、投与できる。 ラロキシフェンヒドロクロライドは、例えば、商品名EVISTAの下に市販されている形で、例えば、投与できる。 フルベストラントは米国特許4,659,516に開示の通りに製剤でき、またはそれは、例えば、商品名FASLODEXの下に市販されている形で、例えば、投与できる。 抗エストロゲンである化学療法剤を含む本発明の組合せは、エスロゲン受容体陽性腫瘍、例えば、乳房腫瘍の処置に特に有用である。

ここで使用する用語“抗アンドロゲン”は、男性ホルモンの生物学的作用を阻害できる全ての物質に関し、例えば、米国特許4,636,505に開示の通りに製剤できるビカルタミド(CASODEX)を含むが、これらに限定されない。

ここで使用する用語“ゴナドレリンアゴニスト”は、アバレリクス、ゴセレリンおよびゴセレリンアセテートを含むが、これらに限定されない。 ゴセレリンは米国特許4,100,274に開示され、例えば、商品名ZOLADEXの下に市販されている形で、例えば、投与できる。 アバレリクスは、例えば、米国特許5,843,901に開示の通りに製剤できる。

ここで使用する用語“トポイソメラーゼI阻害剤”は、トポテカン、ギマテカン(gimatecan)、イリノテカン、カンプトテシン(camptothecian)およびその類似体、9−ニトロカンプトテシンおよび巨大分子カンプトテシンコンジュゲートPNU−166148(WO99/17804の化合物A1)を含むが、これらに限定されない。 イリノテカンは、例えば、商品名CAMPTOSARの下に市販されている形で、例えば、投与できる。 トポテカンは、例えば、商品名HYCAMTINの下に市販されている形で、例えば、投与できる。

ここで使用する用語“トポイソメラーゼII阻害剤”は、アントラサイクリン系、例えばドキソルビシン(リポソーム製剤、例えば、CAELYXを含む);ダウノルビシン;エピルビシン;イダルビシン;ネモルビシン(nemorubicin);アントラキノン系ミトキサントロンおよびロソキサントロン;およびポドフィロトキシン系エトポシドおよびテニポシド。 エトポシドは、例えば、商品名ETOPOPHOSの下に市販されている形で、例えば、投与できるを含むが、これらに限定されない。 テニポシドは、例えば、商品名VM 26-BRISTOLの下に市販されている形で、例えば、投与できる。 ドキソルビシンは、例えば、商品名ADRIBLASTINまたはアドリアマイシンの下に市販されている形で、例えば、投与できる。 エピルビシンは、例えば、商品名FARMORUBICINの下に市販されている形で、例えば、投与できる。 イダルビシンは、例えば、商品名ZAVEDOSの下に市販されている形で、例えば、投与できる。 ミトキサントロンは、例えば、商品名NOVANTRONの下に市販されている形で、例えば、投与できる。

用語“微小管活性剤”は、微小管安定化剤、微小管脱安定化剤および微小管重合阻害剤に関し、タキサン類、例えば、パクリタキセルおよびドセタキセル;ビンカアルカロイド、例えば、ビンブラスチン、特にビンブラスチンスルフェート;ビンクリスチン、特にビンクリスチンスルフェートおよびビノレルビン;ディスコデルモライド類;コルヒチン(cochicine);およびエポチロン類およびその誘導体、例えば、エポチロンBまたはDまたはその誘導体を含むが、これらに限定されない。 パクリタキセルは、例えば、タキソールで市販されている形で、例えば投与してよい。 ドセタキセルは、例えば、商品名タキソテールの下に市販されている形で、例えば、投与できる。 ビンブラスチンスルフェートは、例えば、商品名VINBLASTIN RPの下に市販されている形で、例えば、投与できる。 ビンクリスチンスルフェートは、例えば、商品名FARMISTINの下に市販されている形で、例えば、投与できる。 ディスコデルモライドは、例えば、米国特許5,010,099に開示の通り得ることができる。 WO98/10121、米国特許6,194,181、WO98/25929、WO98/08849、WO99/43653、WO98/22461およびWO00/31247に開示されているエポチロン誘導体も包含される。 特に好ましいのはエポチロンAおよび/またはBである。

ここで使用する用語“アルキル化剤”は、シクロホスファミド、イホスファミド、メルファランまたはニトロソウレア(BCNUまたはグリアデル)を含むが、これらに限定されない。 シクロホスファミドは、例えば、商品名CYCLOSTINの下に市販されている形で、例えば、投与できる。 イホスファミドは、例えば、商品名HOLOXANの下に市販されている形で、例えば、投与できる。

用語“ヒストンデアセチラーゼ阻害剤”または“HDAC阻害剤”は、ヒストンデアセチラーゼを阻害し、かつ抗増殖性活性を有する化合物に関する。 これは、WO02/22577に開示する、特にN−ヒドロキシ−3−[4−[[(2−ヒドロキシエチル)[2−(1H−インドール−3−イル)エチル]−アミノ]メチル]フェニル]−2E−2−プロペンアミド、N−ヒドロキシ−3−[4−[[[2−(2−メチル−1H−インドール−3−イル)−エチル]−アミノ]メチル]フェニル]−2E−2−プロペンアミドおよびその薬学的に許容される塩を含む。 さらに特にスベロイルアニリドヒドロキサム酸(SAHA)を含む。

用語“抗新生物代謝拮抗剤”は、5−フルオロウラシルまたは5−FU;カペシタビン;ゲムシタビン;DNA脱メチル化剤、例えば5−アザシチジンおよびデシタビン;メトトレキサートおよびエダトレキサート;および葉酸アンタゴニスト、例えばペメトレキセドを含むが、これらに限定されない。 カペシタビンは、例えば、商品名XELODAの下に市販されている形で、例えば、投与できる。 ゲムシタビンは、例えば、商品名GEMZARの下に市販されている形で、例えば、投与できる。 例えば、商品名HERCEPTINの下に市販されている形で、例えば、投与できるモノクローナル抗体トラスツマブも包含する。

ここで使用する用語“プラチン化合物”は、カルボプラチン、シスプラチン、シスプラスチンおよびオキサリプラチンを含むが、これらに限定されない。 カルボプラチンは、例えば、商品名CARBOPLATの下に市販されている形で、例えば、投与できる。 オキサリプラチンは、例えば、商品名ELOXATINの下に市販されている形で、例えば、投与できる。

ここで使用する用語“タンパク質または脂質キナーゼ活性;またはタンパク質または脂質ホスファターゼ活性を標的/減少させる化合物;またはさらなる血管形成化合物”は、タンパク質チロシンキナーゼおよび/またはセリンおよび/またはスレオニンキナーゼ阻害剤または脂質キナーゼ阻害剤、例えば、以下のものを含むが、これらに限定されないa) 血小板由来増殖因子−受容体(PDGFR)の活性を標的、減少または阻害する化合物、例えばPDGFRの活性を標的、減少または阻害する化合物、特に化合物PDGF受容体を阻害する化合物、例えば、N−フェニル−2−ピリミジン−アミン誘導体、例えば、イマチニブ、SU101、SU6668およびGFB-111;
b) 線維芽細胞増殖因子−受容体(FGFR)の活性を標的、減少または阻害する化合物;
c) インシュリン様増殖因子受容体I(IGF−IR)の活性を標的、減少または阻害する化合物、例えばIGF−IRの活性を標的、減少または阻害する化合物、特にIGF−IR受容体を阻害する化合物、例えばWO02/092599に開示されている化合物;
d) Trk受容体チロシンキナーゼファミリーの活性を標的、減少または阻害する化合物;
e) Axl受容体チロシンキナーゼファミリーの活性を標的、減少または阻害する化合物;
f) c−Met受容体の活性を標的、減少または阻害する化合物;
g) Kit/SCFR受容体チロシンキナーゼの活性を標的、減少または阻害する化合物;
h) C−kit受容体チロシンキナーゼ類−(PDGFRファミリーの仲間)の活性を標的、減少または阻害する化合物、例えばc−Kit受容体チロシンキナーゼファミリーの活性を標的、減少または阻害する化合物、特にc−Kit受容体を阻害する化合物、例えば、イマチニブ;
i) c−Ablファミリーおよびそれらの遺伝子融合産物のメンバーの活性を標的、減少または阻害する化合物、例えば、BCR−Ablキナーゼ、例えばc−AbIファミリーメンバーおよびそれらの遺伝子融合産物の活性を標的、減少または阻害する化合物、例えば、N−フェニル−2−ピリミジン−アミン誘導体、例えば、イマチニブ、PD180970、AG957、NSC 680410またはPD173955(ParkeDavis);
j) セリン/スレオニンキナーゼ類のタンパク質キナーゼC(PKC)およびRafファミリー、MEK、SRC、JAK、FAK、PDKおよびRas/MAPKファミリーメンバーのメンバー、またはPI(3)キナーゼファミリー、またはPI(3)−キナーゼ関連キナーゼファミリー、および/またはサイクリン依存性キナーゼファミリー(CDK)のメンバーのメンバーの活性を標的、減少または阻害する化合物および特に米国特許5,093,330開示されているスタウロスポリン誘導体、例えば、ミドスタウリンさらなる化合物の例は、例えば、UCN-01;サフィンゴール;BAY 43-9006;ブリオスタチン1;ペリホシン;イルモホシン;RO 318220およびRO 320432;GO 6976;Isis 3521;LY333531/LY379196;イソキノリン(isochinoline)化合物、例えばWO00/09495に開示のもの;FTIs;PD184352;またはQAN697(P13K阻害剤)を含む;
k) タンパク質−チロシンキナーゼ阻害剤の活性を標的、減少または阻害する化合物、例えばイマチニブメシレート(GLEEVEC)またはチロホスチンを含む、タンパク質−チロシンキナーゼ阻害剤の活性を標的、減少または阻害する化合物。 チロホスチンは、好ましくは低分子量(Mr<1500)化合物、またはその薬学的に許容される塩、特にベンジリデンマロニトリルクラスまたはS−アリールベンゼンマロニトリルまたは二基質性キノリン化合物群から選択される化合物、より具体的にチロホスチンA23/RG-50810、AG 99、チロホスチンAG 213、チロホスチンAG 1748、チロホスチンAG 490、チロホスチンB44、チロホスチンB44(+)鏡像体、チロホスチンAG 555、AG 494、チロホスチンAG 556、AG957およびアダホスチン(4−{[(2,5−ジヒドロキシフェニル)メチル]アミノ}−安息香酸アダマンチルエステル、NSC 680410、アダホスチンからなる群から選択される任意の化合物;およびl) 受容体チロシンキナーゼ類の上皮細胞増殖因子ファミリーの活性を標的、減少または阻害する化合物(ホモまたはヘテロダイマーとしてのEGFR、ErbB2、ErbB3、ErbB4)、例えば上皮細胞増殖因子受容体ファミリーの活性を標的、減少または阻害する化合物、特にEGF受容体チロシンキナーゼファミリーのメンバーを阻害するまたはEGF関連リガンドに結合する化合物、タンパク質または抗体、例えば、EGF受容体、ErbB2、ErbB3およびErbB4またはEGF、および特にWO97/02266(例えば、実施例39の化合物)、またはEP0564409;WO99/03854;EP0520722;EP0566226;EP0787722;EP0837063;米国特許5,747,498;WO98/10767;WO97/30034;WO97/49688;WO97/38983および特に、WO96/30347(例えばCP 358774として既知の化合物);WO96/33980(例えば、化合物ZD 1839);およびWO95/03283(例えば、化合物ZM105180、例えば、トラスツマブ(HERCEPTIN)、セツキシマブ、Iressa、Tarceva、OSI-774、CI-1033、EKB-569、GW-2016、E1.1、E2.4、E2.5、E6.2、E6.4、E2.11、E6.3またはE7.6.3)に一般的におよび具体的に開示されている化合物、タンパク質またはモノクローナル抗体;およびWO03/013541に開示されている7H−ピロロ−[2,3−d]ピリミジン誘導体。

さらなる抗血管形成化合物は、活性について、例えば、タンパク質または脂質キナーゼ阻害とは無関係の、他の機構を有する化合物、例えば、サリドマイド(THALOMID)およびTNP-470を含む。

タンパク質または脂質ホスファターゼの活性を標的、減少または阻害する化合物は、例えば、ホスファターゼ1、ホスファターゼ2A、PTENまたはCDC25の阻害剤、例えば、オカダ酸またはその誘導体である。

細胞分化過程を誘発する化合物は、例えばレチノイン酸、α− γ−またはδ−トコフェロールまたはα− γ−またはδ−トコトリエノールである。

ここで使用する用語シクロオキシゲナーゼ阻害剤は、例えば、Cox−2阻害剤、5−アルキル置換2−アリールアミノフェニル酢酸および誘導体、例えばセレコキシブ(CELEBREX)、ロフェコキシブ(VIOXX)、エトリコキシブ、バルデコキシブまたは5−アルキル−2−アリールアミノフェニル酢酸、例えば、5−メチル−2−(2'−クロロ−6'−フルオロアニリノ)フェニル酢酸またはルミラコキシブを含むが、これらに限定されない。

ここで使用する用語“ビスホスホネート類”は、エチドロン、クロドロン、チルドロン、パミドロン、アレンドロン、イバンドロン、リセドロンおよびゾレドロン酸を含むが、これらに限定されない。 “エチドロン酸”は、例えば、商品名DIDRONELの下に市販されている形で、例えば、投与できる。 “クロドロン酸”は、例えば、商品名BONEFOSの下に市販されている形で、例えば、投与できる。 “チルドロン酸”は、例えば、商品名SKELIDの下に市販されている形で、例えば、投与できる。 “パミドロン酸”は、例えば、商品名AREDIA TMの下に市販されている形で、例えば、投与できる。 “アレンドロン酸”は、例えば、商品名FOSAMAXの下に市販されている形で、例えば、投与できる。 “イバンドロン酸”は、例えば、商品名BONDRANATの下に市販されている形で、例えば、投与できる。 “リセドロン酸”は、例えば、商品名ACTONELの下に市販されている形で、例えば、投与できる。 “ゾレドロン酸”は、例えば、商品名ZOMETAの下に市販されている形で、例えば、投与できる。

用語“mTOR阻害剤”は、mammalian target of rapamycin(mTOR)を阻害し、かつ抗増殖性活性を有する化合物、例えばシロリムス(Rapamune (登録商標) )、エベロリムス(Certican TM )、CCI−779およびABT578に関する。

ここで使用する用語“ヘパラナーゼ阻害剤”は、硫酸ヘパリン分解を標的、減少または阻害する化合物を意味する。 本用語は、PI−88を含むが、これに限定されない。

ここで使用する用語“生物学的応答修飾剤”、リンホカインまたはインターフェロン類、例えば、インターフェロンγを意味する。

ここで使用する用語“Ras発癌性アイソフォーム、例えば、H−Ras、K−RasまたはN−Rasの阻害剤”は、Rasの発癌性活性を標的、減少または阻害する化合物、例えば、“ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤”、例えば、L-744832、DK8G557またはR115777(Zarnestra)を意味する。

ここで使用する用語“テロメラーゼ阻害剤”は、テロメラーゼの活性を標的、減少または阻害する化合物を意味する。 テロメラーゼの活性を標的、減少または阻害する化合物は、特にテロメラーゼ受容体を阻害する化合物、例えば、テロメスタチンである。

ここで使用する用語“メチオニンアミノペプチダーゼ阻害剤”は、メチオニンアミノペプチダーゼの活性を標的、減少または阻害する化合物を意味する。 メチオニンアミノペプチダーゼの活性を標的、減少または阻害する化合物は、例えば、ベンガミドまたはその誘導体である。

ここで使用する用語“プロテアソーム阻害剤”は、プロテアソームの活性を標的、減少または阻害する化合物を意味する。 プロテアソームの活性を標的、減少または阻害する化合物は、例えば、PS-341およびMLN 341を含む。

ここで使用する用語“マトリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤”または“MMP阻害剤”は、コラーゲンペプチド摸倣性および非ペプチド摸倣性阻害剤、テトラサイクリン誘導体、例えば、ヒドロキサメートペプチド摸倣性阻害剤バチマスタットおよびその経口生体利用可能アナログマリマスタット(BB-2516)、プリノマスタット(AG3340)、メタスタット(NSC 683551)、BMS-279251、BAY 12-9566、TAA211、MMI270BまたはAAJ996を含むがこれらに限定されない。

ここで使用する用語“血液学的悪性腫瘍の処置に使用される薬剤”は、FMS様チロシンキナーゼ阻害剤、例えば、FMS様チロシンキナーゼ受容体(Flt−3R)の活性を標的、減少または阻害する化合物;インターフェロン、1−b−D−アラビノフラノシル(fransyl)シトシン(ara-c)およびビスルファン;およびALK阻害剤、例えば、未分化リンパ腫キナーゼを標的、減少または阻害する化合物を含むが、これらに限定されない。

FMS様チロシンキナーゼ受容体(Flt−3R)の活性を標的、減少または阻害する化合物は、特にFlt−3R受容体キナーゼファミリーのメンバーを阻害する化合物、タンパク質または抗体、例えば、PKC412、ミドスタウリン、スタウロスポリン誘導体、SU11248およびMLN518である。

ここで使用する用語“HSP90阻害剤”は、HSP90の内因性ATPase活性を標的、減少または阻害する化合物;ユビキチンプロテアソーム経路を介してHSP90クライアントタンパク質を標的、減少または阻害する化合物を含むが、これらに限定されない。 HSP90の内因性ATPase活性を標的、減少または阻害する化合物は、特にHSP90のATPase活性を阻害する化合物、タンパク質または抗体、例えば、17−アリルアミノ,17−デメトキシゲルダナマイシン(17AAG)、ゲルダナマイシン誘導体、他のゲルダナマイシン関連化合物、ラジシコールおよびHDAC阻害剤である。

ここで使用する用語“抗増殖性抗体”は、トラスツマブ(Herceptin TM )、トラスツマブ−DM1、エルロチニブ(Tarceva TM )、ベバシズマブ(Avastin TM )、リツキシマブ(リツキサン(登録商標) )、PRO64553(抗CD40)および2C4抗体を含むが、これらに限定されない。 抗体は、例えば、インタクトなモノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、少なくとも2個のインタクトな抗体から形成された多特異性抗体、および所望の生物学的活性を示す限り、抗体フラグメントを意味する。

急性骨髄性白血病(AML)の処置のために、式(I)の化合物は、標準白血病治療と組み合わせて、特にAMLの処置に使用される治療と組み合わせて使用できる。 特に、式(I)の化合物は、例えば、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤および/または他のAML処置に有用な薬剤、例えばダウノルビシン、アドリアマイシン、Ara-C、VP-16、テニポシド、ミトキサントロン、イダルビシン、カルボプラチンおよびPKC412と組み合わせて投与できる。

コード番号、一般名または商品名により同定した活性剤の構造は、標準概論“The Merck Index”の現行版またはデータベース、例えば、Patents International、例えば、IMS World Publicationsから取り得る。

式(I)の化合物と組み合わせて使用できる上記化合物は、文献に、例えば上に引用した文献に記載の通り、製造し、投与できる。

式(I)の化合物はまた既知の治療方法、例えば、ホルモン剤または特に照射と組み合わせて使用し得る。

式(I)の化合物は、特に放射線増感剤として、特に放射線療法に対する感受性が低い腫瘍の処置に使用し得る。

“組合せ”により、一つの投与量単位形態の固定された組合せ、または式(I)の化合物および相手を独立して同時にもしくは部杖bつに組合せ相手が協調的な、例えば相乗作用を示すことを可能にする間隔内で、もしくはこれらの任意の組み合わせて投与し得るパーツ・キット(kit of parts)のいずれも意味する。 ここで使用される用語“共投与”または“組合せ投与”などは、選択した組合せ相手を、それを必要とする単一対象(例えば患者)に投与することを包含することを意図し、複数薬剤を必ずしも同じ投与経路で同時に投与しない処置レジメンを含むことを意図する。 ここで使用する用語“組合せ剤”は、1種を超える活性成分の混合または組合せに由来する製品を意味し、複数活性成分の固定されたおよび固定されていない組合せの両方を含む。 用語“固定された組合せ”は、複数活性成分、例えば式(I)の化合物および組合せ相手を、両方とも一つの物または投与量として同時に患者に投与することを意味する。 用語“固定されていない組合せ”は、複数活性成分、例えば式(I)の化合物および組合せ相手を、別々の物として、同時に、一緒にまたは具体的時間制限なしに連続的に患者に投与することを含み、ここで、かかる投与は、患者体内で2化合物の治療的有効レベルを達成する。 後者はまたカクテル療法、例えば3種以上の活性成分の投与にも適用される。

以下の実施例は単に本発明を説明するものであり、いかなる方法でも本発明の範囲を限定することを意味しない。

実施例
以下の実施例は、その範囲を限定することなく本発明を説明するものである:
温度は摂氏度で示す。 特にことわらない限り、反応はrtで行う。 以下のHPLC/MSおよびMS法を中間体および実施例化合物の製造に使用する:

HPLC方法:
方法A(特にことわらない限り常に使用)
装置:Shimadzu SIL-10A
方法:直線勾配2−100%CH CN(0.1%TFA)およびH O(0.1%TFA)4分+2分100%CH CN(0.1%TFA);−100%CH CN(0.1%TFA)に3分で戻る;215nmで検出、流速2mL/分、RT。 カラム:Nucleosil OD-5-100 C18(150×4.6mm)

HPLC方法:
方法B
システム:Agilent 1100 Series with Waters Micromass ZQ
A=H O/TFA 1000:1およびB=アセトニトリル/TFA 1000:1の間のHPLC直線勾配勾配1:2−100%B、7分、次いで100%B、2分、最後に100−2%B、1分;カラム:CC125/4 Nucleosil 100-3 C18HD;
流速1.0ml/分。 215nMで検出。

HPLC方法:
方法C
A=H O/TFA 1000:1およびB=アセトニトリル/TFA 1000:1の間のHPLC直線勾配勾配1:2−100%B、4.5分および1分、100%B;カラム:Chromolith Performance 100mm×4.5mm(Merck, Darmstadt, Germany);流速2ml/分。 215nMで検出。

LC−MS方法:
システム:Agilent 1100 Series with Waters Micromass ZQ
カラム:XBridge C18、3×30mm、2.5ミクロン流速:1.4−2.4mL/分溶離剤A:5%アセトニトリルおよび0.8%HCOOH含有H
溶離剤B:0.6%HCOOH含有アセトニトリル勾配:0−2.4分:10%〜95%のB

以下の実施例において、以下の略語を使用する:

全ての出発物質は、特にことわらない限り:ABCR、Acros、Aldrich、Alfa Aesar、Akos、Avocado、ChemBridge、Combi-Blocks、Fluka、Frontier Scientific、Lancaster、Matrix、Maybridgeのような、しかしこれらに限定されない商業的供給源から得る。

一般的合成スキーム:

中間体A 8−ブロモ−1−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

0℃に冷却した8−ブロモ−1−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン(工程A.1、606mg、1.633mmol)と無水DMF(10ml)の混合物に、55%NaH(142mg、3.27mmol)を添加し、0℃で30分間撹拌した。 ヨードメタン(0.153ml、2.449mmol)を添加し、氷浴を外し、RMをrtで30分間撹拌した。 その後、RMをEtOAc/H

Oで抽出した。 有機層をNa

SO

で乾燥させ、蒸発させた。 残留物をジオキサンから凍結乾燥させて、表題化合物を明褐色固体として得た。 (HPLC: t

R 4.24分(方法A); M+H=387.0, 385.0 Br-Pattern MS-ES)

工程A.1 8−ブロモ−1−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

0℃に冷却した6−ブロモ−N

−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−キノリン−3,4−ジアミン(工程A.2、845mg、2.448mmol)およびTEA(1.71ml、12.24mmol)のDCM(20ml)中の混合物に、クロロ炭酸トリクロロメチル(0.310ml、2.57mmol)を添加し、0℃で30分間撹拌した。 5分間後生成物が沈殿した。 RMを濾過し、固体ケーキをDCMで洗浄し、高真空下で乾燥させて、表題化合物をベージュ色固体として得た。 (HPLC: t

R 4.07分(方法A); M+H=372.9, 371.0 Br-Pattern MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 11.89 (s, br, 1H), 8.80 (s, 1H), 8.61-8.36 (m, 1H), 8.25-8.02 (m, 1H), 8.02-7.86 (m, 1H), 7.78-7.55 (m, 1H), 7.46-7.22 (m, 1H), 7.18-6.92 (m, 1H), 3.77 (s, 3H))

工程A.2 6−ブロモ−N −(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−キノリン−3,4−ジアミン

(6−ブロモ−3−ニトロ−キノリン−4−イル)−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−アミン(工程A.3、934mg、2.489mmol)のMeOH/THF=1:1(20ml)溶液に、Ra−Ni(500mg、2.489mmol)を添加し、RMをH

雰囲気下、rtで2時間撹拌した。 RMをセライトで濾過し、数回MeOHで洗浄した。 濾液を蒸発乾固して、表題化合物を黄色固体として得た。 (HPLC: t

R 3.80分(方法A); M+H=347.0, 345.0 Br-Pattern MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.61 (s, 1H), 7.89-7.71 (m, 1H), 7.71-7.63 (m, 1H), 7.50-7.48 (m, 1H), 7.47-7.46 (m, 1H), 7.39-7.27 (m, 1H), 6.75-6.58 (m, 1H), 6.08-6.00 (m, 1H), 5.59 (s, 2H), 4.01 (s, 3H)。

工程A.3 (6−ブロモ−3−ニトロ−キノリン−4−イル)−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−アミン

6−ブロモ−4−クロロ−3−ニトロ−キノリン(工程A.4、958mg、3.00mmol)およびTEA(0.836ml、6.00mmol)のEtOH(20ml)中の混合物に2−メトキシピリジン−3−アミン(ABCR, Karlsruhe, Germany、745mg、6.00mmol)を添加し、rtで一夜撹拌した。 RMを濾過し、固体ケーキをEtOHで洗浄し、高真空下で乾燥させて、表題化合物をオレンジ色固体として得た。 (HPLC: t

R 5.03分(方法A); M+H=376.9, 374.9 Br-Pattern MS-ES)

工程A.4 6−ブロモ−4−クロロ−3−ニトロ−キノリン

6−ブロモ−3−ニトロ−キノリン−4−オール(Fluorochem Ltd., Derbyshire, United Kingdom、10g、37.2mmol)をPOCl

(70ml)に添加した。 RMを120℃で17時間撹拌した。 RMを氷浴で冷却し、ゆっくり氷水に滴下した。 沈殿を濾過し、冷水で洗浄した。 残留物をDCMに溶解し、塩水で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させて、表題化合物をベージュ色固体として得た(HPLCt

R 3.64分(方法A))

以下の中間体を、中間体Aについて記載した方法に準じて、2−メトキシピリジン−3−アミンの代わりに種々のアミノピリジン出発物質を使用して合成した:
・2−メチル−ピリジン−3−イルアミン(B、Aldrich, Buchs, Switzerland)
・3−メチル−ピリジン−2−イルアミン(C、Aldrich, Buchs, Switzerland)
・4−メチル−ピリジン−3−イルアミン(D、Aldrich, Buchs, Switzerland)
・ピリジン−3−イルアミン(E、Aldrich, Buchs, Switzerland)
・2−フルオロ−ピリジン−3−イルアミン(F、3B Scientific, Libertyville, USA)
・6−フルオロ−2−メチル−ピリジン−3−イルアミン(G、Fluorochem, Derbyshire, UK)
・2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イルアミン(H、AB Chemicals, Quebec, Canada)
・4−(5−アミノ−6−メトキシ−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(I);合成実施例9.1;工程9.1.1参照・4−[5−(8−ブロモ−3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)−6−メトキシ−ピリジン−2−イル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(J);合成実施例10.1;工程10.1.1参照・6−メトキシ−2−メチル−ピリジン−3−イルアミン(K、Ark Pharm Inc., Libertyville, IL 60048 USA)
・N −エチル−6,N −ジメチル−ピリジン−2,5−ジアミン(L)、合成実施例12.1;工程10.1.1および10.1.2参照・6−(2−メトキシ−エトキシ)−2−メチル−ピリジン−3−イルアミン(M)、合成実施例13.1;工程13.1.1参照・2,6−ジメチル−ピリジン−3−イルアミン(N、Lancaster, Frankfurt am Main, Germany)
・N −(2−メトキシ−エチル)−6,N −ジメチル−ピリジン−2,5−ジアミン(O、合成実施例15.1;工程15.1.1参照)
・6−フルオロ−4−メチル−ピリジン−3−イルアミン(P、Apollo Scientific Ltd., Bredbury, UK)
・5−メチル−ピリジン−3−イルアミン(Q、Aldrich, Buchs, Switzerland)
・2−クロロ−6−メトキシ−ピリジン−3−イルアミン(R、Aldrich, Buchs, Switzerland)
・6,N ,N −トリメチル−ピリジン−2,5−ジアミン(S、合成実施例19.1;工程19.1.1および19.1.2参照)
・N−(5−アミノ−6−メチル−ピリジン−2−イル)−2−メトキシ−アセトアミド(T、合成実施例20.1.1および20.1.2参照)
・4−(5−アミノ−6−メチル−ピリジン−2−イル)−1−メチル−ピペラジン−2−オン(U、合成実施例21.1;工程21.1.1および21.1.2参照)
・6−(2−メトキシ−エトキシ)−2−メチル−ピリジン−3−イルアミン(V、合成実施例22.1;工程22.1.1および22.1.2参照)
・6−アゼチジン−1−イル−2−メチル−ピリジン−3−イルアミン(W、合成実施例23.1;工程23.1.1および23.1.2参照)
・6−(3,3−ジフルオロ−アゼチジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イルアミン(X、合成実施例24.1;工程24.1.1および24.1.2参照)
・2−メチル−6−ピロリジン−1−イル−ピリジン−3−イルアミン(Y、合成実施例25.1;工程25.1.1および25.1.2参照)
・N −[2−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−エチル]−6,N −ジメチル−ピリジン−2,5−ジアミン(Z1、合成実施例26.1;工程26.1.1−25.1.3参照)
・1−(5−アミノ−6−メチル−ピリジン−2−イル)−ピロリジン−3−オール(Z2;合成実施例27.1;工程27.1.1参照)
・6−[3−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−アゼチジン−1−イル]−2−メチル−ピリジン−3−イルアミン(Z4、合成実施例29.1;工程29.1.1参照)
・2−(5−アミノ−6−メチル−ピリジン−2−イル)−プロパン−2−オール(Z5、合成実施例31.1;工程31.1.1−31.1.3参照)
・(S)−1−(5−アミノ−6−メチル−ピリジン−2−イル)−ピロリジン−3−オール(Z6、合成実施例32.1;工程32.1.1参照)
・2−メチル−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−アミン(Z7、AKL Research LLP)
・(R)−1−(5−アミノ−6−メチル−ピリジン−2−イル)−ピロリジン−3−オール(Z8、合成実施例34.1;工程34.1.1参照)
・工程35.1.2 2−メチル−6−(3,3,4,4−テトラフルオロ−ピロリジン−1−イル)−ピリジン−3−イルアミン(Z9、合成実施例35.1;工程35.1.1参照)

ボロン酸およびエステル類・2−メトキシ−5−ピリジンボロン酸(Aldrich, Buchs, Switzerland)

・5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキソボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(ABCR, Karlsruhe, Gemany)

・5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3−トリフルオロ−メチル−ピリジン−2−イルアミン(実施例1.1;工程1.3.1および1.3.2参照)

・メチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミン

メチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミンを、2−メチルアミノ−5−ブロモピリミジンおよび4,4,5,5,−テトラメチル−2−(4,4,5,5,−テトラメチル−l,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−l,3,2−ジオキサボロランからWO2006/79791(ASTRAZENECA)およびWO2007/84786(Novartis AG)に記載の通り製造する。

・4−アミノカルボニルフェニルボロン酸(Aldrich, Buchs, Switzerland)

・4−(N−メチルアミノカルボニル)フェニルボロン酸(ABCR, Karlsruhe, Germany)

・6−エトキシピリジン−3−ボロン酸(ABCR, Karlsruhe, Germany)

・6−(ヒドロキシメチル)ピリジン−3−ボロン酸(Aalen Chemical, Nanjing, China)

・2−アミノ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキソボロラン−2−イル)ピリジン(Aldrich, Buchs, Switzerland)

・3,4−ジメトキシフェニルボロン酸(Aldrich, Buchs, Switzerland)

・2−(3−N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ピリジン−5−ボロン酸ピナコールエステル(ABCR, Karlsruhe, Germany)

・3−キノリンボロン酸(Aldrich, Buchs, Switzerland)

・6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−ボロン酸(Fluorochem Ltd, Derbyshire, United Kingdom)

・2−エトキシ−ピリミジン−5−ボロン酸(Apollo Scientific Ltd., Stockport, UK)

・6−(Boc−メチルアミノ)ピリジン−3−ボロン酸ピナコールエステル(Alfa Aesar, Ward Hill, USA)

・1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(実施例1.7;工程1.7.1参照)

・ジメチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミン(Aldrich, Buchs, Switzerland)

・3−エトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン(合成実施例2.16;工程2.16.1参照)

・3−(2−メトキシ−エトキシ)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン(合成実施例2.17;工程2.17.1参照)

・2−エトキシ−ピリジン−4−ボロン酸(Combi Blocks, San Diego, CA, USA)

・3−イソプロポキシ−2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン(合成実施例2.19.1参照)

・3−エトキシ−2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン(合成実施例2.20.1参照)

・エチル−[2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミン(合成実施例2.21.1参照)

・3−(2−メトキシ−エトキシ)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン(合成実施例8.8.1参照)

・3−(2−メトキシ−エトキシ)−2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン(合成実施例8.9.1参照)

・イミダゾ[1,2−A]ピリジン−6−ボロン酸(Combi Blocks, San Diego, CA, USA)

・イソプロピル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミン(合成実施例2.24参照)

・5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イルアミン(Apollo Scientific Ltd., Bredbury, UK)

・メチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミン(合成実施例2.26参照)

・3−エトキシ−2−メトキシメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン(合成実施例2.28参照)

・3−アゼチジン−1−イル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン(合成実施例2.29参照)

・3−メトキシ−2−メトキシメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン(合成実施例2.30参照)

・酢酸3−(tert−ブトキシカルボニル−エチル−アミノ)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステル(合成実施例2.31参照)

・メチル−[2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミン(合成実施例2.32参照)

・工程7.8.1:FS−2384=FS−2330 2−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−プロパン−2−オール(合成実施例7.8参照)

・酢酸3−メトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステル(合成実施例7.10.1参照)

・[3−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イル]−メチル−アミン(合成実施例7.12.1参照)

・メチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル]−アミン(合成実施例7.13.1参照)

・2−アミノ−N−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ニコチンアミド(合成実施例7.14.1三種尾)

・3−エトキシメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミン(合成実施例7.15.1参照)

・酢酸2−ジアセチルアミノ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イルメチルエステル(合成実施例7.17.1参照)

・エチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミン(合成実施例7.18.1参照)

・[4−メトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−メチル−アミン(合成実施例7.19.1参照)

・3−イソプロポキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン(合成実施例20.5参照)

・3−イソプロポキシ−2−メトキシメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン(合成実施例23.2参照)

・1−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−シクロ−ブタンカルボニトリル(合成実施例31.8参照)

・[3−クロロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イル]−メチル−アミン(合成実施例32.4参照)

・エチル−[4−メトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミン(合成実施例32.9参照)

・酢酸3−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステル(合成実施例33.2参照)

・エチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル]−アミン(合成実施例34.2参照)

・2−メチル−2−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−プロピオニトリル(合成実施例34.5参照)

実施例1.1 1−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−8−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

8−ブロモ−1−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン(中間体A、53.9mg、0.140mmol)の無水DMF(5ml)溶液、2−メトキシ−5−ピリジンボロン酸(Aldrich, Buchs, Switzerland、32.1mg、0.210mmol)、PdCl

(PPh

)

(4.91mg、0.007mmol)および1M K

CO

(0.350ml、0.350mmol)を100℃で15分間撹拌した。 RMをrtに冷却し、EtOAc/H

Oで抽出した。 有機層をNa

SO

で乾燥させ、蒸発させた。 残留物をシリカゲル(DCM/MeOH 4%)で精製した。 生成物含有フラクションを一緒に蒸発させて、高真空下で凍結乾燥させて、表題化合物を白色固体として得た。 (HPLC: t

R 4.21分(方法A); M+H=414.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.00 (s, 1H), 8.55-8.45 (m, 1H), 8.23-8.01 (m, 3H), 7.95-7.85 (m, 1H), 7.75-7.65 (m, 1H), 7.40-7.30 (m, 1H), 7.15-7.05 (m, 1H), 6.95-6.85 (m, 1H), 3.87 (s, 3H), 3.76 (s, 3H), 3.61 (s, 3H))。

実施例1.2 1−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−8−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキソボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンおよび中間体Aを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.85分(方法A); M+H=423.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 11.75 (s, 1H), 9.00 (s, 1H), 8.55-8.45 (m, 1H), 8.22-8.05 (m, 3H), 8.05-7.89 (m, 2H), 7.60-7.45 (m, 1H), 7.44-7.30 (m, 1H), 7.25-7.15 (m, 1H), 6.55-6.45 (m, 1H), 3.78 (s, 3H), 3.62 (s, 3H))。

実施例1.3 8−(6−アミノ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、工程1.3.1および中間体Aを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.04分(方法A); M+H=467.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.98 (s, 1H), 8.55-8.40 (m, 1H), 8.35-8.25 (m, 1H), 8.10-7.90 (m, 3H), 7.70-7.55 (m, 1H), 7.40-7.28 (m, 1H), 7.10-7.00 (m, 1H), 6.75 (s, br, 2H), 3.78 (s, 3H), 3.62 (s, 3H))。

工程1.3.1 5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3−トリフルオロ−メチル−ピリジン−2−イルアミン

8.04g(31.7mmol)の5−ブロモ−3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イルアミン(製造工程1.3.2参照)、10.5g(41.2mmol)の4,4,5,5,4',4',5',5'−オクタメチル−[2,2']ビ[[1,3,2]ジオキサボロラニル](Aldrich)、9.62g(95.1mmol)のKOAcの100ml ジオキサン溶液を、アルゴンで15分間脱気する。 776mg(0.951mmol)のビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン(ABCR)を添加し、混合物をさらに15分間脱気する。 反応混合物を115℃で8時間加熱する。 その後、反応混合物を濾過し、溶媒を蒸発させる。 三重物を、単純なシリカゲル(溶媒システム:t−ブチル−メチルエーテル−EtOAc−NEt3=50:50:0.1)で精製して、表題化合物をほぼ無色の固体として得る. ES-MS: (M+1)=289; Tlc: Rf=0.77, t-ブチル−メチルエーテル-EtOAc 1: 1中。

工程1.3.2 5−ブロモ−3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イルアミン。
5.37g(32.8mmol)の3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イルアミン(Fluorochem Ltd., Derbyshire, United Kingdom)の100mlの乾燥CH CN溶液に、6.45gのNBSを4等分し、1時間かけて、0−5℃でアルゴン下添加する。 冷却浴を外し、撹拌を3時間続ける。 溶媒を真空下蒸発させ、残留物をEtOAcに溶解し、水および塩水で洗浄する。 有機相をNa SO で乾燥させ、蒸発させる。 表題化合物は赤みがかった黄色油状物であり、それを暗所で5時間、RTおよび高い真空下で乾燥させた後、さらに精製せずに次工程に使用する。 ES-MS (M+1): =239; 241; HPLC: t R =5.501分間。

実施例1.4 1−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−8−(6−メチルアミノ−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−(boc−メチルアミノ)ピリジン−3−ボロン酸ピナコールエステルおよび中間体Aを使用して合成した。 Bocをインサイチュで除去し(0.5mLで5分間、RT)、粗生成物をTFA(0.5ml)に5分間溶解して精製した。


(HPLC: t

R 3.54分(方法A); M+H=413.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.94 (s, 1H), 8.57-8.44 (m, 1H), 8.18-8.10 (m, 1H), 8.08-8.00 (m, 1H), 8.00-7.92 (m, 1H), 7.86-7.78 (m, 1H), 7.44-7.36 (m, 1H), 7.36-7.32 (m, 1H), 7.06-6.98 (m, 1H), 6.9-6.8 (m, br, 1H), 6.54-6.43 (m, 1H), 3.75 (s, 3H), 3.59 (s, 3H), 2.78 (d, 3H)。

実施例1.5 8−(6−エトキシ−ピリジン−3−イル)−1−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−エトキシピリジン−3−ボロン酸および中間体Aを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.45分(方法A); M+H=427.8 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.99 (s, 1H), 8.55-8.45 (m, 1H), 8.18-8.05 (m, 3H), 7.91-7.82 (m, 1H), 7.70-7.62 (m, 1H), 7.37-7.30 (m, 1H), 7.12-7.04 (m, 1H), 6.90-6.79 (m, 1H), 4.31 (q, 2H), 3.75 (s, 3H), 3.60 (s, 3H), 1.31 (t, 3H))。

実施例1.6 4−[1−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−8−イル]−ベンズアミド

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、4−アミノカルボニルフェニルボロン酸および中間体Aを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.84分(方法A); M+H=426.0 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.01 (s, 1H), 8.55-8.45 (m, 1H), 8.18-8.14 (m, 1H), 8.14-8.09 (m, 1H), 8.04-8.00 (m, 1H), 7.96-7.92 (m, 1H), 7.92-7.88 (m, 2H), 7.45-7.39 (m, 3H), 7.38-7.32 (m, 1H), 7.24-7.19 (m, 1H), 3.75 (s, 3H), 3.60 (s, 3H))。

実施例1.7 1−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−8−(1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンおよび中間体Aを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.18分(方法A); M+H=437.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.02 (s, 1H), 8.56-8.50 (m, 1H), 8.22-8.17 (m, 2H), 8.16-8.11 (m, 1H), 8.03-7.99 (m, 1H), 7.99-7.95 (m, 1H), 7.61-7.56 (m, 1H), 7.40-7.34 (m, 1H), 7.24-7.18 (m, 1H), 6.54-6.48 (m, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.78 (s, 3H), 3.60 (s, 3H))。

工程1.7.1 1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン。

0℃に冷却した5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(ABCR, Karlsruhe, Germany、366mg、1.50mmol)のDMF(5ml)中の混合物に、55%NaHを添加し、30分間撹拌した。 氷浴を外し、ヨードメタン(0.140ml、2.25mmol)を添加し、RMをrtで1時間撹拌した。 その後、EtOAcおよびH

Oを添加し、混合物を抽出した。 有機層をNa

SO

で乾燥させ、蒸発させて、表題化合物をベージュ色固体として得た。


(M+H=259.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.46 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.51 (m, 1H), 6.48 (m, 1H), 3.80 (s, 3H), 1.29 (s, 12H))。

実施例1.8 8−(6−フルオロ−ピリジン−3−イル)−1−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−フルオロピリジン−3−ボロン酸および中間体Aを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.16分(方法A); M+H=402.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.05 (s, 1H), 8.53-8.48 (m, 1H), 8.22-8.13 (m, 3H), 8.03-7.97 (m, 1H), 7.97-7.92 (m, 1H), 7.40-7.34 (m, 1H), 7.34-7.27 (m, 1H), 7.19-7.15 (m, 1H), 3.77 (s, 3H), 3.63 (s, 3H))。

実施例1.9 8−(2−ジメチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−1−(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、ジメチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミンおよび中間体Aを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.06分(方法A); M+H=428.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.99 (s, 1H), 8.53-8.52 (m, 1H), 8.36 (s, 2H), 8.16-8.15 (m, 1H), 8.10-8.08 (m, 1H), 7.89-7.87 (m, 1H), 7.38-7.36 (m, 1H), 7.05 (s, 1H), 3.77 (s, 3H), 3.61 (s, 3H), 3.15 (s, 6H)。

実施例2.1 8−(6−エトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−エトキシピリジン−3−イルボロン酸および中間体Bを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.08分(方法A); M+H=412.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.04 (s, 1H), 8.80-8.70 (m, 1H), 8.21-8.00 (m, 3H), 7.95-7.85 (m, 1H), 7.75-7.55 (m, 2H), 7.00-6.87 (m, 1H), 6.90-6.80 (m, 1H), 4.31 (q, 2H), 3.63 (s, 3H), 2.30 (s, 3H), 1.31 (t, 3H))。

実施例2.2 3−メチル−8−(2−メチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−メチルアミノピリミジン−5−ボロン酸PEおよび中間体Bを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.58分(方法A); M+H=398.2 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.00 (s, 1H), 8.85-8.70 (m, 1H), 8.35-8.00 (m, 4H), 7.90-7.75 (m, 1H), 7.65-7.50 (m, 1H), 7.40-7.30 (m, 1H), 6.90-6.80 (m, 1H), 3.61 (s, 3H), 2.80 (s, 3H), 2.29 (s, 3H))。

実施例2.3 4−[3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−8−イル]−ベンズアミド

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、4−アミノカルボニルフェニルボロン酸および中間体Bを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.63分(方法A); M+H=410.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.05 (s, 1H), 8.81-8.74 (m, 1H), 8.17-8.11 (m, 1H), 8.11-8.06 (m, 1H), 8.04-7.99 (m, 1H), 7.97-7.92 (m, 1H), 7.91-7.86 (m, 2H), 7.63-7.56 (m, 1H), 7.44-7.39 (m, 1H), 7.39-7.35 (m, 2H), 7.07-6.98 (m, 1H), 3.63 (s, 3H), 2.29 (s, 3H))。

実施例2.4 N−メチル−4−[3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−8−イル]−ベンズアミド

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、4−(N−メチルアミノカルボニル)フェニルボロン酸および中間体Bを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.73分(方法A); M+H=424.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.05 (s, 1H), 8.82-8.71 (m, 1H), 8.53-8.46 (m, 1H), 8.16-8.11 (m, 1H), 8.11-8.06 (m, 1H), 7.96-7.91 (m, 1H), 7.86-7.81 (m, 2H), 7.62-7.57 (m, 1H), 7.41-7.35 (m, 2H), 7.05-7.00 (m, 1H), 3.62 (s, 3H), 2.77 (d, 3H), 2.29 (s, 3H))。

実施例2.5 8−(2−エトキシ−ピリミジン−5−イル)−3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−エトキシピリミジン−3−ボロン酸および中間体Bを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.91分(方法A); M+H=413.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.06 (s, 1H), 8.80-8.70 (m, 1H), 8.60-8.45 (m, 2H), 8.25-7.90 (m, 3H), 7.65-7.52 (m, 1H), 7.00-6.85 (m, 1H), 4.36 (q, 2H), 3.62 (s, 3H), 2.29 (s, 3H), 1.32 (t, 3H))。

実施例2.6 8−(6−ヒドロキシメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−(ヒドロキシメチル)ピリジン−3−ボロン酸および中間体Bを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.30分(方法A); M+H=398.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz): 9.07 (s, 1H), 8.84-8.70 (m, 1H), 8.45-8.30 (m, 1H), 8.25-7.90 (m, 3H), 7.85-7.75 (m, 1H), 7.70-7.44 (m, 2H), 7.05-6.95 (m, 1H), 5.55-5.40 (m, 1H), 4.60-4.50 (m, 2H), 3.64 (s, 3H), 2.30 (s, 3H)。

実施例2.7 8−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−アミノ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキソボロラン−2−イル)ピリジンおよび中間体Bを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.35分(方法A); M+H=383.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.98 (s, 1H), 8.83-8.72 (m, 1H), 8.15-7.99 (m, 2H), 7.88-7.76 (m, 2H), 7.65-7.56 (m, 1H), 7.42-7.32 (m, 1H), 6.93-6.80 (m, 1H), 6.53-6.38 (m, 1H), 6.19 (s, 2H), 3.62 (s, 3H), 2.29 (s, 3H))。

実施例2.8 3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−8−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキソボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンおよび中間体Bを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.69分(方法A); M+H=407.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 11.70 (s, br, 1H), 9.03 (s, 1H), 8.82-8.72 (m, 1H), 8.56-8.45 (m, 1H), 8.25-8.18 (m, 1H), 8.18-8.06 (m, 2H), 8.00-7.93 (m, 1H), 7.93-7.89 (m, 1H), 7.56-7.43 (m, 1H), 7.04-6.96 (m, 1H), 6.53-6.40 (m, 1H), 3.63 (s, 3H), 2.30 (s, 3H)。

実施例2.9 8−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3,4−ジメトキシフェニルボロン酸および中間体Bを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.99分(方法A); M+H=427.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.01 (s, 1H), 8.82-8.71 (m, 1H), 8.14-8.02 (m, 2H), 7.96-7.88 (m, 1H), 7.63-7.54 (m, 1H), 7.04-6.91 (m, 3H), 6.79-6.71 (m, 1H), 3.77 (s, 6H), 3.63 (s, 3H), 2.31 (s, 3H))。

実施例2.10 8−[6−(3−ジメチルアミノ−プロポキシ)−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−(3−N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ピリジン−5−ボロン酸ピナコールエステルおよび中間体Bを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.51分(方法A); M+H=469.6 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.05 (s, 1H), 8.81-8.71 (m, 1H), 8.19-8.10 (m, 1H), 8.10-8.04 (m, 2H), 7.92-7.84 (m, 1H), 7.73-7.65 (m, 1H), 7.62-7.57 (m, 1H), 6.96-6.91 (m, 1H), 6.91-6.83 (m, 1H), 4.33 (t, 2H), 3.63 (s, 3H), 3.23-3.13 (m, 2H), 2.79 (s, 6H), 2.30 (s, 3H), 2.15-2.03 (m, 2H))。

実施例2.11 8−(6−アミノ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、工程1.3.1および中間体Bを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.80分(方法A); M+H=451.0 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.02 (s, 1H), 8.78-8.70 (m, 1H), 8.28-8.20 (m, 1H), 8.13-8.03 (m, 2H), 7.98-7.91 (m, 1H), 7.63-7.52 (m, 2H), 6.92-6.83 (m, 1H), 6.80-6.69 (m, 2H), 3.63 (s, 3H), 2.29 (s, 3H))。

実施例2.12 8−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−メトキシ−5−ピリジンボロン酸および中間体Bを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.90分(方法A); M+H=398.2 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.04 (s, 1H), 8.84-8.72 (m, 1H), 8.19-8.10 (m, 2H), 8.10-8.04 (m, 1H), 7.93-7.85 (m, 1H), 7.70-7.63 (m, 1H), 7.63-7.56 (m, 1H), 7.01-6.91 (m, 1H), 6.91-6.82 (m, 1H), 3.87 (s, 3H), 3.63 (s, 3H), 2.30 (s, 3H))。

実施例2.13 3−メチル−8−(6−メチルアミノ−ピリジン−3−イル)−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−
ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−(boc−メチルアミノ)ピリジン−3−ボロン酸ピナコールエステルおよび中間体Bを使用して合成した。 Bocをインサイチュで除去し(0.5mLで5分間、RT)、粗生成物をTFA(0.5ml)に5分間溶解して精製した。


(HPLC: t

R 3.46分(方法A); M+H=396.9 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.97 (s, 1H), 8.82-8.74 (m, 1H), 8.09-8.00 (m, 2H), 7.98-7.91 (m, 1H), 7.84-7.76 (m, 1H), 7.63-7.56 (m, 1H), 7.36-7.29 (m, 1H), 6.88-6.81 (m, 1H), 6.77-6.70 (m, 1H), 6.48-6.39 (m, 1H), 3.60 (s, 3H), 2.77 (d, 3H), 2.28 (s, 3H))。

実施例2.14 3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−8−(1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンおよび中間体Bを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.93分(方法A); M+H=421.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.05 (s, 1H), 8.84-8.75 (m, 1H), 8.20-8.13 (m, 2H), 8.13-8.06 (m, 1H), 8.00-7.95 (m, 2H), 7.67-7.60 (m, 1H), 7.60-7.56 (m, 1H), 7.08-6.99 (m, 1H), 6.54-6.46 (m, 1H), 3.84 (s, 3H), 3.65 (s, 3H), 2.32 (s, 3H))。

実施例2.15 8−(2−ジメチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−
1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、ジメチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミンおよび中間体Bを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.78分(方法A); M+H=412.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.03 (s, 1H), 8.83-8.78 (m, 1H), 8.36-8.30 (m, 2H), 8.14-8.08 (m, 1H), 8.08-8.03 (m, 1H), 7.91-7.84 (m, 1H), 7.65-7.59 (m, 1H), 6.91-6.86 (m, 1H), 3.63 (s, 3H), 3.15 (s, 6H), 2.31 (s, 3H))。

実施例2.16 8−(5−メトキシメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−エトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジンおよび中間体Bを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.06分(方法B); M+H=412.1 MS-ES.)

工程2.16.1 3−エトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン 表題化合物を、工程1.3.1に準じる方法により、3−ブロモ−5−エトキシピリジン(SynChem, Des Plaines, USA)を使用して合成して、表題化合物を褐色油状物として得た。 (HPLC: t R 2.45分(方法C); M+H=250 MS-ES)。

実施例2.17 8−[5−(2−メトキシ−エトキシ)−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−(2−メトキシ−エトキシ)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジンおよび中間体Bを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.95分(方法C); M+H=442.1 MS-ES.

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.09 (s, 1H), 8.76 (m, 1H), 8.27 (m, 1H), 8.17-8.09 (m, 3H), 8.01-7.99 (m, 1H), 7.62-7.59 (m, 1H), 7.30 (s, 1H), 7.05 (s, 1H), 4.21-4.19 (m, 2H), 3.74-3.72 (m, 2H), 3.65 (m, 3H), 3.35 (s, 3H), 2.32 (s, 3H))。

工程2.17.1 3−(2−メトキシ−エトキシ)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン

表題化合物を、工程1.3.1に記載する方法に準じて、3−ブロモ−5−(2−メトキシ−エトキシ)−ピリジン(工程2.17.2)を使用して合成して、表題化合物を褐色油状物として得た。 (HPLC: t

R 2.10分(方法C))。

工程2.17.2 3−ブロモ−5−(2−メトキシ−エトキシ)−ピリジン

3−ブロモ−5−ヒドロキシピリジン(Aldrich, Buchs, Switzerland、611mg、3.51mmol)、炭酸カリウム(971mg、7.02mmol)および2−ブロモエチルメチルエーテル(537mg、3.86mmol)の30ml DMF中の混合物を14時間、rtおよび2時間、80℃で撹拌し、反応混合物を水でクエンチし、EtOAc(2×)で抽出した。 有機層を塩水(3×)で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。 残留物をフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/MeOH 0%〜3%)で精製して、表題化合物を油状物として得た。 (HPLC: t

R 2.38分(方法C); M+H=232, 234 MS-ES)。

実施例2.18 8−(2−エトキシ−ピリジン−4−イル)−3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−エトキシ−ピリジン−4−ボロン酸および中間体Bを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.58分(方法B); M+H=412.1 MS-ES.)

実施例2.19 8−(5−イソプロポキシ−6−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、5−ブロモ−3−イソプロポキシ−2−メチル−ピリジンおよび中間体Bを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.27分(方法B); M+H=440.1 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.07 (s, 1H), 8.76-8.75 (m, 1H), 8.16-8.14 (m, 1H), 8.10-8.08 (m, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.98-7.96 (m, 1H), 7.61-7.59 (m, 1H), 7.16 (s, 1H), 7.04 (s, 1H), 4.63-4.61 (m, 1H), 3.64 (s, 3H), 2.34 (s, 3H), 2.31 (s, 3H), 1.33 (s, 3H), 1.32 (s, 3H))。

工程2.19.1 3−イソプロポキシ−2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン

表題化合物を、工程1.3.1に記載する方法に準じて、5−ブロモ−3−イソプロポキシ−2−メチル−ピリジン(工程2.19.2)を使用して合成して、表題化合物を褐色油状物として得た。 (HPLC: t

R 2.21分(方法C); M+H=278 MS-ES)。

工程2.19.2 5−ブロモ−3−イソプロポキシ−2−メチル−ピリジン

5−ブロモ−2−メチル−ピリジン−3−イルアミン(工程2.19.3、400mg、2.13mmol)のイソプロパノール(33ml)溶液に、ジオキサン中4M HCl(0.535ml、2.13mmol)および亜硝酸イソアミル(1.25g、10.7mmol)を添加した。 反応混合物を80℃で2.5時間加熱し、蒸発乾固した。 残留物をEtOAcに溶解し、飽和水性NaHCO

で洗浄した。 水性層をEtOAcで抽出し、合わせた有機層をNa

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。 残留物をシリカゲルに乾燥充填し、MPLC(ヘプタン/EtOAc 0%〜30%)で精製して、表題化合物をオレンジ色油状物として得た(HPLC: t

R 2.47分(方法C); M+H=230, 232 MS-ES)。

工程2.19.3 5−ブロモ−2−メチル−ピリジン−3−イルアミン

5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロ−ピリジン(工程2.19.4、765mg、3.53mmol)の酢酸(7ml)および水(1.75ml)の溶液に、鉄粉(591mg、10.6mmol)を3回で添加した。 反応混合物を2.5時間、rtで撹拌し、20mlの10M 水性NaOH、20g氷および20ml EtOAcでクエンチして、セライトで濾過した。 固体をEtOAcで洗浄し、濾液をEtOAcで抽出した。 合わせた有機層を塩水で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させて、表題化合物を灰色固体として得た。 (HPLC: t

R 1.52分(方法C); M+H=187, 189 MS-ES)。

工程2.19.4 5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロ−ピリジン

55%油性NaH(300mg、6.87mmol)の6ml DMF懸濁液に、マロン酸ジエチル(Aldrich, Buchs, Switzerland、1.0g、6.24mmol)を滴下した。 反応混合物を20分間、rtで撹拌し、5−ブロモ−2−クロロ−3−ニトロピリジン(Matrix, Columbia, USA、1.19g、5.0mmol)を添加した。 反応混合物を30分間、rtおよび1時間、40℃で撹拌した。 反応混合物を10%水性NH

Clでクエンチし、EtOAc(2×)で抽出した。 合わせた有機層を塩水(4×)で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。 残留物を濃HCl(20ml)中で13時間、100℃で撹拌した。 冷却後、反応混合物を10M 水性NaOHで塩基性化し、EtOAc(2×)で抽出した。 有機層を塩水で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。 残留物をシリカゲルに乾燥充填し、MPLC(ヘプタン/EtOAc 0%〜15%)で精製して、表題化合物を黄色固体として得た。 (HPLC: t

R 2.84(方法C)。

実施例2.20 8−(5−エトキシ−6−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−エトキシ−2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン(工程2.20)および中間体Bを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.08分(方法B); M+H=426.1 MS-ES)

工程2.20.1 3−エトキシ−2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン

表題化合物を、工程2.19.2および2.19.1に記載する方法に準じて、エタノールをイソプロパノールの代わりに使用して、製造した。 (HPLC: tR 2.03分(方法A); M+H=264 MS-ES)

実施例2.21 8−(5−エチルアミノ−6−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、エチル−[2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミン(工程2.21.1)および中間体Bを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.95分(方法B); M+H=425.1 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.05 (s, 1H), 8.76-8.75 (m, 1H), 8.16-8.14 (m, 1H), 8.13-8.11 (m, 1H), 8.09-8.08 (m, 1H), 7.94-7.92 (m, 1H), 7.74 (s, 1H), 7.60-7.58 (m, 1H), 7.05 (s, 1H), 6.58 (s, 1H), 5.25-5.23 (m, 1H), 3.64 (s, 3H), 3.09-3.06 (m, 2H), 2.31 (s, 6H), 1.24-1.23 (m, 3H))。

工程2.21.1 エチル−[2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミン

表題化合物を、工程1.3.1に記載する方法に準じて、(5−ブロモ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−エチル−アミン(工程2.21.2)を使用して合成して、表題化合物を得て、それをさらに精製せずに次工程に使用する。 (HPLC: t

R 1.85分(方法C); M+H=263.2 MS-ES)。

工程2.21.2 (5−ブロモ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−エチル−アミン300mg(1.604mMol)の5−ブロモ−2−メチル−ピリジン−3−イルアミン(工程2.19.3)をCH Cl (30mL)に溶解し、酢酸(0.3mL;5.24mMol)およびアセトアルデヒド(70.7mg、1.604mMol)を添加し、混合物を1.5時間、RTで撹拌し続ける。 これにNaBH(OAc) (850mg;4.01mMol)を添加し、反応混合物をRTで4時間撹拌し続ける。
反応混合物をNaHCO (20mL飽和溶液)でクエンチし、CH Cl (2×50mL)で抽出する。 合わせた有機層をNa SO で乾燥させ、濾過し、蒸発させる。 粗生成物の精製をシリカゲル(CH Cl /iProp 0%〜3%で溶出)で行い、表題化合物を油状物として得る。
(M+H=217.0 MS-ES)。

実施例2.22 8−(5−エトキシ−6−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン


表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−エトキシ−2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジンおよび中間体Bを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.08分(方法B); M+H=426.1 MS-ES)。

実施例2.23 8−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、イミダゾ[1,2−A]ピリジン−6−ボロン酸および中間体Bを使用して合成したを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.41分(方法A); M+H=407.1 MS-ES);

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.07 (s, 1 H), 8.80 (d, 1 H), 8.76 (s, 1 H), 8.17 (d, 1 H), 8.11 (d, 1 H), 7.89 - 8.00 (m, 2 H), 7.53 - 7.67 (m, 3 H), 6.90 - 7.02 (m, 2 H), 3.65 (s, 3 H), 2.32 (s, 3 H))。

実施例2.24 8−(5−イソプロピルアミノ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、イソプロピル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミン(CM-1383)および中間体Bを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.60分(方法A); M+H=425.2 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.06 (s, 1H), 8.75-8.74 (m, 1H), 8.14-8.13 (m, 1H), 8.08 (m, 1H), 7.92-7.91 (m, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.60-7.58 (m, 1H), 7.04 (s, 1H), 6.69 (s, 1H), 5.90-5.88 (m, 1H), 3.64 (s, 3H), 3.52 (m, 2H), 2.31 (s, 3H), 1.17-1.16 (m, 6H))。

工程2.24.1 イソプロピル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミン

表題化合物を、実施例2.27、工程2.27.1に記載する方法に準じて、(5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−イソプロピル−アミン(工程2.24.2)を使用して合成して、表題化合物を暗色泡状物として得た。 (HPLC: t

R 1.91分(方法C); M+H=263.2 MS-ES)。

工程2.24.2 (5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−イソプロピル−アミン

3−ブロモ−5−フルオロピリジン(507mg、2.85mmol)を5mLのNMPにAr下溶解した。 イソプロピルアミン(0.545mL、6.27mmol)を添加し、混合物を190℃で10.5時間加熱した。 NaHCO

を反応混合物に添加し、EtOAcで抽出した。 有機相を水(3×)および塩水(3×)で洗浄した。 それをNa

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。 真空下で乾燥後、表題化合物を褐色固体として得た(556mg)。 (HPLC: t

R 2.14分(方法C); M+H=215.0 MS-ES)。

実施例2.25 8−(5−アミノ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−アミノピリジン−5−ボロン酸ピナコールエステルおよび中間体Bを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.358分(方法A); M+H=383.1 MS-ES;

1 H NMR (400 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.05 (s, 1 H), 8.76 (dd, 1 H), 8.13 (d, 1 H), 8.08 (dd, 1 H), 7.88 (d, 1 H), 7.78 (dd, 1 H), 7.53 - 7.65 (m, 2 H), 6.97 (d, 1 H), 6.89 (t, 1 H), 5.44 (s, 2 H), 3.63 (s, 3 H), 2.29 (s, 3 H))。

実施例2.26 3−メチル−8−(5−メチルアミノ−ピリジン−3−イル)−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、メチル−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミンおよび中間体Bを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.492分(方法A); M+H=397.1 MS-ES,

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.06 (s, 1 H), 8.76 (d, 1 H), 8.13 (d, 1 H), 8.09 (d, 1 H), 7.85 - 7.98 (m, 2 H), 7.77 (d, 1 H), 7.60 (dd, 1 H), 7.04 (d, 1 H), 6.63 (s, 1 H), 6.11 (d, 1 H), 3.64 (s, 3 H), 2.70 (d, 3 H), 2.31 (s, 3 H)。

工程2.26.1 メチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミンCM−1486

表題化合物を実施例2.27、工程2.27.1に記載する方法に準じて、(5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−メチル−アミン(工程2.26.2)を使用して合成して、表題化合物を暗色泡状物として得た。 (HPLC: t

R 1.58分(方法C); M+H=235.2 MS-ES)。

工程2.26.2 (5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−メチル−アミン

3−ブロモ−5−フルオロピリジン(534mg、2.94mmol)を、Ar下5mLのNMPに溶解した。 メチルアミン(0.809mL、6.48mmol)を添加し、混合物を200℃で1時間加熱した。 NaHCO

を反応混合物に添加し、EtOAcで抽出した。 有機相を水(3×)および塩水(3×)で洗浄した。 それをNa

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。 真空下で乾燥後、表題化合物を白色固体として得た(505mg)。 (HPLC: t

R 1.73分(方法C); M+H=187.0 MS-ES)。

実施例2.27 8−(6−ジメトキシメチル−5−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を実施例1.1の記載に準ずるが、3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−8−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オンおよび5−ブロモ−2−ジメトキシメチル−3−メトキシ−ピリジン(Adesis Inc., New Castle, DE, USA)を使用して製造した。


(HPLC: t

R 3.775分(方法A); M+H=472.2 MS-ES,

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.09 (s, 1 H), 8.72 - 8.82 (m, 1 H), 8.18 (d, 1 H), 8.08 - 8.15 (m, 2 H), 8.03 (dd, 1 H), 7.61 (dd, 1 H), 7.30 (d, 1 H), 7.08 (d, 1 H), 5.57 (s, 1 H,) 3.87 (s, 3 H), 3.65 (s, 3 H), 3.20 - 3.40 (m, 6 H), 2.32 (s, 3 H))。

工程2.27.1 3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−8−(4,4,5,5テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

8−ブロモ−3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン(中間体B)(180mg;0.488mmol)をジオキサン(10mL)に溶解し、ビス−(ピナコラート)−ジホウ素(149mg;0.585mmol)、PdCl

(dppf)(15.7mg;0.021mmol)および酢酸カリウム(144mg;1.472mmol)を添加した。 混合物をアルゴン雰囲気下に維持し、17時間、100℃で撹拌した。 RTに冷却後、EtOAc(100mL)を添加し、混合物を水(2×)で抽出した。 減圧下溶媒除去後、表題化合物をを褐色油状物として得て、それを次工程にさらに精製せずに使用した。 (HPLC: t

R 3.350分(方法A); M+H=417.2 MS-ES)。

実施例2.28 8−(5−エトキシ−6−メトキシメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−エトキシ−2−メトキシメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジンおよび中間体Bを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.883分(方法A); M+H=456.2 MS-ES)。

工程2.28.1 3−エトキシ−2−メトキシメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン

表題化合物を、実施例2.27、工程2.27.1に記載の通り5−ブロモ−3−エトキシ−2−メトキシメチル−ピリジンを代わりに使用して製造し、黒色油状物として得た。 表題化合物はHPLC条件下で分解した:t

R 2.27分(方法C); M+H=2.94 MS-ES)。

工程2.28.2 5−ブロモ−3−エトキシ−2−メトキシメチル−ピリジン

表題化合物を、実施例2.30、工程2.30.2に記載の通り、(5−ブロモ−3−エトキシ−ピリジン−2−イル)−メタノール(工程2.28.3)を代わりに使用して製造した。 (HPLC: t

R 2.62分(方法C); M+H=248.0 MS-ES)。

工程2.28.3 (5−ブロモ−3−エトキシ−ピリジン−2−イル)−メタノール

5−ブロモ−3−エトキシ−2−メチル−ピリジン−1−オキシド(1.12g;4.63mmol)の無水THF(25mL)を、アルゴン下、3.29ml トリフルオロ酢酸無水物(3.29mL;23.16mmol)に添加し、溶液をRTで3時間撹拌した。 その後、混合物を濃縮し、飽和水性NaHCO

(35mL)を添加し、rtで15時間撹拌した。 懸濁液を水で希釈し、EtOAc(2×100ml)で抽出した。 合わせた有機層を50ml 飽和水性NaHCO

および50ml 塩水で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発乾固して、表題化合物を1.06gのオレンジ色固体として得る(1.06g)。 (HPLC: t

R 2.03分(方法C); M+H=232, 234 MS-ES)。

工程2.28.4 5−ブロモ−3−エトキシ−2−メチル−ピリジン−1−オキシド

5−ブロモ−3−エトキシ−2−メチル−ピリジン(1.05g;4.86mmol)のCH

Cl

(35mL)溶液に、m−CPBA(1.45g;5.88mmol)を添加し、混合物をRTでアルゴン下、14時間撹拌した。 反応混合物を200ml CH

Cl

(200mL)で希釈し、飽和水性Na

CO

(1×100mL)、飽和水性NaHCO

(3×100mL)および100ml 塩水で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発乾固した。 表題化合物(1.13g)を灰白色固体として得た。 (HPLC: t

R 2.51分(方法C); M+H=232.0 MS+ES)。

工程2.28.5 5−ブロモ−3−エトキシ−2−メチル−ピリジン

5−ブロモ−2−メチル−ピリジン−3−イルアミン(1.5g;7.62mmol)のEtOH(110mL)溶液に、アルゴン下、ジオキサン中4N HCl(1.89mL;7.62mmol)および亜硝酸イソアミル(5.13mL;38.1mmol)を添加し、混合物を80℃で4時間加熱した。 混合物を蒸発乾固した。 残留物を200ml EtOAc(200mL)に溶解し、飽和水性NaHCO

(50mL)および50 塩水で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。 精製を予吸収シリカゲル(Combi flashクロマトグラフィー(40gカラム、ヘプタン/EtOAc 0%−30%、25分)で行い、表題化合物(1.06g)を明黄色油状物として得た。(HPLC:t

2.24分(方法C);M+H=218.0 MS+ES)。

工程2.28.6 5−ブロモ−2−メチル−ピリジン−3−イルアミン

5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロ−ピリジン(54g;24.14mmol)を、AcOH(48mL)および水(12mL)にAr下溶解した。 0℃で、鉄(4.04g;72.4mmol)を2回で添加し、混合物をRTで撹拌した。 氷および85mlの10M 水性NaOHを添加し、EtOAcを添加し、セライトで濾過した。 残留物をEtOAcで洗浄した。 ケーキをEtOAcに溶解し、音波処理し、再び濾過した。 層を分離し、水性相をEtOAc(1×)で抽出した。 合わせた有機層を塩水で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。 真空下で乾燥後、表題化合物を黒色固体として得た(4.47g)。 (HPLC: t

R 1.49分(方法C); M+H=186.9 MS+ES)。

工程2.28.7 5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロ−ピリジン

NaH(1.8g;41.3mmol)を、35mLのDMFに、Ar下撹拌した。 マロン酸ジエチル(5.66mL、36.1mmol)を滴下し、混合物を30分間、RTで撹拌した。 最後に、5−ブロモ−2−クロロ−3−ニトロ−ピリジン(7g、28.9mmol)を添加し、混合物を30分間、RTおよび1時間、40℃で撹拌した。 1時間後、10%水性NH4Clを添加し、EtOAc(2×)で抽出した。 合わせた有機層を塩水(4×)で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。 残留物を70mLの濃HClに溶解し、混合物を100℃に加熱した。 16時間後、混合物を10M NaOH(85mL)で塩基性化し、EtOAc(2×)で抽出した。 合わせた有機層を水、塩水で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。 真空下で乾燥後、表題化合物を褐色油状物として得た(5.43g)。 (HPLC: t

R 2.92分(方法C); M+H=217.0 MS+ES)。

実施例2.29 8−(5−アゼチジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−アゼチジン−1−イル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジンおよび中間体Bを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.650分(方法A); M+H=423.2 MS-ES)。

工程2.29.1 3−アゼチジン−1−イル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン

表題化合物を、実施例2.27、工程2.27.1に記載する方法に準じて、3−アゼチジン−1−イル−5−ブロモ−ピリジン(工程2.29.2)を使用して合成して、表題化合物を暗色泡状物として得た. (HPLC: t

R 1.93分(方法C); M+H=261.1 MS-ES)。

工程2.29.2 3−アゼチジン−1−イル−5−ブロモ−ピリジン

表題化合物を、実施例2.26、工程2.26.2に記載する方法に準じて、アゼチジンを代わりに使用して、表題化合物を黄色固体として得た。 (HPLC: t

R 2.10分(方法C); M+H=213.0 MS-ES)。

実施例2.30 8−(5−メトキシ−6−メトキシメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−メトキシ−2−メトキシメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジンおよび中間体Bを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.625分(方法A); M+H=442.2 MS-ES)。

工程2.30.1 3−メトキシ−2−メトキシメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン

表題化合物を実施例2.27、工程2.27.1に記載の通り、5−ブロモ−3−メトキシ−2−メトキシメチル−ピリジンを使用して製造した(HPLC: t

R 3.467分(方法A); M+H=280.1 MS-ES)。

工程2.30.2 5−ブロモ−3−メトキシ−2−メトキシメチル−ピリジン

(5−ブロモ−3−メトキシピリジン−2−イル)メタノール(615mg;2.82mmol)を乾燥DMF(10mL)に溶解し、0℃で、NaH(55%油性;185mg;4.23mmol)で30分間処理し、CH

I(480mg;3.38mmol)を添加した。 反応物をRTに温め、3時間撹拌した。 EtOAc(100mL)を添加し、混合物を水(2×)で抽出した。 減圧下溶媒除去後、粗物質をシリカゲルクロマトグラフィー(CH

Cl

/MeOH 98/2で溶出)で精製して、表題化合物を得た(607mg). (HPLC: t

R 4.433分(方法A); M+H=233.0 MS-ES)。

実施例2.31 8−(5−エチルアミノ−6−ヒドロキシメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、酢酸3−(tert−ブトキシカルボニル−エチル−アミノ)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステルおよび中間体Bを使用して合成した。 アセチル保護基ならびにBOC保護基を、インサイチュで、粗生成物をLiOH水溶液(1M、4当量)に溶解し、5分間、RTで撹拌し、溶媒を減圧下で除去することにより除去した。


(HPLC: t

R 3.517分(方法A); M+H=441.2 MS-ES)。

工程2.31.1 酢酸3−(tert−ブトキシカルボニル−エチル−アミノ)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステル

表題化合物を、実施例2.27、工程2.27.1に記載する方法に準じて、酢酸5−ブロモ−3−(tert−ブトキシカルボニル−エチル−アミノ)−ピリジン−2−イル−メチルエステル(工程2.31.2)を使用して合成して、表題化合物を粗黒色油状物として得た。 (HPLC条件下で分解:t

R 3.09分(方法C); M+H=421 MS-ES)。

工程2.31.2 酢酸5−ブロモ−3−(tert−ブトキシカルボニル−エチル−アミノ)−ピリジン−2−イル−メチルエステル

(5−ブロモ−2−メチル−1−オキシ−ピリジン−3−イル)−エチル−カルバミン酸tert−ブチルエステル(工程2.31.3、1.467mmol)の酢酸無水物(1.5ml)溶液を、Ar下、35分間、120℃で撹拌した。 RMをEtOHでクエンチし、撹拌し、水で希釈し、飽和水性NaHCO

で中和し、EtOAcで抽出した。 有機層を塩水で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。 残留物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/EtOAc 0%〜30%)で精製して、表題化合物含有フラクションの蒸発後、油状物を得た(HPLC: t

R 3.51分(方法C); M+H=373, 375 MS-ES)。

工程2.31.3 (5−ブロモ−2−メチル−1−オキシ−ピリジン−3−イル)−エチル−カルバミン酸tert−ブチルエステル

(5−ブロモ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−エチル−カルバミン酸tert−ブチルエステル(工程2.31.4、1.508mmol)のジクロロメタン(13ml)および65%m−クロロペル安息香酸(3.02mmol)中の混合物を4時間、rtで撹拌した。 RMをジクロロメタンで希釈し、飽和水性Na

CO

、飽和水性NaHCO

(4×)および塩水で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させ、真空で乾燥させて、表題化合物を油状物として得た(HPLC: t

R 3.02分(方法C); M+H=331, 333 MS-ES)。

工程2.31.4 (5−ブロモ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−エチル−カルバミン酸tert−ブチルエステル

(5−ブロモ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−エチル−アミン(工程2.21.2.、1.634mmol)およびジ−tertブチルジカーボネート(Fluka, Buchs, Switzerland、1.961mmol)のTHF(1.6ml)中の混合物を、1時間、rtおよび3時間、65℃で撹拌した。 ジ−tertブチルジカーボネート(Fluka, Buchs, Switzerland、1.961mmol)を添加し、さらに22時間、65℃して、反応を完了させた。 RMをEtOAcで希釈し、飽和水性NaHCO

、塩水で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。 残留物をシリカゲルに吸着させ、フラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/EtOAc 0%〜30%)で精製して、表題化合物含有フラクションの蒸発後、油状物を得た(HPLC: t

R 3.41分(方法C); M+H=315, 317 MS-ES)。

実施例2.32 3−メチル−8−(6−メチル−5−メチルアミノ−ピリジン−3−イル)−1−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、メチル−[2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミンおよび中間体Bを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.567分(方法A); M+H=411.1 MS-ES,

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.05 (s, 1 H), 8.76 (d, 1 H), 8.10 (dd, 2 H), 7.93 (dd, 1 H), 7.74 (d, 1 H), 7.59 (dd, 1 H), 7.05 (d, 1 H), 6.51 (s, 1 H) 5.52 (d, 1 H), 3.64 (s, 3 H), 2.73 (d, 3 H), 2.30 (d, 6 H))。

工程2.32.1 メチル−[2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミン

表題化合物を、実施例2.27、工程2.27.1に記載の通り、(5−ブロモ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−メチル−アミンを使用して製造した(HPLC: t

R 1.64分(方法C); M+H=249.2 MS+ES)。

工程2.32.2 (5−ブロモ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−メチル−アミン

表題化合物を、実施例2.27、工程2.27.1に記載の通り、5−ブロモ−2−メチル−ピリジン−3−イルアミン(工程2.19.3)およびヨウ化メチルを使用して製造した(HPLC: t

R 1.88分(方法C); M+H=203.1 MS+ES)。

実施例3.1 8−(2−エトキシ−ピリミジン−5−イル)−3−メチル−1−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−エトキシピリジン−3−ボロン酸および中間体Cを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.08分(方法A); M+H=413.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.06 (s, 1H), 8.65-8.55 (m, 1H), 8.55-8.50 (m, 2H), 8.20-8.08 (m, 2H), 8.00-7.90 (m, 1H), 7.75-7.65 (m, 1H), 6.75-6.60 (m, 1H), 4.36 (q, 2H), 3.63 (s, 3H), 2.25 (s, 3H), 1.32 (t, 3H))。

実施例3.2 3−メチル−1−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−8−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキソボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンおよび中間体Cを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.82分(方法A); M+H=407.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 11.73 (s, 1H), 9.03 (s, 1H), 8.68-8.59 (m, 1H), 8.19-8.06 (m, 3H), 8.01-7.94 (m, 1H), 7.94-7.86 (m, 1H), 7.77-7.67 (m, 1H), 7.59-7.49 (m, 1H), 6.80-6.68 (m, 1H), 6.54-6.43 (m, 1H), 3.64 (s, 3H), 2.24 (s, 3H))。

実施例3.3 4−[3−メチル−1−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−8−イル]−ベンズアミド

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、4−アミノカルボニルフェニルボロン酸および中間体Cを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.74分(方法A); M+H=410.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.06 (s, 1H), 8.67-8.58 (m, 1H), 8.16-8.09 (m, 2H), 8.04-8.00 (m, 1H), 7.96-7.92 (m, 1H), 7.92-7.86 (m, 2H), 7.69-7.75 (m, 1H), 7.43-7.36 (m, 3H), 6.82-6.76 (m, 1H), 3.64 (s, 3H), 2.24 (s, 3H))。

実施例3.4 3−メチル−8−(2−メチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−1−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−メチルアミノピリミジン−5−ボロン酸PEおよび中間体Cを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.72分(方法A); M+H=398.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.01 (s, 1H), 8.66-8.56 (m, 1H), 8.35-8.15 (m, 2H), 8.15-8.10 (m, 1H), 8.10-8.06 (m, 1H), 7.88-7.84 (m, 1H), 7.74-7.68 (m, 1H), 7.37-7.33 (m, 1H), 6.62-6.58 (m, 1H), 3.62 (s, 3H), 2.81 (d, 3H), 2.24 (s, 3H))。

実施例3.5 N−メチル−4−[3−メチル−1−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−8−イル]−ベンズアミド

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、4−(N−メチルアミノカルボニル)フェニルボロン酸および中間体Cを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.85分(方法A); M+H=424.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.06 (s, 1H), 8.66-8.61 (m, 1H), 8.53-8.45 (m, 1H), 8.17-8.07 (m, 2H), 7.97-7.91 (m, 1H), 7.90-7.82 (m, 2H), 7.769-7.67 (m, 1H), 7.43-7.36 (m, 2H), 6.83-6.75 (m, 1H), 3.63 (s, 3H), 2.78 (d, 3H), 2.24 (s, 3H))。

実施例3.6 8−(6−エトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−エトキシピリジン−3−ボロン酸および中間体Cを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.33分(方法A); M+H=412.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.03 (s, 1H), 8.64-8.57 (m, 1H), 8.15-8.06 (m, 3H), 7.91-7.84 (m, 1H), 7.75-7.67 (m, 1H), 7.67-7.61 (m, 1H), 6.87-6.81 (m, 1H), 6.70-6.65 (m, 1H), 4.31 (q, 2H), 3.63 (s, 3H), 2.24 (s, 3H), 1.31 (t, 3H))。

実施例3.7 8−[6−(3−ジメチルアミノ−プロポキシ)−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−(3−N,N−ジメチルアミノプロポキシ)ピリジン−5−ボロン酸ピナコールエステルおよび中間体Cを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.61分(方法A); M+H=469.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.04 (s, 1H), 8.64-8.57 (m, 1H), 8.15-8.06 (m, 3H), 7.92-7.81 (m, 1H), 7.74-7.68 (m, 1H), 7.68-7.60 (m, 1H), 6.87-6.81 (m, 1H), 6.70-6.64 (m, 1H), 4.28 (t, 2H), 3.63 (s, 3H), 2.45-2.35 (m, 2H), 2.24 (s, 3H), 2.22-2.14 (m, 6H), 1.91-1.80 (m, 2H))。

実施例3.8 3−メチル−1−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−8−キノリン−3−イル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−キノリンボロン酸および中間体Cを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.90分(方法A); M+H=418.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.09 (s, 1H), 8.84-8.74 (m, 1H), 8.71-8.63 (m, 1H), 8.42-8.33 (m, 1H), 8.23-8.17 (m, 1H), 8.17-8.09 (m, 2H), 8.06-7.99 (m, 2H), 7.82-7.72 (m, 2H), 7.69-7.63 (m, 1H), 6.93-6.89 (m, 1H), 3.65 (s, 3H), 2.26 (s, 3H))。

実施例3.9 8−(6−ヒドロキシメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−(ヒドロキシメチル)ピリジン−3−ボロン酸および中間体Cを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.41分(方法A); M+H=398.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.06 (s, 1H), 8.65-8.58 (m, 1H), 8.41-8.35 (m, 1H), 8.18-8.08 (m, 2H), 7.96-7.89 (m, 1H), 7.81-7.75 (m, 1H), 7.75-7.67 (m, 1H), 7.54-7.44 (m, 1H), 6.81-6.72 (m, 1H), 5.47 (t, 1H), 4.57 (d, 2H), 3.63 (s, 3H), 2.24 (s, 3H))。

実施例3.10 8−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−メチル−1−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3,4−ジメトキシフェニルボロン酸および中間体Cを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.18分(方法A); M+H=427.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.01 (s, 1H), 8.68-8.59 (m, 1H), 8.17-8.03 (m, 2H), 7.93-7.86 (m, 1H), 7.74-7.66 (m, 1H), 7.01-6.92 (m, 2H), 6.78-6.70 (m, 2H), 3.76 (s, 6H), 3.62 (s, 3H), 2.23 (s, 3H))。

実施例3.11 8−(6−ジメチルアミノ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−ボロン酸および中間体Cを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.55分(方法A); M+H=411.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.98 (s, 1H), 8.68-8.53 (m, 1H), 8.17-8.09 (m, 1H), 8.09-7.99 (m, 2H), 7.90-7.78 (m, 1H), 7.75-7.66 (m, 1H), 7.47-7.38 (m, 1H), 6.69-6.59 (m, 2H), 3.62 (s, 3H), 3.04 (s, 6H), 2.24 (s, 3H))。

実施例3.12 8−(6−アミノ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、工程1.3.1および中間体Cを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.00分(方法A); M+H=451.0 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.01 (s, 1H), 8.64-8.56 (m, 1H), 8.27-8.20 (m, 1H), 8.15-8.03 (m, 2H), 7.96-7.90 (m, 1H), 7.71-7.62 (m, 1H), 7.59-7.52 (m, 1H), 6.73 (s, 2H), 6.64-6.58 (m, 1H), 3.62 (s, 3H), 2.23 (s, 3H))。

実施例3.13 8−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−メトキシ−5−ピリジンボロン酸および中間体Cを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.13分(方法A); M+H=398.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.01 (s, 1H), 8.65-8.56 (m, 1H), 8.15-8.07 (m, 3H), 7.91-7.82 (m, 1H), 7.75-7.68 (m, 1H), 7.68-7.62 (m, 1H), 6.90-6.82 (m, 1H), 6.72-6.64 (m, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.62 (s, 3H), 2.23 (s, 3H))。

実施例4.1 8−(6−ヒドロキシメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(4−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−(ヒドロキシメチル)ピリジン−3−ボロン酸および中間体Dを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.33分(方法A); M+H=398.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.07 (s, 1H), 8.80-8.70 (m, 2H), 8.42-8.33 (m, 1H), 8.20-8.10 (m, 1H), 8.00-7.90 (m, 1H), 7.83-7.72 (m, 1H), 7.71-7.62 (m, 1H), 7.55-7.44 (m, 1H), 7.05-6.95 (m, 1H), 5.50-5.40 (m, 1H), 4.69-4.52 (m, 2H), 3.64 (s, 3H), 2.17 (s, 3H))。

実施例4.2 8−(6−エトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(4−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−エトキシピリジン−3−ボロン酸および中間体Dを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.09分(方法A); M+H=412.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.04 (s, 1H), 8.80-8.69 (m, 2H), 8.18-8.05 (m, 2H), 7.92-7.84 (m, 1H), 7.72-7.66 (m, 1H), 7.66-7.57 (m, 1H), 6.96-6.89 (m, 1H), 6.86-6.81 (m, 1H), 4.32 (q, 2H), 3.63 (s, 3H), 2.16 (s, 3H), 1.31 (t, 3H))。

実施例4.3 8−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(4−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−メトキシ−5−ピリジンボロン酸および中間体Dを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.93分(方法A); M+H=398.2 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.06 (s, 1H), 8.80-8.71 (m, 2H), 8.16-8.06 (m, 2H), 7.95-7.87 (m, 1H), 7.71-7.60 (m, 2H), 6.96-6.91 (m, 1H), 6.91-6.81 (m, 1H), 3.87 (s, 3H), 3.63 (s, 3H), 2.16 (s, 3H))。

実施例4.4 8−(6−ジメチルアミノ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(4−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−ボロン酸および中間体Dを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.47分(方法A); M+H=411.2 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.99 (s, 1H), 8.79-8.70 (m, 2H), 8.10-8.01 (m, 2H), 7.89-7.80 (m, 1H), 7.72-7.63 (m, 1H), 7.46-7.36 (m, 1H), 6.92-6.85 (m, 1H), 6.71-6.60 (m, 1H), 3.63 (s, 3H), 3.04 (s, 6H), 2.16 (s, 3H))。

実施例5.1 8−(6−ヒドロキシメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−ピリジン−3−イル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−(ヒドロキシメチル)ピリジン−3−ボロン酸および中間体Eを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.29分(方法A); M+H=384.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.06 (s, 1H), 8.99-8.80 (m, 2H), 8.50-8.40 (m, 1H), 8.28-8.10 (m, 2H), 8.00-7.90 (m, 1H), 7.85-7.71 (m, 2H), 7.55-7.45 (m, 1H), 7.22-7.15 (m, 1H), 5.55-5.43 (m, 1H), 4.66-4.47 (m, 2H), 3.62 (s, 3H))。

実施例5.2 8−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−メチル−1−ピリジン−3−イル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3,4−ジメトキシフェニルボロン酸および中間体Eを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.05分(方法A); M+H=413.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.00 (s, 1H), 8.96-8.90 (m, 1H), 8.89-8.80 (m, 1H), 8.25-8.15 (m, 1H), 8.12-8.05 (m, 1H), 7.95-7.87 (m, 1H), 7.81-7.74 (m, 1H), 7.17-7.10 (m, 1H), 7.04-6.94 (m, 2H), 6.82-6.75 (m, 1H), 3.77 (s, 6H), 3.61 (s, 3H))。

実施例5.3 8−(6−ジメチルアミノ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−ピリジン−3−イル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−ボロン酸および中間体Eを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.43分(方法A); M+H=397.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.98 (s, 1H), 8.92-8.86 (m, 2H), 8.20-8.15 (m, 1H), 8.13-8.10 (m, 1H), 8.10-8.04 (m, 1H), 7.89-7.83 (m, 1H), 7.80-7.76 (m, 1H), 7.49-7.43 (m, 1H), 7.08-7.02 (m, 1H), 6.69-6.63 (m, 1H), 3.60 (s, 3H), 3.04 (s, 6H))。

実施例5.4 8−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−ピリジン−3−イル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−メトキシ−5−ピリジンボロン酸および中間体Eを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.93分(方法A); M+H=384.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.03 (s, 1H), 8.92-8.89 (m, 1H), 8.88-8.85 (m, 1H), 8.21-8.16 (m, 1H), 8.16-8.14 (m, 1H), 8.14-8.10 (m, 1H), 7.91-7.86 (m, 1H), 7.80-7.75 (m, 1H), 7.72-7.66 (m, 1H), 7.13-7.08 (m, 1H), 6.90-6.85 (m, 1H), 3.87 (s, 3H), 3.61 (s, 3H))。

実施例6.1 8−(6−エトキシ−ピリジン−3−イル)−1−(2−フルオロ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−エトキシピリジン−3−ボロン酸および中間体Fを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.39分(方法A); M+H=416.0 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.04 (s, 1H), 8.62-8.53 (m, 1H), 8.52-8.43 (m, 1H), 8.21-8.07 (m, 2H), 7.95-7.86 (m, 1H), 7.80-7.70 (m, 2H), 7.19-7.12 (m, 1H), 6.90-6.80 (m, 1H), 4.31 (q, 2H), 3.61 (s, 3H), 1.30 (t, 3H))。

実施例6.2 8−(6−アミノ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1−(2−フルオロ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、工程1.3.1および中間体Fを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.09分(方法A); M+H=455.3 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.01 (s, 1H), 8.60-8.52 (m, 1H), 8.52-8.45 (m, 1H), 8.34-8.26 (m, 1H), 8.13-8.05 (m, 1H), 8.00-7.93 (m, 1H), 7.77-7.71 (m, 1H), 7.68-7.63 (m, 1H), 7.12-7.06 (m, 1H), 6.74 (s, 2H), 3.61 (s, 3H))。

実施例6.3 1−(2−フルオロ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−8−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキソボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンおよび中間体Fを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.88分(方法A); M+H=411.0 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 11.74 (s, 1H), 9.04 (s, 1H), 8.65-8.55 (m, 1H), 8.55-8.45 (m, 1H), 8.24-8.11 (m, 2H), 8.02-7.95 (m, 1H), 7.83-7.72 (m, 2H), 7.57-7.48 (m, 1H), 7.26-7.15 (m, 1H), 6.54-6.41 (m, 1H), 3.62 (s, 3H))。

実施例7.1 8−(6−アミノ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1−(6−フルオロ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキソボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンおよび中間体Gを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.09分(方法A); M+H=469.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.03 (s, 1H), 8.39-8.32 (m, 1H), 8.32-8.25 (m, 1H), 8.14-8.07 (m, 1H), 8.01-7.91 (m, 1H), 7.62-7.57 (m, 1H), 7.43-7.36 (m, 1H), 6.98-6.94 (m, 1H), 6.77 (s, br, 2H), 3.63 (s, 3H), 2.26 (s, 3H))。

実施例7.2 1−(6−フルオロ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−8−(1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンおよび中間体Gを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.20分(方法A); M+H=439.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.06 (s, 1H), 8.36-8.28 (m, 1H), 8.25-8.21 (m, 1H), 8.18-8.13 (m, 1H), 8.04-7.95 (m, 2H), 7.63-7.55 (m, 1H), 7.47-7.40 (m, 1H), 7.11-7.07 (m, 1H), 6.54-6.44 (m, 1H), 3,85 (s, 3H), 3.64 (s, 3H), 2.29 (s, 3H))。

実施例7.3 8−(6−エトキシ−ピリジン−3−イル)−1−(6−フルオロ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−エトキシピリジン−3−ボロン酸および中間体Gを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.48分(方法A); M+H=430.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.04 (s, 1H), 8.34-8.25 (m, 1H), 8.19-8.11 (m, 2H), 7.93-7.87 (m, 1H), 7.76-7.69 (m, 1H), 7.44-7.37 (m, 1H), 7.04-6.99 (m, 1H), 6.90-6.84 (m, 1H), 4.33 (q, 2H), 3.63 (s, 3H), 2.28 (s, 3H), 1.33 (t, 3H))。

実施例7.4 1−(6−フルオロ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−8−(6−メチルアミノ−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−(boc−メチルアミノ)ピリジン−3−ボロン酸ピナコールエステルおよび中間体Gを使用して合成した。 Bocをインサイチュで除去し(0.5mLで5分間、RT)、粗生成物をTFA(0.5ml)に5分間溶解して精製した。


(HPLC: t

R 3.57分(方法A); M+H=415.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.02 (s, 1H), 8.34-8.25 (m, 1H), 8.13-8.06 (m, 1H), 8.03-7.97 (m, 1H), 7.90-7.81 (m, 1H), 7.53-7.44 (m, 1H), 7.44-7.38 (m, 1H), 6.98-6.92 (m, 1H), 6.64-6.51 (m, 1H), 3.63 (s, 3H), 2.82 (d, 3H), 2.28 (s, 3H))。

実施例7.5 8−(5−エトキシ−6−メトキシメチル−ピリジン−3−イル)−1−(6−フルオロ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−エトキシ−2−メトキシメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジンおよび中間体Gを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.00分(方法A); M+H=474.2 MS-ES;

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.09 (s, 1 H), 8.31 (t, 1 H), 8.22 (d, 1 H), 8.17 (d, 1 H), 8.04 (dd, 1 H), 7.42 (dd, 1 H), 7.26 (d, 1 H), 7.15 (d, 1 H), 4.49 (s, 2 H), 4.10 (dd, 2 H), 3.59 - 3.69 (m, 3 H), 3.26 - 3.32 (m, 3 H), 2.28 (s, 3 H), 1.37 - 1.47 (m, 3 H))。

実施例7.6 8−(5−アゼチジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−1−(6−フルオロ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−アゼチジン−1−イル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジンおよび中間体Gを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.775分(方法A); M+H=441.2 MS-ES;

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.08 (s, 1 H), 8.31 (t, 1 H), 8.15 (d, 1 H), 8.04 (m, 1H), 7.97 (dd, 1 H) 7.80 (br. s., 1 H), 7.43 (dd, 1 H), 7.11 (d, 1 H), 6.61 (s, 1 H) 3.82 - 4.01 (m, 4 H), 3.59 - 3.70 (m, 3 H), 2.36 - 2.46 (m, 2 H), 2.25 - 2.32 (m, 3 H))。

実施例7.7 1−(6−フルオロ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−8−(5−メトキシ−6−メトキシメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−メトキシ−2−メトキシメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジンおよび中間体Gを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.883分(方法A); M+H=460.1 MS-ES;

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.04 - 9.16 (m, 1 H), 8.32 (s, 1 H), 8.15 - 8.23 (m, 2 H), 8.05 (dd, 1 H), 7.41 (br. s., 1 H), 7.31 (d, 1 H), 7.15 (d, 1 H), 4.48 (s, 2 H), 3.88 (s, 3 H), 3.57 - 3.70 (m, 3 H), 3.28 - 3.32 (m, 3 H), 2.27 - 2.32 (m, 3 H))。

実施例7.8 1−(6−フルオロ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−8−[5−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−プロパン−2−オールおよび中間体Gを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.667分(方法A); M+H=444.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.09 (s, 1H), 8.70 (m, 1H), 8.53 (m, 1H), 8.33-8.32 (m, 1H), 8.19-8.18 (m, 1H), 8.00-7.99 (m, 1H), 7.72-7.71 (m, 1H), 7.39-6.37 (m, 1H), 7.13-7.12 (m, 1H), 5.28 (s, 1H), 3.64 (s, 3H), 2.28 (s, 3H), 1.48 (s, 3H), 1.47 (s, 3H))。

工程7.8.1 2−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−プロパン−2−オール

表題化合物を、実施例2.27、工程2.27.1に記載する方法に準じて、2−(5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−プロパン−2−オール(工程7.8.2)を使用して合成して、表題化合物を黒色粘性油状物として得た。 (HPLC条件下で分解:t

R 1.87, 3.68分(方法C); M+H=264 MS-ES)。

工程7.8.2 2−(5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−プロパン−2−オール

3,5−ジブロモピリジン(Aldrich, Buchs, Switzerland、4.6mmol)の乾燥THF溶液に、Ar下、THF中のイソプロピルマグネシウムクロライドの〜2M溶液(2.76ml)をゆっくり添加した。 RMを2時間、rtで撹拌し、アセトン(6.9mmol)を添加し、RMを2時間、rtで撹拌した。 RMを塩水でクエンチし、EtOAc(2×)で抽出した。 合わせた有機層を塩水で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。 残留物をシリカゲルに吸着させ、フラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/EtOAc 0%〜70%)で精製した。 生成物含有フラクションを共に蒸発させて、表題化合物を油状物として得た。 (HPLC: t

R 1.82分(方法C); M+H=216, 218 MS-ES)。

実施例7.9 8−(5−エチルアミノ−6−ヒドロキシメチル−ピリジン−3−イル)−1−(6−フルオロ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、酢酸3−(tert−ブトキシカルボニル−エチル−アミノ)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステル(実施例2.31;工程2.31.1参照)および中間体Gを使用して合成した。 アセチル保護基ならびにBOC保護基を、共に、インサイチュで、粗生成物をLiOH水溶液(1M、4当量)に溶解し、5分間、RTで撹拌し、溶媒を減圧下で除去することにより除去した。 (HPLC: t

R 3.733分(方法A); M+H=459.3 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.07 (s, 1H), 8.32-8.31 (m, 1H), 8.16-8.14 (m, 1H), 7.98 (m, 1H), 7.87 (m, 1H), 7.42-7.40 (m, 1H), 7.14 (m, 1H), 6.71 (s, 1H), 5.49 (m, 1H), 5.33-5.32 (m, 1H), 4.57-4.56 (m, 2H), 3.64 (s, 3H), 3.12-3.08 (m, 2H), 2.28 (s, 3H), 1.27-1.24 (t, 3H))。

実施例7.10 1−(6−フルオロ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−8−(6−ヒドロキシメチル−5−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、酢酸3−メトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステルおよび中間体Gを使用して合成した。 アセチル保護基を、インサイチュで、粗生成物をLiOH水溶液(1M、4当量)に溶解し、5分間、RTで撹拌し、溶媒を減圧下で除去することにより除去した。


(HPLC: t

R 3.650分(方法A); M+H=446.1 MS-ES;

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.09 (s, 1 H), 8.27 - 8.38 (m, 1 H), 8.18 (dd, 2 H), 8.04 (dd, 1 H), 7.42 (dd, 1 H), 7.28 (d, 1 H), 7.14 (d, 1 H), 4.94 (t, 1 H), 4.55 (d, 2 H), 3.87 (s, 3 H), 3.64 (s, 3 H), 2.29 (s, 3 H))。

工程7.10.1 酢酸3−メトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステル

表題化合物を、実施例2.27、工程27.1に記載の通り、酢酸5−ブロモ−3−メトキシ−ピリジン−2−イルメチルエステルを使用して製造した(HPLC: t

R 3.700分(方法A); M+H=308.1 MS-ES)。

工程7.10.2 酢酸5−ブロモ−3−メトキシ−ピリジン−2−イルメチルエステルCR−2607

(5−ブロモ−3−メトキシ−ピリジン−2−イル)−メタノール(工程7.10.3、2.79mmol)およびトリエチルアミン(4.18mmol)のジクロロメタン中の混合物に、アセチルクロライド(3.35mmol)をゆっくり添加し、RMを1時間、rtで撹拌した。 RMをジクロロメタンで希釈し、飽和水性NaHCO

、塩水で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。 残留物をシリカゲルに吸着させ、フラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/EtOAc 0%〜60%)で精製した。 生成物含有フラクションを共に蒸発させて、表題化合物を白色固体として得た。 (HPLC: t

R 2.72分(方法C); M+H=260, 262 MS-ES)

工程7.10.3 (5−ブロモ−3−メトキシ−ピリジン−2−イル)−メタノール

表題化合物を、工程23.2.3に記載する方法に準じて、メタノールをイソプロパノールの代わりに使用して製造して、表題化合物を灰白色固体として得た。 (HPLC: t

R 1.76分(方法C); M+H=218, 220 MS-ES)。

実施例7.11 1−(6−フルオロ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−8−(6−ヒドロキシメチル−5−メチルアミノ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、酢酸3−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステル(実施例33.2参照)および中間体Gを使用して合成した。 アセチル保護基ならびにBOC保護基を、共に、インサイチュで、粗生成物をLiOH水溶液(1M、4当量)に溶解し、5分間、RTで撹拌し、溶媒を減圧下で除去することにより除去した。


(HPLC: t

R 3.633分(方法A); M+H=445.1 MS-ES;

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.07 (s, 1 H), 8.32 (t, 1 H), 8.15 (d, 1 H), 7.98 (dd, 1 H), 7.86 (d, 1 H), 7.41 (dd, 1 H), 7.14 (d, 1 H), 6.66 (d, 1 H), 5.68 (d, 1 H), 5.23 (t, 1 H), 4.54 (d, 2 H), 3.64 (s, 3 H), 2.77 (d, 3 H), 2.28 (s, 3 H))。

実施例7.12 8−(5−フルオロ−6−メチルアミノ−ピリジン−3−イル)−1−(6−フルオロ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、[3−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イル]−メチル−アミンおよび中間体Gを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.750分(方法A); M+H=433.1 MS-ES;

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.02 (br. s., 1 H), 8.29 (t, 1 H), 8.08 (d, 1 H), 7.79 - 7.96 (m, 2 H), 7.42 (dd, 1 H), 7.34 (dd, 1 H), 6.87 - 7.00 (m, 2 H), 3.62 (s, 3 H), 2.87 (d, 3 H), 2.27 (s, 3 H))。

工程7.12.1 [3−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イル]−メチル−アミン

(5−ブロモ−3−フルオロ−ピリジン−2−イル)−メチル−アミン(工程7.12.2、1.255mmol)、ビス(ピナコラート)−ジボラン(1.381mmol)、酢酸カリウム(3.77mmol)およびPdCl

(dppf)(0.063mmol)のジオキサン(7ml)中の混合物を、アルゴンでフラッシュした密閉バイアルで、90℃で15時間撹拌した。 RMをトルエン(7ml)で希釈し、音波処理し、濾過した。 固体残留物を熱トルエンで洗浄し、濾液を蒸発乾固して、粗表題生成物を褐色油状物として得る。 (HPLC: t

R 3.68分(方法C); M+H=253 MS-ES)。

工程7.12.2 (5−ブロモ−3−フルオロ−ピリジン−2−イル)−メチル−アミン

5−ブロモ−2,3−ジフルオロピリジン(Matrix, Columbia, USA、2.53mmol)およびEtOH中8M メチルアミン(Aldrich, Buchs, Switzerland、2ml、16mmol)の混合物をバイアルに密閉し、100℃で30分間のマイクロ波照射で加熱した。 冷却したRMをEtOAcで希釈し、塩水で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発乾固して、表題生成物を灰白色固体として得た。 (HPLC: t

R 1.94分(方法C); M+H=205, 207, MH=203, 205 MS-ES)。

実施例7.13 1−(6−フルオロ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−8−(6−メチルアミノ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、メチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル]−アミンおよび中間体Gを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.333分(方法A); M+H=483.1 MS-ES;

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.03 (s, 1 H), 8.50 (d, 1 H), 8.29 (t, 1 H), 8.10 (d, 1 H), 7.97 (dd, 1 H), 7.55 (d, 1 H), 7.38 (dd, 1 H), 6.96 (d, 1 H), 6.81 (d, 1 H), 3.63 (s, 3 H), 2.91 (d, 3 H), 2.27 (s, 3 H))。

工程7.13.1 メチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル]−アミン

表題化合物を、実施例2.27、工程27.1に記載の通り、(5−ブロモ−3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−メチル−アミンを使用して製造した(HPLC: t

R 3.458分(方法A); M+H=303.1 MS-ES)。

工程7.13.2 ブロモ−3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−メチル−アミン 0℃に冷却した5−ブロモ−3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イルアミン(1.928g、8mmol)の無水DMF(10ml)溶液に、55%NaH(349mg、8mmol)を添加し、0℃で30分間撹拌した。 ヨードメタン(0.499ml、8mmol)を添加し、氷浴を外し、RMをrtで2時間撹拌し、その後、RMをEtOAc/H Oで抽出した。 有機層をNa SO で乾燥させ、蒸発させた。 濾過後、溶媒を減圧下で除去して、表題化合物を明黄色固体として得た(664mg)。 (HPLC: t R 5.625分(方法A); M+H=257.0 MS-ES)。

実施例7.14 2−アミノ−5−[1−(6−フルオロ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−8−イル]−N−メチル−ニコチンアミド

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−アミノ−N−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ニコチンアミドおよび中間体Gを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.642分(方法A); M+H=458.1 MS-ES;

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.03 (br. s., 1 H), 8.54 (d, 1 H), 8.29 (t, 1 H), 8.12 (d, 1 H), 7.91 - 8.07 (m, 3 H), 7.38 (d, 1 H), 7.26 (br. s., 2 H), 7.01 (s, 1 H), 3.63 (s, 3 H), 2.80 (d, 3 H), 2.27 (s, 3 H))。

工程7.14.1 2−アミノ−N−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ニコチンアミド

表題化合物を、実施例2.27、工程27.1に記載する方法に準じて、2−アミノ−5−ブロモ−N−メチル−ニコチンアミド(工程7.14.2、0.352mmol)を使用して合成して、表題化合物を粗褐色油状物として得た。 (HPLC条件下で分解:t

R 1.46分(方法C); M+H=278 MS-ES)。

工程7.14.2 2−アミノ−5−ブロモ−N−メチル−ニコチンアミド

氷浴で冷却した2−アミノ−5−ブロモニコチン酸(Combi-Blocks, San Diego, USA、1.355mmol)およびトリエチルアミン(0.378ml)のジクロロメタン(10ml)溶液に、クロロギ酸トリクロロメチル(Acros, Basel, Switzerland、0.677mmol)のジクロロメタン(10ml)溶液を添加した。 40分間、0℃で撹拌後、EtOH中8Mのメチルアミン溶液(1.7ml)を添加した。 RMを30分間、rtで撹拌し、ジクロロ(dichlro)メタンで希釈し、飽和水性NaHCO

、塩水で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。 残留物をDMFに溶解し、分取HPLCで精製した。 生成物含有フラクションをNaHCO

で塩基性化し、濃縮し、ジクロロメタン(2×)で抽出した。 合わせた有機層を塩水で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させ、真空で乾燥させて、表題化合物を白色固体として得た。 (HPLC: t

R 1.69分(方法C); M+H=230, 231 MS-ES)

実施例7.15 8−(6−アミノ−5−エトキシメチル−ピリジン−3−イル)−1−(6−フルオロ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−エトキシメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミンおよび中間体Gを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.792分(方法A); M+H=459.2 MS-ES;

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.00 (s, 1 H), 8.31 (t, 1 H), 8.08 (d, 1 H), 7.98 (d, 1 H), 7.87 (dd, 1 H), 7.41 (dd, 1 H), 7.36 (d, 1 H), 6.95 (d, 1 H), 5.98 - 6.11 (m, 2 H), 4.34 (s, 2 H), 3.62 (s, 3 H), 3.51 (q, 2 H), 2.26 (s, 3 H), 1.13 - 1.26 (m, 3 H))。

工程7.15.1 3−エトキシメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミン

表題化合物を、工程7.12.1に記載する方法に準じて、5−ブロモ−3−エトキシメチル−ピリジン−2−イルアミン(工程7.15.2、1.082mmol)を使用して合成して、表題化合物を粗黒色油状物として得た。 (HPLC条件下で分解:t

R 1.72分(方法C); M+H=279 MS-ES)。

工程7.15.2 5−ブロモ−3−エトキシメチル−ピリジン−2−イルアミン

氷浴で冷却した(2−アミノ−5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−メタノールヒドロブロマイド(Apollo, Cheshire, UK、3.52mmol)のDMF(15ml)溶液を、55%油性NaH(7.4mmol)で処理し、RMを5分間、0℃および30分間、rtで撹拌し、ヨードエタン(3.87mmol)を添加し、RMを1時間15分間、rtで撹拌した。 RMを水でクエンチし、EtOAcで抽出した。 有機層を飽和水性NaHCO

、塩水(2×)で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。 残留物をDMFに溶解し、分取HPLCで精製した。 生成物含有フラクションをNaHCO

で塩基性化し、濃縮し、CH

Cl

(2×)で抽出した。 合わせた有機層を塩水で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させ、真空で乾燥させて、表題化合物を明黄色油状物として得た。 (HPLC: t

R 2.07分(方法C); M+H=231, 233 MS-ES)。

実施例7.16 8−(5−アミノ−ピリジン−3−イル)−1−(6−フルオロ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イルアミンおよび中間体Gを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.533分(方法A); M+H=401.1 MS-ES;

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.07 (s, 1 H), 8.25 - 8.36 (m, 1 H), 8.15 (d, 1 H), 7.91 (d, 1 H), 7.80 (dd, 1 H), 7.63 (d, 1 H), 7.42 (dd, 1 H), 7.05 (d, 1 H), 6.96 (t, 1 H), 5.47 (s, 2 H), 3.64 (s, 3 H), 2.27 (s, 3 H))。

実施例7.17 8−(6−アミノ−5−ヒドロキシメチル−ピリジン−3−イル)−1−(6−フルオロ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、酢酸2−アセチルアミノ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イルメチルエステルおよび中間体Gを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.517分(方法A); M+H=431.1 MS-ES;

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.00 (s, 1 H), 8.24 - 8.37 (m, 1 H), 8.08 (d, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.87 (dd, 1 H), 7.46 (d, 1 H), 7.39 (dd, 1 H), 6.99 (d, 1 H), 6.00 (s, 2 H), 5.22 (t, 1 H), 4.36 (d, 2 H), 3.59 - 3.67 (m, 3 H), 2.26 (s, 3 H))。

工程7.17.1 酢酸−ジアセチルアミノ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イルメチルエステル

表題化合物を、工程7.12.1に記載する方法に準じて、酢酸2−ジアセチルアミノ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イルメチルエステル(工程7.17.2、1.762mmol)を使用して合成して、表題化合物を粗黒色油状物として得た。 (HPLC条件下で分解:t

R 2.05分(方法C); M+H=377 MS-ES)。

工程7.17.2 酢酸2−ジアセチルアミノ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イルメチルエステル

2−アミノ−5−ブロモ−3−ヒドロキシメチルピリジンヒドロブロマイド(Apollo, Cheshire, UK、1.761mmol)のジクロロメタン(9ml)懸濁液に、トリエチルアミン(7.92mmol)およびアセチルクロライド(5.81mmol)を添加した。 RMを1.5時間、rtで撹拌し、ジクロロメタンで希釈し、塩水(2×)で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させ、真空で乾燥させて、表題化合物を油状物として得た。 (HPLC: t

R 1.69分(方法C); M+H=329, 331 MS-ES)。

実施例7.18 8−(2−エチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−1−(6−フルオロ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、エチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミンおよび中間体Gを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.992分(方法A); M+H=430.1 MS-ES);

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.02 (s, 1 H), 8.21 - 8.41 (m, 3 H), 8.10 (d, 1 H), 7.88 (dd, 1 H), 7.48 (t, 1 H), 7.41 (dd, 1 H), 6.93 (d, 1 H), 3.63 (s, 3 H), 3.24 - 3.33 (m, 2 H), 2.28 (s, 3 H), 1.12 (t, 3 H))。

工程7.18.1 エチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミン

表題化合物を、工程7.12.1に記載する方法に準じて、(5−ブロモ−ピリミジン−2−イル)−エチル−アミン(工程7.18.2、1.91mmol)を使用して合成して、表題化合物を粗黒色油状物として得た。 (HPLC条件下で分解:t

R 1.54分(方法C); M+H=250 MS-ES)。

工程7.18.2 (5−ブロモ−ピリミジン−2−イル)−エチル−アミン

5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン(Apollo, Cheshire, UK、1.37mmol)およびMeOH中2M エチルアミン(Aldrich, Buchs, Switzerland、6ml)を、30分間、150℃でマイクロ波照射して加熱し、反応混合物をN

で通気した。 残留物をEtOAcに溶解し、塩水で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させ、真空で乾燥させて、表題化合物をベージュ色固体として得た。 (HPLC: t

R 2.49分(方法C); M+H=202, 204 MS-ES)。

実施例8.1 8−(6−アミノ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキソボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンおよび中間体Hを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.31分(方法A); M+H=497.0 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.96 (s, 1H), 8.39 (s, 1H), 8.08-8.07 (m, 1H), 8.02-8.01 (m, 1H), 7.96-7.94 (m, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.22 (m, 1H), 6.77 (s, br, 2H), 6.68-6.67 (m, 1H), 3.99 (s, 3H), 3.80 (s, 3H), 3.60 (s, 3H))。

実施例8.2 1−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−8−(6−エトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−エトキシピリジン−3−ボロン酸および中間体Hを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.73分(方法A); M+H=458.2 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.99 (s, 1H), 8.20 (m, 1H), 8.11-8.09 (m, 1H), 8.02-8.01 (m, 1H), 7.90-7.88 (m, 1H), 7.73-7.71 (m, 1H), 7.22-7.21 (m, 1H), 6.88-6.87 (m, 1H), 6.71-6.70 (m, 1H), 4.35-4.32 (m, 2H), 4.02 (s, 3H) 3.79 (s, 3H), 3.60 (s, 3H) 1.35-1.32 (m, 3H))。

実施例8.3 1−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−8−(6−メチルアミノ−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−(boc−メチルアミノ)ピリジン−3−ボロン酸ピナコールエステルおよび中間体Hを使用して合成した。 Bocをインサイチュで除去し(0.5mLで5分間、RT)、粗生成物をTFA(0.5ml)に5分間溶解して精製した。


(HPLC: t

R 3.74分(方法A); M+H=443.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.94 (s, 1H), 8.06-8.01 (m, 3H), 7.85-7.83 (m, 1H), 7.43 (m, 1H), 7.16 (m, 1H), 6.72-6.70 (m, 1H), 6.53 (m, 1H), 4.03 (s, 3H), 3.80 (s, 3H), 3.60 (s, 3H), 2.81 (m, 3H))。

実施例8.4 1−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−8−(2−メチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、メチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミンおよび中間体Hを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.03分(方法A); M+H=444.1 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.99 (s, 1H), 8.32 (m, 2H), 8.08-8.07 (m, 1H), 8.03-8.01 (m, 1H), 7.89-7.87 (m, 1H), 7.42-7.41 (m, 1H), 7.17 (m, 1H), 6.71-6.70 (m, 1H), 4.01 (s, 3H), 3.79 (s, 3H), 3.60 (s, 3H), 2.84-2.83 (m, 3H))。

実施例8.5 1−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−8−(2−ジメチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、ジメチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミンおよび中間体Hを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.37分(方法A); M+H=458.1 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.96 (s, 1H), 8.41 (m, 2H), 8.09-8.07 (m, 1H), 8.02-8.01 (m, 1H), 7.89-7.87 (m, 1H), 7.16 (m, 1H), 6.72-6.71 (m, 1H), 4.03 (s, 3H), 3.79 (s, 3H), 3.60 (s, 3H), 3.16 (s, 6H))。

実施例8.6 1−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−8−(1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンおよび中間体Hを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.45分(方法A); M+H=466.8 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.98 (s, 1H), 8.31 (m, 1H), 8.13-8.12 (m, 1H), 8.04-8.03 (m, 1H), 7.98-7.97 (m, 2H), 7.60 (m, 1H), 7.31 (m, 1H), 6.71-6.70 (m, 1H), 6.49 (m, 1H), 4.04 (s, 3H), 3.85 (s, 3H), 3.81 (s, 3H), 3.61 (s, 3H))。

実施例8.7 1−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−8−(5−エチルアミノ−6−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、エチル−[2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミンおよび中間体Hを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.89分(方法A); M+H=471.1 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.99 (s, 1H), 8.11-8.09 (m, 1H), 8.03-8.02 (m, 1H), 7.94-7.92 (m, 1H), 7.86 (m, 1H), 7.39 (m, 1H), 6.69-6.67 (m, 1H), 6.64 (m, 1H), 5.23-5.22 (m, 1H), 3.99 (s, 3H), 3.80 (s, 3H), 3.60 (s, 3H), 3.08-3.05 (m, 2H), 2.32 (s, 3H), 1.3-1.2 (m, 3H)。

実施例8.8 1−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−8−[5−(2−メトキシ−エトキシ)−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−(2−メトキシ−エトキシ)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジンおよび中間体Hを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.98分(方法A); M+H=488.1 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.13 (s, 1H), 8.33-8.32 (m, 1H), 8.28 (m, 1H), 8.20-8.19 (m, 1H), 8.11-8.10 (m, 1H), 8.05-8.04 (m, 1H), 7.41 (m, 1H), 7.36 (s, 1H), 6.72-6.71 (m, 1H), 4.22-4.20 (m, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.81 (s, 3H), 3.73-3.71 (m, 2H), 3.63 (s, 3H), 3.35 (s, 3H))。

工程8.8.1 3−(2−メトキシ−エトキシ)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン

表題化合物を、工程1.3.1に記載する方法に準じて、3−ブロモ−5−(2−メトキシ−エトキシ)−ピリジン(工程8.1.2)を使用して合成して、表題化合物を褐色油状物として得た。 (HPLC: t

R 2.10分(方法C))。

工程8.1.2 3−ブロモ−5−(2−メトキシ−エトキシ)−ピリジン

3−ブロモ−5−ヒドロキシピリジン(Aldrich, Buchs, Switzerland、611mg、3.51mmol)、炭酸カリウム(971mg、7.02mmol)および2−ブロモエチルメチルエーテル(537mg、3.86mmol)の30ml DMF中の混合物を14時間、rtおよび2時間、80℃で撹拌し、反応混合物を水でクエンチし、EtOAc(2×)で抽出した。 有機層を塩水(3×)で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。 残留物をフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/MeOH 0%〜3%)で精製して、表題化合物を油状物として得た。 (HPLC: t

R 2.38分(方法C); M+H=232, 234 MS-ES)。

実施例8.9 1−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−8−[5−(2−メトキシ−エトキシ)−6−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−(2−メトキシ−エトキシ)−2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジンおよび中間体Hを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.90分(方法A); M+H=502.1 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.25 (s, 1H), 8.28-8.27 (m, 2H), 8.23 (m, 1H), 8.07-8.06 (m, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.38 (s, 1H), 6.74-6.73 (m, 1H), 4.22-4.16 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.82 (s, 3H), 3.78-3.75 (m, 2H), 3.64 (s, 3H), 3.38 (s, 3H), 2.44 (s, 3H))。

工程8.9.1 3−(2−メトキシ−エトキシ)−2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン

表題化合物を、工程2.19.1−2に記載する方法に準じて、2−メトキシエタノールをイソプロパノールの代わりに使用して合成した。 (HPLC: tR 2.05分(方法C); M+H=294 MS-ES)

実施例8.10 1−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−8−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、イミダゾ[1,2−A]ピリジン−6−ボロン酸および中間体Hを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.68分(方法A); M+H=453.1 MS-ES)。

実施例8.11 8−(5−アゼチジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−1−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−アゼチジン−1−イル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン(実施例7.6;工程7.6.1参照)および中間体Hを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.033分(方法A); M+H=469.2 MS-ES)

実施例8.12 1−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−8−(5−メトキシ−6−メトキシメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4、5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−メトキシ−2−メトキシメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン(実施例2.30;工程2.30.1参照)および中間体Hを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.033分(方法A); M+H=488.1 MS-ES)。

実施例8.13 8−(6−ジメトキシメチル−5−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−ジメトキシメチル−3−メトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン(実施例2.27;工程2.27.1参照)および中間体Hを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.142分(方法A); M+H=518.2 MS-ES)。

実施例8.14 1−(2,6−ジメトキシ−ピリジン−3−イル)−8−(6−ヒドロキシメチル−5−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、酢酸3−メトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステル(実施例7.10;工程7.10.1参照)および中間体Hを使用して合成した。 アセチル保護基を、インサイチュで、粗生成物をLiOH水溶液(1M、4当量)に溶解し、5分間、RTで撹拌し、溶媒を減圧下で除去することにより除去した。


(HPLC: t

R 3.808分(方法A); M+H=474.1 MS-ES)。

実施例9.1 8−(6−エトキシ−ピリジン−3−イル)−1−(2−メトキシ−6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−エトキシピリジン−3−ボロン酸および中間体Iを使用して合成した。 Bocをインサイチュで除去し(0.5mLで5分間、RT)、粗生成物をTFA(0.5ml)に5分間溶解して精製した。


(HPLC: t

R 3.83分(方法A); M+H=512.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.96 (s, 1H), 8.28 (m, 1H), 8.10-8.08 (m, 1H), 7.92-7.91 (m, 1H), 7.83-7.82 (m, 1H), 7.70-7.69 (m, 1H), 7.33 (m, 1H), 6.88-6.86 (m, 1H), 6.68-6.66 (m, 1H), 4.36-4.34 (m, 2H), 3.77-3.74 (m, 4H), 3.71 (s, 3H), 3.59 (s, 3H), 3.14-3.12 (m, 4H), 1.36-1.33 (m, 3H))。

工程9.1.1 4−(5−アミノ−6−メトキシ−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル

4−(6−メトキシ−5−ニトロ−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(工程9.1.2、857mg、2.53mmol)のMeOH/THF=1:1(合計20ml)溶液に、Ra−Ni(400mg、2.53mmol)を添加し、RMをH

雰囲気下、rtで9時間撹拌した。 RMをセライトで濾過し、数回MeOHで洗浄した。 濾液を蒸発乾固して、表題化合物を暗紫色粉末として得た。


(HPLC: t

R 4.27分(方法A); M+H=309.2。

工程9.1.2 4−(6−メトキシ−5−ニトロ−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル

アルゴン雰囲気下、Na金属(131mg;5.7mMol)を2mlのMeOHに入れた。 金属溶解後、この溶液を15分間かけて2,6−ジクロロ−3−ニトロピリジン(1.0g;5.18mMol)のMeOH(3ml)溶液に0℃で滴下した。 反応混合物を1時間、0℃、次いで2時間、RTで撹拌した。 この混合物にピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(2.316g;12.44mMol)を添加し、反応物を2時間、RTで撹拌した。 反応混合物を水(20mL)に注ぎ、黄色沈殿を濾別し、水で洗浄した。 精製を、シリカゲルクロマトグラフィー(combiflash40g;ヘプタン/EtOAc 0%〜80%で溶出)で行って、所望の生成物を黄色固体と望まない位置異性体を得た。 表題化合物:(HPLC: t

R 3.55分(方法C).

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.25-8.24 (m, 1H), 6.53-6.51 (m, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.82-3.69 (m, 4H), 3.52-3.37 (m, 4H), 1.41 (s, 9H))。

実施例9.2 8−(6−アミノ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1−(2−メトキシ−6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキソボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンおよび中間体Iを使用して合成した。 Bocをインサイチュで除去し(0.5mLで5分間、RT)、粗生成物をTFA(0.5ml)に5分間溶解して精製した。


(HPLC: t

R 3.70分(方法A); M+H=551.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.94 (s, 1H), 8.36 (s, 1H), 8.07-8.06 (m, 1H), 7.95 (m, 1H), 7.83-7.81 (m, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.32 (s, 1H), 6.77 (s, br, 2H), 6.66-6.64 (m, 1H), 3.82-3.81 (m, 4H), 3.72 (s, 3H), 3.59 (s, 3H), 3.17 (m, 4H))。

実施例9.3 1−(2−メトキシ−6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−8−(1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンおよび中間体Iを使用して合成した。 Bocをインサイチュで除去し(0.5mLで5分間、RT)、粗生成物をTFA(0.5ml)に5分間溶解して精製した。


(HPLC: t

R 3.77分(方法A); M+H=521.0 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.97 (s, 1H), 8.68 (s, br, 1H), 8.33 (m, 1H), 8.13-8.11 (m, 1H), 8.02 (m, 1H), 7.99-7.97 (m, 1H), 7.89-7.88 (m, 1H), 7.61-7.60 (m, 1H), 7.45 (m, 1H), 6.73-6.72 (m, 1H), 6.52-6.51 (m, 1H), 3.88-3.86 (m, 4H), 3.86 (s, 3H) 3.75 (s, 3H), 3.60 (s, 3H), 3.27-3.26 (m, 4H))。

実施例9.4 8−(2−ジメチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−1−(2−メトキシ−6−ピペラジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−ジメチルアミノ−ピリミジン−5−ボロン酸ピナコールエステルを使用して合成した。 Bocをインサイチュで除去し(0.5mLで5分間、RT)、粗生成物をTFA(0.5ml)に5分間溶解して精製した。


(HPLC: t

R 3.667分(方法A); M+H=512.0 MS-ES;

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 8.94 (s, 1 H), 8.44 (s, 2 H), 8.07 (d, 1 H), 7.88 (dd, 1 H), 7.81 (d, 1 H), 7.27 (d, 1 H), 6.67 (d, 1 H), 3.73 - 3.89 (m, 4 H), 3.71 (s, 3 H), 3.59 (s, 3 H), 3.17 (s, 6 H), 3.06 - 3.15 (m, 4 H))。

実施例10.1 8−(2−ジメチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−1−[2−メトキシ−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、ジメチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミンおよび中間体Jを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.71分(方法A); M+H=526.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 10.69 (s, 1H; NH+), 9.11 (s, 1H), 8.46 (s, 2H), 8.17 (m, 1H), 8.03-8.02 (m, 1H), 7.90-7.89 (m, 1H), 7.37 (m, 1H), 6.79-6.77 (m, 1H), 4.57 (m, 2H), 3.74 (s, 3H), 3.61 (s, 3H), 3.59-3.55 (m, 2H), 3.40 (m, 2H), 3.18 (s, 6H), 3.15 (m, 2H), 2.85 (m, 3H))。

工程10.1.1 8−ブロモ−1−[2−メトキシ−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン 4−[5−(8−ブロモ−3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)−6−メトキシ−ピリジン−2−イル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(中間体I)(342mg;0.6mMol)をTFA(0.919mL;12mMol)に溶解し、RTで5分間維持した。 この溶液に、NaHCO を添加してpH8−9に調節し、水性溶液をEtOAcで抽出した。 合わせた有機層を水(2×)で洗浄し、溶媒を減圧下除去した。 粗生成物を一夜高真空で乾燥させた。 遊離アミンを無水DMF(10mL)に溶解し、0℃に冷却した。 NaH(79mg;1.8mMol)を添加し、混合物を、30分間、0℃で撹拌し続けた。 CH I(170mg;1.2mmol)を添加し、氷浴を外し、混合物を15分間撹拌した。 反応混合物をEtOAc(100mL)に溶解し、水(2×)で抽出した。 減圧下有機物の除去後、粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(DCM/MeOH;94/6で溶出)で精製した。 生成物含有フラクションを共に蒸発させて、高真空下で凍結乾燥させて、表題化合物を輝黄色固体として得た。 (HPLC: t R 3.38分(方法A); M+H=484.8 MS-ES)。

実施例10.2 1−[2−メトキシ−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ピリジン−3−イル]−3−メチル−8−(6−メチルアミノ−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−(boc−メチルアミノ)ピリジン−3−ボロン酸ピナコールエステルおよび中間体Jを使用して合成した。 Bocをインサイチュで除去し(0.5mLで5分間、RT)、粗生成物をTFA(0.5ml)に5分間溶解して精製した。


(HPLC: t

R 3.44分(方法A); M+H=511.1 MS-ES)。

実施例11.1 8−(6−エトキシ−ピリジン−3−イル)−1−(6−メトキシ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−エトキシピリジン−3−ボロン酸および中間体Kを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.67分(方法A); M+H=442.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.03 (s, 1H), 8.17 (m, 1H), 8.13-8.11 (m, 1H), 7.93-7.92 (m, 1H), 7.90-7.88 (m, 1H), 7.70-7.68 (m, 1H), 7.06 (m, 1H), 6.99-6.97 (m, 1H), 6.87-6.85 (m, 1H), 4.35-4.33 (m, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.63 (s, 3H), 2.21 (s, 3H), 1.34-1.32 (m, 3H))。

実施例11.2 1−(6−メトキシ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−8−(6−メチルアミノ−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−(boc−メチルアミノ)ピリジン−3−ボロン酸ピナコールエステルおよび中間体Kを使用して合成した。 Bocをインサイチュで除去し(1.0mLで5分間、RT)、粗生成物をTFA(0.5ml)に5分間溶解して精製した。


(HPLC: t

R 3.64分(方法A); M+H=427.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 12.58 (s, br, 1H) 8.99 (s, 1H), 8.07-8.04 (m, 2H), 7.95-7.92 (m, 1H), 7.85-7.84 (m, 1H), 7.40 (m, 1H) 7.01-6.98 (m, 2H), 6.52-6.51 (m, 1H), 4.02-4.01 (m, 3H), 3.63-3.62 (m, 3H), 2.81-2.80 (m, 3H), 2.21 (s, 3H))。

実施例11.3 1−(6−メトキシ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−8−(2−メチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−メチルアミノピリミジン−5−ボロン酸PEおよび中間体Kを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.90分(方法A); M+H=428.2 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.00 (s, 1H), 8.37 (m, 1H), 8.27 (m, 1H), 8.10-8.08 (m, 1H), 7.93-7.92 (m, 1H), 7.89-7.87 (m, 1H), 7.43-7.40 (m, 1H) 7.03 (m, 1H), 6.99-6.97 (m, 1H), 3.98 (s, 3H), 3.62 (s, 3H), 2.83-2.81 (m, 3H), 2.21 (s, 3H))。

実施例11.4 8−(2−ジメチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−1−(6−メトキシ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−ジメチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミンおよび中間体Kを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.26分(方法A); M+H=442.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.00 (s, 1H), 8.38 (s, 2H), 8.10-8.09 (m, 1H), 7.92-7.91 (m, 1H), 7.89-7.87 (m, 1H), 7.02 (s, 1H), 6.99-6.98 (m, 1H), 3.99 (s, 3H), 3.62 (s, 3H), 3.16 (s, 6H), 2.21 (s, 3H))。

実施例11.5 1−(6−メトキシ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−8−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−2−メトキシ−5−ピリジンボロン酸および中間体Kを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.45分(方法A); M+H=428.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.03 (s, 1H), 8.19 (m, 1H), 8.13-8.12 (m, 1H), 7.94-7.92 (m, 1H), 7.91-7.89 (m, 1H), 7.71-7.70 (m, 1H), 7.08 (m, 1H), 6.99-6.97 (m, 1H), 6.90-6.89 (m, 1H), 3.99 (s, 3H), 3.89 (s, 3H), 3.63 (s, 3H), 2.21 (s, 3H))。

実施例11.6 8−(6−アミノ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1−(6−メトキシ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキソボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンおよび中間体Kを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.217分(方法A); M+H=481.0 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.01 (s, 1H), 8.36 (m, 1H), 8.10-8.08 (m, 1H), 7.94-7.93 (m, 2H), 7.58-7.57 (m, 1H), 7.07 (m, 1H), 6.96-6.95 (m, 1H), 6.76 (s, br, 2H), 3.96 (s, 3H), 3.62 (s, 3H), 2.20 (s, 3H))。

実施例11.7 8−(5−エチルアミノ−6−メチル−ピリジン−3−イル)−1−(6−メトキシ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、エチル−[2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミンおよび中間体Kを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.825分(方法A); M+H=455.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.03 (s, 1H), 8.13-8.11 (m, 1H), 7.95-7.93 (m, 2H), 7.84 (m, 1H), 7.26 (m, 1H), 6.96-6.95 (m, 1H), 6.60 (s, 1H), 5.22 (m, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.62 (s, 3H), 3.04-3.03 (m, 2H), 2.32 (s, 3H), 2.22 (s, 3H), 1.26-1.23 (m, 3H))。

実施例11.8 8−(6−ヒドロキシメチル−5−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1−(6−メトキシ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、酢酸3−メトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステル(実施例7.10;工程7.10.1参照)および中間体Kを使用して合成した。 アセチル保護基を、インサイチュで、粗生成物をLiOH水溶液(1M、4当量)に溶解し、5分間、RTで撹拌し、溶媒を減圧下で除去することにより除去した。


(HPLC: t

R 3.792分(方法A); M+H=458.2 MS-ES;

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.06 (s, 1 H), 8.22 (d, 1 H), 8.17 (d, 1 H), 8.03 (dd, 1 H), 7.96 (d, 1 H), 7.28 (d, 1 H), 7.24 (d, 1 H), 6.99 (d, 1 H), 4.93 (t, 1 H), 4.55 (d, 2 H), 3.91 - 3.99 (m, 3 H), 3.85 (s, 3 H), 3.63 (s, 3 H), 2.23 (s, 3 H))。

実施例12.1 1−[6−(エチル−メチル−アミノ)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−8−(6−メチルアミノ−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−(boc−メチルアミノ)ピリジン−3−ボロン酸ピナコールエステルおよび中間体Lを使用して合成した。 Bocをインサイチュで除去し(1.0mLで5分間、RT)、粗生成物をTFA(0.5ml)に5分間溶解して精製した。


(HPLC: t

R 3.85分(方法B); M+H=454.2 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.93 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 8.03-8.02 (m, 1H), 7.84-7.83 (m, 1H), 7.62-7.60 (m, 1H), 7.36-7.35 (m, 1H), 7.15 (s, 1H), 6.76 (m, 1H), 6.73-6.72 (m, 1H), 6.44-6.43 (m, 1H), 3.74-3.72 (m, 1H), 3.64-3.62 (m, 1H), 3.60 (s, 3H), 3.11 (s, 3H), 2.79 (m, 3H), 2.07 (s, 3H), 1.18-1.16 (m, 3H))。

中間体L 8−ブロモ−1−[6−(エチル−メチル−アミノ)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン 表題化合物を、中間体A、工程A.1−A.4の記載に準ずる方法で、N −エチル−6,N −ジメチル−ピリジン−2,5−ジアミンを代わりに使用して製造した。

工程12.1.1 N −エチル−6,N −ジメチル−ピリジン−2,5−ジアミン

表題化合物を、エチル−メチル−(6−メチル−5−ニトロ−ピリジン−2−イル)−アミン(工程12.1.2)から、H

/Raney−NiをMeOH/THF 1:1で、RTで使用する触媒的水素化により製造した。


エチル−メチル−(6−メチル−5−ニトロ−ピリジン−2−イル)−アミン(工程12.1.2)(554mg)をMeOH/THF(各17.5mL)混合物に溶解し、H

/Raney−Ni(120mg)を使用する触媒的水素化に、19時間、RTで付した。 触媒を注意深く濾別し、MeOH/THFで洗浄し、溶媒(solent)を減圧下除去して、表題化合物を粗生成物として得た(505mg)。 生成物ををさらに精製せずに次工程に使用した。


表題化合物:(HPLC: t

R 3.28分(方法B); M+H=166.1 MS-ES)

工程12.1.2 エチル−メチル−(6−メチル−5−ニトロ−ピリジン−2−イル)−アミン

6−クロロ−3−ニトロ−2−ピコリン(Acros Organics)(500mg;2.84mMol)およびN−メチルエチルアミン(Aldrich)(1.132mL;12.78mMol)をCH

OH(7mL)に溶解し、40℃で1時間撹拌した。 反応混合物をEtOAcで希釈し、NaHCO

(飽和溶液)および塩水(1×)で洗浄した。 有機層を無水Na

SO

で乾燥させ、濾過後、溶媒を減圧下除去し、真空下(50℃)乾燥させて、642mgの粗生成物を黄色固体として得た。 生成物ををさらに精製せずに次工程に使用した。


表題化合物:(HPLC: t

R 6.85分(方法B); M+H=196.1 MS-ES)

実施例12.2 8−(5−エチルアミノ−6−メチル−ピリジン−3−イル)−1−[6−(エチル−メチル−アミノ)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、エチル−[2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミンおよび中間体Lを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.06分(方法B); M+H=482 MS-ES)。

実施例13.1 8−(6−エトキシ−ピリジン−3−イル)−1−[6−(2−メトキシ−エトキシ)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−エトキシピリジン−3−ボロン酸および中間体Mを使用して合成した。


(HPLC: t

R 5.70分(方法B); M+H=486.1 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.02 (s, 1H), 8.17 (m, 1H), 8.12-8.11 (m, 1H), 7.93-7.92 (m, 1H), 7.90-7.88 (m, 1H), 7.69-7.67 (m, 1H), 7.06 (s, 1H), 6.99-6.98 (m, 1H), 6.86-6.84 (m, 1H), 4.53-4.51 (m, 2H), 4.35-4.31 (m, 2H), 3.73 (m, 2H), 3.63 (s, 3H), 3.34 (s, 3H), 2.20 (s, 3H), 1.34-1.32 (m, 3H))。

中間体M 8−ブロモ−1−[6−(2−メトキシ−エトキシ)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン 表題化合物を、中間体Lについて記載する方法に準じて(実施例12.1.1参照)、6−(2−メトキシ−エトキシ)−2−メチル−3−ニトロ−ピリジンを代わりに使用して合成した。

工程13.1.1 6−(2−メトキシ−エトキシ)−2−メチル−3−ニトロ−ピリジン

6−クロロ−3−ニトロ−2−ピコリン(500mg、2.90mmol)を2−メトキシエタノール(20ml、254mmol)に溶解し、5分間、Ar下、モレキュラー・シーブを加えて撹拌した。 55−65%NaH油性(579mg、14.49mmol)を、明褐色溶液にrtでゆっくり添加した(注:強いH

発生および発熱!!!温度を水/氷浴で制御)。 黒色混合物を1.5時間、rt撹拌した。 水およびリン酸緩衝液(pH=7.0)を反応混合物(中性pH)に添加し、それを3回EtOAcで抽出した。 合わせた有機層を乾燥させ(Na

SO

)、濾過後、溶媒を減圧下除去した。 真空下(40℃)で乾燥後、表題化合物を明褐色固体として得て(151mg)、さらに精製せずに次工程に使用した。


表題化合物:(HPLC: t

R 6.46分(方法B); M+H=213.1 MS-ES)

実施例13.2 8−(6−アミノ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1−[6−(2−メトキシ−エトキシ)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3−トリフルオロ−メチル−ピリジン−2−イルアミンおよび中間体Mを使用して合成した。


(HPLC: t

R 5.07分(方法B); M+H=525.0 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.01 (s, 1H), 8.36-8.35 (m, 1H), 8.10-8.08 (m, 1H), 7.95-7.93 (m, 2H), 7.59 (s, 1H), 7.09 (s, 1H), 6.96-6.95 (m, 1H), 6.75 (s, br, 2H), 4.55-4.53 (m, 1H), 4.41-4.39 (m, 1H), 3.72-3.71 (m, 2H), 3.62 (s, 3H), 3.34 (s, 3H), 2.19 (s, 3H))。

実施例13.3 1−[6−(2−メトキシ−エトキシ)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−8−(6−メチルアミノ−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−(boc−メチルアミノ)ピリジン−3−ボロン酸ピナコールエステルおよび中間体Mを使用して合成した。 Bocをインサイチュで除去し(1.0mLで5分間、RT)、粗生成物をTFA(0.5ml)に5分間溶解して精製した。


(HPLC: t

R 4.23分(方法B); M+H=471.1 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.97 (s, 1H), 8.06-8.05 (m, 2H), 7.93-7.92 (m, 1H), 7.84-7.82 (m, 1H), 7.38-7.37 (m, 1H), 7.01-6.98 (m, 2H), 6.76 (m, 1H), 6.47-6.46 (m, 1H), 4.54-4.52 (m, 2H), 3.75-3.73 (m, 2H), 3.61 (s, 3H), 3.34 (s, 3H), 2.80-2.79 (m, 3H), 2.19 (s, 3H))。

実施例13.4 8−(5−エチルアミノ−6−メチル−ピリジン−3−イル)−1−[6−(2−メトキシ−エトキシ)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、エチル−[2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミンおよび中間体Mを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.49分(方法B); M+H=499 MS-ES)。

実施例13.5 1−[6−(2−メトキシ−エトキシ)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−8−(2−メチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、メチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミンおよび中間体Mを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.61分(方法B); M+H=472 MS-ES;

1 H NMR (400 MHz, d

6 -DMSO) δ ppm 8.98 (s, 1 H), 8.30 (br. s., 2 H), 8.07 (d, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.86 (s, 1 H), 7.33 (d, 1 H), 7.02 (s, 1 H), 6.96 (d, 1 H), 4.42 - 4.58 (m, 2 H), 3.65 - 3.78 (m, 2 H), 3.60 (s, 3 H), 3.31 (d, 3 H), 2.81 (d, 3 H), 2.18 (s, 3 H))。

実施例14.1 1−(2,6−ジメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−8−(6−メチルアミノ−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−(boc−メチルアミノ)ピリジン−3−ボロン酸ピナコールエステルおよび中間体Nを使用して合成した。 Bocをインサイチュで除去し(1.0mLで5分間、RT)、粗生成物をTFA(0.5ml)に5分間溶解して精製した。


(HPLC: t

R 3.41分(方法A); M+H=411.2 MS-ES)。

実施例14.2 1−(2,6−ジメチル−ピリジン−3−イル)−8−(6−エトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−エトキシピリジン−3−ボロン酸および中間体Nを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.03分(方法A); M+H=426.2 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.03 (s, 1H), 8.14 (m, 1H), 8.12-8.11 (m, 1H), 7.93-7.91 (m, 1H), 7.90-7.88 (m, 1H), 7.62-7.60 (m, 1H), 7.45-7.44 (m, 1H), 6.91 (m, 1H), 6.87-6.86 (m, 1H), 4.35-4.31 (m, 2H), 3.63 (s, 3H), 2.62 (s, 3H), 2.24 (s, 3H), 1.34-1.32 (m, 3H)。

実施例14.3 8−(2−ジメチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−1−(2,6−ジメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、ジメチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミンおよび中間体Nを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.73分(方法A); M+H=426.2 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.01 (s, 1H), 8.33 (s, 2H), 8.10-8.09 (m, 1H), 7.91-7.90 (m, 1H), 7.88-7.87 (m, 1H), 7.46-7.45 (m, 1H), 6.87 (m, 1H), 3.63 (s, 3H), 3.15 (s, 6H), 2.62 (s, 3H), 2.25 (s, 3H)。

実施例14.4 1−(2,6−ジメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−8−(2−メチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、メチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミンおよび中間体Nを使用して合成した。 Bocをインサイチュで除去し(1.0mLで5分間、RT)、粗生成物をTFA(0.5ml)に5分間溶解して精製した。


(HPLC: t

R 3.52分(方法A); M+H=412.2 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.01 (s, 1H), 8.33 (br, 1H), 8.10-8.08 (m, 1H), 7.92-7.91 (m, 1H), 7.88 (m, 1H), 7.87-7.86 (m, 1H), 7.46-7.43 (m, 1H), 7.42-7.40 (m, 1H), 6.88-6.87 (m, 1H), 3.62 (s, 3H), 2.83-2.82 (m, 3H), 2.62 (s, 3H), 2.24 (s, 3H)。

実施例14.5 8−(6−アミノ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1−(2,6−ジメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3−トリフルオロ−メチル−ピリジン−2−イルアミンおよび中間体Nを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.77分(方法A); M+H=465.1 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.01 (s, 1H), 8.35 (s, 1H), 8.10-8.08 (m, 1H), 7.95-7.94 (m, 2H), 7.50 (s, 1H), 7.43-7.42 (m, 1H), 6.93 (s, 1H), 6.76 (s, br, 2H), 3.63 (s, 3H), 2.59 (s, 3H), 2.23 (s, 3H)。

実施例14.6 1−(2,6−ジメチル−ピリジン−3−イル)−8−(5−エチルアミノ−6−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、エチル−[2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミンおよび中間体Nを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.533分(方法A); M+H=439.2 MS-ES;

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.04 (s, 1H), 8.13-8.11 (m, 1H), 7.94-7.91 (m, 2H), 7.78 (s, 1H), 7.43-7.42 (m, 1H), 7.13 (s, 1H), 6.58 (s, 1H), 5.24 (m, 1H), 3.63 (s, 3H), 3.09-3.06 (m, 2H), 2.58 (s, 3H), 2.31 (s, 3H), 2.25 (s, 3H), 1.26-1.24 (m, 3H)。

実施例14.7 1−(2,6−ジメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−8−(1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンおよび中間体Nを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.86分(方法A); M+H=435.2 MS-ES。

実施例14.8 1−(2,6−ジメチル−ピリジン−3−イル)−8−(5−イソプロピルアミノ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、イソプロピル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミンおよび中間体Nを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.59分(方法A); M+H=439.2 MS-ES)。

実施例15.1 8−(6−アミノ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1−{6−[(2−メトキシ−エチル)−メチル−アミノ]−2−メチル−ピリジン−3−イル}−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3−トリフルオロ−メチル−ピリジン−2−イルアミンおよび中間体Oを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.91分(方法A); M+H=538.0 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.98 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 8.08-8.07 (m, 1H), 7.94-7.92 (m, 1H), 7.64-7.63 (m, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.25 (s, 1H), 6.72 (s, br, 2H), 6.71-6.69 (m, 1H), 3.87-3.84 (m, 1H), 3.70-3.67 (m, 1H), 3.61 (s, 3H), 3.55-3.53 (m, 2H), 3.26 (s, 3H), 3.12 (s, 3H), 2.06 (s, 3H))。

工程15.1.1 中間体O 8−ブロモ−1−{6−[(2−メトキシ−エチル)−メチル−アミノ]−2−メチル−ピリジン−3−イル}−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン 表題化合物を、中間体A、工程A.1−A.4に記載する方法に準じて、N −(2−メトキシ−エチル)−6,N −ジメチル−ピリジン−2,5−ジアミンを代わりに使用して合成した(6−クロロ−2−メチル−3−ニトロピリジンおよび2−メトキシ−N−メチルエタナミンから合成;実施例12.1.1および12.1.2参照)。

実施例15.2 1−{6−[(2−メトキシ−エチル)−メチル−アミノ]−2−メチル−ピリジン−3−イル}−3−メチル−8−(2−メチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、メチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミンおよび中間体Oを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.67分(方法A); M+H=485.1 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.97 (s, 1H), 8.34 (s, br, 2H), 8.08-8.06 (m, 1H), 7.87-7.86 (m, 1H), 7.63-7.61 (m, 1H), 7.36-7.35 (m, 1H), 7.17 (m, 1H), 6.74-6.73 (m, 1H), 3.82-3.78 (m, 2H), 3.61 (s, 3H), 3.57-3.55 (m, 2H), 3.27 (s, 3H), 3.14 (s, 3H), 2.83-2.81 (m, 3H), 2.08 (s, 3H))。

実施例15.3 8−(6−エトキシ−ピリジン−3−イル)−1−{6−[(2−メトキシ−エチル)−メチル−アミノ]−2−メチル−ピリジン−3−イル}−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−エトキシピリジン−3−ボロン酸および中間体Oを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.25分(方法A); M+H=499.1 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.99 (s, 1H), 8.24-8.23 (m, 1H), 8.10-8.09 (m, 1H), 7.91-7.89 (m, 1H), 7.69-7.68 (m, 1H), 7.64-7.62 (m, 1H), 7.21 (s, 1H), 6.83-6.82 (m, 1H), 6.75-6.73 (m, 1H), 4.36-4.32 (m, 2H), 3.86-3.84 (m, 1H), 3.78-3.76 (m, 1H), 3.62 (s, 3H), 3.57-3.55 (m, 2H), 3.26 (s, 3H), 3.15 (s, 3H), 2.07 (s, 3H), 1.35-1.32 (m, 3H))。

実施例15.4 1−{6−[(2−メトキシ−エチル)−メチル−アミノ]−2−メチル−ピリジン−3−イル}−3−メチル−8−(6−メチルアミノ−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−(boc−メチルアミノ)ピリジン−3−ボロン酸ピナコールエステルおよび中間体Oを使用して合成した。 Bocをインサイチュで除去し(1.0mLで5分間、RT)、粗生成物をTFA(0.5ml)に5分間溶解して精製した。


(HPLC: t

R 3.533分(方法A); M+H=484.1 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.93 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 8.04-8.02 (m, 1H), 7.84-7.83 (m, 1H), 7.63-7.61 (m, 1H), 7.35 (m, 1H), 7.15 (s, 1H), 6.75-6.73 (m, 2H), 6.47-6.45 (m, 1H), 3.83 (m, 1H), 3.80 (m, 1H), 3.60 (s, 3H), 3.59-3.57 (m, 2H), 3.28 (s, 3H), 3.16 (s, 3H), 2.80-2.78 (s, 3H), 2.07 (s, 3H))。

実施例15.5 8−(2−ジメチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−1−{6−[(2−メトキシ−エチル)−メチル−アミノ]−2−メチル−ピリジン−3−イル}−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、ジメチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミンおよび中間体Oを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.933分(方法A); M+H=499.2 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.97 (s, 1H), 8.41 (s, 2H), 8.08-8.07 (m, 1H), 7.88-7.87 (m, 1H), 7.63-7.61 (m, 1H), 7.16-7.15 (m, 1H), 6.75-6.74 (m, 1H), 3.85 (m, 1H), 3.77-3.74 (m, 1H), 3.61 (s, 3H), 3.58-3.57 (m, 2H), 3.34 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 3.16 (s, 3H), 3.15 (s, 3H), 2.08 (s, 3H))。

実施例15.6 8−(5−エチルアミノ−6−メチル−ピリジン−3−イル)−1−{6−[(2−メトキシ−エチル)−メチル−アミノ]−2−メチル−ピリジン−3−イル}−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、エチル−[2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミンおよび中間体Oを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.675分(方法A); M+H=512.2 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.00 (s, 1H), 8.11-8.10 (m, 1H), 7.91-7.89 (m, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.63-7.62 (m, 1H), 7.44-7.43 (m, 1H), 6.71-6.68 (m, 2H), 5.24 (m, 1H), 3.84-3.82 (m, 1H), 3.74-3.72 (m, 1H), 3.61 (s, 3H), 3.54-3.52 (m, 2H), 3.26 (s, 3H), 3.11 (s, 3H), 3.08-3.05 (m, 2H), 2.31 (s, 3H), 2.08 (s, 3H), 1.23-1.20 (m, 3H))。

実施例15.7 1−{6−[(2−メトキシ−エチル)−メチル−アミノ]−2−メチル−ピリジン−3−イル}−3−メチル−8−(1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンおよび中間体Oを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.03分(方法A); M+H=508 MS-ES)。

実施例15.8 8−(5−アミノ−ピリジン−3−イル)−1−{6−[(2−メトキシ−エチル)−メチル−アミノ]−2−メチル−ピリジン−3−イル}−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−アミノピリジン−5−ボロン酸ピナコールエステルおよび中間体Oを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.517分(方法A); M+H=470.2 MS-ES)。

実施例15.9 8−(6−ヒドロキシメチル−5−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1−{6−[(2−メトキシ−エチル)−メチル−アミノ]−2−メチル−ピリジン−3−イル}−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、酢酸3−メトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステルおよび中間体Oを使用して合成した。 アセチル保護基を、インサイチュで、粗生成物をLiOH水溶液(1M、4当量)に溶解し、5分間、RTで撹拌し、溶媒を減圧下で除去することにより除去した。


(HPLC: t

R 3.625(方法B); M+H=515.2 MS-ES)。

実施例16.1 8−(6−アミノ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1−(6−フルオロ−4−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イルアミンおよび中間体Pを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.09分(方法A); M+H=469.1 MS-ES)。

実施例16.2 8−(5−エチルアミノ−6−メチル−ピリジン−3−イル)−1−(6−フルオロ−4−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、エチル−[2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミンおよび中間体Pを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.72分(方法A); M+H=443.2 MS-ES)。

実施例16.3 1−(6−フルオロ−4−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−8−(2−メチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、メチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミンおよび中間体Pを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.78分(方法A); M+H=416.1 MS-ES,

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 8.97 - 9.10 (m, 1 H), 8.47 - 8.58 (m, 1 H), 8.21 - 8.41 (m, 2 H), 8.11 (d, 1 H), 7.89 (dd, 1 H), 7.56 (s, 1 H), 7.42 (t, 1 H), 6.93 (d, 1 H), 3.60 - 3.71 (m, 3 H), 2.76 - 2.90 (m, 3 H), 2.20 (s, 3 H))。

実施例16.4 1−(6−フルオロ−4−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−8−(6−メチルアミノ−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−(boc−メチルアミノ)ピリジン−3−ボロン酸ピナコールエステルおよび中間体Pを使用して合成した。 Bocをインサイチュで除去し(1.0mLで5分間、RT)、粗生成物をTFA(0.5ml)に5分間溶解して精製した。


(HPLC: t

R 3.55分(方法A); M+H=415.1 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.01 (s, 1H), 8.53 (s, 1H), 8.09-8.08 (m, 1H), 8.01 (m, 1H), 7.86-7.84 (m, 1H), 7.57 (m, 1H), 7.41 (m, 1H), 6.92 (m, 1H), 6.53-6.52 (m, 1H), 3.63 (s, 3H), 3.57 (m, 1H), 2.81-2.80 (m, 3H), 2.20 (s, 3H)。

実施例16.5 1−(6−フルオロ−4−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−8−(1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンおよび中間体Pを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.20分(方法A); M+H=439.1 MS-ES)。

実施例17.1 8−(6−エトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(5−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−エトキシピリジン−3−ボロン酸および中間体Qを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.22分(方法A); M+H=412.1 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.03 (s, 1H), 8.72-8.71 (m, 2H), 8.18 (m, 1H), 8.13-8.12 (m, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.90-7.89 (m, 1H), 7.69-7.67 (m, 1H),7.17 (m, 1H), 6.87-6.86 (m, 1H), 4.34-4.31 (m, 2H), 3.62 (s, 3H), 2.46 (s, 3H), 1.34-1.31 (m, 3H))。

実施例17.2 3−メチル−8−(2−メチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−1−(5−メチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、メチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミンおよび中間体Qを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.61分(方法A); M+H=398.1 MS-ES)。

実施例18.1 1−(2−クロロ−6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−8−(5−エチルアミノ−6−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、エチル−[2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミンおよび中間体Rを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.92分(方法A); M+H=475.1 MS-ES)。

実施例18.2 1−(2−クロロ−6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−8−(2−メチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、メチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミンおよび中間体Rを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.03分(方法A); M+H=448.0 MS-ES)。

実施例18.3 1−(2−クロロ−6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−8−(2−ジメチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、(N−ジメチルアミノ)ピリミジン−3−ボロン酸ピナコールエステルおよび中間体Rを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.200分(方法A); M+H=439.1 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.02 (s, 1H), 8.41 (s, 2H), 8.28-8.27 (m, 1H), 8.12-8.11 (m, 1H), 7.91-7.89 (m, 1H), 7.26-7.24 (m, 1H), 7.05 (m, 1H), 4.02 (s, 3H), 3.63 (s, 3H), 3.16 (s, 6H))。

実施例19.1 1−(6−ジメチルアミノ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−8−(2−メチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−メチルアミノピリミジン−5−ボロン酸ピナコールエステルおよび中間体Sを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.525分(方法A); M+H=441.2 MS-ES)。

工程19.1.1 6,N ,N −トリメチル−ピリジン−2,5−ジアミン

ジメチル−(6−メチル−5−ニトロ−ピリジン−2−イル)−アミン(782mg;4.32mmol)(実施例104、工程104.1)のMeOH/THF=1:1(総量20ml)溶液に、Ra−Ni(400mg)を添加し、反応混合物をH

雰囲気下、rtで10時間撹拌した。 反応混合物を濾過し、数回MeOHで洗浄した。 濾液を蒸発乾固して、表題化合物を暗黄色粉末として得た(642mg;定量的)。 HPLC: t

R =3.075分(方法D); ESI-MS: [M+H]

+ 152.1(方法A)。

工程19.1.2 ジメチル−(6−メチル−5−ニトロ−ピリジン−2−イル)−アミン

6−メチル−5−ニトロピリジン−2−アミン(1.225g;8mmol)を無水DMF(15mL)に溶解し、0℃に冷却し、NaH(419mg;9.6mmol)で30分間処理した。 ヨウ化メチル(1136mg;8mmol)を添加し、氷浴を外し、反応をRTで2時間続けた。 EtOAc(100mL)添加後、副生成物として、メチル−(6−メチル−5−ニトロ−ピリジン−2−イル)−アミンが沈殿し、濾別した。 有機層を水(2×)で洗浄後、溶媒を蒸発乾固して、粗生成物を得た。 精製をシリカゲル(溶媒システム:CH

Cl

/MeOH=95:5)で行って、表題化合物を輝黄色固体として得た。 HPLC: t

R =4.992分(方法A); ESI-MS: [M+H]

+ 182.1。

実施例19.2 1−(6−ジメチルアミノ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−8−(6−メチル−5−メチルアミノ−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、メチル−[2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミン(実施例2.32;工程2.32.1参照)および中間体Sを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.525分(方法A); M+H=454.2 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.99 (s, 1H), 8.10-8.09 (m, 1H), 7.95 (m, 1H), 7.90 (m, 1H), 7.65-7.63 (m, 1H), 7.47 (m, 1H), 6.71-6.70 (m, 1H), 6.55 (m, 1H), 5.51-5.50 (m, 1H), 3.61 (s, 3H), 3.11 (s, 6H), 2.68-2.67 (m, 3H), 2.29 (s, 3H), 2.09 (s, 3H))。

実施例19.3 1−(6−ジメチルアミノ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−8−(6−エトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−エトキシピリジン−3−イルボロン酸および中間体Sを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.067分(方法A); M+H=455.2 MS-ES)。

実施例19.4 1−(6−ジメチルアミノ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−8−(6−ヒドロキシメチル−5−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、酢酸3−メトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステル(実施例7.10;工程7.10.1参照)および中間体Sを使用して合成した。 アセチル保護基を、インサイチュで、粗生成物をLiOH水溶液(1M、4当量)に溶解し、5分間、RTで撹拌し、溶媒を減圧下で除去することにより除去した。


(HPLC: t

R 3.450分(方法A); M+H=471.2 MS-ES)。

実施例19.5 8−(5−アミノ−ピリジン−3−イル)−1−(6−ジメチルアミノ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−アミノピリジン−5−ボロン酸ピナコールエステルおよび中間体Sを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.392分(方法A); M+H=426.2 MS-ES,

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.00 (s, 1 H), 8.11 (d, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.78 (dd, 1 H), 7.69 (d, 1 H), 7.65 (d, 1 H), 7.29 (d, 1 H), 6.99 (t, 1 H), 6.76 (d, 1 H), 5.42 (s, 2 H), 3.57 - 3.67 (m, 3 H), 3.05 - 3.18 (m, 6 H), 2.08 (s, 3 H))。

実施例20.1 N−{5−[8−(5−アミノ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]−6−メチル−ピリジン−2−イル}−2−メトキシ−アセトアミド

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−アミノピリジン−5−ボロン酸ピナコールエステルおよび中間体Tを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.592分(方法A); M+H=470.2 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 10.51 (s, 1H), 9.05 (s, 1H), 8.21-8.19 (m, 1H), 8.14-8.13 (m, 1H), 8.06-8.05 (m, 1H), 7.89 (m, 1H), 7.80-7.98 (m, 1H), 7.68 (m, 1H), 7.11 (s, 1H), 6.89 (s, 1H), 5.38 (s, 2H), 4.14 (s, 2H), 3.63 (s, 3H), 3.40 (s, 3H), 2.23 (s, 3H))。

工程20.1.1 N−(5−アミノ−6−メチル−ピリジン−2−イル)−2−メトキシ−アセトアミド

表題化合物を、2−メトキシ−N−(6−メチル−5−ニトロ−ピリジン−2−イル)−アセトアミドから、実施例19、工程19.1.1に記載の通り製造した。 (HPLC: t

R 3.367分(方法A); M+H=196.1 MS-ES。

工程20.1.2 2−メトキシ−N−(6−メチル−5−ニトロ−ピリジン−2−イル)−アセトアミド 6−メチル−5−ニトロピリジン−2−アミン(938mg;6.0mmol)をTHF(10mL)にRTで溶解し、CDI(1,1'−カルボニル−ジイミダゾール)を少しずつ添加し、5日間撹拌した。 減圧下溶媒除去後、粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(DCM/MeOH;98/2で溶出)で精製して、表題化合物を輝ベージュ色粉末として得た(320mg)。 (HPLC: t R 4.825分(方法A); M+H=226.1 MS-ES)。

実施例20.2 N−{5−[8−(6−エトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]−6−メチル−ピリジン−2−イル}−2−メトキシ−アセトアミド

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−エトキシピリジン−3−イルボロン酸および中間体Tを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.350分(方法A); M+H=499.2 MS-ES)。

実施例20.3 2−メトキシ−N−{6−メチル−5−[3−メチル−8−(2−メチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]−ピリジン−2−イル}−アセトアミド

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−メチルアミノピリミジン−5−ボロン酸ピナコールエステルおよび中間体Tを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.775分(方法A); M+H=485.2 MS-ES)。

実施例20.4 2−メトキシ−N−{6−メチル−5−[3−メチル−8−(6−メチルアミノ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]−ピリジン−2−イル}−アセトアミド

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−(N−BOC−メチルアミノ)ピリジン−3−ボロン酸ピナコールエステルおよび中間体Tを使用して合成した。 Bocをインサイチュで除去し(0.5mLで5分間、RT)、粗生成物をTFA(0.5ml)に5分間溶解して精製した。


(HPLC: t

R 3.600分(方法A); M+H=485.2 MS-ES)。

実施例20.5 N−{5−[8−(5−イソプロポキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]−6−メチル−ピリジン−2−イル}−2−メトキシ−アセトアミド

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−イソプロポキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジンおよび中間体Tを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.950分(方法A); M+H=513.2 MS-ES,

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 10.46 (s, 1 H), 9.08 (s, 1 H), 8.19 - 8.25 (m, 3 H), 8.16 (d, 1 H), 8.07 (d, 1 H), 7.98 (dd, 1 H), 7.19 - 7.29 (m, 2 H), 4.64 (s, 1 H), 4.13 (d, 2 H), 3.64 (s, 3 H), 3.40 (s, 3 H), 2.23 (s, 3 H), 1.28 (dd, 6 H))。

工程20.5.1 3−イソプロポキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン

表題化合物を、実施例2.27、工程2.27.1に記載する方法に準じて、3−ブロモ−5−イソプロポキシピリジン(工程20.5.2)を使用して合成して、表題化合物を褐色粘性固体として得た。 (HPLC: t

R 2.12分(方法A); M+H=264 MS-ES)。

工程20.5.2 3−ブロモ−5−イソプロポキシピリジン

3−ブロモ−5−ヒドロキシピリジン(Aldrich, Buchs, Switzerland、300mg;1.672mmol)、トリフェニルホスフィン(658mg、2.509mmol)およびイソプロパノール(0.154ml、2.007mmol)のTHF(8ml)中の混合物に、アルゴン下、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(0.518ml、2.509mmol)を滴下した。 RMをrtで15時間撹拌した。 RMをEtOAcで希釈し、有機層をNaHCO

(飽和溶液)および塩水(2×)で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。 残留物をシリカゲルに吸着させ、クロマトグラフィー(Combiflash;溶媒システム:ヘプタン/EtOAc 0%−100%)で精製して、表題化合物(330mg)を無色油状物として得た。 (HPLC: t

R 2.92分(方法C); M+H=216, 218 MS-ES)。

実施例21.1 8−(6−アミノ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−[2−メチル−6−(4−メチル−3−オキソ−ピペラジン−1−イル)−ピリジン−3−イル]−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イルアミンおよび中間体Uを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.582(方法B); M+H=563 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.98 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 8.09-8.07 (m, 1H), 7.95-7.94 (m, 1H), 7.76-7.75 (m, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.20 (s, 1H), 6.94-6.93 (m, 1H), 6.73 (m, 2H), 4.16 (m, 2H), 3.94-3.92 (m, 2H), 3.61 (s, 3H), 3.48-3.47 (m, 2H), 2.95 (s, 3H), 2.11 (s, 3H))。

工程21.1.1 4−(5−アミノ−6−メチル−ピリジン−2−イル)−1−メチル−ピペラジン−2−オン

表題化合物を、1−メチル−4−(6−メチル−5−ニトロ−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−2−オンから、実施例19、工程19.1.1に記載の通り製造した。 (HPLC: t

R 3.160分(方法B); M+H=221 MS-ES。

工程21.1.2 1−メチル−4−(6−メチル−5−ニトロ−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−2−オン

6−クロロ−3−ニトロ−2−ピコリン(500mg、2.84mmol)および1−メチル−ピペラジン−2−オンヒドロクロライド(535mg、3.55mmol)のジオキサン(15ml)中の混合物に、Cs

CO

(1215mg、3.69mmol)およびキサントホス(25.4mg、0.043mmol)を添加した。 混合物をアルゴンで5分間脱気し、Pd(OAc)

(6.37mg、0.028mmol)を添加した。 明褐色懸濁液を110℃に加熱し、18時間撹拌した。 反応混合物を濃縮し、EtOAc/NaHCO

水性飽和溶液で希釈した。 水性層を2回EtOAcで抽出した。 合わせた有機物を塩水で洗浄し、乾燥させ(Na

SO

)、濾過後、溶媒を減圧下除去し、粗生成物を高真空下(50℃)で乾燥させた。 精製をシリカゲルクロマトグラフィー(DCM/MeOH;99/1、次いで98/2)で行い、表題化合物をピンク色固体として得た(347mg)。 (HPLC: t

R 5.319分(方法B); M+H=251.2 MS-ES)

実施例22.1 8−(5−エトキシ−6−メトキシメチル−ピリジン−3−イル)−1−[6−(2−メトキシ−エトキシ)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−エトキシ−2−メトキシメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジンおよび中間体Vを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.869(方法B); M+H=530 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.06 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.17-8.15 (m, 1H), 8.00 (m, 1H), 7.97-7.95 (m, 1H), 7.26 (s, 2H), 6.99-6.98 (m, 1H), 4.50-4.46 (m, 4H), 4.3-4.1 (m, 2H), 3.71-3.69 (m, 2H), 3.63 (s, 3H), 3.33-3.30 (m, 6H), 2.21 (s, 3H), 1.42-1.40 (m, 3H))。

工程22.1.1 6−(2−メトキシ−エトキシ)−2−メチル−ピリジン−3−イルアミン

表題化合物を、6−(2−メトキシ−エトキシ)−2−メチル−3−ニトロ−ピリジンから、実施例19、工程19.1.1に記載の通り製造した。 (HPLC: t

R 3.377分(方法B); M+H=183.1 MS-ES。

工程22.1.2 6−(2−メトキシ−エトキシ)−2−メチル−3−ニトロ−ピリジン

6−クロロ−3−ニトロ−2−ピコリン(500mg、2.90mmol)を2−メトキシエタノール(20mL、254mmol)で希釈し、5分間、Ar下に撹拌した。 55−65%油性NaH(579mg、14.49mmol)を、15分間かけて、明褐色溶液に、RTでゆっくり少しずつ添加した(水/氷浴で温度の制御)。 反応混合物を45分間、0℃、次いで30分間、RTで撹拌した。 反応混合物を水/氷/リン酸緩衝液(pH=7.0)の混合物に添加した。 水性層を3回EtOAcで抽出した。 合わせた有機層を乾燥させ(Na

SO

)、濾過後、溶媒を減圧下除去し、粗生成物を高真空下(40/50℃)で乾燥させて、表題化合物(778mg)を褐色固体として得た。 生成物をさらに精製せずに次工程に使用した。 (HPLC: t

R 6.371分(方法B); M+H=213.1 MS-ES。

実施例22.2 8−(5−アゼチジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−1−[6−(2−メトキシ−エトキシ)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−アゼチジン−1−イル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジンおよび中間体Vを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.526(方法B); M+H=497 MS-ES)。

実施例22.3 1−[6−(2−メトキシ−エトキシ)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−8−(5−メトキシ−6−メトキシメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−メトキシ−2−メトキシメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジンおよび中間体Vを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.649(方法B); M+H=516 MS-ES)。

実施例23.1 1−(6−アゼチジン−1−イル−2−メチル−ピリジン−3−イル)−8−(5−アゼチジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−アゼチジン−1−イル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジンおよび中間体Wを使用して合成した。


(HPLC: tR 3.533(方法A); M+H=478.2 MS-ES)。

工程23.1.1 6−アゼチジン−1−イル−2−メチル−ピリジン−3−イルアミン

表題化合物を、6−アゼチジン−1−イル−2−メチル−3−ニトロ−ピリジンから、実施例19、工程19.1.1に記載の通り製造した。 (HPLC: t

R 3.208分(方法A); M+H=164.1 MS-ES。

工程23.1.2 6−アゼチジン−1−イル−2−メチル−3−ニトロ−ピリジン

6−クロロ−2−メチル−3−ニトロピリジン(690mg;4.0mmol)をMeOH(10mL)に溶解し、アゼチジン(283mg;4.8mmol)を添加し、混合物を24時間、40℃で撹拌した。 RTに冷却後、EtOAc(100mL)を添加し、有機層を水(2×)で抽出した。 有機層を減圧下溶媒除去して、表題化合物を輝ベージュ色粉末として得て、それをさらに精製せずに次工程に使用した(705mg)。 (HPLC: t

R 4.242分(方法A); M+H=194.1 MS-ES。

実施例23.2 1−(6−アゼチジン−1−イル−2−メチル−ピリジン−3−イル)−8−(5−イソプロポキシ−6−メトキシメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−イソプロポキシ−2−メトキシメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジンおよび中間体Wを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.783(方法A); M+H=525.2 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.03 (s, 1H), 8.17-8.14 (m, 3H), 8.01-8.00 (m, 1H). 7.67-7.66 (m, 1H), 7.36 (m, 3H), 6.45-6.44 (m, 1H), 4.68 (m, 1H), 4.48 (s, 2H), 4.06-4.01 (m, 4H), 3.62 (s, 3H), 2.38-2.37 (m, 2H), 2.08 (s, 3H), 1.35-1.32 (m, 6H))。

工程23.2.1 3−イソプロポキシ−2−メトキシメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン

表題化合物を、工程7.12.1に記載する方法に準じて、5−ブロモ−3−イソプロポキシ−2−メトキシメチル−ピリジン(工程23.2.2、0.142mmol)を使用して合成して、表題化合物を粗褐色油状物として得た。 (HPLC条件下で分解: t

R 2.40分(方法C); M+H=308 MS-ES)。

工程23.2.2 5−ブロモ−3−イソプロポキシ−2−メトキシメチル−ピリジン

(5−ブロモ−3−イソプロポキシ−ピリジン−2−イル)−メタノール(工程23.2.3、0.61mmol)のDMF(3ml)溶液に、55%油性NaH (0.688mmol)を添加した。 RMを30分間、rtで撹拌し、ヨードメタン(0.684mmol)を添加した。 RMを2.5時間、rtで撹拌し、MeOHでクエンチし、分取HPLCで精製した。 生成物含有フラクションを合わせ、NaHCO

で塩基性化し、濃縮し、ジクロロメタン(2×)で抽出した。 合わせた有機層を塩水で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発乾固して、表題化合物を黄色油状物として得た。 (HPLC: t

R 2.83分(方法C); M+H=260, 262 MS-ES)。

工程23.2.3 (5−ブロモ−3−イソプロポキシ−ピリジン−2−イル)−メタノール

5−ブロモ−3−イソプロポキシ−2−メチル−ピリジン1−オキシド(工程23.2.4、2.054mmol)のTHF(13ml)溶液に、トリフルオロ酢酸無水物(10.27mmol)を手かした。 RMを4時間、rtで撹拌した。 RMを蒸発乾固した。 残留物を飽和水性NaHCO

(20ml)で処理し、15時間、rtで撹拌し、EtOAc(2×)で抽出した。 合わせた有機層を塩水で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。 残留物をDMAに溶解し、分取HPLCで精製した。 生成物含有フラクションをNaHCO

で塩基性化し、濃縮し、ジクロロメタン(2×)で抽出する。 合わせた有機層を塩水で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させて、帯黄色のゆっくり結晶化する固体を得た。 (HPLC: t

R 2.21分(方法C); M+H=246, 248 MS-ES)。

工程23.2.4 5−ブロモ−3−イソプロポキシ−2−メチル−ピリジン1−オキシド

表題化合物を、工程2.31.3に記載する方法に準じて、5−ブロモ−3−イソプロポキシ−2−メチル−ピリジン(工程23.2.5、2.108mmol)を(5−ブロモ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−エチル−カルバミン酸tert−ブチルエステル(工程2.31.4)の代わりに使用して合成して、表題化合物をオレンジ色のゆっくり結晶化する固体として得た。 (HPLC: t

R 2.75分(方法C); M+H=246, 248 MS-ES)。

工程23.2.5 5−ブロモ−3−イソプロポキシ−2−メチル−ピリジン

5−ブロモ−2−メチル−ピリジン−3−イルアミン(工程2.28.6、400mg、2.13mmol)のイソプロパノール(33ml)溶液に、ジオキサン中4M HCl(0.535ml、2.13mmol)および亜硝酸イソアミル(1.25g、10.7mmol)を添加した。 反応混合物を80℃で2.5時間加熱し、蒸発乾固した。 残留物をEtOAcに溶解し、飽和水性NaHCO

で洗浄した。 水性層をEtOAcで抽出し、合わせた有機層をNa

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。 残留物をシリカゲルに乾燥充填し、MPLC(ヘプタン/EtOAc 0%〜30%)で精製して、表題化合物をオレンジ色油状物として得た(HPLC:t

2.47分(方法C);M+H=230、232 MS−ES)。

実施例23.3 1−(6−アゼチジン−1−イル−2−メチル−ピリジン−3−イル)−8−[5−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−プロパン−2−オールおよび中間体Wを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.425(方法A); M+H=481.2 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.03 (s, 1H), 8.72 (s, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.16-8.14 (m, 1H), 7.98-7.97 (m, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.67-7.65 (m, 1H), 7.36 (s, 1H), 6.42-6.41 (m, 1H), 5.29 (s, 1H), 4.06-4.03 (m, 4H), 3.62 (s, 3H), 2.38-2.36 (m, 2H), 2.06 (s, 3H), 1.51-1.50 (m, 6H))。

実施例23.4 1−(6−アゼチジン−1−イル−2−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−8−(6−メチルアミノ−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−(N−BOC−メチルアミノ)ピリジン−3−ボロン酸ピナコールエステルおよび中間体Wを使用して合成した。 Bocをインサイチュで除去し(0.5mLで5分間、RT)、粗生成物をTFA(0.5ml)に5分間溶解して精製した。


(HPLC: t

R 3.383(方法A); M+H=452.2 MS-ES)。

実施例23.5 1−(6−アゼチジン−1−イル−2−メチル−ピリジン−3−イル)−8−(5−エトキシ−6−メトキシメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−エトキシ−2−メトキシメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジンおよび中間体Wを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.700(方法A); M+H=511.2 MS-ES,

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.03 (s, 1 H), 8.21 (d, 1 H), 8.14 (d, 1 H), 8.01 (dd, 1 H), 7.67 (d, 1 H), 7.35 (d, 1 H), 7.31 (d, 1 H), 6.46 (d, 1 H), 4.50 (s, 2 H), 4.12 (dd, 2 H), 4.04 (ddd, 4 H), 3.62 (s, 3 H), 3.32 (s, 3 H), 2.39 (t, 2 H), 2.08 (s, 3 H), 1.44 (t, 3 H))。

実施例23.6 1−(6−アゼチジン−1−イル−2−メチル−ピリジン−3−イル)−8−(5−メトキシ−6−メトキシメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−メトキシ−2−メトキシメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジンおよび中間体Wを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.592(方法A); M+H=497.2 MS-ES)。

実施例23.7 1−(6−アゼチジン−1−イル−2−メチル−ピリジン−3−イル)−8−(6−エトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−エトキシピリジン−3−イルボロン酸および中間体Wを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.950(方法A); M+H=467.2 MS-ES)。

実施例23.8 1−(6−アゼチジン−1−イル−2−メチル−ピリジン−3−イル)−8−(5−エチルアミノ−6−ヒドロキシメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、酢酸3−(tert−ブトキシカルボニル−エチル−アミノ)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサ−ボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステルおよび中間体Wを使用して合成した。 アセチル保護基ならびにBOC保護基を、共に、インサイチュで、粗生成物をLiOH水溶液(1M、4当量)に溶解し、5分間、RTで撹拌し、溶媒を減圧下で除去することにより除去した。


(HPLC: t

R 3.450(方法A); M+H=496.2 MS-ES)。

実施例23.9 1−(6−アゼチジン−1−イル−2−メチル−ピリジン−3−イル)−8−(5−イソプロポキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−イソプロポキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジンおよび中間体Wを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.717(方法A); M+H=481.2 MS-ES)。

実施例24.1 1−[6−(3,3−ジフルオロ−アゼチジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−8−(2−メチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−メチルアミノピリミジン−5−ボロン酸ピナコールエステルおよび中間体Xを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.68(方法B); M+H=489.2 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.98 (s, 1H), 8.34 (s, 2H), 8.09-8.07 (m, 1H), 7.88-7.86 (m, 1H), 7.81-7.80 (m, 1H), 7.38-7.37 (m, 1H), 7.08 (s, 1H), 6.73-6.71 (m, 1H), 4.54-4.50 (m, 4H), 3.61 (s, 3H), 2.83 (m, 3H), 2.14 (s, 3H))。

工程24.1.1 6−(3,3−ジフルオロ−アゼチジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イルアミン

表題化合物を、6−(3,3−ジフルオロ−アゼチジン−1−イル)−2−メチル−3−ニトロ−ピリジンから、実施例19、工程19.1.1に記載の通り製造した. (HPLC: t

R 3.517分(方法B); M+H=200.1 MS-ES. )

工程24.1.2 6−(3,3−ジフルオロ−アゼチジン−1−イル)−2−メチル−3−ニトロ−ピリジン

6−クロロ−2−メチル−3−ニトロピリジン(1g、5.79mmol)および3,3−ジフルオロアゼチジン塩酸塩(0.948g、6.95mmol)をMeOH(15ml)に溶解し、TEA(1.22mL;8.69mMol)を添加し、40℃で2時間、次いで60℃で17時間撹拌した。 RTで、K

CO

(0.801g、5.79mmol)を添加し、3,3−ジフルオロアゼチジン塩酸塩(0.395g、2.9mmol)を添加し、溶液を60℃で16時間撹拌した。 反応混合物をEtOAcで希釈し、NaHCO

水性飽和溶液および塩水で洗浄した。 合わせた有機層を乾燥させ(Na

SO

)、濾過後、溶媒を減圧下除去し、粗生成物を高真空下(50℃)で乾燥させて、表題化合物(1.256g)を褐色固体として得た。 生成物をさらに精製せずに次工程に使用した。 (HPLC: t

R 6.468分(方法B); M+H=230 MS-ES. )

実施例24.2 1−[6−(3,3−ジフルオロ−アゼチジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−8−[5−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−プロパン−2−オールおよび中間体Xを使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.345(方法B); M+H=517.2 MS-ES)。

実施例24.3 1−[6−(3,3−ジフルオロ−アゼチジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−8−(5−エチルアミノ−6−ヒドロキシメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、酢酸3−(tert−ブトキシカルボニル−エチル−アミノ)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサ−ボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステルおよび中間体Xを使用して合成した。 アセチル保護基ならびにBOC保護基を、共に、インサイチュで、粗生成物をLiOH水溶液(1M、4当量)に溶解し、5分間、RTで撹拌し、溶媒を減圧下で除去することにより除去した。


(HPLC: t

R 4.471(方法B); M+H=532 MS-ES)。

実施例24.4 1−[6−(3,3−ジフルオロ−アゼチジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−8−(6−ヒドロキシメチル−5−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、酢酸3−メトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステルおよび中間体Xを使用して合成した。 アセチル保護基を、インサイチュで、粗生成物をLiOH水溶液(1M、4当量)に溶解し、5分間、RTで撹拌し、溶媒を減圧下で除去することにより除去した。


(HPLC: t

R 4.369(方法B); M+H=519.2 MS-ES,

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.04 (s, 1 H), 8.23 (d, 1 H), 8.16 (d, 1 H), 8.03 (dd, 1 H), 7.83 (d, 1 H), 7.35 (d, 1 H), 7.24 (s, 1 H), 6.70 (d, 1 H), 4.90 (t, 1 H), 4.41 - 4.60 (m, 6 H), 3.87 (s, 3 H), 3.62 (s, 3 H), 2.15 (s, 3 H))。

実施例25.1 3−メチル−8−(6−メチルアミノ−ピリジン−3−イル)−1−(2−メチル−6−ピロリジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−(N−BOC−メチルアミノ)ピリジン−3−ボロン酸ピナコールエステルおよび中間体Yを使用して合成した。 Bocをインサイチュで除去し(0.5mLで5分間、RT)、粗生成物をTFA(0.5ml)に5分間溶解して精製した。


(HPLC: t

R 3.483(方法A); M+H=466.2 MS-ES)。

工程25.1.1 2−メチル−6−ピロリジン−1−イル−ピリジン−3−イルアミン

表題化合物を、6−クロロ−2−メチル−3−ニトロピリジンを、実施例23、工程23.1.1および23.1.2に記載の通り、ピロリジンをアジリジンの代わりに使用して製造した。 (HPLC: t

R 3.292分(方法A); M+H=178.1 MS-ES。

実施例25.2 8−(5−エトキシ−6−メトキシメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(2−メチル−6−ピロリジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−エトキシ−2−メトキシメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジンおよび中間体Yを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.775(方法A); M+H=525.2 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.03 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.15-8.14 (m, 1H), 8.01-7.99 (m, 1H), 7.64-7.63 (m, 1H), 7.43 (m, 1H), 7.31 (m, 1H), 6.55-6.53 (m, 1H), 4.48 (s, 2H), 4.09-4.06 (m, 2H), 3.62 (s, 3H), 3.47-3.46 (m, 4H), 3.31 (s, 3H), 2.08 (s, 3H), 2.00-1.99 (m, 4H), 1.39-1.36 (m, 3H))。

実施例25.3 8−[5−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1−(2−メチル−6−ピロリジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−プロパン−2−オールおよび中間体Yを使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.533(方法A); M+H=495.2 MS-ES;

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.02 (s, 1 H), 8.70 (s, 1 H), 8.61 (s, 1 H), 8.15 (d, 1 H), 7.99 (dd, 1 H), 7.57 - 7.72 (m, 2 H), 7.46 (s, 1 H), 6.51 (d, 1 H), 5.26 (s, 1 H), 3.62 (s, 3 H), 3.46 (br. s., 4 H), 2.06 (s, 3 H), 1.99 (br. s., 4 H), 1.42 (d, 6 H))。

実施例25.4 8−(6−ヒドロキシメチル−5−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(2−メチル−6−ピロリジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、酢酸3−メトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステルおよび中間体Yを使用して合成した。 アセチル保護基を、インサイチュで、粗生成物をLiOH水溶液(1M、4当量)に溶解し、5分間、RTで撹拌し、溶媒を減圧下で除去することにより除去した。


(HPLC: t

R 3.475(方法A); M+H=497.2 MS-ES)。

実施例25.5 8−(5−エチルアミノ−6−ヒドロキシメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(2−メチル−6−ピロリジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、酢酸3−(tert−ブトキシカルボニル−エチル−アミノ)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサ−ボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステルおよび中間体Yを使用して合成した。 アセチル保護基ならびにBOC保護基を、共に、インサイチュで、粗生成物をLiOH水溶液(1M、4当量)に溶解し、5分間、RTで撹拌し、溶媒を減圧下で除去することにより除去した。


(HPLC: t

R 3.533(方法A); M+H=510.4 MS-ES)。

実施例26.1 8−(6−アミノ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1−{6−[(2−ヒドロキシ−エチル)−メチル−アミノ]−2−メチル−ピリジン−3−イル}−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イルアミンおよび中間体Z1を使用して合成した。 シリル保護基を以下に記載の通り除去した。


(HPLC: t

R 4.174(方法B); M+H=524 MS-ES)。

シリル保護基の除去:

1 (8−(6−アミノ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1−(6−{[2−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−エチル]−メチル−アミノ}−2−メチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン(107mg、0.098mmol)を乾燥THF(1ml)で希釈した。溶液をArで脱気し、THF中TBAF 1M(0.098ml、0.098mmol)を添加した。褐色溶液を1時間、rtでAr下撹拌した。溶媒を減圧下除去し、真空下(40℃)乾燥させた。精製をシリカゲルクロマトグラフィー(DCM/MeOH;99/1、次いで97/3で溶出)で行い、表題化合物を白色固体として得た(1.28g)。(HPLC: t

R 4.174分(方法B); M+H=524.2 MS-ES))。

工程26.1.1 N −[2−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−エチル]−6,N −ジメチル−ピリジン−2,5−ジアミン

表題化合物を、[2−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−エチル]−メチル−(6−メチル−5−ニトロ−ピリジン−2−イル)−アミンから、実施例19、工程19.1.1に記載の通り製造した。 (HPLC: t

R 6.869分(方法B); M+H=420.3 MS-ES)。

工程26.1.2 [2−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−エチル]−メチル−(6−メチル−5−ニトロ−ピリジン−2−イル)−アミン

表題化合物を、6−クロロ−2−メチル−3−ニトロピリジンおよび[2−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−エチル]−メチル−アミンから、実施例24、工程14.1.2に記載の通り合成した。 (HPLC: t

R 6.403分(方法B); M+H=450 MS-ES)。

工程26.1.3 [2−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−エチル]−メチル−アミン

予めアルゴンで脱気した2−(メチルアミノ)エタノール(1ml、12.25mmol)およびイミダゾール(2.085g、30.6mmol)の乾燥DMF(35ml)無色溶液に、予めアルゴンで脱気したtert−ブチルジフェニルクロロシラン(3.88ml、14.70mmol)の乾燥DMF(15ml)の無色溶液をゆっくり滴下した。 無色溶液を24時間撹拌し、氷/水に注いだ。 この水性層を2回CH

Cl

で抽出した。 合わせた有機物を塩水で洗浄し、乾燥させ(Na

SO

)、濾過後、溶媒を減圧下除去し、粗生成物を高真空下(50℃)で乾燥させた。 精製をシリカゲルクロマトグラフィー(CH

Cl

/MeOH/NH

95:5:0.5 DCM+MeOH 95:5+0.5%NH

で溶出)で行い、表題化合物を黄色油状物として得た(1.28g)。 (HPLC: t

R 6.609分(方法B); M+H=314.2 MS-ES)。

実施例26.2 1−{6−[(2−ヒドロキシ−エチル)−メチル−アミノ]−2−メチル−ピリジン−3−イル}−3−メチル−8−(2−メチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−メチルアミノピリミジン−5−ボロン酸ピナコールエステルおよび中間体Z1を使用して合成した。 シリル保護基を実施例26.1に記載の通り最後の工程として除去した。


(HPLC: t

R 3.855(方法B); M+H=471.2 MS-ES;

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 8.96 (s, 1 H), 8.35 (br. s., 2 H), 8.07 (d, 1 H), 7.88 (dd, 1 H), 7.61 (d, 1 H), 7.40 (d, 1 H), 7.17 (d, 1 H), 6.73 (d, 1 H), 4.78 (t, 1 H), 3.63 - 3.77 (m, 4 H), 3.61 (s, 3 H), 3.10 - 3.21 (m, 3 H), 2.74 - 2.87 (m, 3 H), 2.07 (s, 3 H))。

実施例26.3 8−(5−エチルアミノ−6−ヒドロキシメチル−ピリジン−3−イル)−1−{6−[(2−ヒドロキシ−エチル)−メチル−アミノ]−2−メチル−ピリジン−3−イル}−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、酢酸3−(tert−ブトキシカルボニル−エチル−アミノ)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサ−ボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステルおよび中間体Z1を使用して合成した。 アセチル保護基ならびにBOC保護基を、共に、インサイチュで、粗生成物をLiOH水溶液(1M、4当量)に溶解し、5分間、RTで撹拌し、溶媒を減圧下で除去することにより除去した。 シリル保護基を実施例26.1に記載の通り最後の工程として除去した。


(HPLC: t

R 3.807(方法B); M+H=514.2 MS-ES)。

実施例27.1 1−[6−(3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−8−(5−イソプロポキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−イソプロポキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジンおよび中間体Z2を使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.650(方法A); M+H=511.2 MS-ES;

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.03 (s, 1 H), 8.23 (br. s., 2 H), 8.14 (d, 1 H), 7.97 (d, 1 H), 7.64 (dd, 1 H), 7.45 (s, 1 H), 7.30 (br. s., 1 H), 6.52 (d, 1 H), 5.04 (dd, 1 H), 4.63 - 4.77 (m, 1 H), 4.43 (br. s., 1 H), 3.47 - 3.66 (m, 7 H), 2.00 - 2.12 (m, 5 H), 1.22 - 1.31 (m, 6 H))。

工程27.1.1 1−(5−アミノ−6−メチル−ピリジン−2−イル)−ピロリジン−3−オール

表題化合物を、6−クロロ−2−メチル−3−ニトロピリジンを、実施例23、工程23.1.1および23.1.2に記載の通り、ピロリジン−3−オールをアジリジンの代わりに使用して合成した。 (HPLC: t

R 3.042分(方法A); M+H=194.1 MS-ES)。

実施例27.2 1−[6−(3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−8−(2−メチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−メチルアミノピリミジン−5−ボロン酸ピナコールエステルおよび中間体Z2を使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.492(方法A); M+H=483.2 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.96 (s, 1H), 8.35 (s, br, 2H), 8.07-8.06 (m, 1H), 7.87-7.85 (m, 1H), 7.62-7.60 (m, 1H), 7.37-7.36 (m, 1H), 7.18 (m, 1H), 6.54-6.53 (m, 1H), 5.04-5.02 (m, 1H), 4.45 (s, 1H), 3.63-3.56および3.37-3.30 (m, 7H), 2.83-2.82 (m, 3H), 2.07 (s, 3H), 2.11-1.96 (m, 2H))。

実施例27.3 8−(6−アミノ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1−[6−(3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イルアミンおよび中間体Z2を使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.725(方法A); M+H=536.2 MS-ES)。

実施例27.4 8−(6−エトキシ−ピリジン−3−イル)−1−[6−(3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、6−エトキシピリジン−3−イルボロン酸および中間体Z2を使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.900(方法A); M+H=497.2 MS-ES)。

実施例27.5 8−[5−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−ピリジン−3−イル]−1−[6−(3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−プロパン−2−オールおよび中間体Z2を使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.425(方法A); M+H=511.2 MS-ES,

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.03 (s, 1 H), 8.69 (t, 1 H), 8.61 (t, 1 H), 8.07 - 8.20 (m, 2 H), 7.99 (dd, 1 H), 7.66 - 7.77 (m, 1 H), 7.64 (dd, 1 H), 7.48 (s, 1 H), 6.51 (dd, 1 H), 5.26 (s, 1 H), 5.10 (s, 1H), 4.44 (br. s., 1 H), 3.55- 3.63 (m, 7 H), 1.8-2.2 (m, 5 H), 1.43 (s, 3 H), 1.42 (s, 3 H))。

実施例28.1 8−[5−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−ピリジン−3−イル]−1−[6−(3−メトキシ−ピロリジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−プロパン−2−オールおよび中間体Z3を使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.542(方法A); M+H=525.2 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.03 (s, 1H), 8.70 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 8.16-8.15 (m, 1H), 8.00 (m, 1H), 7.68-7.65 (m, 2H), 7.47 (m, 1H), 6.54-6.52 (m, 1H), 5.24 (m, 1H), 4.12 (s, 1H), 3.62 (s, 3H), 3.62-3.55 (m, 4H), 3.30 (s, 3H), 2.11-2.08 (m, 2H), 2.08 (s, 3H), 1.43-1.42 (m, 6H))。

中間体Z3は、中間体Z2の合成の最終段階の副生成物であり、ヨウ化メチルでアルキル化した(中間体A参照)。 (HPLC: t R 3.833(方法A); M+H=468.1 MS-ES)。

実施例28.2 1−[6−(3−メトキシ−ピロリジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−8−(2−メチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−メチルアミノピリミジン−5−ボロン酸ピナコールエステルおよび中間体Z3を使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.650(方法A); M+H=497.2 MS-ES)。

実施例28.3 8−(6−ヒドロキシメチル−5−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1−[6−(3−メトキシ−ピロリジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、酢酸3−メトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステルおよび中間体Z3を使用して合成した。 アセチル保護基を、インサイチュで、粗生成物をLiOH水溶液(1M、4当量)に溶解し、5分間、RTで撹拌し、溶媒を減圧下で除去することにより除去した。


(HPLC: t

R 3.508(方法A); M+H=527.2 MS-ES)。

実施例29.1 1−[6−(3−ヒドロキシ−アゼチジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−8−[5−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−プロパン−2−オールおよび中間体Z4を使用して合成した。 シリル保護基を実施例26.1に記載の通り除去した。


(HPLC: t

R 3.53(方法B); M+H=497 MS-ES,

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.03 (s, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.53 (s, 1H), 8.16-8.14 (m, 1H), 7.99-7.97 (m, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.68-7.66 (m, 1H), 7.37 (m, 1H), 6.46-6.44 (m, 1H), 5.81-5.80 (m, 1H), 5.30 (s, 1H), 4.63-4.62 (m, 1H), 4.26-4.23 (m, 2H), 3.82-3.78 (m, 2H), 3.62 (s, 3H), 2.08 (s, 3H), 1.49 (s,s, 6H))。

工程29.1.1 6−[3−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−アゼチジン−1−イル]−2−メチル−ピリジン−3−イルアミン

表題化合物を、実施例26.1、工程261.1−26.1.3に記載の通り、3−ヒドロキシアゼチジンヒドロクロライドを2−(メチルアミノ)エタノールの代わりに使用して製造した。 (HPLC: t

R 7.057(方法B); M+H=218.3 MS-ES)。

実施例29.2 8−(5−エチルアミノ−6−ヒドロキシメチル−ピリジン−3−イル)−1−[6−(3−ヒドロキシ−アゼチジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、酢酸3−(tert−ブトキシカルボニル−エチル−アミノ)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサ−ボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステルおよび中間体Z4を使用して合成した。 アセチル保護基ならびにBOC保護基を、共に、インサイチュで、粗生成物をLiOH水溶液(1M、4当量)に溶解し、5分間、RTで撹拌し、溶媒を減圧下で除去することにより除去した。 シリル保護基を実施例26.1に記載の通り除去した。


(HPLC: t

R 3.671(方法B); M+H=512.2 MS-ES,

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.01 (s, 1 H), 8.11 (d, 1 H), 7.93 (d, 1 H), 7.84 (s, 1 H), 7.66 (d, 1 H), 7.38 (s, 1 H), 6.78 (s, 1 H), 6.47 (d, 1 H), 5.72 - 5.86 (m, 1 H), 5.46 - 5.56 (m, 1 H), 5.34 (t, 1 H), 4.64 (d, 1 H), 4.57 (d, 2 H), 4.27 (br. s., 1 H), 4.23 (br. s., 1 H), 3.68 - 3.88 (m, 2 H), 3.61 (s, 3 H), 3.12 (dd, 2 H), 2.08 (s, 3 H), 1.16 - 1.35 (m, 3 H))。

実施例29.3 8−(5−フルオロ−6−メチルアミノ−ピリジン−3−イル)−1−[6−(3−ヒドロキシ−アゼチジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、[3−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イル]−メチル−アミンおよび中間体Z4を使用して合成した。 シリル保護基を実施例26.1に記載の通り除去した。


(HPLC: t

R 3.691(方法B); M+H=486.3 MS-ES)。

実施例29.4 1−[6−(3−ヒドロキシ−アゼチジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−8−(6−メチルアミノ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、メチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル]−アミンおよび中間体Z4を使用して合成した。 シリル保護基を実施例26.1に記載の通り除去した。


(HPLC: t

R 4.203(方法B); M+H=536.3 MS-ES,

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 8.97 (s, 1 H), 8.46 (d, 1 H), 8.07 (d, 1 H), 7.93 (dd, 1 H), 7.63 - 7.72 (m, 2 H), 7.20 (s, 1 H), 6.80 (d, 1 H), 6.44 (d, 1 H), 5.71 - 5.82 (m, 1 H), 4.62 (d, 1 H), 4.24 (dt, 2 H), 3.81 (dd, 2 H), 3.60 (s, 3 H), 2.93 (d, 3 H), 2.06 (s, 3 H))。

実施例29.5 1−[6−(3−ヒドロキシ−アゼチジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−8−(6−ヒドロキシメチル−5−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、酢酸3−メトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステルおよび中間体Z4を使用して合成した。 アセチル保護基を、インサイチュで、粗生成物をLiOH水溶液(1M、4当量)に溶解し、5分間、RTで撹拌し、溶媒を減圧下で除去することにより除去した。 シリル保護基を実施例26.1に記載の通り除去した。


(HPLC: t

R 3.534(方法B); M+H=499.3 MS-ES,

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.03 (s, 1 H), 8.24 (s, 1 H), 8.15 (d, 1 H), 8.03 (dd, 1 H), 7.67 (d, 1 H), 7.39 (s, 1 H), 7.25 (s, 1 H), 6.48 (d, 1 H), 5.78 (d, 1 H), 4.93 (t, 1 H), 4.65 (d, 1 H), 4.56 (d, 2 H), 4.15 - 4.32 (m, 2 H), 3.88 (s, 3 H), 3.70 - 3.85 (m, 2 H), 3.62 (s, 3 H), 2.09 (s, 3 H))。

実施例29.6 8−(2,4−ジメトキシ−ピリミジン−5−イル)−1−[6−(3−ヒドロキシ−アゼチジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2,4−ジメトキシ−ピリミジン−5−ボロン酸および中間体Z4を使用して合成した。 シリル保護基を実施例26.1に記載の通り除去した。


(HPLC: t

R 4.046(方法B); M+H=500.3 MS-ES,

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.00 (s, 1 H), 8.36 (s, 1 H), 8.08 (d, 1 H), 7.76 (dd, 1 H), 7.59 (d, 1 H), 7.45 (d, 1 H), 6.44 (d, 1 H), 5.74 (d, 1 H), 4.62 (d, 1 H), 4.16 - 4.32 (m, 2 H), 3.94 (s, 3 H), 3.86 (s, 3 H), 3.69 - 3.83 (m, 2 H), 3.54 - 3.65 (m, 3 H), 2.06 (s, 3 H))。

実施例29.7 8−(2−エチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−1−[6−(3−ヒドロキシ−アゼチジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、idおよび中間体Z4を使用して合成した。 シリル保護基を実施例26.1に記載の通り除去した。


(HPLC: t

R 3.897(方法B); M+H=483.3 MS-ES,

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 8.96 (s, 1 H), 8.34 (br. s., 2 H), 8.07 (d, 1 H), 7.87 (d, 1 H), 7.65 (d, 1 H), 7.46 (t, 1 H), 7.14 (s, 1 H), 6.48 (d, 1 H), 5.74 (d, 1 H), 4.64 (d, 1 H), 4.26 (t, 2 H), 3.72 - 3.91 (m, 2 H), 3.60 (s, 3 H), 3.32 (d, 2 H), 2.07 (s, 3 H), 1.13 (t, 3 H))。

実施例30.1 1−(6−アミノ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−8−(6−ヒドロキシメチル−5−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、酢酸3−メトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステルおよび中間体Tを使用して合成した。 アセチル保護基を、インサイチュで、粗生成物をLiOH水溶液(1M、4当量)に溶解し、5分間、RTで撹拌し、溶媒を減圧下で除去することにより除去した。

N−[5−(8−ブロモ−3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)−6−メチル−ピリジン−2−イル]−2−メトキシ−アセトアミド(中間体T)(36.5mg;0.08mmol)をDMF(5mL)に溶解し、酢酸3−メトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステル(49.1mg;0.160mmol)、PdCl (PPh ) (4.49mg;6.4μmol)および炭酸カリウム(0.32mL;H O中1M溶液;0.32mmol)を添加し、混合物を100℃で2時間撹拌した。 さらに酢酸3−メトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステル(49.1mg;0.160mmol)、PdCl (PPh ) (4.49mg;6.4μmol)および炭酸カリウム(0.32mL;H O中1M溶液;0.32mmol)を添加し、混合物をさらに1時間、100℃で撹拌して完了させた。 RTに冷却後、EtOAc(50mL)を添加し、混合物を水(2×)で抽出した。 有機層を減圧下溶媒除去して、まだアセチル化された中間体を得た。 残留物をLiOH(mL)溶液に溶解し、5分間、RTに維持した。 溶媒除去後、精製をシリカゲルクロマトグラフィー(DCM/MeOH;92/8で溶出)で行い、表題化合物を輝ベージュ色粉末として得た(11mg)。 (HPLC: t R 3.342分(方法A); M+H=443.2 MS-ES) 1 H-NMR (d 6 -DMSO, 600 MHz) 9.02 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 8.15-8.14 (m, 1H), 8.03-8.01 (m, 1H), 7.52-7.49 (m, 2H), 7.27-7.26 (m, 1H), 6.51-6.50 (m, 1H), 6.47 (s, 2H), 4.94-4.93 (m, 1H), 4.57-4.56 (m, 2H), 3.90 (s, 3H), 3.61 (s, 3H), 2.01 (3H))。

実施例31.1 8−(5−フルオロ−6−メチルアミノ−ピリジン−3−イル)−1−[6−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、[3−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イル]−メチル−アミンおよび中間体Z5を使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.345分(方法B); M+H=517.2 MS-ES)

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.99 (s, 1H), 8.07-8.05 (m, 1H), 7.97 (m, 1H), 7.87 (m, 2H), 7.80-7.79 (m, 1H), 7.20-7.18 (m, 1H), 6.91-6.90 (m, 1H), 6.87-6.86 (m, 1H), 5.41 (s, 1H), 3.63 (s, 3H), 2.84 (m, 3H), 2.28 (s, 3H), 1.58 (s, 3H), 1.56 (s, 3H))。

工程31.1.1 2−(5−アミノ−6−メチル−ピリジン−2−イル)−プロパン−2−オール

6−ブロモ−2−メチル−3−(2,2,5,5−テトラメチル−[1,2,5]アザジシロリジン−1−イル)−ピリジン(574mg、1.743mmol)を乾燥THF(10ml)に溶解した。 溶液を−78℃に冷却し、n−BuLi(2.396ml、3.83mmol)を、温度を約−78℃に維持しながらゆっくり添加した(溶液は黄色となった)。 黄色溶液を1.5時間、−78℃で撹拌した。 アセトン(0.256ml、3.49mmol)を添加し、黄色溶液を1時間、−78℃で撹拌した。 黄色反応溶液を、水(10mL)で、−78℃でゆっくりクエンチした。 乾燥氷/アセトン欲を除去し、反応混合物をrtに戻した(一夜)。 HCl1M水性(〜7mL)を添加した(酸性pH)。 混合物を15分間、RTで撹拌した。 ジエチルエーテルを混合物に添加し、両方の相を分離した。 有機層を2回水で洗浄し、各水性相を2回ジエチルエーテルで逆抽出した。 合わせた水性層を塩基性化し(NaHCO

水性飽和溶液)、ジクロロメタン(3×)で抽出した。 合わせた有機物を塩水で洗浄し、乾燥させ(Na

SO

)、濾過後、溶媒を減圧下除去し、粗生成物を真空下(50℃)で乾燥させて、表題化合物(240mg)を黄色油状物として得て、それをさらに精製せずに次工程に使用した。


(HPLC: t

R 3.180分(方法B); M+H=167.2 MS-ES)

工程31.1.2 6−ブロモ−2−メチル−3−(2,2,5,5−テトラメチル−[1,2,5]アザジシロリジン−1−イル)−ピリジン

6−ブロモ−2−メチル−ピリジン−3−イルアミン(2.550g、12.95mmol)、ビス(ジメチルアミノジメチルシリル)エタン(5.12mL、17.23mmol)およびヨウ化亜鉛(0.043g、0.130mmol)を最大140℃まで加熱し、25時間、アルゴン雰囲気下で撹拌した。 反応混合物を水/リン酸緩衝液(pH=7.0)に注ぎ、3回ジエチルエーテルで抽出した。


合わせた有機層を塩水で洗浄し、乾燥させ(Na

SO

)、濾過後、溶媒を減圧下除去し、粗生成物を高真空(RT)で乾燥させた。 精製をシリカゲル(EtOAc/ヘプタン1/5で溶出)で行い、表題化合物を僅かにピンク色がかった固体として得た(931mg). (HPLC: t

R 3.794分(方法B); M+H=331 MS-ES)。

工程31.1.3 6−ブロモ−2−メチル−ピリジン−3−イルアミン

表題化合物を、2−ブロモ−6−メチル−5−ニトロピリジンから、実施例19、工程19.1.1に記載の通り製造した。 (HPLC: t

R 3.816分(方法B); M+H=189 MS-ES。

実施例31.2 1−[6−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−8−(2−メチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、メチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミンおよび中間体Z5を使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.377分(方法B); M+H=456.3 MS-ES);

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.01 (s, 1 H), 8.24 (br. s., 2 H), 8.08 (d, 1 H), 7.98 (d, 1 H), 7.88 (dd, 1 H), 7.79 (d, 1 H), 7.36 (d, 1 H), 6.83 (s, 1 H), 5.42 (s, 1 H), 3.63 (s, 3 H), 2.74 - 2.84 (m, 3 H), 2.27 (s, 3 H), 1.57 (d, 6 H))。

実施例31.3 8−(2,4−ジメトキシ−ピリミジン−5−イル)−1−[6−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2,4−ジメトキシ−ピリミジン−5−ボロン酸および中間体Z5を使用して合成した。


HPLC: t

R 4.800分(方法B); M+H=487.3 MS-ES);

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.05 (s, 1 H), 8.20 (s, 1 H), 8.09 (d, 1 H), 7.93 (d, 1 H), 7.75 (d, 2 H), 7.01 (d, 1 H), 5.39 (s, 1 H), 3.90 (s, 3 H), 3.85 (s, 3 H), 3.63 (s, 3 H), 2.28 (s, 3 H), 1.52 (s, 3 H), 1.46 (s, 3 H))。

実施例31.4 8−(6−エトキシ−ピリジン−3−イル)−1−[6−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−エトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジンおよび中間体Z5を使用して合成した。


(HPLC: t

R 5.290分(方法B); M+H=470.3 MS-ES);

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.03 (s, 1 H), 8.07 - 8.16 (m, 2 H), 7.98 (d, 1 H), 7.90 (dd, 1 H), 7.80 (d, 1 H), 7.61 (dd, 1 H), 6.90 (s, 1 H), 6.77 (d, 1 H), 5.43 (s, 1 H), 4.30 (q, 2 H), 3.64 (s, 3 H), 2.28 (s, 3 H), 1.58 (s, 3 H), 1.54 (s, 3 H), 1.30 - 1.33 (m, 3 H))。

実施例31.5 8−(6−アミノ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1−[6−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イルアミンおよび中間体Z5を使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.769分(方法B); M+H=509.3 MS-ES);

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.02 (s, 1 H), 8.14 (d, 1 H), 8.10 (d, 1 H), 7.99 (d, 1 H), 7.88 (dd, 1 H), 7.76 (d, 1 H), 7.67 (d, 1 H), 6.94 (s, 1 H), 6.69 (s, 2 H), 5.36 (s, 1 H), 3.63 (s, 3 H), 2.28 (s, 3 H), 1.55 (s, 3 H), 1.49 (s, 3 H))。

実施例31.6 2−(5−{1−[6−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−8−イル}−ピリジン−3−イル)−2−メチル−プロピオニトリル

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−メチル−2−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−プロピオニトリルおよび中間体Z5を使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.739分(方法B); M+H=593.4 MS-ES);

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.09 (s, 1 H), 8.74 (d, 1 H), 8.28 (s, 1 H), 8.20 (d, 1 H), 8.04 - 8.11 (m, 1 H), 7.97 - 8.04 (m, 2 H), 7.79 (d, 1 H), 7.09 (s, 1 H), 5.39 (s, 1 H), 3.65 (s, 3 H), 2.29 (s, 3 H), 1.73 - 1.86 (m, 6 H), 1.55 (s, 3 H), 1.51 (s, 3 H))。

実施例31.7 8−(2−エチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−1−[6−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、cidおよび中間体Z5を使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.600分(方法B); M+H=470.3 MS-ES);

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.01 (s, 1 H), 8.23 (s, 2 H), 8.08 (d, 1 H), 7.98 (d, 1 H), 7.84 - 7.94 (m, 1 H), 7.79 (d, 1 H), 7.44 (t, 1 H), 6.83 (d, 1 H), 5.42 (s, 1 H), 3.63 (s, 3 H), 3.21 - 3.32 (m, 2 H), 2.27 (s, 3 H), 1.57 (d, 6 H), 1.08 - 1.17 (m, 3 H))。

実施例31.8 1−(5−{1−[6−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−8−イル}−ピリジン−3−イル)−シクロブタンカルボニトリル

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、1−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル] シクロブタン−カルボニトリルおよび中間体Z5を使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.847分(方法B); M+H=505.3 MS-ES);

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.09 (s, 1 H), 8.67 (d, 1 H), 8.30 (s, 1 H), 8.19 (d, 1 H), 7.96 - 8.07 (m, 3 H), 7.79 (d, 1 H), 7.09 (s, 1 H), 5.40 (s, 1 H), 3.65 (s, 3 H), 2.65 - 2.84 (m, 4 H), 2.21 - 2.37 (m, 4 H), 2.04 (dd, 1 H), 1.55 (s, 3 H), 1.50 (s, 3 H))。

工程31.8.1 1−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−シクロブタンカルボニトリル

表題化合物を、実施例2.27、工程2.27.1に記載する方法に準じて、1−(5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−シクロブタンカルボニトリル(工程31.8.2、0.476mmol)を使用して合成して、表題化合物を粗黒色油状物として得た。 (HPLC条件下で分解:t

R 2.69分(方法C); M+H=285 MS-ES)。

工程31.8.2 1−(5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−シクロブタンカルボニトリル

(5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−アセトニトリル(工程34.5.3、1.37mmol)の乾燥DMF(10ml)溶液に、55%油性水素化ナトリウム(1.507mmol)を添加した。 30分間、rtで撹拌後、1−ブロモ−3−クロロプロパン(1.507mmol)を添加した。 RMを1時間、rtで撹拌した、55%油性水素化ナトリウム(1.507mmol)を添加した。 RMを1時間、rtで撹拌し、飽和水性NaHCO

でクエンチし、EtOAcで抽出した。 有機層を塩水(2×)で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。 残留物をDMAに溶解し、分取HPLCで精製した。 生成物含有フラクションをNaHCO

で塩基性化し、濃縮し、EtOAc(2×)で抽出した。 合わせた有機層を塩水で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させ、真空で乾燥させて、表題化合物を赤色油状物として得た。 (HPLC: t

R 2.86分(方法C); M+H=237, 239 MS-ES)。

実施例31.9 1−[6−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−8−(5−イソプロポキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−イソプロポキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジンおよび中間体Z5を使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.632分(方法B); M+H=484.3 MS-ES);

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.07 (s, 1 H), 8.24 (d, 1 H), 8.15 (d, 1 H), 7.91 - 8.06 (m, 3 H), 7.78 (d, 1 H), 7.31 (d, 1 H), 7.05 (d, 1 H), 5.39 (s, 1 H), 4.69 - 4.85 (m, 1 H), 3.64 (s, 3 H), 2.28 (s, 3 H), 1.56 (s, 3 H), 1.52 (s, 3 H), 1.23 - 1.36 (m, 6 H))。

実施例32.1 1−[6−((S)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−8−(2−メチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、メチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミンおよび中間体Z6を使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.458分(方法A); M+H=483.2 MS-ES.

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 8.97 (s, 1H), 8.35 (s, br, 2H), 8.07-8.06 (m, 1H), 7.87-7.86 (m, 1H), 7.62-7.60 (m, 1H), 7.37-7.36 (m, 1H), 7.18 (m, 1H), 6.54 (m, 1H), 5.04-5.02 (m, 1H), 4.45 (s, 1H), 3.60 (s, 3H), 3.61-3.56 (m, 4H), 2.83-2.82 (m, 3H), 2.07 (s, 3H), 2.2-2.1および5-1.85 -1.96 (m, 2H))。

工程32.1.2 (S)−1−(5−アミノ−6−メチル−ピリジン−2−y l)−ピロリジン−3−オール

表題化合物を、6−クロロ−2−メチル−3−ニトロピリジンから、実施例23、工程23.1.1および23.1.2に記載の通り、(S)−ピロリジン−3−オールをアジリジンの代わりに使用して製造した。 (HPLC:3.000分(方法A);M+H=194.1 MS−ES。

実施例32.2 8−(5−フルオロ−6−メチルアミノ−ピリジン−3−イル)−1−[6−((S)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、[3−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イル]−メチル−アミンおよび中間体Z6を使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.442分(方法B); M+H=500.2 MS-ES);

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 8.96 (br. s., 1 H), 8.03 (d, 1 H), 8.00 (br. s., 1 H), 7.88 (dd, 1 H), 7.62 (dd, 1 H), 7.24 - 7.32 (m, 1 H), 7.16 (br. s., 1 H), 6.91 (d, 1 H), 6.56 (dd, 1 H), 5.03 (br. s., 1 H), 4.44 (br. s., 1 H), 3.56 - 3.71 (m, 7 H), 2.86 (d, 3 H), 2.02 - 2.15 (m, 4 H), 1.96 (br. s., 1 H))。

実施例32.3 8−(2,4−ジメトキシ−ピリミジン−5−イル)−1−[6−((S)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2,4−ジメトキシ−ピリミジン−5−ボロン酸および中間体Z6を使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.633分(方法B); M+H=514.2 MS-ES);

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.00 (s, 1 H), 8.40 (d, 1 H), 8.08 (d, 1 H), 7.77 (dd, 1 H), 7.49 - 7.64 (m, 2 H), 6.49 (d, 1 H), 5.00 (d, 1 H), 4.42 (br. s., 1 H), 3.86 - 3.98 (m, 3 H), 3.81 (d, 3 H), 3.49 - 3.65 (m, 7 H), 1.91 - 2.10 (m, 5 H))。

実施例32.4 8−(5−クロロ−6−メチルアミノ−ピリジン−3−イル)−1−[6−((S)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、[3−クロロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イル]−メチル−アミンおよび中間体Z6を使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.567分(方法A); M+H=516.2 MS-ES);

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 8.95 (s, 1 H), 8.22 (br. s., 1 H), 8.04 (d, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.62 (d, 1 H), 7.43 (d, 1 H), 7.18 (br. s., 1 H), 6.79 (d, 1 H), 6.55 (d, 1 H), 5.04 (br. s., 1 H), 4.45 (br. s., 1 H), 3.55 - 3.8 (m, 7 H), 2.88 (d, 3 H), 1.8 - 2.2 (m, 5 H))。

工程32.4.1 [3−クロロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イル]−メチル−アミン

表題化合物を、工程7.12.1−2に記載する方法に準じて、5−ブロモ−2,3−ジフルオロピリジンの代わりに5−ブロモ−2,3−ジクロロピリジン(Asymchem Laboratories, Morrisville, NC, USA)を使用し、150℃で加熱して、表題化合物を粗褐色油状物として得た。 (HPLC: t

R 1.62分(方法C); M+H=269 MS-ES)。

実施例32.5 1−[6−((S)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−8−(6−メチルアミノ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4、5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、メチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル]−アミンおよび中間体Z6を使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.733分(方法A); M+H=550.2 MS-ES);

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 8.97 (s, 1 H), 8.50 (s, 1 H), 8.07 (d, 1 H), 7.94 (d, 1 H), 7.62 (d, 1 H), 7.59 (br. s., 1 H), 7.25 (s, 1 H), 6.77 (q, 1 H), 6.50 (dd, 1 H), 5.04 (dd, 1 H), 4.37 - 4.48 (m, 1 H), 3.49 - 3.69 (m, 7 H), 2.91 (d, 3 H), 1.9 - 2.2 (m, 5 H))。

実施例32.6 8−(5−エチルアミノ−6−ヒドロキシメチル−ピリジン−3−イル)−1−[6−((S)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、酢酸3−(tert−ブトキシカルボニル−エチル−アミノ)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステルおよび中間体Z6を使用して合成した。 アセチル保護基ならびにBOC保護基を、共に、インサイチュで、粗生成物をLiOH水溶液(1M、4当量)に溶解し、5分間、RTで撹拌し、溶媒を減圧下で除去することにより除去した。


(HPLC: t

R 3.433分(方法A); M+H=526.2 MS-ES);

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.01 (s, 1 H), 8.12 (d, 1 H), 7.93 (dd, 1 H), 7.87 (dd, 1 H), 7.62 (d, 1 H), 7.49 (br. s., 1 H), 6.77 (br. s., 1 H), 6.51 (d, 1 H), 5.49 (t, 1 H), 5.31 (t, 1 H), 5.06 (d, 1 H), 4.55 (d, 2 H), 4.44 (br. s., 1 H), 3.61 (s, 3 H), 3.52 - 3.59 (m, 4 H), 3.00 - 3.15 (m, 2 H), 1.9 - 2.2 (m, 2 H), 2.08 (s, 3 H), 1.19 - 1.24 (m, 3 H))。

実施例32.7 8−(6−ヒドロキシメチル−5−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1−[6−((S)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、酢酸3−メトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステルおよび中間体Z6を使用して合成した。 アセチル保護基を、インサイチュで、粗生成物をLiOH水溶液(1M、4当量)に溶解し、5分間、RTで撹拌し、溶媒を減圧下で除去することにより除去した。


(HPLC: t

R 3.367分(方法A); M+H=513.2 MS-ES);

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.03 (s, 1 H), 8.31 (d, 1 H), 8.15 (d, 1 H), 7.99 - 8.08 (m, 1 H), 7.64 (d, 1 H), 7.51 (s, 1 H), 7.19 (d, 1 H), 6.53 (d, 1 H), 5.05 (d, 1 H), 4.91 (t, 1 H), 4.54 (d, 2 H), 4.44 (s, 1 H); 3.80 (s, 3 H), 3.62 (s, 3 H), 3.53 - 3.60 (m, 4 H), 1.96 - 2.17 (m, 5 H))。

実施例32.8 1−[6−((S)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−8−(5−イソプロポキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−イソプロポキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジンおよび中間体Z6を使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.608分(方法A); M+H=511.2 MS-ES);

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.03 (s, 1 H), 8.19 - 8.28 (m, 2 H), 8.14 (d, 1 H), 7.97 (d, 1 H), 7.64 (dd, 1 H), 7.45 (s, 1 H), 7.30 (br. s., 1 H), 6.52 (d, 1 H), 5.04 (dd, 1 H), 4.64 - 4.76 (m, 1 H), 4.43 (br. s., 1 H), 3.48 - 3.67 (m, 7 H), 2.00 - 2.12 (m, 5 H), 1.29 (d, 6 H))。

実施例32.9 8−(2−エチルアミノ−4−メトキシ−ピリミジン−5−イル)−1−[6−((S)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、エチル−[4−メトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミンおよび中間体Z6を使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.542分(方法A); M+H=527.2 MS-ES);

工程32.9.1 エチル−[4−メトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミン

表題化合物を、工程7.12.1に記載する方法に準じて、(5−ブロモ−4−メトキシ−ピリミジン−2−イル)−エチル−アミン(工程32.9.2、0.366mmol)を使用して合成して、表題化合物を粗黒色油状物として得た。 (HPLC条件下で分解: t

R 1.91分(方法C); M+H=280 MS-ES)。

工程32.9.2 (5−ブロモ−4−メトキシ−ピリミジン−2−イル)−エチル−アミン

氷浴で冷却した5−ブロモ−2−クロロ−4−メトキシピリミジン(Frontier Scientific, Logan, USA、0.895mmol)のTHF(2.5ml)溶液に、MeOH中エチルアミンの2M溶液(Aldrich, Buchs, Switzerland、0.492ml)を添加した。 RMを0℃で1時間、rtで66時間撹拌し、反応混合物をEtOAcで希釈し、飽和水性NaHCO

、塩水で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。 残留物をシリカゲルに吸着させ、フラッシュクロマトグラフィー(CH

Cl

/iPrOH 0%〜6%)で精製して、表題化合物含有フラクションの蒸発後、灰白色固体として得た。 (HPLC: t

R 2.16min(方法C); M+H=232, 234 MS-ES)。

実施例32.10 8−(2−エチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−1−[6−((S)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、エチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミンおよび中間体Z6を使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.542分(方法A); M+H=497.2 MS-ES);

実施例33.1 8−[5−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1−(2−メチル−6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−プロパン−2−オールおよび中間体Z7を使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.345分(方法B); M+H=517.2 MS-ES)

1 H-NMR (d

6 -DMSO, 600 MHz) 9.12 (s, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.47-8.44 (m, 2H), 8.21-8.19 (m, 1H), 8.13-8.11 (m, 1H), 7.91-7.98 (m, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.07 (s, 1H), 5.25 (s, 1H), 3.65 (s, 3H), 2.44 (s, 3H), 1.44 (s, 3H), 1.43 (s, 3H)

実施例33.2 8−(6−ヒドロキシメチル−5−メチルアミノ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(2−メチル−6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、酢酸3−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステルおよび中間体Z7を使用して合成した。 アセチル保護基ならびにBOC保護基を、共に、インサイチュで、粗生成物をLiOH水溶液(1M、4当量)に溶解し、5分間、RTで撹拌し、溶媒を減圧下で除去することにより除去した。


(HPLC: t

R 4.406分(方法B); M+H=495.3 MS-ES);

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.10 (s, 1 H), 8.45 (d, 1 H), 8.15 (dd, 2 H), 7.96 (dd, 1 H), 7.81 (s, 1 H), 7.10 (s, 1 H), 6.66 (s, 1 H), 5.65 (d, 1 H), 5.21 (t, 1 H), 4.52 (d, 2 H), 3.65 (s, 3 H), 2.71 (d, 3 H), 2.45 (s, 3 H))。

工程33.2.1 酢酸3−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステル

表題化合物を、(5−ブロモ−2−メチル−ピリジン−3−イル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルのアルキル化時にCH

IをCH

CH

Iの代わりに使用する以外、酢酸3−(tert−ブトキシカルボニル−エチル−アミノ)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステル(合成実施例2.31参照)について記載する通り製造した。


(HPLC: t

R 4.99分(方法B); M+H=407.2 MS-ES)

実施例33.3 8−(6−アミノ−5−メトキシメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(2−メチル−6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、3−メトキシメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,2]オキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミンおよび中間体Z7を使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.536分(方法B); M+H=495.3 MS-ES);

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.02 (s, 1 H), 8.45 (d, 1 H), 8.17 (d, 1 H), 8.09 (d, 1 H), 7.99 (s, 1 H), 7.88 (d, 1 H), 7.26 (s, 1 H), 6.87 (s, 1 H), 6.05 (s, 2 H), 4.25 (s, 2 H), 3.63 (s, 3 H), 3.29 (s, 3 H), 2.43 (s, 3 H))。

実施例33.5 8−(6−アミノ−5−ヒドロキシメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(2−メチル−6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、[2−アミノ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−メタノールおよび中間体Z7を使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.188分(方法B); M+H=481.3 MS-ES);

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.02 (s, 1 H), 8.44 (d, 1 H), 8.14 (d, 1 H), 8.09 (d, 1 H), 7.74 - 7.92 (m, 2 H), 7.36 (s, 1 H), 6.88 (s, 1 H), 6.00 (s, 2 H), 5.16 (s, 1 H), 4.32 (d, 2 H), 3.64 (s, 3 H), 2.43 (s, 3 H))。

実施例33.6 8−(5−メトキシメチル−6−メチルアミノ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(2−メチル−6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、[3−メトキシメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イル]−メチル−アミンおよび中間体Z7を使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.615分(方法B); M+H=509.3 MS-ES);

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.02 (s, 1 H), 8.44 (d, 1 H), 8.17 (d, 1 H), 8.12 (s, 1 H), 8.09 (d, 1 H), 7.89 (d, 1 H), 7.19 (s, 1 H), 6.85 (s, 1 H), 6.18 (d, 1 H), 4.24 (s, 2 H), 3.64 (s, 3 H), 3.29 (s, 3 H), 2.85 (d, 3 H), 2.43 (s, 3 H))。

実施例34.1 1−[6−((R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−8−(2−メチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、メチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミンおよび中間体Z8を使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.483分(方法B); M+H=483.2 MS-ES);

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 8.96 (s, 1 H), 8.32 (m, 2 H), 8.07 (d, 1 H), 7.86 (dd, 1 H), 7.61 (dd, 1 H), 7.37 (d, 1 H), 7.18 (s, 1 H), 6.53 (dd, 1 H), 5.03 (dd, 1 H), 4.45 (br. s., 1 H), 3.52 - 3.67 (m, 7 H), 2.75 - 2.88 (m, 3 H), 1.8 - 2.1 (m, 5 H))。

工程34.1.2 (R)−1−(5−アミノ−6−メチル−ピリジン−2−イル)−ピロリジン−3−オール

表題化合物を、6−クロロ−2−メチル−3−ニトロピリジンを、実施例23、工程23.1.1および23.1.2に記載の通り、(R)−ピロリジン−3−オールをアジリジンの代わりに使用して製造した。 (HPLC: t

R 3.00分(方法A); M+H=194.1 MS-ES。

実施例34.2 8−(6−エチルアミノ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1−[6−((R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、ineおよび中間体Z8を使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.900分(方法A); M+H=564.2 MS-ES);

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 8.97 (s, 1 H), 8.48 (s, 1 H), 8.07 (d, 1 H), 7.94 (dd, 1 H), 7.62 (dd, 1 H), 7.59 (br. s., 1 H), 7.25 (br. s., 1 H), 6.70 - 6.83 (m, 1 H), 6.51 (dd, 1 H), 4.97 - 5.09 (m, 1 H), 4.44 (br. s., 1 H), 3.53 - 3.60 (m, 7 H), 3.47 (m, 2 H), 2.01 - 2.13 (m, 5 H), 1.09 - 1.18 (m, 3 H))。

工程34.2.1 エチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル]−アミン

表題化合物を、実施例7.13;工程7.13.1−2に記載する方法に準じて、ヨードエタンをヨードメタンの代わりに使用して製造して、表題化合物を粗黒色油状物として得た。 (HPLC条件下で分解:t

R 1.87, 3.68分(方法C); M+H=317 MS-ES)。

実施例34.3 8−(2−エチルアミノ−ピリミジン−5−イル)−1−[6−((R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、エチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミンおよび中間体Z8を使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.558分(方法A); M+H=497.2 MS-ES);

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 8.96 (s, 1 H), 8.28 - 8.42 (m, 2 H), 8.06 (d, 1 H), 7.86 (d, 1 H), 7.61 (d, 1 H), 7.44 (t, 1 H), 7.18 (br. s., 1 H), 6.53 (d, 1 H), 5.03 (dd, 1 H), 4.45 (br. s., 1 H), 3.53 - 3.58 (m, 6 H), 3.25 - 3.33 (m, 2 H), 2.01 - 2.17 (m, 4 H), 1.95 (d, 1 H), 1.01 - 1.21 (m, 3 H))。

実施例34.4 8−(5−エトキシメチル−6−エチルアミノ−ピリジン−3−イル)−1−[6−((R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、[3−エトキシメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イル]−エチル−アミンおよび中間体Z8を使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.567分(方法A); M+H=554.2 MS-ES);

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 8.93 (s, 1 H), 8.15 (t, 1 H), 8.04 (d, 1 H), 7.85 (dd, 1 H), 7.62 (d, 1 H), 7.31 (s, 1 H), 7.26 (d, 1 H), 6.55 (d, 1 H), 6.06 (t, 1 H), 5.00 - 5.11 (m, 1 H), 4.38 - 4.51 (m, 1 H), 3.52 - 3.66 (m, 7 H), 3.37 - 3.51 (m, 6 H), 2.00 - 2.16 (m, 5 H), 1.10 - 1.21 (m, 6 H))。

実施例34.5 2−(5−{1−[6−((R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−メチル−ピリジン−3−イル]−3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−8−イル}−ピリジン−3−イル)−2−メチル−プロピオニトリル

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−メチル−2−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−プロピオニトリルおよび中間体Z8を使用して合成した。


(HPLC: t

R 3.625分(方法A); M+H=520.2 MS-ES);

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.05 (s, 1 H), 8.68 - 8.81 (m, 2 H), 8.17 (d, 1 H), 8.03 (d, 1 H), 7.75 (ddd, 1 H), 7.65 (dd, 1 H), 7.47 (s, 1 H), 6.52 (d, 1 H), 5.03 (d, 1 H), 4.43 (br. s., 1 H), 3.53-3.62 (m, 7 H), 1.91- 2.07 (m, 5 H), 1.72 (d, 6 H))。

工程34.5.1 2−メチル−2−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−プロピオニトリル

表題化合物を、実施例2.27、工程2.27.1に記載する方法に準じて、2−(5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−2−メチル−プロピオニトリル(工程34.5.2、1.111mmol)を使用して、表題化合物を粗褐色軟固体として得た。 (HPLC条件下で分解(方法C);M+H=273 MS-ES)。

工程34.5.2 2−(5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−2−メチル−プロピオニトリル

氷浴で冷却した(5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−アセトニトリル(工程34.5.3、4.61mmol)の乾燥DMF(15ml)溶液に、55%油性水素化ナトリウム(9.97mmol)を少しずつ添加した。 ヨードメタン(13.56mmol)およびDMF(5ml)を添加した。 RMを3時間、0℃で撹拌し、飽和水性NH

Clでクエンチし、水で希釈し、EtOAc(3×)で抽出した。 合わせた有機層を塩水で洗浄し、Na

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。 残留物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/EtOAc 25%)で精製した。 生成物含有フラクションを共に蒸発させて、表題化合物を油状物として得た。 (HPLC:t

2.72分(方法C);M+H=225、227 MS−ES)

工程34.5.3 (5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−アセトニトリル

氷浴で冷却したSOCl

(26.7ml)に、(5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−メタノール(ABCR, Karlsruhe, Germany、26.6mmol)を少しずつ添加した。 RMを1時間還流し、0℃に冷却し、ジエチルエーテルでクエンチした。 得られた沈殿を濾過し、冷却したジエチルエーテルで洗浄し、真空下、50℃で乾燥させた。 固体をカリウムシアニド(64.5mmol)、MeOH(35ml)および水(14ml)と混合し、RMを2時間還流した。 RMを冷却し、水性K

CO

でクエンチし、ジエチルエーテル(3×)で抽出した。 合わせた有機層をNa

SO

で乾燥させ、濾過し、蒸発させて、表題化合物を紫色固体として得た。 (HPLC: t

R 2.16分(方法C); M+H=197, 199 MS-ES)。

実施例35.1 8−[5−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−ピリジン−3−イル]−3−メチル−1−[2−メチル−6−(3,3,4,4−テトラフルオロ−ピロリジン−1−イル)−ピリジン−3−イル]−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、2−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イル]−プロパン−2−オールおよび中間体Z9を使用して合成した。


(HPLC: t

R 4.158分(方法A); M+H=567.2 MS-ES);

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.05 (s, 1 H), 8.67 (d, 1 H), 8.64 (d, 1 H), 8.16 (d, 1 H), 8.00 (dd, 1 H), 7.88 (d, 1 H), 7.68 (t, 1 H), 7.38 (d, 1 H), 6.76 (d, 1 H), 5.29 (s, 1 H), 4.15 - 4.35 (m, 4 H), 3.59 - 3.69 (m, 3 H), 2.16 (s, 3 H), 1.43 (d, 6 H))。

工程35.1.2 2−メチル−6−(3,3,4,4−テトラフルオロ−ピロリジン−1−イル)−ピリジン−3−イルアミン

表題化合物を、6−クロロ−2−メチル−3−ニトロピリジンを、実施例23、工程23.1.1および23.1.2に記載の通り、3,3,4,4−テトラフルオロ−ピロリジンをアジリジンの代わりに使用して、製造した。 (HPLC: t

R 4.075分(方法A); M+H=250.1 MS-ES。

実施例35.2 8−(5−エチルアミノ−6−ヒドロキシメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−[2−メチル−6−(3,3,4,4−テトラフルオロ−ピロリジン−1−イル)−ピリジン−3−イル]−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、酢酸3−(tert−ブトキシカルボニル−エチル−アミノ)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサ−ボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステルおよび中間体Z9を使用して合成した。 アセチル保護基ならびにBOC保護基を、共に、インサイチュで、粗生成物をLiOH水溶液(1M、4当量)に溶解し、5分間、RTで撹拌し、溶媒を減圧下で除去することにより除去した。


(HPLC: t

R 4.167分(方法A); M+H=582.2 MS-ES);

1 H NMR (600 MHz, DMSO-d

6 ) δ ppm 9.03 (s, 1 H), 8.13 (d, 1 H), 7.93 (dd, 1 H), 7.79 - 7.89 (m, 2 H), 7.36 (d, 1 H), 6.79 (d, 1 H), 6.74 (s, 1 H), 5.52 (s, 1 H), 5.29 (s, 1 H), 4.54 (d, 2 H), 4.16 - 4.33 (m, 4 H), 3.62 (s, 3 H), 3.07 (d, 2 H), 2.17 (s, 3 H), 1.20 (t, 3 H))。

実施例35.3 8−(6−ヒドロキシメチル−5−メトキシ−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−[2−メチル−6−(3,3,4,4−テトラフルオロ−ピロリジン−1−イル)−ピリジン−3−イル]−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、酢酸3−メトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イルメチルエステルおよび中間体Z9を使用して合成した。 アセチル保護基を、インサイチュで、粗生成物をLiOH水溶液(1M、4当量)に溶解し、5分間、RTで撹拌し、溶媒を減圧下で除去することにより除去した。


(HPLC: t

R 4.183分(方法A); M+H=569.1 MS-ES)。

実施例35.4 8−(6−アミノ−5−ヒドロキシメチル−ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−[2−メチル−6−(3,3,4,4−テトラフルオロ−ピロリジン−1−イル)−ピリジン−3−イル]−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−オン

表題化合物を、実施例1.1に記載する方法に準じて、酢酸2−ジアセチルアミノ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−3−イルメチルエステルおよび中間体Z9を使用して合成した。 アセチル保護基を、インサイチュで、粗生成物をLiOH水溶液(1M、4当量)に溶解し、5分間、RTで撹拌し、溶媒を減圧下で除去することにより除去した。


(HPLC: t

R 4.067分(方法A); M+H=554.1 MS-ES)。

物理化学的特性 化合物の吸収と関連する物理化学的特性、例えば、特に中性pHに近いpHでの溶解性および膜透過性を、pH6.8での溶解性についてL. ZHOU et al. in JOURNAL OF PHARMACEUTICAL SCIENCES, VOL. 96, NO. 11, p. 3052-3071 (2007)に記載された方法を使用して、そしてpH6.8での並列人工膜透過測定法(PAMA)についてF. Wohnsland and B. Faller in Journal of Medicinal Chememistry Vol 44, p. 923-930 (2001)に記載された方法を使用して、それぞれ測定する。

以下の溶解性(g/l)を、式(I)の化合物でpH6.8において、以下に例示するように測定した:

以下の透過性log Peを、式(I)の化合物について、以下に例示するように測定した:

生物学的活性 PI3キナーゼ阻害剤としての式(I)の化合物の効果を、以下の通り証明できる:
キナーゼ反応を、ハーフ・エリアCOSTAR、96ウェルプレートで、最終容積50μL/ウェルで行う。 本アッセイにおけるATPおよびホスファチジルイノシトールの最終濃度は、それぞれ5μMおよび6μg/mLである。 反応をPI3キナーゼ、例えばPI3キナーゼの添加により開始する。

p110β
アッセイ成分を、ウェルあたり以下の通り添加する:
・ウェルあたり5%DMSO中10μL試験化合物をカラム2−1。
・総活性を、カラム1の最初の4ウェルおよびカラム12の最後の4ウェルで10μLの5%vol/vol DMSOの添加により決定。
・バックグラウンドを、カラム1の最後の4ウェルおよびカラム12の最初の4ウェルに10μM対照化合物を添加することにより決定する。
・2mL 'アッセイミックス'をプレートあたり調製する:
1.912mLのHEPESアッセイ緩衝液 5μM/ウェルの最終濃度となる8.33μLの3mM ATP貯蔵溶液 活性日に0.05μCi/ウェルとなる1μLの[ 33 P]ATP
6μg/mL/ウェルの最終濃度となる30μLの1mg/mL PI貯蔵溶液 1mM/ウェルの最終濃度となる5μLの1M MgCl 貯蔵溶液・20μLのアッセイミックスをウェルあたりに添加する。
・2mL '酵素ミックス'をプレートあたり調製する(2mLのキナーゼ緩衝液中x μL PI3キナーゼp110β)。 '酵素ミックス'を、アッセイプレートへの添加中氷上に維持する。
・20μl '酵素ミックス'をウェルあたりに添加して反応を開始させる。
・次いでプレートを室温で90分間インキュベートする。
・反応を50μL WGA−SPAビーズ(小麦胚芽アグルチニン被覆Scintillation Proximityアッセイビーズ)懸濁液をウェルあたり添加して停止させる。
・アッセイプレートをTopSeal-S(ポリスチレンマイクロプレート用ヒートシール、PerkinElmer LAS (Deutschland) GmbH, Rodgau, Germany)を使用してシールし、室温で少なくとも60分間インキュベートする。
・次いでアッセイプレートを1500rpmで2分間、Jouan bench top centrifuge(Jouan Inc., Nantes, France)を使用して遠心分離する。
・アッセイプレートをPackard TopCountを使用して計測し、各ウェルを20秒間計測する。
酵素容積は、使用するバッチの酵素活性に依存する。

より好ましいアッセイにおいて、キナーゼ反応を、低容積非結合CORNING、384ウェル黒色プレート(Cat. No. #3676)のウェルあたり10μLの最終容積で行う。 本アッセイ中のATPおよびホスファチジルイノシトール(PI)の最終濃度は、それぞれ1μMおよび10μg/mLである。 反応をATPの添加により開始させる。

アッセイ成分を、ウェルあたり以下の通り添加する:
・カラム1−20に、シングルで8濃度(1/3および1/3.33連続希釈工程)のウェルあたり90%DMSO中50nL試験化合物。
・低対照:カラム23−24の半分のウェルに50nLの90%DMSO(最終0.45%)。
・高対照:カラム23−24の残りの半分に50nLの参照化合物(例えばWO2006/122806の実施例7の化合物)(最終2.5μM)。
・標準:試験化合物と同様に希釈した直前に記載した50nLの参照化合物をカラム21−22
・20mL '緩衝液'をアッセイあたり調製する:
200μLの1M TRIS HCl pH7.5(最終10mM)
60μLの1M MgCl (最終3mM)
500μLの2M NaCl(最終50mM)
100μLの10%CHAPS(最終0.05%)
200μLの100mM DTT(最終1mM)
18.94mLのナノピュア水・10mL 'PI'をアッセイあたり調製する:
3%オクチルグルコシド中に調製した200μLの1mg/ml L−アルファ−ホスファチジルイノシトール(Liver Bovine, Avanti Polar Lipids Cat. No. 840042C MW=909.12)(最終10μg/ml)
9.8mLの'緩衝液'
・10mL 'ATP'をアッセイあたり調製する:
1μM/ウェルの最終濃度となる6.7μLの3mM ATP貯蔵溶液10mLの'緩衝液'
・2.5mLの各PI3K構築物を、アッセイあたり以下の濃度で'PI'中に調製する:
10nM PI3K アルファEMV B1075
25nMベータEMV BV949
10nMデルタEMV BV1060
150nMガンマEMV BV950
・5μLの'PI/PI3K'をウェルあたりに添加する。
・ウェルあたり5μl 'ATP'を添加して反応を開始させる。
・次いでプレートを室温で60分間(アルファ、ベータ、デルタ)または120分間(ガンマ)インキュベートする。
・反応を10μLキナーゼ−Glo(Promega Cat. No. #6714)添加により停止させる。
・アッセイプレートを、10分間後、Synergy 2 reader(BioTek, Vermont USA)で、100ミリセカンドの積分時間および191に設定した感受性で読み取る。
・アウトプット:高対照は約60'000カウントであり、そして低対照は30'000以下である・この発光アッセイは、0.4〜0.7の有用なZ'比をももたらす。

Z'値は、アッセイのロバスト性の一般的測定値である。 0.5〜1.0のZ'は優れたアッセイであると見なされる。

このアッセイのために、記載するPI3K構築物は次の通り製造する:
分子生物学:
2種の構築物、BV 1052およびBV 1075を、化合物スクリーニングのためのPI3キナーゼαタンパク質の産生に使用する。

PI3Kα BV−1052 p85(iSH2)−Glyリンカー−p110a(D20aa)−C末端Hisタグ
p85サブユニットのSH2ドメイン間(iSH2)およびp110−aサブユニット(最初の20アミノ鎖欠失)のためのPCR生成物を、オーバーラッピングPCRを使用して産生し、融合する。
iSH2 PCR生成物を、第一鎖cDNAから最初のプライマー
gwG130-p01(5'-CGAGAATATGATAGATTATATGAAGAAT-3')(配列番号1)および
gwG130-p02(5'-TGGTTT-AATGCTGTTCATACGTTTGTCAAT-3')(配列番号2)
を使用して産生する。 続いて第二PCR反応において, Gateway(Invitrogen AG, Basel, Switzerland)組み換えAttB1部位およびリンカー配列を、それぞれ、p85 iSH2フラグメントの5'末端および3'末端にプライマー
gwG130-p03(5'-GGGACAAGTTTGTACAAAAAAGCAGGCTACGAAGGAGATATACATAT-GCGAGAATATGATAGATTATATGAAGAAT-3')(配列番号3)および
gwG152-p04(5'-TACCATAATTCCACCACCACCACCGGAAATTCCCCCTGGTTT-AATGCTGTTCATACGTTTGTCAAT-3')(配列番号4)
を使用して添加する。

p110−aフラグメントもまた、第一鎖cDNAから、最初にプライマー
gwG152-p01(5'-CTAGTGGAATGTTTACTACCAAATGG-3')(配列番号5)および
gwG152-p02(5'-GTTCAATG-CATGCTGTTTAATTGTGT-3')(配列番号6)
を使用して産生する。

その後のPCR反応において、リンカー配列およびヒスチジンタグを、それぞれp110−aフラグメントの5'末端および3'末端にプライマー
gw152-p03(5'-GGGGGAATTTCCGGTGGTGGTGGTGGAATTATGGTAC-TAGTGGAATGTTTACTACC-AAATGGA-3')(配列番号7)および
gwG152-p06(5'-AGCTCCGTGATGGTGATGGTGATGTGCTCCGTTCAATG-CATGCTGTTTAATTGTGT-3')(配列番号8)
を使用して添加する。

p85−iSH2/p110−a融合タンパク質を、第三のPCR反応において、上記gwG130-p03プライマーおよびオーバーラッピングヒスチジンタグおよびAttB2組み換え配列
(5'-GGGACCACTTTGTACAAGAAAGCTGGGTTTAAGCTCCGTGATGGTGATGGTGAT-GTGCTCC-3')(配列番号9)
を含むプライマーを使用して、
iSH2フラグメントの3'末端およびp110−aフラグメントの5'末端でリンカーをオーバーラッピングさせることにより集合させる。

この最終生成物をGateway(Invitrogen)OR反応でドナーベクターpDONR201と再結合させて、ORF318エントリークローンを産生する。 このクローンを配列決定により確認し、バキュロウイルス発現ベクターLR410産生のために、Gateway適合pBlueBac4.5(Invitrogen)ベクターに挿入物を移動させるためのGateway LR反応に使用する。

PI3Kα BV−1075 p85(iSH2)−12 XGlyリンカー−p110a(D20aa)−C末端Hisタグ
バキュロウイルスBV−1075のための構築物を、ベクターpBlueBac4.5にクローン化したp85フラグメントおよびp110−aフラグメントから成る3部ライゲーションにより産生する。 p85フラグメントは、Nhe/Speで消化したプラスミドp1661−2由来である。 p110−aフラグメントは、SpeI/HindIIIフラグメントとしてLR410(上記参照)由来である。 クローニングベクターpBlueBac4.5(Invitrogen)をNhe/HindIIIで消化させる。 これにより構築物PED 153.8を得る。
p85成分(iSH2)を、鋳型としてのORF 318(上記)および1個のフォワードプライマー
KAC1028(5'-GCTAGCATGCGAGAATATGATAGATTATATGAAGAATATACC)(配列番号10)
および2個のリバースプライマー、
KAC1029(5'-GCCTCCACCACCTCCGCCTGGTTTAATGCTGTTCATACGTTTGTC)(配列番号11)および
KAC1039(5'-TACTAGTCCGCCTCCACCACCTCCGCCTCCACCACCTCCGCC)(配列番号12)
を使用するPCRにより産生する。

2個のリバースプライマーは重複し、12×Glyリンカーおよびp110a遺伝子のN末端配列をSpeI部位に挿入する。 12×Glyリンカーは、BV1052構築物中のリンカーに置き換わる。 PCRフラグメントをpCR2.1 TOPO(Invitrogen)にクローン化する。 得られたクローンの中で、p1661−2が正しいと確認される。 このプラスミドをNheおよびSpeIで消化し、得られたフラグメントをゲル単離し、サブクローニングのために精製する。

p110−aクローニングフラグメントを、クローンLR410(上記参照)のSpe IおよびHindIIIでの酵素消化により産生する。 SpeI部位はp110a遺伝子のコーディング領域である。 得られたフラグメントをゲル単離し、サブクローニングのために精製する。

クローニングベクター、pBlueBac4.5(Invitrogen)をNheおよびHindIIIでの酵素消化により製造する。 切断ベクターをQiagen(Quiagen NV, Venlo, Netherlands)カラムで消化し、ウシ腸アルカリホスファターゼ(CIP)(New England BioLabs, Ipswich, MA)で脱リン酸化する。 CIP反応完了後、切断ベクターを再びカラム精製して、最終ベクターを産生する。 3部ライゲーションを、Roche Rapidリガーゼおよび製造者の仕様を使用して行う。

PI3Kβ BV−949 p85(iSH2)−Glyリンカー−p110b(完全長)−C末端Hisタグ
p85サブユニットのSH2ドメイン間(iSH2)および完全長p110−bサブユニットのためのPCR生成物をオーバーラッピングPCRにより産生し、融合する。
iSH2 PCR生成物を、第一鎖cDNAから最初のプライマー
gwG130-p01(5'-CGAGAATATGATAGATTATATGAAGAAT-3')(配列番号1)および
gwG130-p02(5'-TGGTTT-AATGCTGTTCATACGTTTGTCAAT-3')(配列番号2)
を使用して産生する。 続いて第二PCR反応において、Gateway(Invitrogen)組み換えAttB1部位およびリンカー配列を、それぞれp85 iSH2フラグメントの5'末端および3'末端にプライマー
gwG130-p03(5'-GGGACAAGTTTGTACAAAAAAGCAGGCTACGAAGGAGATA-TACATATGCGAGAATATGATAGATTATATGAAGAAT-3')(配列番号3)および
gwG130-p05(5'-ACTGAAGCATCCTCCTCCTCCTCCTCCTGGTTTAAT-GCTGTTCATACGTTTGTC-3')(配列番号13)
を使用して添加する。

p110−bフラグメントもまた、第一鎖cDNAから、最初にリンカー配列およびp110−bの5'末端を含むプライマー
gwG130-p04(5'-ATTAAACCAGGAGGAGGAGGAGGAGGATGCTTCAGTTTCATAATGCC-TCCTGCT-3')(配列番号4)
およびヒスチジンタグに融合したp110−bの3'末端の配列を含むプライマー
gwG130-p06(5'-AGCTCCGTGATGGTGATGGTGATGTGCTCCAGATCTGTAGTCTTT-CCGAACTGTGTG-3')(配列番号14)
を使用して産生する。

p85−iSH2/p110−b融合タンパク質を、iSH2フラグメントの3'末端 およびp110−bフラグメントの5'末端でのリンカーの反応であるオーバーラッピングPCRにより、上記gwG130-p03プライマーおよびオーバーラッピングヒスチジンタグおよびAttB2組み換え配列(5'-GGGACCACTTTGTACAAGAAAGCTGGGTTT-AAGCTCCGTGATGGTGATGGTGATGTGCTCC-3')(配列番号9)を含むプライマーを使用して、集合させる。

この最終生成物をGateway(Invitrogen)OR反応でドナーベクターpDONR201と再結合させて、ORF253エントリークローンを産生する。 このクローンを配列決定により確認し、バキュロウイルス発現ベクターLR280産生のために、Gateway適合pBlueBac4.5(Invitrogen)ベクターに挿入物を移動させるためのGateway LR反応に使用する。

PI3Kδ BV−1060 p85(iSH2)−Glyリンカー−p110d(完全長)−C末端Hisタグ
p85サブユニットのSH2ドメイン間(iSH2)および完全長p110−dサブユニットのためのPCR生成物をオーバーラッピングPCRにより産生し、融合する。
iSH2 PCR生成物を、第一鎖cDNAから最初のプライマー
gwG130-p01(5'-CGAGAATATGATAGATTATATGAAGAAT-3')(配列番号1)および
gwG130-p02(5'-TGGTTT-AATGCTGTTCATACGTTTGTCAAT-3')(配列番号2)
を使用して産生する。 続いて第二PCR反応において、Gateway(Invitrogen)組み換えAttB1部位およびリンカー配列を、それぞれp85 iSH2フラグメントの5'末端および3'末端にプライマー
gwG130-p03(5'-GGGACAAGTTTGTACAAAAAAGCAGGCTACGAAGGAGATATACAT-ATGCGAGAATATGATAGATTATATGAAGAAT-3')(配列番号3)および
gwG154-p04(5'-TCCTCCTCCTCCTCCTCCTGGTTTAATGCTGTTCATACGTTTGTC-3')(配列番号15)
を使用して添加する。

p110−aフラグメントもまた、第一鎖cDNAから、最初にプライマー
gwG154-p01(5'-ATGCCCCCTGGGGTGGACTGCCCCAT-3')(配列番号16)および
gwG154-p02(5'-CTACTG-CCTGTTGTCTTTGGACACGT-3')(配列番号17)
を使用して産生する。

その後のPCR反応において、リンカー配列およびヒスチジンタグを、それぞれp110−dフラグメントの5'末端および3'末端にプライマー
gw154-p03(5'-ATTAAACCAGGAGGAGGAGGAGGAGGACCCCCTGGGGTGGAC-TGCCCCATGGA-3')(配列番号18)および
gwG154-p06(5'-AGCTCCGTGATGGTGAT-GGTGATGTGCT-CCCTGCCTGTTGTCTTTGGACACGTTGT-3')(配列番号19)
を使用して添加する。

p85−iSH2/p110−d融合タンパク質を第3のPCR反応で、iSH2フラグメントの3'末端およびp110−dフラグメントを、上記gwG130−p03プライマーおよびオーバーラッピングヒスチジンタグおよびGateway(Invitrogen)AttB2組み換え配列を含む(5'-GGGACCACTTTGTA-CAAGAAAGCTGGGTTT-AAGCTCCGTGATGGTGATGGTGATGTGCTCC-3')(配列番号09)を使用してオーバーラッピングさせることにより集合させる。

この最終生成物をGateway(Invitrogen)OR反応でドナーベクターpDONR201と再結合させて、ORF319エントリークローンを産生する。 このクローンを配列決定により確認し、バキュロウイルス発現ベクターLR415産生のために、Gateway適合pBlueBac4.5(Invitrogen)ベクターに挿入物を移動させるためのGateway LR反応に使用する。

PI3Kγ BV−950 p110g(D144aa)−C末端Hisタグ
この構築物を、Roger Williams lab, MRC Laboratory of Molecular Biology, Cambridge, UK (November, 2003)から得る。 構築物に関する記載は:Pacold ME et al. (2000) Cell 103, 931-943にある。

発現 PI3Kアイソフォームのための組み換えバキュロウイルスおよびタンパク質の産生方法:
種々のPI3キナーゼ遺伝子を含むpBlue-Bac4.5(a、b、およびdアイソフォーム用)プラスミドまたはpVL1393(g用)プラスミドを、製造者が推奨する方法を使用して、BaculoGold WTゲノムDNA(BD Biosciences, Franklin Lakes, NJ, USA)と共トランスフェクトする。 その後、トランスフェクションにより得た組み換えバキュロウイルスを、Sf9昆虫細胞上でプラーク精製して、数種の組み換えタンパク質を発現する単離体を産生する。 陽性クローンを抗HISまたは抗アイソフォーム抗体ウェスタンにより選択する。 PI3Kアルファおよびデルタアイソフォームについて、PI3Kの最初のクローンのウイルスストック上で第二のプラーク精製を行う。 全バキュロウイルス単離体の増幅を低感染効率(moi)で行い、タンパク質産生のための高力価、低継代ストックを産生する。 バキュロウイルスをBV1052(α)およびBV1075(α)、BV949(β)、BV1060(δ)およびBV950(γ)と命名する。

タンパク質産生は、無タンパク質培地で、2−10のmoiで39−48時間、2Lガラス製エレンマイヤーフラスコ(110rpm)またはウェーブ・バイオリアクター(22−25rpm)での懸濁Tn5(Trichoplusia ni)またはTiniPro(Expression Systems, LLC, Woodland, CA, USA)細胞の感染(継代3またはそれ以下)を含む。 最初に、10L 作業量ウェーブ・バイオリアクターに、3e5細胞/mlの密度で、半分の容積で播種する(5L)。 リアクターを、72時間の細胞増殖相中15rpmで揺すり、空気と混合した5%酸素を供給する(0.2L/分)。 感染直前に、ウェーブ・リアクター培養物の密度、生存能を分析し、約1.5e6細胞/mlに希釈する。 100−500mlの高力価、低継代ウィルスをを添加し、2−4時間さらに培養する。 39−48時間感染期間については酸素を35%に城主尾させ、揺する速度を、プラットフォームのrpmを25に上げる。 感染期中、細胞を、生存能、直径および密度についてVicell生存能アナライザー(Beckman Coulter, Inc, Fullerton, CA, USA)
バイオプロセスでモニターする。 種々のパラメータおよび代謝物(pH、O 飽和、グルコースなど)のNova Bioanalyzer(NOVA Biomedical Corp., Waltham, MA, USA)読み取りを、細胞採取するまで12−18時間毎に取る。 ウェーブ・バイオリアクター細胞を感染後40時間以内に採取する。 細胞を遠心(4℃、1500rpm)により採取し、その後、溶解のためのペレットの貯留および精製中、氷上に維持する。 ペレットプールを、少量の冷、非添加グレース(プロテアーゼ阻害剤なし)で製造する。

HTSのためのPI3Kアルファ精製プロトコル(BV1052)
PI3Kアルファを、3回のクロマトグラフィー工程で精製する:Niセファロース樹脂(GE Healthcare, belonging to General Electric Company, Fairfield, CT, USA)上の固定化金属親和性クロマトグラフィー、Superdex 200 26/60カラム(GE Healthcare)を使用するゲル濾過、および最後にSP-XLカラム(GE Healthcare)でのカチオン交換工程。 全緩衝液を4℃に冷却し、溶解を氷上で冷やしながら行う。 カラム分別は室温で手早く行う。
典型的に凍結昆虫細胞を高張溶解緩衝液に溶解させ、調製したIMACカラムに載せる。 樹脂を3−5カラム容積の溶解緩衝液、続いて3−5カラム容積の45mM イミダゾール含有洗浄緩衝液で洗浄し、標的タンパク質を250mM イミダゾール含有緩衝液で溶出する。 フラクションをクーマシィー染色SDS−PAGEゲルで分析し、標的タンパク質含有フラクションを貯留し、調製したGFCカラムに載せる。 GFCカラムからのフラクションをクーマシィー染色SDS−PAGEゲルで分析し、標的タンパク質含有フラクションを貯留する。 GFCカラムからの貯留物を低塩緩衝液で希釈し、調製したSP−XLカラムに載せる。 カラムを、安定なA280ベースライン吸光度が得られるまで低塩緩衝液で洗浄し、0mM NaClから500mM NaClの20カラム容積勾配を使用して溶出する。 再び、SP−XLカラムからのフラクションをクーマシィー染色SDS−PAGEゲルで分析し、標的タンパク質含有フラクションを貯留する。 最終貯留物を50%グリセロール含有貯蔵緩衝液中で透析し、−20℃で貯蔵する。 最終貯留物をホスホイノシトールキナーゼアッセイにおいて活性についてアッセイする。

HTSのためのPI3Kベータ精製プロトコル(BV949)
PI3Kベータを、2回のクロマトグラフィー工程で精製する:Niセファロース樹脂(GE Healthcare)上の固定化金属親和性クロマトグラフィー(IMAC)およびSuperdex 200 26/60カラム(GE Healthcare)を使用するゲル濾過(GFC)。 全緩衝液を4℃に冷却し、溶解を氷上で冷やしながら行う。 カラム分別は室温で手早く行う。
典型的に凍結昆虫細胞を高張溶解緩衝液に溶解し、調製したIMACカラムに載せる。 樹脂を3−5カラム容積の溶解緩衝液、続いて3−5カラム容積の45mM イミダゾール含有洗浄緩衝液で洗浄し、標的タンパク質を250mM イミダゾール含有緩衝液で溶出する。 フラクションクーマシィー染色SDS−PAGEゲルで分析し、標的タンパク質含有フラクションを貯留し、調製したGFCカラムに載せる。 GFCカラムからのフラクションをクーマシィー染色SDS−PAGEゲルで分析し、標的タンパク質含有フラクションを貯留する。 最終貯留物を50%グリセロール含有貯蔵緩衝液中で透析し、−20℃で貯蔵する。 最終貯留物をホスホイノシトールキナーゼアッセイにおいて活性についてアッセイする。

HTSのためのPI3Kガンマ精製プロトコル(BV950)
PI3Kガンマを、2回のクロマトグラフィー工程で精製する:Niセファロース樹脂(GE Healthcare)上での固定化金属親和性クロマトグラフィー(IMAC)およびSuperdex 200 26/60カラム(GE Healthcare)を使用するゲル濾過(GFC)。 全緩衝液を4℃に冷却し、溶解を氷上で冷やしながら行う。 カラム分別は室温で手早く行う。 典型的に凍結昆虫細胞を高張溶解緩衝液に溶解し、調製したIMACカラムに載せる。 樹脂を3−5カラム容積の溶解緩衝液、続いて3−5カラム容積の45mM イミダゾール含有洗浄緩衝液で洗浄し、標的タンパク質を250mM イミダゾール含有緩衝液で溶出する。 フラクションクーマシィー染色SDS−PAGEゲルで分析し、標的タンパク質含有フラクションを貯留し、調製したGFCカラムに載せる。 GFCカラムからのフラクションをクーマシィー染色SDS−PAGEゲルで分析し、標的タンパク質含有フラクションを貯留する。 最終貯留物を50%グリセロール含有貯蔵緩衝液中で透析し、−20℃で貯蔵する。 最終貯留物をホスホイノシトールキナーゼアッセイにおいて活性についてアッセイする。

HTSのためのPI3Kデルタ精製プロトコル(BV1060)
PI3Kデルタを、3回のクロマトグラフィー工程で精製する:Niセファロース樹脂(GE Healthcare)上の固定化金属親和性クロマトグラフィー、Superdex 200 26/60カラム(GE Healthcare)を使用するゲル濾過、および最後にQ−HPカラム(GE Healthcare)上のアニオン交換工程。 全緩衝液を4℃に冷却し、溶解を氷上で冷やしながら行う。 カラム分別は室温で手早く行う。 典型的に凍結昆虫細胞を高張溶解緩衝液に溶解し、調製したIMACカラムに載せる。 樹脂を3−5カラム容積の溶解緩衝液、続いて3−5カラム容積の45mM イミダゾール含有洗浄緩衝液で洗浄し、標的タンパク質を250mM イミダゾール含有緩衝液で溶出する。 フラクションクーマシィー染色SDS−PAGEゲルで分析し、標的タンパク質含有フラクションを貯留し、調製したGFCカラムに載せる。 GFCカラムからのフラクションをクーマシィー染色SDS−PAGEゲルで分析し、標的タンパク質含有フラクションを貯留する。 GFCカラムからの貯留物を低塩緩衝液で希釈し、調製したQ−HPカラムに載せる。 カラムを、安定なA280ベースライン吸光度が得られるまで低塩緩衝液で洗浄し、0mM NaClから500mM NaClの20カラム容積勾配を使用して溶出する。 再び、Q−HPカラムからのフラクションをクーマシィー染色SDS−PAGEゲルで分析し、標的タンパク質含有フラクションを貯留する。 最終貯留物を50%グリセロール含有貯蔵緩衝液中で透析し、−20℃で貯蔵する。 最終貯留物をホスホイノシトールキナーゼアッセイにおいて活性についてアッセイする。

IC 50を、“excel fit”に付随された4パラーメタ曲線フィッティングルーチンにより決定する。 4パラメータロジスティック方程式を、8濃度(通常10μM、3.0μM、1.0μM、0.3μM、0.1μM、0.030μM、0.010μMおよび0.003μM)の各化合物の阻害パーセンテージのIC 50値(IDBS XLfit)の計算に使用する。 あるいは、IC 50値sを、4パラメータロジスティックモデルであるidbsXLfit model 204を使用して計算する。

さらに別法として、ATP涸渇アッセイについて、試験する式(I)の化合物をDMSOに溶解し、白色384ウェルプレートに0.5μL/ウェルで直接分配する。 反応を開始させるために、10μLの10nM PI3キナーゼおよび5μg/mL 1−アルファ−ホスファチジルイノシトール(PI)を各ウェルに添加し、10μLの2μM ATPを添加する。 反応を約50%のATPが涸渇するまで行い、20μLのキナーゼ−Glo溶液(Promega Corp., Madison, WI, USA)の添加により停止させる。 停止さえた反応物を5分間インキュベートし、残っているATPを発光を介して検出する。 IC 50値を次いで決定する。

式(I)の化合物のいくつかは、種々のパラロガスPI3Kアルファ、ベータ、ガンマおよびデルタに対して、一定レベルの選択性を示す。
活性範囲は、IC 50で示して、これらのアッセイで、好ましくは1nM〜5000nM、より好ましくは1nM〜約1000nMである。

mTorキナーゼ阻害剤としての式(I)の化合物およびその塩の効果を、以下の通り証明できる。
TR−FRETによるm−TORについての生化学アッセイ。
アッセイ成分を、Invitrogen Corporation(Carlsbad/CA, USA):GFP−4EBP1(Cat. No. PV4759)、Tb3+−α−p4EBP1[pThr46]抗体(Cat. No. PV4757)、特製のTR−FRET希釈緩衝液(Cat. No. PV3574)、mTORタンパク質(Cat. No. PV4753)から購入する。

50nLの化合物希釈(最終濃度10、3.0、1.0、0.3、0.1、0.03、0.01および0.003μM)を、黒色384ウェル低容積非結合ポリスチレン(Cat. No. NBS#3676, Corning, Lowell/MA, USA)に分配する。 5μLのATP(8μM最終濃度)およびGFP−4EBP1(400nM最終濃度)と5μL mTORタンパク質(0.5nM最終濃度)をrtでインキュベートする。 TR−FRET mTORアッセイ用標準反応緩衝液は、50mM HEPES pH7.5、10mM MnCl 、50mM NaCl、1mM EGTA、1mM DTTを含んだ。 反応を、TR−FRET希釈緩衝液(IVGに占有)中、Tb3+−α−p4EBP1[pT46]検出Ab(0.5nM)を含むEDTAの10μLの混合物で停止さえた。 プレートを、15分間後、0.2秒間の積分時間および0.1秒間の遅延を使用するSynergy2リーダーで読み込む。 キナーゼ反応の100%阻害の対照を、mTORキナーゼを標準反応緩衝液で置き換えることにより実施する。 0%阻害の対照を、化合物の溶媒(H O中90%DMSO)により得る。 標準化合物を参照化合物として使用し、全アッセイプレートに、デュプリケートで16希釈点の形で包含させる。
活性の範囲は、IC 50で示して、このアッセイで好ましくは1nM〜5000nM、より好ましくは1nM〜約1000nMの範囲である。

PI3K/PKB経路の活性化の遮断における本発明の化合物の効果を、PI3−キナーゼアイソフォームアルファ、ベータまたはデルタの活性化変異体で安定にトランスフェクトされたRat1細胞における、PKB Ser473リン酸化の式(I)の化合物が仲介する阻害の感受性定量のための、逆タンパク質アレイアッセイを使用する細胞設定で証明した:
細胞および細胞培養条件:
触媒PI3K クラスI p110アイソフォームα、βまたはδのmyr−HAタグ付き、構成的活性サブユニットを安定に発現するRat1細胞株(p110アイソフォームのN末端のミリスチル化シグナルの付加は、PI3Kおよび対応する下流シグナル、例えばSer473でのPKBのリン酸化の構成的活性化に至ることが示されている)を、10%熱不活性化ウシ胎児血清(Amimed, cat. No. 2-01F16-I)、1%L−グルタミン(Invitrogen, cat. No. 25030-02)、1%ペニシリン−ストレプトマイシン(GIBCO, cat. No. 15140-114)および10μg/ml ピューロマイシン(Sigma, cat. No. P9620)を添加したダルベッコ修飾イーグル培地(DMEM高グルコース、GIBCO, cat. No. 41956-039)で培養した。

細胞の化合物処理およびサンプル調製:
Rat1−myr−HA−p110アルファ、ベータおよびデルタ細胞をトリプシン処理し、CASY TT細胞カウンター(Schaerfe System GmbH, Reutlingen Germany)で計測した。 細胞を新鮮DMEM完全培地で希釈し、3×10 細胞/150μl/ウェルを、96ウェルTPP組織培養プレート(TPP、cat. No. 92096)に播種した。 プレートを、37℃および5%CO で、湿潤条件下、少なくとも20時間培養した。 式(I)の化合物作業溶液を、実験の日に、DMSOに連続8段階希釈(vol/vol)として新たに調製した。 作業溶液をさらに細胞培養培地で1/500希釈し、最終化合物濃度10μM、3.333μM、1.111μM、0.370μM、0.123μM、0.041μM、0.014μM、0.005μMとした。 最終DMSO濃度を0.2%の一定に維持した。 0.2%DMSO含有細胞培養培地を媒体処置対照として使用した。 インキュベーション後、細胞を連続化合物希釈物で処理した。 50μlの化合物媒体混合物をを細胞および150μl DMEM培地を含むウェルに添加し、30分間インキュベートした(37℃、5%CO )。 30分間のインキュベーション後、媒体混合物を吸引により手早く除いた。 細胞溶解のために、10%CLB1 CeLyA溶解緩衝液(Zeptosens, cat. No. 9000)、90%CSBL1 CeLyAスポッティング緩衝液(Zeptosens, cat. No. 9020)の混合物を新たに調製し、1%オクチルβ−D−グルコピラノシド(SIGMA, cat. No. 08001-5G)および1mM Na−オルトバナデート(Sigma, cat No. S-6508)を添加した。 50μlの記載した溶解緩衝液ミックスを各ウェルに添加し、氷上で10分間インキュベートした。 さらに1回の凍結−融解サイクル後、オクチルβ−D−グルコピラノシドを含まないさらなる50μlの溶解緩衝液ミックスをウェルに添加し、90μlの細胞溶解物を96ウェルV字型底プレート(Fisher Scientific, cat. No. 6067Y)に移し、遠心分離工程(5分間、1500rpm、19℃でEppendorf 5810R遠心)により、非溶解細胞残骸を除いた。

ZeptoMARK (登録商標)チップのスポッティング:
サンプルを、ZeptoMARK (登録商標) PWGタンパク質マイクロアレイチップ(Zeptosens, Witterswil, Switzerland)に、圧電性マイクロディスペンスベースの、非接触Nano-Plotter 2.1(GeSiM, Grosserkmannsdorf, Germany)でスポットした。 各サンプルを4種のサンプル濃度(d1=100%、d2=75%、d3=50%、d4=25%)を、細胞溶解物を対応する容積の溶解緩衝液ミックスで希釈することによりスポットした。 ZeptoMARK(登録商標)タンパク質マイクロアレイスポッティング後、チップを1時間、37℃でインキュベートする。 均一遮断結果を得るために、CeLyA遮断緩衝液BB1(Zeptosens, cat. No. 9040)を超音波ネブライザーを介して適用する。 20分間の遮断後、チップを脱イオン水(Milli-Q品質、18MΩ×cm)で徹底的に濯ぎ、窒素気流で乾燥させる。

ZeptoREADERシグナル検出およびデータ解析:
サンプルスポッティングおよび遮断工程後、ZeptoMARK(登録商標)チップをZeptoCARRIER(Zeptosens, cat. No. 1100)に移し、その6個のフローセルが個々にチップ上の6個のアレイに接近し、2回200μl CAB1 CeLyAアッセイ緩衝液(Zeptosens, cat. No. 9032)で洗浄した。 アッセイ緩衝液を吸引し、各区画を100μlの一次標的抗体(pAkt Ser473;CST#9271)と、RTで一夜インキュベートした。 インキュベーション後、一次抗体を除去し、アレイを2回CAB1緩衝液で洗浄し、100μlのAlexa fluor 647標識抗ウサギIgG Fabフラグメント(Invitrogen;#Z25305)と、1時間、RTで、暗所でインキュベートした。 インキュベーション後、アレイを2回200μl CAB1緩衝液で洗浄した。 標的結合Fabフラグメントの蛍光をZeptoREADER(Zeptosens, Witterswil, Switzerland)で、レーザー(励起波長635nm)およびCCDカメラを使用して読む。 蛍光シグナルを、シグナル強度によって1秒間、3秒間、5秒間および10秒間の暴露時間で評価した。 アレイ辺り取った得られた4個の画像を、16ビットTIFファイルとして保存する。
各アレイについての蛍光像を、ZeptoVIEW Pro 2.0ソフトウェア(Zeptosens, Witterswil, Switzerland)で分析し、各シグナルについてのRFIを計算した。 活性の範囲は、IC 50で示して、このアッセイで、好ましくは5nM〜10μM、より好ましくは5nM〜約1μMである。

mTORC1複合体(mTOR/猛禽類)の下流の阻害における本発明の化合物の効果を、TSC1を欠くマウス胚線維芽細胞(MEF)におけるS6リボソームタンパク質リン酸化Ser235/236の薬剤が仲介する阻害の感受性定量のための、逆タンパク質アレイアッセイを使用する細胞設定で証明した。

細胞および細胞培養条件:
TSC1−/−MEFs細胞(D. Kwiatkowskiから提供)を、10%熱不活性化ウシ胎児血清(Amimed, cat. No. 2-01F16-I)、1%L−グルタミン(Invitrogen, cat. No. 25030-02)、1%ペニシリン−ストレプトマイシン(GIBCO, cat. No. 15140-114)を添加したダルベッコ修飾イーグル培地(DMEM高グルコース、GIBCO, cat. No. 41956-039)中、37℃で5%CO および95%相対湿度雰囲気インキュベーターで培養した。

細胞の処理およびサンプル調製:
TSC1−/−細胞をトリプシン処理し、CASY TT細胞カウンターで計測した(Schaerfe System GmbH, Reutlingen Germany)。 細胞を新鮮DMEM完全培地で希釈し、0.75×10 細胞/150μl/ウェルを96ウェルTPP組織培養プレート(TPP, cat. No. 92096)に播種した。 プレートを、37℃および5%CO で、湿潤条件下、少なくとも20時間培養した。 作業溶液を、実験の日に、DMSOに連続8段階希釈(vol/vol)として新たに調製した。 作業溶液をさらに細胞培養培地で1/5000希釈し、最終化合物濃度1μM、0.3333μM、0.1111μM、0.037μM、0.0123μM、0.041μM、0.0014μM、0.005μMとした。 最終DMSO濃度を0.02%の一定に維持した。 0.02%DMSO含有細胞培養培地を媒体処置対照として使用した。 インキュベーション後、細胞を連続化合物希釈物で処理した。 50μlの化合物媒体混合物を細胞および150μl DMEM培地を含むウェルに添加し、60分間(37℃、5%CO )インキュベートした。 60分間のインキュベート後、媒体混合物を吸引により手早く除いた。 細胞溶解のために、10%CLB1 CeLyA溶解緩衝液(Zeptosens, cat. No. 9000)、90%CSBL1 CeLyAスポッティング緩衝液(Zeptosens, cat. No. 9020)の混合物を新たに調製し、1%オクチルβ−D−グルコピラノシド(SIGMA, cat. No. 08001-5G)および1mM Na−オルトバナデート(Sigma, cat No. S-6508)を添加した。 50μlの記載した溶解緩衝液ミックスを各ウェルに添加し、氷上で10分間インキュベートした。 さらに1回の凍結−融解サイクル後、オクチルβ−D−グルコピラノシドを含まないさらなる50μlの溶解緩衝液ミックスをウェルに添加し、90μlの細胞溶解物を96ウェルV字型底プレート(Fisher Scientific, cat. No. 6067Y)に移し、遠心分離工程(5分間、1500rpm、19℃でEppendorf 5810R遠心)により、非溶解細胞残骸を除いた。

ZeptoMARK (登録商標) チップのスポッティング:
チップのスポッティングは先に記載した方法に従う。

ZeptoREADERシグナル検出およびデータ解析:
シグナル検出およびデータ解析は、一次抗体としてpS6リボソームタンパク質Ser235/236(CST, cat. No. #2211)を使用して、先に記載の方法に従う。
活性範囲は、IC 50で示して、このアッセイで、好ましくは0.5nM〜1μM、より好ましくは0.5nM〜約0.5μMである。

式(I)の化合物の抗腫瘍活性をインビボで証明するための実験もある。
例えば、ヒト神経膠芽腫U87MG腫瘍を皮下移植した雌Harlan(Indianapolis, Indiana, USA)無胸腺nu/nuマウスを使用して、PI3キナーゼ阻害剤の抗腫瘍活性を決定できる。 0日目に、経口Forene(登録商標)(1−クロロ−2,2,2−トリフルオロエチルジフルオロ(difluor)メチルエーテル、Abbot, Wiesbaden, Germany)麻酔下の動物に、約25mgの腫瘍片を、動物の左脇腹の皮下に入れ、小切開傷を縫合クリップの手段により閉じる。 腫瘍が容積100mm に到達したら、マウスを無作為に6−8匹の動物群に分け、処置を開始する。 処置を、2〜3週間、適当な溶媒中、一定投与量の式(I)の化合物の1日1回(またはより低頻度の)経口、静脈内または腹腔内投与により行う。 腫瘍を週に1回ノギスで測定し、腫瘍容積を計算する。

細胞株U87MGの代替として、他の細胞株、例えば以下のものも同じ方法で使用できる:
・MDA−MB 468乳腺癌腫細胞株(ATCC No. HTB 132; In Vitro 14 , 911-15 [1978]も三種);
・MDA−MB 231乳癌腫細胞株(ATCC No. HTB 132; In Vitro 12 , 331 [1976]も参照);
・MDA−MB 453乳癌腫細胞株(ATCC No. HTB-131);
・Colo 205結腸癌腫細胞株(ATCC No. CCL 222; Cancer Res. 38 , 1345-55 [1978]も参照);
・DU145前立腺癌腫細胞株DU 145(ATCC No. HTB 81; Cancer Res. 37 , 4049-58 [1978]も参照)、
・PC−3前立腺癌腫細胞株PC−3(特に好ましい;ATCC No. CRL 1435; Cancer Res. 40 , 524-34 [1980]も参照)およびPC−3M前立腺癌腫細胞株;
・A549ヒト肺腺癌腫(ATCC No. CCL 185; Int. J. Cancer 17 , 62-70 [1976]も参照)、
・NCI−H596細胞株(ATCC No. HTB 178; Science 246 , 491-4 [1989]も参照);
・膵臓癌細胞株SUIT−2(Tomioka et al., Cancer Res. 61 , 7518-24 [2001]も参照)。

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